1. パリで学んだ「ブレない自分の作り方」
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2018-08-16 19:15

Vol.125「幼児教育事情2 東京VSフランス」

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地球家族のますだちかさんをお迎えして、日本とフランスの幼稚園や小学校の違いや、子供の睡眠の違いなどについて対談しています。

オフィシャルサイトは、http://projectsparis.com/


00:16
こんにちは、あきです。
今日もパリで学んだ「ブレない自分の作り方」の時間がやってまいりました。
今回も8月のスペシャルバージョンとして、東京でお話しした増田千佳さんとのお話の続きをお伝えしたいと思います。
前回は教育についてお話ししましたけれども、その続きなんですけれども、
この間、同じ教育でも視点が違うお話をしてますので、ぜひ聞いてみてください。
あきさんは実際にフランスにお子さんをね、学校通わせてて、日本でも時々通って、比べて何が違うなーって感じたりとか。
それはね、日本の方がケアは細かい。その担任の先生が細かく見てくれる。
例えばどんな?
例えば、フランスの先生はほっときっぱなしだからね。
だから、うちの子どうですか?うん、大丈夫、終わりぐらい。
連絡帳とかないし、まず。
それいらない。
それちょっと日本過剰だと思いました。
過剰。でも私、日本の幼稚園に週1回、水曜日に現地校とは別に入れさせてたんだけど、
やっぱすごい先生がこまめに見てくれて、こういうのをやりました。で、こういうところができるようになったっていうのを教えてくれるとやっぱ嬉しい。
ああ、親はね。
で、フランスの方でほっとかれてる分、すごい嬉しいわけ。
でも実際に教室ではほっといてるわけじゃない?
もちろんほっといてるわけじゃないけど、一人一人を先生のいわゆる連絡帳で親に伝えることはしない。
だからお迎えに来た時に先生に用があったら聞く。
でも働いてるままは聞きに行けないじゃない。
そういうことか。
だからそういう連絡帳で聞いたりはするけど、なんか問題がない限りは基本呼び出しもないし、個人面談もない。
個人面談ないの?
楽しいね。
テロもあって、あんまり学校にいる人がデハイルするのがあれに行けなくなっちゃって、一時結構中止になったよ、部会とかも。
へー。
なっちゃったことがあったんだけど、だからそのケアをしてるなと思ったと同時に感じたことが、
私は日本の公立の学校に入れてたんだけど、先生はね、みんなの顔を伺ってるのがわかる。
お社会とか聞く。
お母さんたちの顔で。
そうなの。
だからなんでこんなにもったいぶって言うのかなーとか、なんでこんなに気をつけてるのかなーっていうのを毎年見ていくと先生違ってるのね。
あ、やっぱりお母さんたちにどう響くかとか、そういうのをすっごい先生が気にしてる。
それ何が違う?どこからそういう違いが出てくるんだと思います?
03:01
私はモンスターペアレントが出てきてるとかそういう話。
フランスにもさモンスターペアレントがいてもおかしくないのに、いないのはなぜ?
いるんだけど。
いるんだ。
いると思うけど、やっぱりバッサリ切る頃じゃないですか。
だからね、学校の見てる時間は先生は、あ、わかった、思い出した。生活指導はしない。
フランスは勉強だけを見るのが先生の役割なのね。
で、学校の先生っていうのは、教育省から派遣されてるのが先生で、その他に、
市町側からの公務員でトイレのお手伝いとか、そういうのは先生がやらないんですよ。
たとえば幼稚園とかは。
役割がはっきりしてる。
先生は勉強を教える人。
だから勉強に関わる、たとえば文字が書けない、何かができない、遅れている、
たとえば発言しないとか、そういうのは先生がカバーするけど、それ以外の生活指導は一切しない。
面白い。
だから先生は親に気遣う必要ないんですよね。
だってその部分は親でしょ、みたいな。
だからフランスの方とかは、どちらかと言ったら、自分の子の性格とか、
そういうのは自分の家族で育てなきゃって意識があるってこと。
そうだと思う。
もちろん先生は個性を活かしてあげるとか、こういうタイプの子がいるっていうのは見てると思うけれども、
そこでうるさい子がいると、もちろんたとえば呼び出しをかけるとか、そういうのはあるけれども、
そこのケアを先生の責任の範囲でやるって感じではないでしょうか。
面白い。
それでそれだと思うんだよね、多分日本の意識。
日本人の意識に向いていかないとか、預けとけば何でもOK?
