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今日は、非対面・非同期で授業をやってみるというサンプルとして作ってみようと思います。
後で、音声はCafePの方にオードキャストで流します。
現在、ウイルスの感染症で非対面で授業をするということになっていますが、
どちらかというと、リアルタイムの非対面ということで計画されているようですが、
私としては、非対面・非同期でやるのがいいので、そのサンプルも含めてやります。
作業環境は、ホワイトボードの前に立っていて、正面には東京通信工業のHDR-CX390というビデオカメラをスタンドに立てて撮っているだけです。
後で、これをネットに上げます。音声だけ抜き取って、またオードキャストの方にも流すということになります。
非対面というのは、感染の防止の観点から必要ですが、なぜ非同期でやるかというところです。
一つは、環境の問題や我々の慣れの問題というのもあると思っています。
例えば、手前の演習室でありますと、切り替え機があって、PCが2台、それから昇華カメラ、ここには資料を置いたり映したりすることができます。
それ以外には、DVDのプレイヤーであるとか、いまだにあるのですが、ビデオのプレイヤー、それから持ち込んだノートPCを繋いで、切り替えて学生の方に提供するということができる。
これは教宅にある確認用のモニターがあって、ここに実際に学生の方に映している映像が出ます。
手前の演習室は、学生は教員の方を向いているのではなくて、教員に前方向に対して90度横に向いていますので、
学生側のディスプレイに映るものも確認できるという状態で授業をしている中であっても、
例えば資料を映していて、今重要なのはここですよという話をしているにも関わらず、実はここはPCが映っている。
あるいはPCの画面を映しながら、メニューからこの場所を選んでという操作の説明をしているにも関わらず、
こちらが映っているというミスが起こるのです。
これが機体名、リモートでやると、我々の端末からサーバーに対して1本セッションあるということになります。
これに対して、ここに学生が見に来るというような形になって、ここはバラバラのところにおりますということになります。
高学系の学科であれば、大体ここが学生さんが50から100ぐらいというふうに想定していていいんじゃないかというふうに思っています。
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そのときに、ここで切り替えミスを起こしたときに、本当にこっちに出ているかわからない。
あるいは学生のほうからしたら、こちらの映像がちょっと届かなかったとしても、
自分のところの回線が遅いから届かないんじゃないかなということを思ったり、わからないわけですね。
むしろ周りようにが見えていませんから、一人で画面と対比していますから、
ここの切り替えがうまくいっていなくても、自分のほうに問題があるのか、
あるいは距離感に問題があるのかというのがわからないというふうなことになります。
それから、回線の速度ですね。
学生さんが使っている回線の速度、これが非常にまちまちになってきますから、
例えば画面の操作、ソフトウェアの使い方なんかをレクチャーするときなんかに
カクカクになってしまって、途中で飛んでしまうと、よくわからないという、
途中のステップが飛んでしまうというようなことが起こるということになりますので、
やっぱりそこもまずかろうというふうに思っています。
そこで、移動機で授業をしようというふうなことを提案したいというか、
ご説明していきたいというふうに思っています。
何をするかというと、今やっているようにビデオで撮っています。
これが動画のファイルとして今残るわけですけども、
最近テープではなくて、SDカードとかに、MPEGとかのファイルで残るわけですね。
今今日はテスト、こうやってビデオを撮って、
こうやって配信できますよというテストをするので、
ドーンと一本で途中止めずに撮ってしまうつもりですけども、
例えばソフトウェアの使い方なんかの話をするのであれば、
ドーンとビデオを撮って、もう一本ビデオを撮って、
この間にPCの操作というふうなことができるということになるわけです。
すみません、撮影環境で大きな音が鳴る予定があったので、
一回止めておきます。
このPCの操作の画面を前後に進め、もちろんこれ数回進めるわけですけども、
こういう処理をしようとしたら、
AVIでMAX、MAXと言ってもMUXと言いますけども、
AVIでMAXというようなソフトウェアを使って、
動画を簡単に繋いでいくというような処理ができます。
