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アシカガCAST
アドビエアロという、アドビが提供しているARのアプリを使ってみました。
簡単ですごそうなことができるということで可能性を感じています。
iPhoneやiPadのカメラで映している現実の空間の中に
3Dのオブジェクトを配置させて、それをアニメーションさせたりとかできるんですね。
ARといえば、ポケモンGOでカメラで映している現実の空間にポケモンを表示させるのが有名だと思います。
ああいう感じのものを自分で簡単に作れるのが、アドビエアロというiPhone、iPadのアプリです。
Android版はありませんし、iPhone、iPadでも使える機種が結構限られていて、新しめのものでしか使えない感じです。
iPhoneは8プラスか10以降、iPadはiPad Proかminiの5、ARの3が対応機種でした。
使うにはAdobe IDが必要ですが、クリエイティブクラウドのユーザーでなくても無料で使えるはずです。
2019年の11月にリリースされているので、最近出たというものではないんですが、
自分で素材となる3Dの物体を作れないと面白くないと思って試してませんでした。
でも先日たまたまエアロを紹介している動画を見て興味を持ちました。
自分で3Dのオブジェクトを作れなくても、今の時代何とかする方法はいくらでもありますし、
平面のイラストやグラフィックを使っても面白いものが作れるということが分かりました。
まず3Dのオブジェクトですが、あらかじめエアロに3Dのオブジェクトがいくつも用意されているので、
まずはそれを使って試すということはできます。
そして3Dのファイルobjというファイルが一般的だと思うんですが、
このobjのファイルは今の時代いろんなところでダウンロードできます。
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もちろん有料のものが多いんですが、無料のものもたくさんあると思います。
アドビストックにも3Dのデータをたくさん売っていて、車だったりパソコンだったり家具だったり人物だったりもあります。
一つ3000円くらいが相場のようです。
1から自分で作るのではなくて、そういう素材をベースに自分でちょっとカスタマイズできるといいんでしょうね。
あとフォトショップでも3Dのモデリングができます。
フォトショップで形を作ってそれを押し出して立体にする、回転して立体にするという単純な方法でモデリングできるんですね。
そうやってフォトショップでモデリングをしたパーツを同じくアドビのディメンションというアプリを使って組み合わせてテクスチャーもディメンション上でつけることで
難しい3Dのアプリケーションを使わなくてもアドビだけで完結できるというやり方もあります。
テクスチャーというのは3Dで作った立体の表面に画像を貼り付けることで柄をつけたり質感をつけたりすることですね。
まあすることというかその貼り付けている画像がテクスチャーですね。
あと私が今回試してみたのはGoogleが大学などと共同開発した3Dアニメーション作成ツールのモンスターメッシュというサービスです。
2次元上に普通に描いた絵を立体にしてくれるので3Dのモデリングの知識とかなしで立体物を作れるんですね。
写真やイラストなどを読み込んでその上をなぞるように書いて立体化することができて
その場合その写真やイラストをテクスチャーとして立体に貼り付けることができるんですね。
正面から見たキャラクターを立体にした場合ちょっと膨らむ感じでコアラのマーチみたいな立体になるだけなんですが
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それはそれで可愛らしいものができると思います。
このモンスターメッシュはアニメーション作成機能がすごいんですが今回は使いませんでした。
アドビが提供するmixamoというサービスでアニメーションを作りました。
mixamoはmixamoでmixamoと読むらしいんですが
人の形2本足で立っているキャラクターにあらかじめ用意してあるいろんな動きをつけるアニメーションさせることができる
ウェブブラウザー上で使えるサービスです。
歩く動きとかダンスする動きスポーツをする動きなどがあらかじめたくさん用意されていて
3Dのキャラクターをobjファイルで読み込ませて動きをつけることができます。
そしてこのmixamoはエアロと連携していてアニメーションを設定した後
エアロに送るボタンみたいなのがあってそれを押すとファイルが保存されるのでそれをエアロで配置すればいいんですね。
エアロ上でそのキャラクターをタップした時にアニメーションを再生させるというような設定をすることができます。
移動するとか回転するといった簡単なアニメーションはエアロ上で作ることもできます。
またAdobe Aeroは空間上にGIFやPingなど2次元のオブジェクトを配置することもできます。
空間の中に平べったい平面の物体が出現するわけですが背景を透明の画像にしておけば
例えばロゴが空間に浮かび上がるとかそういうことができるんですね。
複数のレイヤーに分かれたPhotoshopファイルを配置させるとレイヤーとレイヤーの間の奥行きをエアロ上で設定できるので
一つ一つは平面でも立体感を出すことができて面白い効果が作れると思います。
2次元の画像を使う場合地面に垂直に物体が現れるよりも地面に平行に地面から浮いているように配置した方が面白いと私は思いました。
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地面の上とか机の上とかを基準にオブジェクトを配置するのが基本なんですがマーカーを設定してそのマーカーの上に配置するという設定もあります。
マーカーとなる画像を設定してその画像をプリントアウトしてその紙の上にARでオブジェクトを出現させるということができるんですね。
マーカーは任意の画像を設定できますし別に紙じゃなくてもiPhoneやiPadに写っている画像でもいいんですね。
なので自分の作ったイラストとかグラフィックスをiPhoneかiPadに表示させてその上にARでさらにイラストとかグラフィックスが浮いているように表示させるというARを使った作品作りができるなと思いました。
ARを使えばちょっとすごそうなどうやって作ったのと言われるような面白いものが意外と簡単に作れると思います。
いろんなテクノロジーを知ってるか知らないかでクリエイティブの幅が変わってくるなと改めて実感しています。
今回は以上です。