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はい、こんにちは。今回はですね、医者、医学生の解剖実習、解剖研修について私の意見をお話しさせていただきたいと思います。
というのはですね、最近この動画のコメント欄とか僕のインスタグラムのメッセージとかで
解剖の実習、研修について三木屋先生の意見を聞かせてください。三木屋先生どう思いますか?というリクエストが
本当に冗談抜きで殺到しているんですね。なので今回僕はですね、個人攻撃をする気は全くないです。
特定の個人や特定のクリニックを攻撃したりとか、バッシングするとか避難するとか、そういう動画を上げるつもりはないです。
あくまで今回は僕個人の解剖に関しての考えを述べさせていただこうと思います。
解剖実習、解剖研修について、それどういうものか、医学生とか医者とかだったら大体わかっていると思うんですけど、知らない人に向けて話しようと思います。
あとはですね、今回のこの動画はですね、医学生の方とか研修医とか若いお医者さん、僕も若いんですけれど、僕より年配の活躍している先生たくさんいらっしゃるんですけど、最近中堅よりちょっと上ぐらいになってきたわけであって、
僕よりも若いお医者さん、医学生にしっかりと聞いてほしいので、そのために今回の動画を上げているというのもあります。いろんな人に向けての動画ではあります。
解剖実習というのはですね、僕、医学部入って、僕の時は大学2年生の時、基礎の解剖学のための解剖実習というのがあって、
あとは6年生になった時に臨床の解剖実習というのがあって、2回ありました。
その時はですね、3人1組のグループになって、1体の検体を解剖させていただくという実習でした。
あとはですね、医者になってから個人で解剖をやりたいと思った人は、解剖させてくれる場所を選んで解剖して勉強するということもありますね。
下界の道に進んだ場合なんかは、やっぱり医者になって改めて解剖をしっかりまた学び直したいという時があるんですよ。
医者になって解剖の重要性を改めて気づくんですよ。僕もそうでした。
僕はもう医学生の時にもっと真面目に、もっと真剣に、その当時でも真剣にやってたんですけど、やっぱり見る場所が違うんですよね。
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だから、もっとより一層解剖させていただければよかったって反省してるんです。
これはもう僕以外でも下界だったらみんな考えることですね。
もっとあの時、しっかり解剖を勉強しておけばよかった、実習をもっとより一層やっておけばよかった、みんな思うことなんです。
もちろん学生の時に解剖もすごく僕は一生懸命させていただいたんです。勉強させていただいたんですけど、そういう反省点はあるということです。
じゃあどういう方が検体してくださるのか。やっぱり人間のご遺体がなければ解剖させていただくことはできない。
多くの場合は大学でボランティアで自分の意思で自分の体、自分が死んだ時に検体しますという方がいてくださるんです。
そういう方で成り立っているのが解剖実習なわけでございます。
お金出して死体を買うとかそういうものじゃなくて、純粋に私の体を検体させていただきますという方がいてくださるおかげで成り立っているわけであって、
僕はそういう検体してくださる方に対して強い敬意を持っているわけですね。
医学生の時でも敬意を持っていたんだけれど、今になってそのありがたさというのがより一層わかるようになったわけですよね。
それは医学生の時はまだ20歳ぐらいだったわけなので、人生経験も少なくてわからないことがいっぱいあったんですけれど、
今になっていろんなことがわかるようになったと。
まだまだ僕も成長過程なので、今後もっと深くわかってくるということはあると思うわけですけど、
なので、検体される方はお食事会というのがあったんですよね。
大学2年生になったばっかりの時だったんじゃないかな。将来検体してくださるという方の会の方と医学生でお食事するという機会があって、
その当時は正直そのお食事会の意味というのも深くはわかっていなかったですね。
検体してくださる方がいるんだってありがたいなって思ってたんですけど、
