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  2. #89 ポートフォリオ
2024-03-29 22:05

#89 ポートフォリオ

デザイナーのポートフォリオの話。Web系のポートフォリオであれば、枠組み、ポートフォリオサイト自体も見られるので、そこをしっかり作っておこう、という話と、自分は何が好きか、どういうスタイルが得意か、というのを前面に出すべき、という話です。総じて、誰に対して何をどのように伝えるか。という、デザイン業務のいつものポイントが集約されるのがポートフォリオな気がします。

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こんにちは、シロクロの伊藤です。Podcast89回目、今回はポートフォリオについて話していきたいと思います。
今日は2020年3月29日。よろしくお願いします。
ポートフォリオ、デザイナーとかの自分の作品集の紙媒体だったり、ウェブサイト、ポートフォリオサイトだったり、
これについてなんですけど、僕が今ウェブ制作会社なので、いろんなフリーランスの人とかがポートフォリオを送ってきてくれたり、
たまに学生が送ってくれたりとかしているのをよく見るんですけど、
そこで、もうちょっとこうしてた方がいいよね、わかりやすいよねっていう点だったり、
あと学生が就職活動用に作るポートフォリオとか見ていて、
100の力を100きちんと見せたいわけなので、それが損なわれるような状態だとやっぱりもったいないので、
きちんと伝えていこうよというところですね。
今話した通りポートフォリオって、要は誰に見せるかっていう話であって、
学生が就職活動用に制作会社に見せたりとか、
あとフリーランスが仕事を終えるために動用とかプロダクションに見せるためのもの、
もしくは転職活動用とか、そういったものが多いのかなと。
たまに全然、本当に単純に記憶用としてのポートフォリオとか見たりしますけど、
要は誰に何を見せたいかっていうところですね。
学生が就職活動用に見せたい場合のポイントとしては、
特にWeb系の場合でポートフォリオを見せるときのポイントの一つとしては、
そのポートフォリオサイト自体を作るのか、そうではないのかというところで、
Web 屋としてはポートフォリオですってなったら、
そのポートフォリオサイト自体をまず見るはずなんですね。
僕も多分そうだし。
なんでかっていうと、実際のデザイナーのポートフォリオの、
特に学生はあれなんですけど、
どこまでその人がその作品を作っているのかっていうのが、
結構曖昧なことが多くて、
よくよく話を聞いてみると、
ここの部分だけ作りましたとか、
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ここはやってないですけど、みたいなことがあったりとか、
これは素材ですとか、あるいは期間は実はこのぐらいかかっていますとか、
そのポートフォリオを見てお仕事をお願いしても、
その辺のクオリティまで届かなかったりとかすることが多々ありまして、
僕だけかもしれないですけど、
なので作品自体よりかは、
ポートフォリオサイトをどういうふうに作っているかのほうをよく見るんですよ、
Web 屋は多分。
その時に、両方見れるからいいですね。
デザインも見れるし、
HTML、CSSどの程度書けるのかっていうのが、
もう一目で分かるので、
そのポートフォリオを一個一個見なくても、
それだけ見れば現在の力量がだいたい分かるっていうのと、
あと多分、やっぱり好奇心みたいなのもちょっと分かるなと思っていて、
この人Webめっちゃ好きなんだなとか、
力量よりもどのぐらいWebが好きで色々見ていて、
こういうふうに作っている。
クオリティとはまた別のベクトルで、
実践的だったり前向きの取り組みというか、好きでやってる感が出てくるので、
個人的にはそういう人は非常に好感が持てるというか、
多分そういう人は黙ってても自分で勉強をする。
勉強っていう意識じゃないですよ。
好きでやってるからどんどんどんどん学んでいくから自然に伸びるので、
多分そういう人がセフスタ会社としても欲しいだろうし。
そういう意味でいくと、
Web系に行きたいときのポートフォリオはHTMLかけたほうがいいって話なんですよね。
WebデザイナーがHTMLかけるべきかどうかっていうのは別の話なんでいいんですけど、
かけたほうがいいね。かけるにはこうしたことはないので。
もしくはもうポートフォリオサイトを作らないかですね。
モーションとか外部ツールを使ってポートフォリオサイトの枠を作って、
そこにリンクなり画像なりあって作品自体を見てもらうっていう。
これだったら枠組みを評価しなくていいので、
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作品だけ見てもらえるので。
たぶん今は普通かもしれないけど、
ツールを何を使うかによっていろんなWebサービスに対して積極的というか、
よく知ってるねっていうのも見て取れるので、
何を使うかも一つのセンスになるのかもしれないですね。
