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詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】
おはようございます。こんばんは。【詩吟ch】のheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、
わかりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
またいつもの私の娘の話なんですけれど、
やはり最近ちょっと喋れるようにというか、声を出すようになってきたんですね。
だから自分が声をかけると、「うー!」とか、「あー!」とか返答してくれるんですよ。
だからもうそれが楽しくて楽しくてやりとりしていると、
一番最後になぜかうんちをしてしまうという、
お腹の方からギラギラって食事中の方は申し訳ないです。
その度に僕がおむつ買いをしてという、
基本おむつ買いは僕の仕事なんですけれど、
本当に今やるんかいみたいな感じを、
ついつい僕も娘に突っ込んでしまうという。
本当に楽しいですね。
臭いですけど楽しいなと思っております。
さて、今日お話しする内容なんですけれども、
こちらも質問いただきました。
さちこさんから質問いただきました。
いつもありがとうございます。
初心者で疑問なんですけれども、
詩吟は音程や譜面は決まっているのでしょうか?
楽譜があると頭に入りやすいですという話ですね。
ということで、この詩吟に対して譜面とか楽譜とか、
そういうものがあるのか、
今日はそれに回答する形でお話ししていきたいと思います。
まず結論から言うとですね、
半分譜面というものはあって半分そういうものはない、
という半々な非常に中途半端な回答になるかなと思います。
本当にですね、あると言えばあるし、ないと言えばないんですね。
別に哲学的な話ではなくて。
まず詩吟はですね、相対音感の世界です。
相対音感の反対は絶対音感ですね。
絶対音感というのはまさにピアノで弾いた音。
ドレミファソラシドって言ったら、
ドと言えばもうどの人が聞いてもドはドというふうに認識できますね。
なので楽譜があれば、
誰が弾いてもその音程で弾けるということになります。
一方詩吟はですね、相対音感です。
相対音感、相対的に音程が決まっているというものなので、
その1本2本3本4本というこの本数でですね、キーの高さが決まっています。
それぞれの基準の音から音階が決まっているということですね。
というふうにこの音階でやってもいいですし、
女性であればもっと高くですね。
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この音階で吟じても良いということです。
なのでそういう意味では、
音程がこれの時点ではその人それぞれになってしまうので、
決まっていないということになります。
ただですね、ただあの僕もしっかりと見たことはないんですけれど、
というか僕の流派の方ではあんまりそういう音譜面として教わりはしてないんですね。
この楽譜の五線譜って言うんでしたっけ。
その風に付付けをしているのはあんまり見たことはないんですけれど、
実際にまあそれを使っている方もちらほらと見てます。
なので流派によって、
あとはまあその教室の指導方法によってですね、
そういうふうに譜面をお見せして、
実際にその通りに吟じてもらうという指導方法をやっているところも確かにあります。
なのでそういう意味ではですね、そういう意味では譜面はあると言えるんですね。
ややこしいですね。さっきは譜面はないと言ったんですけど、
こういう場合は譜面があるということになります。
ただですね、ただ正直ですね、
詩吟のこれはこのように吟じたら必ず正解だというものはないと僕は考えています。
流派によって流派でこれはこういうふうに吟じるんだというものがあれば、
それはまあその通りにもう一言一句じゃなくてもう一音一音ですね。
完璧にやるべきではあるんですけれども、
作者に、詩の作者にとってはですね、ある意味決まってないんですよ。
これをどんなふうに表現しようかっていうのは、
ある程度吟詩に委ねられていると僕は考えていますので、
まあそういう意味では決まってない。
さらに言うとですね、この節回しってグニャグニャじゃないですか。
グニャグニャなところをですね、本当に美たいちももう完璧に揃えっていうのは難しいもので、
人それぞれ若干変えていくんですね。
まあ個人差ということもあればですね、
節長としてあえて崩している場合もあります。
例えば、
というふうに譜面を見てこういうふうに吟じてもいいですし、
同じ譜面を見ながらですね、
こういうふうに吟じても正直間違いではないんですね。
なので、特に僕の場合は、
僕は基本雑な性格なので、吟じるたびに微妙に変わっていってはいるんですよね。
今みたいなこういう違いはちょろちょろと入れてきています。
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気分が高まっていればさらにも華やかな感じに吟じていくこともありますし、
