2021-11-26 32:39

#19 期待の落とし穴

【テーマ】

「今年の新人は~」「今の若い人は~」という表現を見聞きすることがありますが、本当に今と昔で違いがあるのでしょうか。

「学生の個性は時代によって異なるのか?」という話題を発端とし、仕事場面で管理者(先生)のどのような振る舞いが有効なのかを考えました。


【経営学的な整理と解決方法】

・社会が多様性に対応する風潮になってきた。

→実際には若い人たちの個性は変わっていないが、昔は言い出せなかったことを言える社会環境になっているのでは。

・期待の落とし穴=期待は「管理」。

→期待や心配はエゴである。期待をかけられた人が潰れてしまう可能性も。

・期待通りの結果は、創造的ではない。

・本人の自由にさせ、困った時に相談してもらうのが「マネジメント」。

・「教えられ」と「学び」の違い。

→教えられ(受動的)=管理。管理者が手がかりを与えて問題を共有する。

→学び(能動的)=マネジメント。本人が管理者とは違う問題を見出す。

→問いを持たせる、伴走者になるのが管理者の仕事。

・先生(管理者)は、学生(部下)と同じ立場で対象に向き合い、当事者として関与することが必要。

→管理者が一流のプレイヤーであれば、部下に学ばせることができる。

・管理者が俯瞰し、「教え」ると、部外者的な物言いになってしまう。

→常に「自分を正解」とする立場で楽だが、「マネジメント」とは異なる。

・答えを伝えるのではなく、”答えの出し方”を伝える。

→実践コミュニティ


【出演】

佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授)

ひで(大学教員・佐藤ゼミOB)

いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)

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