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第130回 アシカガキャスト
Apple ArcadeというAppleの新しいサービスが始まりました。
月額600円で家族6人までが使えるゲームが遊び放題というサービスです。
遊び放題の対象になっているのは、Apple Arcade向けに開発されたゲームで、
今までアップストアで売っていたゲームのどれかが遊び放題の対象になるというわけではないんですね。
なので、Apple MusicやKindle Unlimitedのようなサービスとはちょっと考え方が違うんですね。
Apple Musicの場合は、曲、音楽というものはもともとあって、CDでも売ってるし、他の音楽配信でも売っているし、
iTunesで売っているものがあって、その中の一部のものがApple Music対象になっていて、月額いくらか払ったら聴き放題で聴けると。
同じ楽曲を買うこともできれば、聴き放題で聴くこともできる。
そしてそもそもApple Music、iTunesだけに配信されているものではないというのがほとんどなんですが、
Apple Arcadeの場合は、完全にApple Arcade向けに作られているゲームで、
App Storeで単体で買うこともできないし、他のプラットフォームでは遊ぶことができないオリジナルのゲームに基本的にはなっています。
一部他のゲーム機用に作られていたタイトルがApple Arcade用になったものもあるらしいです。
Netflixとか映像系のサービスはオリジナル作品にすごく力を入れてきていますが、
オリジナル作品しかないというのがApple Arcadeの特徴なんですね。
そしてゲームの開発費もAppleが提供しているらしくて、
Appleがゲーム製作会社や開発者にApple Arcade向けにゲームを作ってくださいと言って、開発費を出して作ってもらっているというやり方らしいので、
これまでiPhone向けに開発されてきたゲームとは、ゲームの開発元のお金の入り方も違っているわけですね。
ゲームの遊ばれた回数とか、遊ばれた時間とかによってプラスのお金が入るのかどうかっていうのはちょっとわからないんですけども、
発売してみてちゃんとヒットしないと開発費が回収できないというよりも最初から開発費が与えられてゲームが作れるというのはゲーム会社にとっていいことなんだろうなと思います。
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なのでApple Arcadeのゲームはゲーム内に広告が表示されたりもしませんし、
追加のアイテムに課金があったりとかそういうのも一切ないので、個人的にはすごく好ましいと思っています。
Apple ArcadeのゲームはiPhone、iPad、Mac、Apple TVで同じゲームが遊べて、
外出先でiPhoneで遊んでいた続きを家のMacでプレイするといったこともできるらしいです。
今はiPhoneでしかApple Arcadeは遊べない状態で、次iPadがOSがアップデートするのでそのタイミングでiPadでも遊べるようになるんだと思います。
その後順次OSがアップデートするタイミングでMac、Apple TVでも遊べるようになるのでしょう。
私がちょっとApple Arcadeのゲームをやってみての感想なんですけども、画面が横位置でのゲームが結構多いなと。
iPhoneを電車の中とかで横位置で持つってことはあんまりしない人が多いと思うんですけども、
Apple Arcadeのゲームは横位置のものが多くて、考えてみたらApple TV、Macにも対応してくるので横位置の方がいいのかなというのもあるかもしれないんですが、
横位置でiPhoneを持って、いわゆるゲームの十字キーとボタンのコントロールと同じことをiPhoneの画面上で両手でやるのは結構難しいなと。iPhoneを落としそうになるなと思いました。
あと、Apple Arcade内にあるゲームを何でも遊べますよということではあるんですが、インストールする手間がちょっと試してみようという時に意外と面倒でネックだなと感じたので、
例えば自分の好きなジャンルとか好きな開発会社のゲームは新しいのが出たら全部自動でダウンロードしておいてくれるみたいな機能があるといいのかなとも思いました。
ということでApple Arcadeとはどういうものなのかという説明とちょっとした私の感想でした。