今となればもっともっと深く感謝しないといけないという気持ちなんですよね。
実際食事会があったんですけど、僕も含めてほとんどの学生は、
検体してくださる方とほとんど会話なかったですね。
黙々とご飯を食べるだけという感じだったんですよね。
そういう感じになってしまったわけなんですけど、今となればその時にもっと深く敬意を示して感謝の気持ちを示すということを、
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今となればもっとしないといけなかったなって思っているわけでございます。
解剖の実習をするわけなんですけれど、
学生の時の解剖実習というのはホルマリンにつけた検体なんですよね、ご遺体なんですよね。
遺体というのは放置しよくと腐ってしまいますので、腐らないようにホルマリン付けにして、
解剖実習の時が来たらそこから出して実習させていただくと、
体の表面から顔面、頭蓋骨の筋肉の一つ一つ、骨と内臓とか、あとは生殖器もそうですよ。
僕の時の検体は男性の方だったんで、男性器ですよね。
女性の検体の場合は女性器がついているわけであって、男性だと前立腺があって、
精巣があって、女性だと子宮があって卵巣があって付属器があってという、
それを勉強させていただくという流れになるわけですよね。
今となっては検体される方というのはすごく大きな決断をされたと思うんですよ。
すごいことだと思うんですよね。
それは純粋に医学の発展のために、学生さんに自分の体を使って勉強してもらいたいという気持ち、
社会貢献のため、世の中のために検体してくださったと思うんです。
これすごい決断だと思うんです。
実際検体されると解剖を僕たちがさせていただくことになって、
体を切られて、筋肉も一つ一つ出して、内臓も出して、
生殖器もバラバラに分解されて、血管の双方とかを見られてということがされるわけなんですよね。
これはすごく大きな決断で、
僕は死ぬまでその方々に敬意を表しないといけないと思っているわけです。
なので、検体に関して不謹慎なことをするというのは絶対に許されないことなんです。
僕が高校3年生のとき、受験シーズンのときに、
担任の先生がクラスの中で医学部に進学する人が多かったんですよね。
半分か3分の1くらいのクラスの中で、理系だったんで、
僕の高校って医学部に行く人が多分日本で一番多いところだったんで、
医学部を目指している高校生が多かったんで、
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担任の先生が面接に関してとか、あるいは医学部に住んで医者になるための倫理というのをしっかりお話ししてくださったんですよ。
あるエピソードで、ある医学部に進学しましたよと。
解剖実習のとき、2年生か3年生だと思うんですけど、その当時は。
解剖実習のときに、ご遺体の耳を切り取って壁にくっつけて、壁に耳ありってやった生徒がいたと。
その生徒は退学にやりましたという話を聞いたんですね。
当時高校3年生だった僕は、せっかく努力して勉強して医学部に入ったのに、
2年生か3年生まで進学して、そこで壁に耳ありして、退学って厳しすぎるんじゃないかって、高校3年生のときの僕は思ったんですよね。
だけど、そういうことはやってはいけないんだなっていうのをなんとなく学んだし、
僕はね、そういう厳しいですよねって先生に言ったら、なんでそんなことがわからないんだって怒られたんですよね。
怒られたっていうか叱られたんですよね。
医者になるための、医者の倫理としてそれをやってはいけないことがわからないのかってすごくきつく叱られたんです、大声で。
そのときは人間に叱られるっていうのはショックを受けるわけであって。
プライドも傷つくんですけど、だけど僕はそのときに先生に叱られて本当によかったなって思うんですよね。
今となってすごくよくわかります。
当時高校3年生、若かったです、17歳で、みんなすごい勉強してるわけですよ。
受験、専属大変だったんですよね。
やっと医学部入って、その一瞬の行為で退学厳しいよねとしか思わなかったんですよ。
まだ医者としての倫理っていうもの自体深く学ぶ前だったっていうのもあって、
受験勉強のことばっかり頭の中にあったから、かわいそうだよねみたいに思ったんですけど、
