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2025-01-14 11:57

ひさしぶりのAfterEffectsは意外と使いやすかった(第793回)

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Adobe After Effectsでアニメーション作成にチャレンジしているけど、意外と使えたというエピソードです。併用しているツールや、ほかのモーショングラフィック作成ツールについても話しました。

=== 目次 ===
Adobe After Effectsはこんなツール
ほかのモーショングラフィック作成ツール
オンラインセミナーで学べて良かった
昔と変わらぬ操作感だけどなんとか使えた
使い始める前段階の用語がわかりにくい
細かく設定できるが手間とセンスが必要
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サマリー

久しぶりにAdobe After Effectsを使い、アニメーションや合成処理の効果について探求しています。さまざまなツールと比較しながら、After Effectsの特性や利点について語っています。

After Effectsの再利用
久しぶりに、Adobe After Effectsを使っています。
簡単なアニメーションをメインとしたショート動画をたくさん作ることになり、
他のツールと併用する形で、After Effectsを使うことになりました。
久しぶりというのは、ちゃんと使うのは20年ぶりくらいだと思います。
昔使ったと言っても、ちゃんとした作品作りに使ったわけではなく、
だいたいどんな操作感で、どんなツールかは知ってるよと言えるレベルくらいにしか使ってはいませんでした。
After Effectsの今の使い方としては、キャラクターにちょっとしたアニメーションをつける程度です。
セルアニメーションみたいに、一コマ一コマの絵を描いていくのではなく、
パーツ分けして用意した絵のパーツごとに動かすことでアニメーションさせる。
ちょっと手を動かすとか、足を動かして歩いてるみたいにするみたいなことです。
モーショングラフィックスという言い方があるんですが、そういう感じのことです。
で、モーショングラフィックス的なものを作るツールとして一番メジャーでプロも使っているのが、
Adobe After Effectsです。
After Effectsはアニメーションだけでなく、合成処理にもよく使われています。
グリーンバックで撮影した映像と背景等を重ね合わせるとか、それにさらに光の効果を加えるとか、
CGで作った要素を追加するみたいな、そういうためのツールです。
Adobeには動画編集といえばプレミアというツールがありますが、
プレミアは動画の素材をつなげていって編集するもので、横に素材をつなげていくイメージですよね。
一方、After Effectsはそのつなげていくための素材を作るもので、いろんな要素を合成していく、縦に重ねていくイメージですね。
動画版のフォトショップといった言われ方もしたりするんですが、
動画でレイヤーをどんどん重ねていって、絵作りしていくためのツールです。
今回はモーショングラフィックス的なアニメーションツールとして使っていると話しましたが、
似たツールとして安価なものもあります。
例えばLinearity Moveというツールがあるんですが、
これは昔Vectornatorというベクターグラフィックツールがあったんですが、
このVectornatorが今名前を変えてLinearity Curveと言うんですが、
Linearity Curveというベクター画像編集ツールとは別にLinearity Moveという動画用のツールもあります。
これ使ったことあって、ポッドキャストで喋ったこともあるんですが、
After Effectsによく似たツールです。
Linearity MoveはFigmaのファイルをそのまま読み込めるところが便利ですね。
Linearity MoveはiPad版とMac版があります。
そしてiPad用のアニメーション作成ツールのToonSquidというのも、
After Effects的なアニメーションの付け方ができるようです。
これ今回の動画制作が必要になって調べていて見つけたツールですが、なかなか良さそうです。
ただこれらのツールは安価ではあるものの無料ではないわけですね。
私はAdobe Creative Cloudのコンプリートプランのユーザーなので、
After Effectsは追加料金なしで使えるわけです。
そう考えると私にとってはAfter Effectsの方がコストが安い、かからないと。
そう考えたらAfter Effectsを素直に使えばいいじゃないかと、そういう選択肢になったわけです。