なんか預けられないことに結構文句言ってるじゃないです。
例えば今、保育園がないとか叫んでるけど、なんかちょっと変だなと思って、
結局、何だろうな、例えば空いたからギリギリ入れるっていう選択肢しかないと思ってるんだけど、
もっと私、責任を持って日本の親も、何て言うんだろうな、学校のことに興味を持って参加するべきだとは思う。
お任せしてる感じはあるよね。
日本人のお母さんだよね。
先生にある期待もしてるし、お任せもしてるし、そのためにうちはそこの学校に入れたんだ、みたいな感じもあるのかもしれない。
そういうのは結構意識がヨーロッパの人たちと比べて重いかもしれないと思った。
何だろうな、私が幼稚園の時、下の子なんか特に年長になるまでほとんどフランス語喋れなかったね。
日本語しか喋れなくて。
だから兄弟感は全部日本語だったし。
だからパパがフランス語喋ってても、うい、のんぐらいは分かってはいるけど返事が返ってこない。
だからうちの子がフランス語で生活できてるのか不安だったんですよ。
3歳までは、子育児さんみたいなところに入れてて、人数5人ぐらいのところで見てくれてて、彼女がいろいろケアはしてくれてたとかってはいるけど返事は返ってこない。
06:10
同学年のこの子がいるけど、フランス人同士のカップルとお子さんだから、今の大統領はなんとかでベラベラ喋る、3歳で。
だから幼稚園行った時にちょっと心配だったね。
たまたま担任が園長先生だったから、会った時にうちの子、全く家で幼稚園で何やってるか言わないんですけど、
どうでかとか聞いたら、子供にもプライベートな世界があるからって終わっちゃったの。
すごくない?
すごい!
ジャルダンスクっていう秘密のお庭みたいな。
それが彼のプライベートな世界だから、それはそれで楽しくやってると思いますよって終わるんでね。
普通日本人のお母さん聞いたら多分怒るんじゃないかなと思ってね。
怒るよ。
それを聞いた時に、この世界っていうかこの国は、この3歳の子にもプライベートな自分の世界っていうのがあって、
それは個性だからみたいな感じで終わっちゃうんだみたいなのを感じて。
私すごいちょっとときめくそれ。
だからちょっと発想を変えなきゃいけないと思った、その時。
いい経験っていうか、いいところで子育てしてるね。
だからもちろん場所によって全然違うと思うし、県とかによっても全然違うと思うんだけど、
私の場合は日本しか知らないから、日本と比べてとか、
日本の幼稚園事情も私の生活した時代と今で全然違うし。
うちは連絡書ないんですよ。ほぼほぼ。
なんでかっていうと、連絡書書いてる時間があるんだったら子供に集中する時間にしたいので、
頼りがないことは良い知らせだと思いなさいみたいな。
そういうところなのね。
だけどほとんどの連絡書すごいな、他の人たちの。
それでもういっちゃうんだって先生たち。
でもそれだけいっぱい見てたら、ちょっとね。
やらなくていいよね、連絡書って。私は思っちゃうけど、
でもお母さんたちに報告してあげなきゃっていうのがあるみたいな。
やっぱりお母さんにつなげとか。
フランスで日本のお母様向けっていうわけじゃなくて、
フランスの保育園事情を書いたライターさんがいて、
彼女に昔ポッドキャストでインタビューした時に、
ポッドキャストのバックナンバー聞けばあるんだけれども、
彼女が言ってたのは、やっぱりフランスの人を連れて
1回日本の保育園のリサーチなんですよ。
彼女はこっち側で日本から来た人たちのリサーチを一緒にやってる人なんだけど、
やっぱり見てみると、お母さんの荷物が多すぎる。
こっちの?日本の?
おむつとか持ち帰りがあって。
毎回持ってくる?
持って帰る。ゴミとして持って帰る。
そうかもしれないね。
やってくれないかも。
彼らの何を食べたかっていう証拠でもあるから、
おむつを買えたっていう証をゴミとして持って帰るから、
09:03
お母さんたちは荷物を棚でさえ持ってるように。
フランスのお母さんは子供のリュックの中におむつを入れて、
あるいは私の場合は保育士さんにパッケージを全部渡して、
彼の分として渡し合ってるから、
何か荷物を持ってったことがない。
おもしろーい。
だからその発想がまたちょっと違うね。
細かいんだと思う。日本の方が。
家保護っていう言い方だとちょっと良くないかもしれないけど。
あともう一つ思ったのは、
これは幼稚園、小学校もそうなんだけど、
準備するものが異常に多いじゃない?
