00:00
Cafe P%17
オープンキャンパスでは、喋ってみたいな話になったので、
インターネット的という話を、ちょっとやろうかなということを考えます。
インターネット的って何やねん。
そもそもの、インターネットというのは、
当初はこういう絵がよく出てくるけども、
直接つながってないところが中継されて、通信できるというのがインターネットの話。
これは何でこんな話になったかというと、当時はソビエトの核攻撃で、
ど真ん中がやられてもつながる。つまりど真ん中がないということだよね。
昔のシステムというのは、大きなコンピューターがあって、
それに対して端末がつながっているというところなので、
ど真ん中がやられたら終わる。
それに対してインターネット的というのは、分散してて真ん中がある。
ターミネーター3やったかな。
ジョン・コナーが古い核シェルターに最後降りていって、
そこがスカイネットの中心だと思って爆破しようとしたら、
実はそこは中心でも何でもなくて、
単に核攻撃からジョン・コナーが助かるためだったというネタがありましたけども、
あの時も中心なんてないんだという話になったけども、それがインターネット。
だから古くから使われているアプリケーション、
例えば今でも生きているのがメールですよね。
メールなんかは中央がなくて動いているしかない。
これに対して最近流行ってきているもの、色々ありますけども、
Googleのチャットとか、
Facebookのメッセンジャーとか、
LINEとかこうありますけども、
Twitterもありますけども、
こういうものは基本的にど真ん中が存在するわけですから、
これがドンとやられてしまうと、
全部止まってしまうということになるわけですよね。
そこは問題。
ところがメールというのはこれに対して何が違うかというと、
例えば有名どころで色々なメールを提供している会社があるよね。
これが当然相互につながってメールのエリトリができるということになっているわけだけど、
このどこか一箇所、大きな会社がどこか一箇所潰れたりサービスをやめたりということがあっても、
メールというものが全体がなくなることがない。
これがいわゆるインターネット的なサービスということですよね。
つまり真ん中があってそこが壊れてしまうと動かなくなる。
これが古いコンピューターの世界。
大型の汎用機があってそれに周りのプライアントがぶら下がっているという世界だったけども、
03:02
インターネット的というのは真ん中がないということですね。
同じように、最近色々コンテンツ周りで騒がしいのでちょっと話をすると、
YouTubeというのがあって、ここにビデオを入れて、
広告など色々なものをもらってお金を稼ぐというのがYouTuberという人が出てきて、
最近の幼稚園になったらなりたい職業にYouTuberというのが出てくるわけですけれども、
このYouTuber、これ何が問題かというとYouTubeすなわちGoogleに全く依存している。
つまりGoogleという会社がなくなってしまったりYouTubeというサービスがなくなってしまうと、
このYouTuberという人はもともとの一番下のところはなくなっちゃうわけですよね。
これはやっぱりインターネットですよね。
これに対して最近はこの映像から今度は音声というのが一つ生じて出てきています。
この音声という中で出てくるのがPodcastといわれるものですよね。
このPodcast、Podって付いているのでAppleのiPodと関係あるのかといったら、
関係あるんだけども必ずしもAppleが作ったものではないということなので一応Podcast。
このPodcastがインターネット的である。
これはなぜかというと実はど真ん中がありません。
例えばAppleの昔だとiTunes、今だとPodcastというアプリケーションもあったり、
GoogleでもGooglePodcastというのがあったりしますけれども、
それがない。
それが中心であるわけではなくて、
あくまでいろんなところで提供されているPodcastを集めて表示しているというのに次第。
もちろんスポット会議もそうですよね。
いくつか有名なところがあるんですけれども、
よく最近出てくるところではAnchorというサービスがあって、
ここにオーディオのファイルを彫り込んだり直接録音したりしてPodcastの配信。
あるいは別のサービスを持ってそこに音声データを上げるとPodcastができるということになっています。
これ真ん中がないので、どこか一箇所が止まってしまうときにPodcast全部が止まるということはないわけですね。
これがインターネット的なサーチということといえばですね。
これから新しくアプリケーションを考えるということであれば、
こういう真ん中があって、真ん中が止まるとなくなってしまうサービスではなくて、
分散してできて、それらが協調して動いて、
一箇所が止まっても他のところが動いていればそのサービスは絶対止まらないというのがインターネット的なので、
こういうサービスを考えてもらうのがいいかなというふうになっています。
ちなみにメール、さっきもちょっと書いたように、今いろんな会社がやっているわけですよね。
06:05
10年に1回くらい波が来るんですけども、どんな波かというと、
もうメールの時代は終わりだ、これからはホニホニャの時代だというふうに言われるんですけども、
結局そのホニホニャというのは真ん中があって、その真ん中が倒れると全部が止まってしまう。
だけどメールというのは真ん中がなくて、どこかがどこかとなくなったとしても、
特に人がいるわけではないですけどもあるわけですね。
どこかが一箇所がなくなってしまっても、他のところが動いていればシステム全体が止まらない。
これがインターネット。
ただこういうシステムをこれからも皆さんが考えてもらって、
使ってもらっていくのがインターネット的でいいかなということで、とりあえずおしまい。