だけど今となってはその行為っていうのは絶対に許されない行為だっていうのはわかるわけですね。
それは検体される方のお気持ちとか教育が必要っていうことを深く学ぶと、やっぱりわかるわけですよね。
っていうことであって、僕はあの時に叱られてよかったですよっていう話ですよね。
僕も医学部入って、大学2年生の時に解剖実習があったわけなんですけど、
解剖の先生が結構厳しかったんですよ。
僕に対してやたら厳しいんですよ。
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今となってはその先生のこと大好きだし、すごい信頼関係があって仲良しなんですけど、
当時ね、すごい厳しかったんですよ。
で、なんで厳しかったかっていうと、その解剖の先生は美容性系嫌いなんですよ。
今でこそ美容に進む医者っていうのはそういうのもありだよねっていう風潮になってるけど、
当時は医者になって美容性系の道進むなんてけしからんっていう風潮だったんですよ。
だけど、やっぱりクラスの中でも一定数は自分は美容に進みたいって思ってる人がいるんだけど、
みんな絶対口に出さないんですよね。
口に出した途端、ものすごい攻撃されるから、上の先生から、
美容なんかけしからんっていう先生が一定数いるんですよ。
もちろん、私は美容性系もありだと思うよねっていう先生もいたんですよね。
僕の場合はたかすっていう名前だけで、もう美容行くんだなって見られて、
もう美容嫌いの先生からものすごい攻撃を受ける立場だったんですけど、
もうそれ覚悟の上でやってたわけなんで、しょうがないと思ったんです。
で、解剖の先生も僕にやったら厳しかったと。
もう名指しでボロッカス言われたわけであって、しょうがないなって僕は思ってたわけであって。
で、僕は解剖実習は好きだったんですよね。
解剖させていただくことはすごくありがたいことだし、
勉強する上でですね、僕医学を勉強するっていうこと自体がすごく好きだったので、
やっぱり教科書を読んだりとか解剖の図だけ見ててっていうよりかは、
実際に人間の体を解剖させていただくと、より一層深く分かると。
今まで分からなかったことは繋がると。
点と点が線で繋がって、その線が面で繋がるっていうのがすごく嬉しくて。
解剖の実習はですね、僕、夜遅くまで、せいぜい夜の7時ぐらいまでなんですけど、
普段の授業は4時10分に終わってたんで、普段に比べると長いんで、
解剖実習、だるいとかつらいっていう声もあるんですけどね、学生さんの中ではね。
僕は好きなほうだったんですよね。
実習中も僕にあたる辛くあたってくるんですけど、僕は必死に勉強してたんですよ。
自分で言うのもなんですけど、まあまあ優等生なほうだったんですよね。
別に留年とか告知落ちたりとかだってないし、勉強好きだったんで、純粋に医学が好きだったんで、まあまあ優等生なほうだったんですよね。
で、実習も一生懸命やって勉強して、その解剖の先生にもいろいろ質問するんですよ。
そうするとね、やっぱり質問するとちゃんと答えてくれるんですよ。
分からないことは分からないってはっきり言ってくれるし、
っていうことをやりとりしてると、この高須ってやつまあまあ真面目なんだなって。
大抵その高須っていう名前だけで、こいつろくでもない、ボンボンの、けしがらん、チャラい奴だろうって、
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どうせ医学まともに勉強すぎないだろうっていう先入観が必ずあるんですけど、
それは毎回毎回ひっくり返すわけですよね。
大体勝手にひっくり返るんですよ。
普通に僕が勉強してたり頑張ってたりとかすると、相対的にこの人頑張るよねっていうのが伝わるんで。
っていう感じで、で、認めてくれて仲良くなってっていう感じでなんですよね。
で、そもそもなんでその解剖の先生が僕に辛く当たってたかっていうと、やっぱりその気持ちも分かるわけであって、
検体される方っていうのは医学の発展のために、人の命を救うために、病気を治すために、
世の中に貢献したいために検体されるっていう方が大部分だと思うんですよね。
だけど僕は美容外科医になる人間なわけですね。
