ソーシャルメディアの四象限とは
四象限シリーズ。あちこちで展開する四象限シリーズですが、いろんな番組で四象限は時空を超えて展開するということなんですが、
今日はこのソーシャルメディアの四象限を考えてみたいんですが、
ことばの配信ということですね。「AI進化時代の音声配信とソーシャルメディア」という番組なんですが、
そこでやっぱり一番中心的な、配信する情報は「ことば」なんですね。映像はことばじゃないんですね。
文字と音声が「ことば」なんです。ことばは実は、文字と音声だけじゃないんですが、
ただとりあえず「文字」と「音声」が2つの大きな、「ことば」を構成する要素ということで、この文字と音声の軸で
「ことばの配信をめぐる四象限」を考えてみたいということで、1回目はSNS、ソーシャルメディア編ですね。
いろんなソーシャルメディアがありますけれども、それを文字配信、音声配信という軸で見ていくと、
どんなふうにいろんなソーシャルメディアが位置づくかということで、主なものを並べてみたのがこれです。
この四象限の取り方、とりあえず音声なし、音声あり、文字なし、文字ありで四象限を作ってみました。
文字なし、音声なし、なんてないだろうと思うかもしれないんですが、実はこれあるんですね。
触覚、嗅覚、味覚、第六感。それで言葉は伝わるのかっていうと、これどう思いますか。
例えば、ヘレンケラーが、ウォーター、ウォーターっていう言葉を覚えた瞬間、
彼女は音も文字もない世界、視覚も聴覚も奪われた世界でウォーターを知った瞬間ですよね。
これは実は触覚ですね。手に流れ落ちた水、手にコップからこぼした水の触覚でウォーターっていう言葉を認識したと言われているわけですよね。
だから文字がなくても音声がなくても言葉の認識はありという、これ一つの例ですけどね。
そんなことで、触覚、嗅覚、味覚、第六感ということで、文字なし、音声なしの言葉の伝達もありだよということをとりあえず言った上で、
ただ実際には音声と文字ですね、の組み合わせになるわけです。
これまでソーシャルメディアの世界では文字だけ、あるいは音声だけ、こういう配信がほとんどだったんですね。
文字と音声っていう組み合わせは意外と少なかったんです。
映像と文字はありました。映像と音声もありました。
ところが音声と文字っていうのは意外とどちらかが選ばれて、
最近は、テレビなんかでも音声も流れながら、映像に音声も流れながら文字、字幕もつけるということがかなり増えてきましたけれども、
ホモ・サピエンス、人間は、人は音声と文字で言葉を受け止めるわけですね、通常は。
SNS、ソーシャルメディアの世界はところが文字だけ、音声だけという時代が長かった。
これが今まさに音声と文字という時代に入ってきたという、そういう話なんですね。
文字。実は音声データは容量も大きかったので、文字の特性と音声の特性はだいぶ違うんですけど。実は
やっぱり文字の方がデータ量は少なくて済んだので、やっぱり文字のソーシャルメディアが先に先行して発達するんですね。
これがブログです、ブログ。21世紀に入ってからブログ文化が非常に広がるわけです。
文字と音声の配信の遷移
それ以前も、実はパソコン通信とかいろんなところでやっぱり文字、メールもそうですね、eメールもそうですけれども、
文字による言葉の伝達と。そこには誤解も生まれれば炎上も生まれたわけですけれども、
ここにブログというのが、もう音声なしの文字情報の典型だったわけです。
その上にnoteっていうのを書きましたけれども、このnoteは実は音声記事も配信できるんですが、
音声記事を配信している人はなぜか非常に少なくて、文字情報ばかりをキーボードで打って配信していると。ブログのようにね、ということなんですね。
そして右下いきます、第4象限。
ポッドキャスト、文字なしの音声の典型ですね。
文字なしの音声、そして音声ライブ、ラジオトーク、ボイシー、音声ライブ、こういった世界があったわけです。
これがオンデマンド化もされるんですが、今回はそのオンデマンド/ライブは特に問題にせずに、
とにかくラジオトークやボイシーや音声ライブなどでオンデマンド化されたものも含めて、
ポッドキャストも含めて、文字なしの音声だけの情報配信が、ソーシャルメディア上で行われてきたと。
実はポッドキャストはAmazon Music、Spotify、Apple Podcast、そしてちょっと単独型の音声配信プラットフォームですがStandFM、
そしてYouTube、そしてLISTENっていうのがあるんですが、これを文字情報とセットっていうことで見ていくと、
Spotifyは実はだいぶ前に文字情報をつけると言いながら実際にはあんまりついてなかったりするんですよね。これがSpotify。