日本の。
そうなんだ。
手作りのなんとか。
今ってどっかのお店で手作り感を出してるものですら売ってる?
参考が苦手なお母さん。
そうね。
私なんか特にそうなんだけど。
あれってやっぱり手作りのもので、
お母さんが作ったっていうのが良いっていう価値観に基づいてて、
まさか何にも、なんていうのかな。
準備なし。
小学校に入ると教材とかノートとか買わなきゃいけないっていう準備は、
夏屋さんに出てそれを買いに行かなきゃいけないんだけど、
それ以外の全部、
お母さんの何々作ったお道具箱とか、
存在しない。箱持ってくればいいみたいな。
お母さんの負担が楽なのは確か。
働いてなくても預けられるっていうのがまず負担が楽だよね。
一応義務教育。
それは楽だね。
だからそういうのがお受験とかになってた後はまた違うと思うけれども、
小中高と。
あともう一ついい全然話変えていきなり横から。
睡眠事情についての知りたいこと。
アジアの子って夜遅いと思うんだけど、
ヨーロッパの子ってむちゃくちゃ早く寝るイメージがある。
夜遅いってのはどういう意味?
例えばだけど、私はシンガポールに行って思ったのが長くなっちゃうんだけど、
シンガポールも日本もなんだけど、
結構夜8時とか超えても連れ回したりとかレストランでお母さんが多いんだけど、
夜食べてるんだね。
でもヨーロッパ行くと外で子供を見ることがないと思ったの私は。
ちょっと昔だけど。
ここは何時くらい寝かせてんだろうなっていう。
これはお家にもよるとは思うんだけど、
もし幼稚園とかあのぐらいの年だよね。
うちは8時半から9時だよね。
でしょ?
これは多分メンタルと今後の成長にすごい大きく関わっていくことだなって私はすごく思うんだけど、
今ね、私の幼稚園の友達の兄ちゃんが小学校行ったんだって。
そしたらアンケートに何時くらい寝てますかっていうところに
9時からしかなかったんだって。
あ、そのチョイスが。
びっくりしちゃって7時か8時寝かせてたから。
それで何時に起きるんですか?
みんなだから眠いんだよ翌日。
でもみんな10時とかなんだよ今の子たち。
12:02
そこの前提全然違うと思って。
アジアの子たちよる遅いもん。
なぜかって多分ね、フランスの親の環境で言えば、
次の日は会社に行くからそのタイミングで一緒に預けなきゃいけない。
だから早く起きてもらわなきゃいけないっていうのは絶対あるから。
もし夜に出かけるなら絶対ベビーシッター雇っちゃうから。
やっぱそうだよね。
連れ回してるってことはないってこと。
子供の世界と夜、子供の世界を分ける文化なので。
お友達のお家に呼ばれてるとかだったら別だけど、
外には連れてくぐらいだったら子供を置いて
ベビーシッターに任せて寝かしつけをしてもらって
夫婦で2人で出かけちゃう。
子供のタイムスケジュールを親のせいで変えないってことですよ。
逆もありだよね。
子供のスケジュールでっていう。
結構徹底的に違うなって。
昔ドイツに住んでたことがあったから
すごい感じる。最近子育てしてて。
なんだろう。
9時にこの前旦那と2人で一風堂に行ったの。
そしたら中国人の。
中国久しぶりにラーメン食べに行ったら
中国人の子たちがすっごいいっぱいいて。
中国って結構夜更かしのイメージある。
あるよね。なんでだろうね。
日本の子も結構夜更かししてる子いるんだ。
でも学校は8時半から9時に始まっちゃうから。
幼稚園からね。それも行かないといけないとなると
お昼があったとしても
お昼寝があるからこそ夜眠れなくなっちゃう人もいるんだけど
基本10時、子供によるとは思うんだけれども
あんまりそんな出歩くことはないかもしれない。
やっぱそうだよね。
なんかそういうのとか世界を見てると全然違うね。
だからやっぱり日本のスタンダードは
世界のスタンダードとも限らないわけだから
これが正しいと思わないほうがいいよね。
でも港区の話からだいぶそれましたけど。
でも港区がこうだから
私はこれで行かなきゃいけないって思うんじゃなくて
港区はこうだけど私はこうしたいっていう
そこを分ける必要がある。
チョイスは世界の各部どこでもあるっていうことなんだよね。
やっぱ空気に生まれてしまうのは分かるし
みんなその話になると
そういう風についていかなきゃとか思っちゃうけど
でも実際はチョイスはいくらでもあるってことだよね。
ですよね。私一度なんかヨーロッパで子育てしてみたいわ。
また違うかもしれない。
でも休みが多すぎて大変だよ。
バカンスが多いから。
6週間おきに2週間バカンス。
私立もバカンスあるんですか?