使いこなしの難しさ
昨年末にAfter Effectsを教えてくれるオンラインセミナーが立て続けに2本あって、それに参加できたというのも大きかったです。
イラストレーターとかデザイナー向けにPhotoshopやイラストレーターで作ったデータをちょっと動かしてみませんかといった、
まさに今の私にちょうどいいレベルのセミナーだったんですね。
After Effectsはインターフェースが悪い意味で飛行機のコックピットみたいで操作できる項目が多すぎて、スイッチ類が多すぎて取っ付きにくいと、そういうイメージを持っています。
セミナーで最初のとっかかりの部分というかイラストレーターでレイヤー分けした素材を取り込んでみたいなところを見ることができたので、実際に使うにあたってすごく参考になってありがたかったです。
今私はAfter EffectsではAdobe Illustratorで作ったイラストをレイヤー分けしてそのままAfter Effectsに持っていって動かす。あるいはPhotoshopでレイヤー分けしたデータを使うこともあります。
久しぶりにAfter Effectsを使ってみて、昔に比べてすごく使いやすくなっているみたいなことは全くなくて、20年くらい前と全然変わっていないイメージです。
ただ意外と使いこなせるというか、そんなに怖がらなくても色々調べたりしなくてもなんとかギリギリ自力で使えるかなという印象は持ちました。
さすがにメジャーなツールなので、YouTubeにレクチャー動画はたくさんありますし、いざとなればAfter Effects用の動きの素材を配布しているサイトとかもあるので、そういうのをダウンロードする、購入するみたいな手もあります。
プレミアやファイナルカットもそうなんですけど、動画系のツールは作業に入る前の前段階のところが難しい、とっつきにくい部分だと思います。
After Effectsの場合は、まずプロジェクトというのを作って、その中に素材を入れていくんですけども、素材のことはフッテージって言うんですね。
で、じゃあ動画を作りましょうという時に作るのはコンポジションという名前で、この用語が難しい、紛らわしいですよね。プレミアの場合は動画を作るぞという時に作るのをシーケンスという呼び方をしていたり、ファイナルカットの場合はプロジェクトだったりと、紛らわしくてわかりにくいですね。
After Effectsは何でも細かく設定できる代わりに、何でも自分で設定しないといけないわけです。
例えばテキストが1文字ずつ表示されるアニメーションを作りたいという時。キャンバーであればテキストのブロックを作って、アニメーション効果のタイプライターというのを選ぶだけで1文字ずつ表示されるアニメーションを作れます。
ただ細かいコントロールはできません。表示されていく速さを調整するくらいですね。
一方で同じようなものをAfter Effectsで作ろうと思ったら、1文字ずつ表示するタイミングをずらしていくみたいな作業が必要なので、当然時間も手間もかかります。
その代わりに1文字1文字1つずつの要素に対して位置とか回転とか透明度などを細かくコントロールしたければできます。
さらに手間がかかるだけではなく、動きに関するセンスも操作する側の人間に必要になってきます。
例えばただ物を動かすという時に、同じ速度で動いていると見た目が単調なので、加速するように動かす。
だんだん加速していって止まる前にだんだん減速していくみたいな、そういう効果が必要だったりして、その辺ある程度決まり事的なものがあるはずなんですが、
そういう動きのセンス、生まれ持った才能的なものではなくて、決まり事、ルール的なことを知った上でこう動かした方がいいよと、経験値的なものとも言えると思いますが、
それがないとAfter Effectsでいくら細かくアニメーションのコントロールができても、いいアニメーションが作れるわけではない。
CanvaとかAdobe Expressなどに最初から用意されているアニメーションの動きのパターンを使った方が見栄えの良いものができてしまう。
そういうちょっと悔しい感じというか、動きに関するセンス、経験値がないことによるがっかり感をAdobe After Effectsを使い始めた人は持つことになってしまうと思います。
そんなわけで、私は先ほど例に出たテキストのアニメーションみたいなものに関してはCanvaやAdobe Expressのアニメーション機能を使っています。
キャラクターの手が動く、足が動いて歩いているみたいなCanvaなどでは作れないアニメーションを作るのにAfter Effectsを使っているというのが現時点での私の使い方です。
今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。
11:57

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