よりおごそかにやろうと、今日はそういう場面だなと思ったら、
よりあまり変化の少ないように吟じていったりもします。
そういう意味でですね、決まっていないという話ですね。
決まっていると言ったり決まっていないと言ったり、このややこしいところなんですけれど。
そういう意味で、この50-50な答えになってしまうというところですね。
本当に先生の言われた通りにきっちりやるっていうのは、
やはり初心者のうちはまず身を見真似、聞きを聞き真似でしっかりやっていくことが大事ですね。
ただ、ここは何と言いますか。
詩吟の大会でやる場合はやはり教わった通りにしっかりとやるというのが大事かなと、
正確にやるというのがとても大事なんですけれども、
ちょっとした発表会とかですね、あとは人前で吟じるとか、
そういった時に、この吟は私譜面知らないから吟じれないわとか、
そういうのではなくてですね、今まで教わったことを継ぎはぎしながら吟じてあげても僕はいいと思っているんですね。
もっともっと詩吟っていうのはいい意味でお手軽だなと思っているわけです。
なので、ケースバイケースなんですけれども、
ちゃんとした大会ではしっかりと丁寧に細かいところまで譜面があるのであればそれに合わせてやればいいですし、
他の場所であれば譜面とか細かく気にしすぎずですね、
ただベースのある音程は外すことはなくですよ。
その体温下の音程を外すことなく、細かい節回しとかはですね、結構気分で合わせて、
その詩上表現するためという大義名分であれば何やってもいいかなと僕は思っているので、
そういうふうに自由に考えてもらえればいいかなと思います。
そして最後に付け加えておくと、僕は基本そういうふうに細かく丁寧には吟じておりません。
なので、毎回最後に吟じているこの吟じ方においてもですね、
過去の同じ吟と比べてみてもですね、多分結構違ってます。
なので、あまり私の吟を完璧に真似ました。
だから正しいですというようなところはもうやめてください。
多分私のところが違いますよって先生から注意されるかもしれないので、
程よく参考にしてもらえれば幸いです。
ということで半分定まっていて、半分定まっていないというところで回答となります。
大丈夫ですかね。
よし、では後半の方を吟じていきたいと思います。
今日後半を吟じるのはですね、
こちらはリクエストの方ありましたけれども、
元宮参考、あれこれ合ってるかな?合ってるはず。
元宮参考、九段の桜ですね。
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こちらを吟じていきたいと思います。
あまり僕も不慣れなんで、まず読み方と詩の意味から順番にいきたいと思います。
どんな意味かというとですね、この最上の誠。
そうした花霞の奥に祀られた英霊は今安らかに眠っているのであるというところですね。
もう靖国神社の素晴らしさと言いますか、どういうところなのかをもしくは演じているものなんじゃないかなと思います。
ちょっとどういうふうに感情を込めたらいいのか結構難しいなと思うんですけれども。
難しいな。
このあたりは本当に力強く、花は九段に満ちて、このあたりがすごく色鮮やかに吟じるといいかなと思います。
アクセントとしてですね。
最後、栄光を祀るというところ、しっかりと占めるというところかなですね。
よし、では吟じていきたいと思います。
九段の桜、本宮三皇。
四聖列々
剣魂を貫く
忠勇の誉は高し
安国の門
花は九段に満ちて
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春海の下し
深きところ
栄光を祀る
いかがでしたでしょうか。
ちょっと難しいというか、練習不足感がなくはないんですけれど。
四聖列々、剣魂を、ちょっとここの音程が怪しかったかなというところはありますが。
でもですね、本当に国のために一命を捧げた多くの人たちがいる、結構重々しい場所ではあるんですけれども。
花は九段に満ちて春海の下し
急に色鮮やかな美しい場面になるんですね。
なので、何と言いますか、ただ気持ちが急にパーッと開くような、とはいえですね。
とはいえ、大勢の亡くなった方が祀られているわけですから。
なんとなくこのコントラストはですね、悲しい美しさを切なくなると言いますか。
しっとりするような感じがしますね。
花は九段に満ちて春海の下し。
遠くを眺めるような気持ちになりますね。
ただ桜が綺麗だなぁではないんですね。
桜が綺麗だなぁという、いろんなことに思いを馳せながら感じるような、そういう転句になりました。
いつもこんな吟じながら感じているところであるんですけれども。
少しでも参考になれば幸いです。
リクエストもご質問も本当にいつもありがとうございます。
今、結構いただいているので順番に回答させていただいているところですけれども、
本当に励みになっておりますので、引き続きコメント、感想、リクエストお待ちしております。
では今日は以上となります。
志銀のミルクを発信する志銀チャンネルどうもありがとうございました。
バイバイ。