さっきちょっと話したんですけど、
ポートフォリオの一個一個の作品に、
制作期間だったり、
あとは担当した範囲、
デザインはデザインでもどこからやったのか、
学校の課題で素材がこれだけあってとか、
あとかかった期間、
それを極端な話1日でやったのか、
2週間かかったのかとか、
制作意図とかはあれですけど、
要はアページとしてそのぐらいのレベルを出せるかどうかっていうのを、
やんわり伝えていく感じ。
あとは学校の課題なのか、
自発的に作っているものなのか、
でもやっぱり就職活動で見るんであれば、
学校外のものも作っているっていうのはプラスに働くだろうし、
その辺全然気にしないぐらい、
デザインレベル高い人は今話してること一切何も気にせずに、
PDFだろうが、テキストエディタでURLだけ貼り付けだろうが、
腕力でぶん殴るっていう戦略でもいけるんですけど、
そうじゃない人は緻密にやる必要があるんじゃないかなと。
あとフリーハンスのデザイナーさんだったり、
ウェブ制作屋さんのポートフォリオの場合、
これも基本的に同じで、
ウェブ業界の場合であれば、
サイト自体、でも最近ノーションで送られてくるケースが多いので、
そこはいいんですけど、
フリーランスの場合は直接的に仕事の話になってくるので、
やっぱり、
費用感は何らかの形で出したほうがいいかなと思っていて、
ポートフォリオサイト自体に載せるのははばかれるのであれば、
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営業するタイミングで費用感、
大体このぐらいでこのぐらいのことできますよっていうのがあったほうが良いかなと。
別途資料とかでもいいし、
臨時クリエイションかかったページで費用の話するとかでも全然いいだろうし、
よっぽど腕に自信ありっていう人以外は、
費用感載せたほうが話が早いと思うんですよ。
そこで費用載せてないと、
1回どのぐらいの費用感なんですかという問い合わせが発生しちゃうので、
そこがないとこのぐらいでこのぐらいの費用感と提示して協議してもらったほうが、
受け取り側としてもそこを問い合わせることなく理解できるので、
意図的に出さないという戦略ももちろんあるんだけど、
腕がレベルが高い人は全然引き手余ってあればいいと思うんですけど、
あとその掲載許可、一時期何か問題になった、
なんとかスクールで作った実績をそのまま出してる、
しかもそれが既存サイトの勝手にリニューアルで既存サイトの名前そのまま出してるケースとか、
あれは最悪なんですけど、
そうじゃなくても掲載許可っていうのをきちんと取らないと後々問題になったりするので、
きちんとクレジット出してないと、
発注する側からすると勝手に載せられる可能性があってなるとちょっと不安になってしまうので、
だからそこら辺がきちんとできてる人の方が安心できるっていう。
ポイントとしてはフリーランスの場合、
やっぱり初めての人っていうのは一番発注側が不安。
何度か依頼したことがある人だったら、
技量も分かるしコミュニケーションのやり方も分かるのでいいんですけど、
初めての人が一番不安なので、
特に連絡頻度とか大事なタイミングで連絡がないとかっていうことがあったりするし、
結局フリーランスなので責任問題、
会社だったら別の部署の人に連絡が取れたりとか、
会社に連絡すればどうにかなったりするんですけど、
フリーランスの方っていうのはその方に連絡があったらもう連絡取れないので、
そういう不安があるのでフリーランスに相談するのはなかなかリスクがある。
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ちょっと話逸れてきたけど。
なのでフリーランスの場合も見せ方踏まえてパッとプラス、
費用感的なものを出していくといいですよねっていう話かな。
特に学生に関してはウェブやに持っていかないコートフリーだったら、
うちも昔やってた紙でファイリングとかしてそれを見せてとか、
でも最近はコロナ禍以降オンラインミーティングがザラになってきたので、
昔は売り込みに行くときとかはウェブを紙に印刷して持っていってっていう見せ方をしていたので、
最近はやってないけど。
ウェブを紙で見せると案外有効で、結構でかい紙とかに印刷するとそれだけでインパクトあって、
昔やってたよね、クライアント確認に紙で印刷したものを持っていくっていうのは最近絶対ないな。
全部オンラインでFigmaなりHTMLで確認するので、なので見せ方も大事になるっていう話ですよね。
コートフリーにしても一般的なデザインにしても、
誰に対して何をどのように伝えるかっていうのがコートフリーのデザインに関してもいつものポイントであって、
それをきちんと丁寧に考えれば自然と最適なものができるはず。
ただ漠然といいものを作りましたっていうのはやっぱりぼんやりするので。
プラスその辺の基本的なことができた後に、個性っていうと若干、ちょっと待ってください、一旦停止。
続きです。これ一回止めてもう一回再開するので、何らかのツールでつなぎ合わせればいいんだろうけど。
でもちょっとあれです。続けますよ。