あれはもう教育省で決められているものだから
9月3日ぐらいから始まるでしょ。
そうすると10月の半ばから10月の末まで秋休み。
1ヶ月半で秋休みが来る。
あれ?
9月から10月だからね。
10月の終わりで11月の頭からまた学校スタート。
12月20日で今度クリスマス休暇が始まります。
15:02
えー長すぎ。
また2週間始まる。
1月の頭にまたスタートする。
そこは地方によって違うんだけど
3ゾーンに分かれてて1週ずつずれるんだけど
2月の休みがあります。スキーバカンス。
それがバカンスが重ならないように
このフランスの全土の中で
エリアが全然違うところで同じバカンスする。
そうしないとスキーに行くとか
そういう時にみんなガーッと集まっちゃうじゃない。
だからパリ近郊の人とその周りの人は
バカンスが違ったりするわけ。
そうしないとどっか行くときにバラバラになる。
イースターも同じ。
2月に終わって3月にまた学校行く。
今度4月イースターバカンス。
長すぎる。
それが終わったら今度6末7月頭までの
夏休みまでさすがにね。
お仕事してるお母さんどうしてるんですか?
だからその行ってる間に学堂入れる。
学堂があるんだ。
うちのエリアは7時45分から19時まで預かってくれる。
だから本当に学校行かせてるの変わらなくて
家にずっといるし
逆にそうやってアクティビティ
集団だからいろいろ連れてってくれたりもするし
アクティビティをさせる。
学堂は国がやってるんですか?
市でやってる。
だからもちろんお金は払わなきゃいけないんだけど
でもうちは結構入れてた。
やっぱり家にずっといさせても
やっぱりつまんなくなっちゃうし
飽きてくるでしょ。
親も飽きてくるじゃん。
お友達と遊びたいしね。
だったら行かせて
映画見に一緒に見に行ったり
公園行ったりっていう方がいいから
うちは結構定期的に行かせてた。
へー面白い。
働いてる人はそれでやってる。みんな。
フランスに教育留学してるお母さんとかいるんですか?
いるんじゃない?
留学させてる。
でもオーストラリアとかシンガポールいるんだよね。
だから英語系も多いんじゃない?
あ、そっか。
やっぱりわざわざフランス語系に入れて
そこでインターに入れるなと思って
でもインターだったら別にフランスじゃなくてもいいわけだし
そうですね。
やっぱり親がフランス語に馴染んでる人とか
どっちかがフランス人とかだったらありえると思うけど
あんまりわざわざフランス語やらせるかみたいな
確かに。
っていうのがあるので
そこまで留学させる子っていうのは
いないかもしれない。
音楽とかね、バレエとかね
そういう人はいるかもしれない。
いやー面白い。
本当に世界の教育事情が違ってて
今ってチョイスがいっぱいあるじゃない?
あるある。
ハワイとかそっちでも全然違うわけだし
だから本当にグローバル的なスタンダードで
いきたいんだったら
日本が当たり前っていう前提を置かなくても
私はいいかなと思って
ね。特にこれからの時代で
大層ですよね。
国語力はつけてた方がいいから
日本語教育としては大事だけど
その学校に行かせることが
その子の人生っていうのは
大学とか学校名が決めるわけじゃなくて
18:01
その子にかかってるだけだから
いろんなチョイスがあっていいかなと
私は思いますね。
ありがとうございます。
港くんの話もっと聞きたかったんだけど
フランスの話が聞きたくて聞きたくて
という感じで
ありがとうございました。
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また次回も
パリで学んだブレない自分の作り方を
お楽しみに。
アキでした。
19:15

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