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あとでコピーチャストにするという話をしましたけども、
オーダーシティ、
音声だけのコンテンツであれば、
オーダーシティなんかを使って処理をするということができるようになります。
これはビデオを今撮っていますけども、
ビデオをこんなの作りましたと言って、
あとでメールをおられる予定ですけども、
どうやってビデオをやったらいいか。
動画が撮れました。
このファイルも例えば、
今日の分は一本撮りで撮るというようなことを予定しています。
あるいはこういうふうに編集したり、
一本のビデオになりました。
これをまとめて一つのパイプになる。
これを学生さんに見せたいというときに、
一番よく考えられるのはYouTubeです。
皆さんが大好きYouTubeですね。
YouTubeの場合、ビデオをサーバーに上げます。
上げたものを公開すると、
誰でも見れる。
あるいはキーワードとかタイトルとか、
ハッシュタグそれから説明文なんかのところで検索をかけたら
ヒットして出てきますので、
これ誰でも見れてしまうということになるので、
後で公開するということになります。
全般に公開するという必要もなかろうということで、
これの全く逆のものがプライベートという仕組みがあります。
ただこれは本人しか見れませんので、
これはダメだということになります。
このちょうど間にあるのが限定公開ということになります。
この限定公開というのは何ができるかというと、
YouTubeにアップロードすると、
このファイルのURLはこれですよということで出てきます。
そのURLを知っている人だけがアクセスできるということになるわけですね。
ただYouTubeの場合ちょっとややこしいのが、
著作権関係が非常にきっちり所持しています。
以前あったんですけれども、
研究室で動きだけを見せたいというのがあって、
ビデオを撮っていました。
その時に学生が横で音楽をかけていたというのがあったので、
それがたまたまビデオの音声として記録されていました。
非常にちっちゃい音で気にならないぐらいの音なんですけれども、
そのビデオをYouTubeに上げた時に、
後から見れなくなりました。
何があったかというと、
このビデオはソニーミュージックエンターテインメントの何々の権利を侵害しています。
なので公開を停止しますということで止められております。
要するに後ろに入っていた曲を、
本当に部分しか入っていないんですけれども、
その部分をしっかりと認識して、
これは誰の曲だということで、
作品の権利を侵害するということで止められるということが起こるわけです。
なのでそれは完全に音声を消して、
音らしのビデオとして上げ直してやりましたけれども、
そういうことが起こるので、
ちょっとYouTubeは面倒くさいことがあります。
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もうちょっと緩やかにということでできるとすると、
実はGoogleフォトというのがあります。
フォトって書いてあるんですけれども、
今時のカメラというのは静止画も動画も撮れます。
スマートフォンでも動画も撮れる。
あるいはビデオカメラでも静止画が撮れるということなので、
Googleフォトというのは動画も上げることができます。
これも同じように、
共有という形でやると、
公開するともちろん誰でも見れるということができますけれども、
URLを指定するとそのURLを知っている人だけできる。
個別にメールアドレスを指定して、
この人、この人、この人だけを公開するというようなことができるということになっています。
こっちの場合は若干、
著作権関係が緩やかです。
何が起こるかというと、
例えばテレビ番組を録画したMPEGのファイルがあるとします。
これをYouTubeに上げると完全に止められます。
ところがGoogleフォトというのはあくまで、
プライベート、個人での利用ということを前提しているということのようで、
Googleフォトの場合は、
テレビを録画した、
例えば抜き出して、
誰それさんが映っているところ、
うちのプラグが映ったというビデオを切り出して、
上げても全然公開ができるということはありません。
こっちの方が若干使いやすいかもしれません。
とりあえずどちらもGoogleのサービスということになります。
あるいは、今こうやってビデオを撮っていますけれども、
このビデオでなくてオーディオだけでもいいよね、
ということになりますと、
これをPodcastという仕組みで公開することができます。