やるぞと言いながらも、これはやっぱり聴覚障害者向けにやるぞぐらいの感じで、2年ぐらい前に言ったんですが、あんまり標準で見当たらないですよね。
あんまり展開してない。
ここにきて実は、つい先週か先週ぐらいですね、Apple Podcastがもう全面的に文字起こしをつけると。文字起こしって言わないんだね、Appleはね。
なんて言い方してましたかね。なんかつけると。そして実はYouTubeですね。これが字幕という形で文字起こし。
字幕だけじゃなくても文字起こしできるわけですよね、YouTubeはね。そういう意味ではYouTubeが一番先行してるわけです。既存のソーシャルメディアとしては。
スタンドFMがちょっと前からAIによる文字起こしっていうのをやり始めたんですが、ちょっと精度や編集のめんどくささを含めていまいち普及してないんじゃないですかね。
そんな形で実はこの音声配信のプラットフォームとしては、実はYouTubeが一つ二つ頭抜け出してる状態なんですね。
実は、頭10個抜け出してるのがLISTENですね。頭100個ぐらい抜け出してるのがLISTENということになるわけです。
ですからLISTENは、言葉の配信をめぐる4象限の中で、ソーシャルメディア編としては最先端を行っているということになるわけですね。最先端をいっているという話になるわけです。
配信プラットフォームの比較
noteの方はなぜか音声記事を展開する人がいないので、これ私、別の番組か別のエピソードで、noteで音声記事だけのnoteを作る人が出てきてもいいんじゃないかと。そうすればボイシーはいらなくなる。
noteだけのサブスク型音声配信ができる。私、音声記事マガジンっていう音声だけのマガジン作ったんですが。誰も購読しませんが、そういうことは可能なんですよね、実は。
ところがそれがやられてこなかった。これは結局、音声情報は文字とセットじゃないと、あまりうまく展開していかないということなんですよね。
これが一つ。もう一つはブログに音声はくっついてくるのかということで、私は今、はてなブログを使って音声情報、つまりプレイヤーを埋め込むわけですよね。
ポッドキャスト、LISTENへのリンク先を貼り付けるわけですよね。だから音の鳴るブログを今作ってる。しかもそこで書く文字はすべて音声入力で、LISTENで文字起こしされたものを貼り付けるということで、実は見た目はブログ、中身はポッドキャストというね。見た目は文字、中身は音声みたいなそんなブログを作ってるんですが。
ただここでLISTENは、これが統合的に一つのページで文字も読める、音声と合わせてスクロールもされるということが、もう実現しちゃってるわけです。
この融合の仕方は、私がはてなブログでやってる融合、あれはやっぱり分離して表裏に隠れてる。LISTENはそれがもう一枚の紙の上に両方、統合的、融合的に言葉が、目でも追えるし、耳でも聞けるっていう、もうまさにこれも革命的なわけですよね。もう最先端を行ってるわけです。
そんな話ですね。だからLISTENでやってることはすごいという話ですね。これだけで終わっちゃいそうですね。例えば、こういう四象限に位置づけてみると、やっぱりLISTENの革命性ですね。これがもう際立ってくるっていうことがわかるんじゃないかなと思います。
今これから何が起こるかというと、みんなここに向かっていくわけです。LISTENの方へ。ポッドキャストもラジオトークもボイシーも音声ライブもブログもnoteも、みんなLISTENの方へ向かっていくはずです。これは間違いなくね。なぜか。文字と言葉。言葉を伝えるには文字と音、声ですね。この両方があったほうが豊かに伝わるからです。もうそれだけのことです。
声もある文字もある。最強ですよね。これはね。そういう話です。一つだけ。真ん中辺に、Xとスレッドのアイコンが入ってます。Xは、実は文字チャットのまま、音声なしなんですね。基本的に映像とかで音声つける場合ありますが、結局音声入力まだ対応してません。
スレッズの画期的なところは、文字と音声がつぶやけるようになった。ここにあるわけですね。だからもうXとスレッズの溝は深いんです。スレッズは、完全にLISTENの方へ向かっているLISTEN型のツイッターだと。LISTEN型ツイッター。
最近みんなブルースカイに流れてますけど。ブルースカイがそれをやってるのかどうか私は知りませんけれども、とにかくスレッズはLISTEN型のツイッター。ここ重要ですね。ここ重要。そしてすべてのソーシャルメディアは、LISTENの方へ向かっていく。これは言葉を豊かに伝えるにはそれが一番メリットがあるからだ。もうそういう話ですね。
これだけです。「ことばの配信をめぐる4象限」の①、「ソーシャルメディア編」。まだこの後、続編続きます。ではまた。