となると、ひょっとしたら検体される方は美容外科医になる医学生に自分の体が解剖されるぐらいだったら、
検体しませんって言ってたかも分からないんですよね。
それは本人に聞いてみないと分からないわけであって。
なので、当時美容嫌いだった解剖の先生もそういう気持ちもあって、
こんな奴に解剖させたくないみたいな気持ちもひょっとしたらあったのかも分からないです。
だけど僕がいろいろ頑張っていろいろその熱意が伝わったら、その先生もすごい僕のことを可愛がってくれるようになって、
しまうには授業の時に美容整形の話もするようになってくれたんですよ。
例えば顔面の授業の時なんかは顔面神経っていう大事な運動神経があるわけなんだけど、
この顔面神経のそこは側頭肢が、頸臓が当てて、ここを傷つけると顔面神経麻痺になってしまう。
これは美容整形の手術においても大事だからって、
これも明らかに僕に対する授業だなって感じて、
その時初めて愛を感じて仲良くなったわけなんですけどっていうエピソードもあるわけであって、
なので僕はすごいその先生に厳しくされたし、叱られたんですよ。
それは叱られますよ、ちゃんと勉強できてなくて質問されて答えられなかったらホルマリン漬けの手袋の手で頭をバーンって叩かれるんですよ。
頭が油とホルマリンでベタベタになって、今となってはその行為はいかがなものかって言われると思うんですけど、
当時の僕としては叱られてよかったなって思うんですよね。
多分この表現するとまた炎上しちゃうと思うんですけど、すいません、これ僕個人の感想です。
僕個人の意見なのでその行為を容認しているとか、広めているというわけではないです、すいません。
言わない方が良かったですね、今のエピソードはね。っていう感じなんですよね。
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という感じですね。
医療の倫理を学ぶという点では、叱ってくれる人ってすごい重要だと思うんですよね。
それなりに医学部6年間で解剖もさせていただいて、医療の倫理というものも学んでですね、検体してくださる方はありがたいということがわかって、
医者になったわけですよ。
研修医になって、そうするとね、医者になって勘違いするやつっているんですよ。
すいません、僕も一時期勘違いしてた時がありましたね。
研修医になって、最初は何もできないんですけど、真剣に仕事を覚えようと頑張って毎日夜遅くまで働いていると、それなりにできるようになってくるんですよね。
で、研修1年目の終わり頃とか2年目ぐらいになると、結構できるようになって、僕もね、そこそこ優秀で、
当時はもう本当に、研修1年目で1人でCVライン、IVH入れたりとか、
膏膜が入れたりとかね、ルンバールしたりとかね、できたんですよね。
研修医2年目には1人でスマンガンツとか普通にスイスイ入れてたんですよ。
今ではそんなことはもう許されなくなってた、なってるんですよね。
研修医の2年間は上級医の監視の下にやらせないといけないという感じなんですけど、
当時はですね、上級医の監視がなくても、研修医は医者だから、まあ許されれば何でもできて、
もうスマンガンツ1人でバンバン入れてたんですよね、麻酔医。麻酔医科だったんで、はい。
ということがありまして、そう、だからそれでね、いろいろできるようになるとね、やっぱり勘違いしてくるんですよね。
自分は医者だから偉いって思って。僕もね、最初、研修医の1年目終わり頃から2年目ぐらいはね、そういう慈悲があって、
で、そうなるとね、やっぱりちょっと不謹慎なことを、不謹慎な発言しちゃったりとかするんですよね。
例えばね、まあ今はもうあんまないと思うんだけど、手術室でなんか記念撮影したりとか、
今は、今と違ってね、スマホもなければ、ガラケーに、ガラケーはあったんだけど、ガラケーにカメラがまたつく前の話ですよね。
社メールが出る前なんで、結構ね、お手術室で記念撮影とかしてて、そこに患者さんの体が写ったりとかっていうことがね、あったんですよね。
一部、一部かな、みんながみんなそうじゃないんですけど、いろんな病院でそういうことって実際あったんですよね。
なので僕もね、そんな感じで手術室で記念撮影しちゃったりとかっていうのもあって、それはなんか自分は医者でね、こんだけ頑張ってるんだから、