Podcastというのは基本的には、
ファイルの更新を通知するためのRSSという仕様と、
これに対して音声ファイル、
モノによってはMP3によってもありますし、
AACによってもありますけれども、
このような組み合わせでできているということになっています。
なので、例えばRSSについては公開しますということであれば、
どこからでも見ることができます。
更新情報が取れます。
私がちょっと今年の4月からやろうとしていたことなんですけれども、
ちょっとこのコロナで止まる前の話ですけれども、
音声ファイルの方は学内ネットワークからしかアクセスできないというふうにしようと。
そうすると、RSSで更新情報はどこかでも取れるけど、
学内ネットワークにつながる。
すなわちうちの関係者、学生、職員が出ないと
この音声聞けないよというふうなことができるかなということを
ちょっとやろうとしていたんですけれども、
今回の件でここはちょっと諦めてパブリックにしようと。
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RSSでこちら側の音声ファイル、
例えば別のディレクトリに置いておいて、
こっち側はパスワードがないと読めませんよ、
見れませんよというふうにしておくと、
更新情報は誰でも取れるけど、
パスワードを教えているうちの学生だけしかこれ聞けない
というふうなこともできるということになっています。
それから今ビデオを一本撮りで撮っています。
今でどれぐらいかな。
あ、これ出ないんだ。
ざっくり10分、15分ぐらいはしゃべっていると思いますけれども、
昔のようには一つの講義として45時間分のものを担保せよと言っています。
一つの授業が大体90分ということになっていますけれども、
別に90分のビデオを一本どんどん撮るという必要もないかと思っています。
30分、30分、30分というビデオですね、3本あげると。
別に、あるいは今日は1章の授業をしますと言っておいて、
1の1は10分ぐらい、1の2は20分ぐらいという長さが違ってもいいかと思います。
こっちは今のところですね、非対面の移動機能、
こっちは学生に渡す側です。
今度これに対して学生側からフィードバックをもらわないと、
一応授業をしたよという定義にはならないと思っていますので、
これの返事を返してもらうということが必要になると思います。
これの返事を返してもらうのは、例えばメールで何らかの形で返事をしてもらう、
レポートを書いてメールに転記して送ってもらうということになろうと思います。
もちろんWebプラスを使うという手もあるんですけれども、
これ全部の授業で使っていっぱいいっぱいレポートを出すと、
ストレージの方がどれくらい空いているかわかりませんが、
それが心配になるので、例えばメールに転記することでも可能かと思います。
もちろんこっちのURLもメールで転記する、
あるいは課題もメールで転記する方法もありますが、
Googleドライブに置いておいてそのURLだけ投げることもできます。
それからこの返事の方ですけれども、メールで送ってもらうという点もありますが、
Googleドライブで共有しておいてそこに入れてもらう。
あるいはドロップボックスなんかで受け取り制御のフォルダというのを作るので、
そこのURLを公開してそこにとにかく入れなさい、
学籍番号をファイル名にして入れなさいといったようなことをして、
こうやるということができるかと思います。
ただ学籍番号をファイル名にしてといったら、
学籍番号をわかんないとか、自分の学籍番号を間違えているということです。
あるいは学籍番号をファイル名にしなさいといったら、
学籍番号を取るとなんとかみたいな、大丈夫かよというのもありますので、
その辺は注意が必要ですけれども、そういうことも可能になると思います。
ただこれをするともう一つ問題になってくるなと思うのは、
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学生同士コミュニケーション取れないよねということが出てきます。
普通の授業であれば授業が終わった後で、
我々教員のところに学生が質問に来る、
あるいは学生同士で情報交換するという場があるんですけれども、
それができない、各自で学生がそれぞれのところにおりますから、
こっちで学生が分かって、こっちで分かる学生がいて、
ここの間のコミュニケーションを取れないということになりますので、
何らかのチャットベース、テキスト、
チャットベースのコミュニケーションを取る場所がいいんでしょうねというふうに思う。
それが例えばスラップを使うか、Googleのハンガーを使うか、