ポートフォリオに関してはさっきの側の話だったり、クレジットの話だったり、フリーランスであれば費用の話だったりとかもきちんとしつつ、
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最低限の枠組みができた後に、個性的な個性を出していこうぜっていう話で、
結局人対人の話になってくるので、自分はどういうものが好きで、どういう感覚ですっていうのを出してたほうがやっぱりわかりやすいんですね。
例えば、こういう風のイラストを書くのが好きで、そういう風のデザインをするのが非常に好きであると。
であれば、ポートフォリオサイト自体がそういうテイストで、自分の好みを大開放して出したほうが非常に伝わりやすい。
逆に言うと、それが受け入れられない人は、ちょっとそのテイストはうちではちょっとってなるんですけど、でもそれでいいんですよね。
万人に受けようとして自分の個性を出さずにフラットにフラットにすると、合わないねっていう人は確かに減るだろうけど、そこが欲しいねっていう人も激減するので、
であれば、全然ちょっとうちとは合わないですっていう人がたくさん増えても、その中の一人ぐらいがめっちゃ相性良いですね、求めていましたっていう人が見つかりやすい。
話が早いんですね。なので、自分の好きなスタイルを全開に出す。とにかくミニマルにやりたい。
クライアントデザイナーの白井さんが好きでしょうがないから、ああいう感じを全面に出したほうが好きな人が見つけてくれる。
それが嫌いな人、苦手な人っていうのは、そもそも連絡取り合う必要もないので。
なので自分の好きっていうのをきちんと出した方が非常に話が早いし、自分と相性がいい人と仕事ができるので、そこを出していくべきだと思うんですね。
それは就職活動にしてもそうだし、フリーランスが仕事を探すケースにおいてもそうだと思うんですね。
ずっと話すけど、よっぽど腕に自信がある。レベルがバリバリ高いっていう人を除いては、個性とか出す必要すらない。
分なければいいだけだから。じゃないけど、そうじゃないのであればきちんと自分を出す。
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そうした方が相性良い人と仕事ができる。見つかる。お付き合いすることができる。
さっきのイラストとかミニマムなデザイン、タイプグラフィーとか、分かりやすいスタイルがないっていうケースももちろんあるし、
若ければ若いほどまだ自分が好きなスタイルっていうのが見つからない人、多分むしろそっちの方が多い気がするんですけど、
それはそれでもう仕方ないので、無理に自分がこれが好きっていうのを見つけるのもナンセンスな話なんで、
それが出てくるまできちんと向き合っていけばいいだけだろうし、
多分やればやってる間にちょっとは何かが滲み出ちゃうので、
言葉でもいいですしね。好きなデザインっていうのはまだ出てないけど、それを言語化してきちんと伝える。
それが非常に情熱的で、人から見たら、多くの人から見たら鬱陶しいとかうるさい感じるけど、
それがハマる人にはまるわけで。
なのでそういうきちんと自分を出すっていうところができると分かりやすい。話が早い。
し、多分普通ののっぺりとしたポートフォリオよりも、結果は成果は出やすいんじゃないですか。
同じポートフォリオ自体を作っていても、ポートフォリオサイト自体が自分を前面に出してるんであれば、
たまに学生でもフィーランスの人でも、自分のプロフィールページみたいなところに写真とあとちょっと趣味の話とか載ってたりするんですけど、
あれはあれで、とっかかりとしてありなので、趣味の話でもいいだろうし、好きなデザイナーの話とかでもいいだろうし、
それも結局自分を出すことにつながっているので、そういうスタイルが好きなのね、あのデザイナー好きなのねっていうふうに話が広がるケースもあるので。
なのできちんと自分を出す。ポートフォリオとしてのきちんと枠組みと構成をきちんと作った上で自分を出す。
ってなるとだいぶ良いポートフォリオになるんじゃないかなと。
あとはそのレベル的には結局、学生が就職活動に使うポートフォリオでいくんであれば、
結局学生なのでそのレベル感っていうのはある程度よっぽど突出した人以外っていうのは似たり寄ったりになるので、
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特に制作会社とかっていうのは多分おそらくですけど、そんなに現時点でのレベルって見ていなくて、
入社して1、2名すればそこそこ育てられるっていう感覚を多分制作会社持ってると思うんで、
だったらやっぱりそこのやる気だったりどこっちの方向向いてるかっていう姿勢と、
あと人と人としての相性を見ていくはずなので、あればそこをきちんと出していくといいんじゃないかなと思います。
俺はこれを誰に対して話してるんだって話なんだけどね。
まあいいや。
あとはちょっとつなぎ合わせをちょっと頑張ろう。
一回あっちで終わるんですけど。
はい、っていう感じのボトホリオの話でした。
じゃあ終わります。
はい、ありがとうございました。
さよなら。
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