普通だろうみたいな感覚に一時期になっちゃってて、それすごく今反省してるっていうのもあって。
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あとは、救急、ローテイトしてて、結構活躍してた、頑張ってたんですよ。めちゃくちゃ働いてたんですよね、夜遅くまで。
だいたい月の半分以上、月の20日間くらい到着して、全然というか結構平気だったんですよ。
家帰らなくて、ヒゲボボで、お風呂もろくに入れなくても、そうやって病院に寝泊まりして働き続ける医者がかっこいいっていうふうに僕は考えるタイプなんですよ。
今ではもうそんなの古くて、かわいそうだって、医者の過労でかわいそうだっていう風潮なんだけど、当時はそういうのかっこいいっていう風潮もあって、僕もそれかっこいいと思って、本当にかっこいいと思って、自分自らそういうのを好んでやってたんですよね。
だからそれを推奨してるわけじゃないんで、それも勘違いしないでほしいんですけど、そういうことをやってて、そうするとめちゃくちゃ働いてて、それなりに結構お仕事できるんで、やっぱり勘違いしちゃうんですよ、自分は偉いって。
で、やっぱり農学科の上の先生とかもめちゃくちゃ働いてるんで、やっぱりちょっと勘違いしちゃったりとか、5年目とか6年目とかね、そういうぐらいの上級医の先生も勘違いっていうか、そうですよね、なのでちょっと不謹慎な発言とかしちゃうんですよね。
例えば、蜘蛛膜科出血の方がたくさん運ばれてくると、それ以外でもね、慢性甲膜科血種とかいろんな方が運ばれてくると、ズバラが来たって真打ち登場とかね、ちょっと不謹慎な発言したりとか。
あるいは慢性甲膜科血種だと、ズバラ、蜘蛛膜科血種に比べると比較的、手術の流れがね、手術の規模がちっちゃいから、ああ、慢硬ね、慢性甲膜科血種って略して慢硬って言うんですよ、慢硬、慢硬って言ってね、それをまた別の表現をしたりとかね、ちょっと不謹慎なことをしてたりとか、
そういう空気があって、僕もちょっとそれに参加しちゃったりとかして、その時にね、すごい叱られたことがあって、それはね、看護師さんに叱られたんで、看護主任の、一番偉い人なのかな、不調の次に偉い人なのかな、で、
その看護主任は結構厳しくて、下からはもうちょっと嫌われてたりとかしてたんですけれど、今で言うモンスターベテラン看護主任がちょっと入ってる系なんですけど、その人がね、僕すごい、とか、他のお医者さんも叱ったんですよ、
それ、不謹慎じゃないですか、看護師さんの気持ち考えたことあるんですか、とかね、言われてね、で、その時はカチンと来て、プライドも傷つくしね、で、中には、医者の中には看護師のくせに偉そうに俺たちの方が全然働いてるし、手術もしてるんだぞ、みたいな感じになったんですけど、
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僕もちょっとそっち系あったかもわかんないんですけど、よくよく考えると、やっぱり自分が悪かったなって思って、反省して、でもそういう不謹慎な発言とかはしないようにしてはいけないということを学んだわけであって、やっぱりその叱ってくれる人がいなかったら、やっぱり不謹慎なまま医者になってたかなって思うんですよね。
ということで、医者になっても、あるいは医学生の段階でも、あるいは医学部に行く前でも、叱ってくれる人ってすごく大事だと思うんですよ。
で、叱られないまま年齢を重ねて、医者になっていくとですね、やっぱりちょっと痛いことをやっちゃうっていうことがあると思うんですよね。
なので、今でも子供を叱れない大人っていうのが増えていて、会社の中でも、たぶん大学の中とか病院の中でもそういう風潮って強くなってきてるんですけれど、
結局、叱られないまま、自分が悪いことを気づかないままどんどん年齢だけ重ねていくと、倫理観が欠如した医者大人っていうのがどんどん生まれてしまうんだなっていうのを僕は感じるわけであって、
なので僕は、まだまだ僕は不完全ですけど、本当に叱ってくれる人がいてよかったなって思うんですよね。
叱られたときはプライドも傷ついて腹立つんですけど、じっくり考えると本当に叱ってくれてよかったなと、そのおかげで成長したなっていうのはあります。