そういうふうなことが必要になってくるかなということを思っています。
さて、最後に、こんなにいろいろボソボソと喋ってきたんですけれども、
今回の非対面の授業をするということで、
一つだけ否定的なことを言ってしまおうかなと、
あまり良くないかもしれないですけれども、
実は、情報システム学科の一階生、新入生が113名今年おります。
この113名に対して、私は4月2日のガイダンスのときに顔を出しまして、
情報の学科ですから、メールでやりとりをするよと。
メールを今日送りますから、メールが使えるようになったら返事返してくださいねというふうにお願いしました。
今日14日ですね。14日は1週間以上経ってます。
12日ほど経ってますけれども、
今日の時点で返事が返ってきたのは57名ぐらい。半分ぐらい。
半分ぐらいしか返ってこないというのはこれが現実です。
それから、学生に対してアンケートを投げました。
この非対面の授業をしないといけないということで、
学生が回線があるかとかパソコンがあるかとか、
ワードって使ったことあるとか、
そういうアンケートを取ったわけですけれども、
このアンケート、今の時点でこれがですね、
10日の17時30分ぐらいにメールを投げました。
3日半ぐらい。3日取りたってますけれども、
現在返事が返ってきたのが50名。
半分に満たない数しか返事が返ってこない。
驚くべきことに返事を返してくれた50名のうち、
11名、2割以上がパソコンがないという返事です。
パソコンについては家族と共有のパソコンがある。
個人専用のパソコンがある。
パソコンがないというこの3択になっているんですけれども、
パソコンがないという選択肢を選んだ学生が11名。
約2割超えるぐらいですね。
これがうちの1回戦の今の現状です。
ということを考えると、
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非対面で授業をするというときに、
この返事を返してくれたということは、
つまりこの11名はスマートフォンなりで返事をしてくれたんだと思うんですけれども、
逆に言うとスマートフォンしかない可能性もある。
うちの大学の場合は入学した際に、
最低限このスペックを満たすようなノートパソコンを買ってくださいね。
お持ちでなければ大学推薦のパソコンが買えますよ、
おいくらですよというようなことをやっておりませんので、
入学した学生に対してパソコン全員を持っているということはありませんから、
こういうことが起こるわけですね。
返事を返してくれるのではスマートフォンぐらいは持っているだろう。
今年の1年生に対しては、
情報科学センターのリテラシーガイダンスをやってアンケートをやるということは
まだできていませんのでわかりませんけれども、
必ずしもスマートフォンを持っているのが100%じゃない。
どういうことかというと、そういう環境がない。
携帯電話はあるけれども、要するに通話専用の携帯電話、
いわゆるガラケーみたいなのしか持っていないというのが若干目にくるわけですよね。
少なくともスマートフォンがあるとしても、
じゃあ非対面で授業をやりますよ、
レポート課題を出してください、メールで出してくださいといったときに、
例えば文章だけ書いて送り返してくるようなレポートであれば、
彼らがんばったフリックでめっちゃ早いですから、
フリック入力でレポートを書いて返してくれるかもしれませんけれども、
例えばワードで書式をつけないといけないようなレポート、
それからエクセルを使うような表計算の課題、
そういうの、あるいは何か図を入れたりイラストを書いたりですね、
そういうものですね。
いわゆるテキスト以外のものを返してくるというようなレポートを課した途端に、
これぐらいの割合でレポートを書けないということが出てくるわけですね。
もちろん通常であれば、大学に来て大学の演習室を使ってレポートを書くということができるわけですけれども、
今、コロナのせいでコロナで来るなという、こういう状況ですから、
クラストたちはスマートフォンしかない、それでしかレポートを書けないということになりますから、
少なくとも非対面でやっている、非同期でやるとしても、
本当にテキストにですね、文字だけで返せるようなレポートしか出せない、
というようなことになってくるんじゃないかな、ということをちょっと聞きました。
あとで、これ全部ビデオに上げて、ビデオYouTubeとかに上げてですね、
ここに置きましてお届けいたしたいと思いますので、
また何かフォーカスとあればまた直接言っていただいたら、内線は繋がりませんので、
メールでもよろしくお願いします。
今日はこの辺で、はい。