2024-11-14 08:27

【行動を消去!】ご利用は戦略的に〜行動分析学のはなし

小学生の子供二人の保護者です。下の子が自閉症スペクトラムの診断を受けています。子供達の将来について模索するうちに広がってきた私の世界は、とうとうスタエフの配信にまで...🫨
全 大人に、行動分析学ABAを広めたい。ついでに、
勉強中のABAを、ここでのアウトプットで自分に定着させるべく配信しています。
今回は 「行動の 消去」。

行動分析学における 行動の#機能 (=目的や働き)は、
以下の四つ。
1, #要求 (#獲得 )
2, #逃避 (#回避 )
3, #注目
4, #感覚刺激

さぁ、あの子の“困った行動”は、どれに当てはまるかな…🤔

#発達障害 #自閉症スペクトラム #ADHD #自閉スペクトラム症 #神経発達症 #ASD #自閉症
#発達支援 #教育 #教師 #学校 #強化 #弱化 #消去 #ABA #応用行動分析 #道理 #心理学
#行動分析学 #行動心理学 #療育 #子育て #ほめる #わがまま #一貫性
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#ストラテジーシート #先行条件 #問題行動 #結果 #好子 #嫌子 #作戦
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#児童発達支援 #放課後等デイサービス
#お母さんの行動分析学

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こんにちは。お聞きいただきありがとうございます。あきねです。
こちらは、2人の小学生の子を持ついちお母さんの私が、ASDの息子を通して出会った行動分析学について語るチャンネルです。
前回は、望ましくない行動を減らす手続きとして、行動の弱化についてお話ししました。
そして、行動を減らす手続きには、大きく分けてもう一つ、消去があります。
今日はこちらについてお話ししてみたいと思います。
行動の消去とは、簡単に言うと、これまで強化されていた行動に対して、強化をやめると、強化前の状態まで行動は減少する、という原理です。
例えば、片思いの人にLINEで連絡してみた。
相手は返事をくれて、LINE上で会話のラリーが続くようになった。
そんな楽しい日々を送っていたのに、ある日、反応が鈍くなって、相手からの返事という行詞、報酬ですね、がなくなると、結果、自分から連絡をするという行動が減ります。
それから、行動分析学は、基本すべての動物に当てはまるので、ワンちゃんの例もちょっと出しますが、
犬が飛びつき行為をしたときに飼い主が喜んで反応したり、餌という行詞で飛びつき行為を強化していた場合、
飛びつかれても飼い主が無反応を貫いたり、餌をあげるのをやめれば、飛びつき行為は減ります。
というわけで、消去は、相手に対して何かをする手続きというよりは、
強化をやめる、つまり、これまであった何らかの反応をなくすということになります。
なので、私の放送の行動分析日より、10歳の少年の飼いでの例のように、
あえての無視という手続きが主になると思います。
行詞、つまり本人にとってのメリットを止めることで行動を減らすということは、
まずその行動の行詞は何なのかがわからないと手が打てません。
例えば、子どもが突然キャーと大声を上げるのをやめさせたい。
こんな場合、その行動がなぜ起こるのか、何か不快なことから逃げたいのか、
はたまた周りからどうしたのと気にかけてもらいたいのか、
それとも高い声の刺激が面白いのか、理由によってアプローチの仕方も変わります。
その行動の理由や目的、つまり行動の機能を探るヒントが、
03:04
次の4つに当てはめることです。
本によっては呼び方が違って要求を獲得としていたり、
逃避が回避だったりしますが、同じことです。
先ほどの子どものキャーの大声の機能が2番の逃避だったら、
次の4つに当てはめることです。
1. 要求 2. 逃避 3. 注目 4. 感覚刺激
2番の逃避だったら、原因になっている不快なものから遠ざけて、
今後も対策をすればいいでしょうし、
もし3番の注目だったら、周囲が注目したり声をかけるのをやめます。
同じに見える行動でも、状況によってその機能は変わる可能性があるし、
4つのうちどれなのか、またはいくつか合わさっているのか、観察・分析が必要です。
さて、子どもの突然の大声の目的・機能が注目だとしたら、
消去したい場合の主なこちらの対応は、反応を返さないになるわけですが、
実際に我が子が外で気性を上げたとき、横で黙って座っている、
これはなかなか勇気がいります。
それに突然の大声は周りもびっくりして迷惑になることも、
そこで一例として、私が息子に実践していることをお伝えしたいと思います。
息子の気性の場合、その行動の機能は主に感覚刺激かなという場面が多いですが、
4つのうちのどれだったとしても、まずはその場ですぐ、私は息子にこうしていました。
自分の口の前に人差し指を立てて、シーッと言いながらその手ごとをくるくる回して、
最終的に息子の唇に私の人差し指を当てる、です。
そうすると視覚と聴覚に訴えられるようで、息子は私の指に注目し、気性が止みます。
病んだらすかさず顔を近づけて満面の笑みで、「そうだね、シーだね。」と高い声で嬉しそうに語りかけて、静かにしてくれたことを褒めます。
またすぐ気性が始まったら、最初から同じように繰り返すだけです。
これを続けるうちに、私が自分の顔に人差し指を立てて息子を見た途端、
息子は気性を止めて自分でシーのポーズをとるようになりました。
これをやる際に注意したことは、もしこの気性の目的、機能が3番の注目だった場合、
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最初に、「あっ!」とか、「こらこら!」とか言って注目を与えてしまってからシーッと始めても、
本人にはシーの一連が遊びみたいになってしまうかもしれないので、
あくまでこちらは大きな反応を見せないまま、無表情か少しだけ険しい目で、
スッと本人の顔に近づきながらシーッと始めることです。
そして、だんだん本人が自分でシーをして気性をすぐに止めてくれるようになっても、
そうだね、シーだねーの声かけは忘れず続けています。
これは、せっかく獲得した自分で気づいてシーができるという行動を消去してしまわないためです。
今日は行動の消去について、4つの機能に当てはめて考えてみると作戦が立てやすいというお話をしました。
この際にぜひ、便利道具、ストラテジーシートを使ってみてください。
ネット上に4つの機能や書き方の説明が入ったものもあります。
子どもの望ましくない行動の理由が注目の獲得だった場合なんか、大人が怒鳴っても全然逆効果ですし、
理由が嫌なことからの逃避だった場合は、
また、せっかく分析して介入手続きをしているのに、通りかかった別の人がうっかり注目などの好子を与えてしまわないためにも、
作戦の共有は大事です。
気に入ってくれたら、ぜひコメント欄などで教えてください。
この際に通りかかった別の人がうっかり注目などの好子を与えてしまわないためにも、作戦の共有は大事です。
記入したストラテジーシートをコピーして渡すと、説明の手間が省けるし、こちらの本気度が一瞬で伝わるかと思います。
ABAで広がれ!シンプルで楽しい生き方。
今日も大事なものを大事にできる一日を。あきねでした。
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