もちろんまだまだ僕も不完全で至らないところあるんですけどね。
で、もちろん叱る上では正しく叱ると。ちゃんとした大人、正しい倫理観を持ったちゃんとしてる大人が正しく叱ると。
感情的になって起こるだけとか、自分のストレス発散のために起こることによって自分の脳内でドーパミンを発して快楽を感じるために叱る、起こるっていうのは絶対良くないんで、
あくまでその下の人間が正しい方向に導かれるように叱るっていうのは大事で、あとはもちろん褒めるっていうことも大事で、正しいことをした場合、良いことをした場合は褒めて、
褒めるべき時は褒める、叱るべき時は叱るっていうことを正しくね、やるってことは大事だなって思います。
ということであって、まあって言うとね、お前美容外科医のくせに何偉そうなことを語ってるんだよって言う人もいると思います。
それはね、僕でもね、すごく今でも深く考えますよ。
本当に検体してくださった方は美容外科医になる私でも良かったのかっていうのはね、未だに深く考えるわけです。
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結局一人の医師を育てるためにはですね、そうやって検体してくださる方がいて、育つっていう、医者になるっていうのもあるわけです。
っていうことなんですよね。なので、医学生の方に言いたいのは、解剖は真面目にやれよと。
特に外科に進む人にとっては、解剖っていうのはね、医者になってから重要性を築くんで、しっかり勉強してくださいと。
結局検体してくださる方がいるんだからっていう話です。
医者になってから解剖するっていう機会もあるんですよね。
美容外科医でよくあるのはフレッシュキャダバーっていう新鮮なご遺体、解剖実習の時に医学生がやるのはホルマリンにつけた、時間が経ったからのご遺体なので、
ちょっと傷んでたりとか、血管とか神経の走行がわかりづらかったりするんだけれど、
亡くなられたばかりのフレッシュなご遺体っていうのは、血管とか神経とかもね、筋肉の組織もまだまだみずみずしくて、より生きている人間に近いご遺体なんですよね。
だけど日本でフレッシュキャダバーの解剖ができるのってなかなか難しくて、むしろアメリカとか海外の方がハードルが低いんですよね。
なので美容外科でよくやっているのは、年に何回かハワイでのフレッシュキャダバーの解剖の研修セミナーっていうのがあって、
それをハワイの観光のついでに行くっていうのが結構流行っているわけであって、僕は参加したことはないんですけれど、
僕はどっちかっていうと、形成医科とかがんの治療とかで、実際のがんの治療とかにおいて、
手術において勉強させていただいている、実践で勉強させていただいているっていうのが結構幅が大きいんで、
フレッシュキャダバーも勉強させていただくのもアリだと思うんですけど、機会があれば行きたいとは思っているんですけど、なかなか忙しくて行けないとかね、そういうのもあるわけであって、
なので、もちろん海外のフレッシュキャダバーのご遺体の方に対しても敬意を表すってことはね、すごい大事だと思います。
美容外科医であっても、美容外科医になるんだったらなおさら解剖のご遺体には他の学生や医者よりも何倍も敬意を表しないといけない。
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絶対不謹慎なことはしてはいけない。それはその方の尊厳を傷つけることになるし、そのご遺体のご遺族の方も傷つけることになるんでね、
不謹慎なことは絶対してはいけないっていうことを医学生、お医者さんには学んでほしいっていうことでございます。
ということで、医者っていうのはさ、技術っていろいろあるんですよ。
技術ってすごいいっぱいある。手術の手技、縫合の仕方、メスの切り方、血管を縫合するテクニック、
IVHのカテーテル入れるとか、点滴入れるもそうだし、ルンバール刺すのも、甲膜外入れるのもね、技術っていうのはいろいろあるんだけど、すごいいっぱいあるんだけど、
精神的なこと、これも技術のうち、
患者さんやご遺体、ご検体になった方に対する敬意を表すること、こういう精神的なことも
医者としての技術のうちなので、こういうことを学んでほしくて動画を上げました。
はい、長くなりましたがご視聴ありがとうございました。