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2021-01-18 07:11

【詩吟ch】読み方こそ大事!「素読百遍」という考え方

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詩吟は節回しとかコブシとか注目されがちですが、詩の読み方の方が実は大切なんです。それを意味する「素読百遍」という考え方をご紹介します!

#詩吟
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詩吟の魅力を発信する、
詩吟チャンネル
おはようございます、heyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上、純詩班の資格を持っていて、全国大会の優勝経験もある私、heyheyによる、
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能のその魅力をお伝えしていくチャンネルです。
私の通勤時間、これ今帰宅時間なんですけど、それを使って配信してますので、雑音はどうかご容赦ください。
詩吟で培ってきた、滑舌と肺活量でカバーしていきたいと思います。
ということで、今回の詩吟チャンネルはですね、
詩吟はですね、声を出すだけじゃないんです。
読むのも、詩を読むのも、めちゃくちゃ大事なんですというお話をしていきたいと思います。
タブタイトルとしてですね、「素読百遍」という言葉をご紹介したいと思います。
詩吟は、詩を読んで、それに節調をつける、声を伸ばすといった方がいいですね。
詩を読みながら、所々で声を伸ばしていく、そういうようなものが詩吟の特徴なんですけれども、
ついついですね、この伸ばすところ、節調とか節回しとか、
声を聞かせる華やかな感じのところ、そこばかりに耳がいって、
技術もそこばっかり意識してしまうということが多いんですけれども、
本当に上手い吟詩というのはですね、とにかく詩よりもこの読み方が美しいんだと、
いうことが先生からとにかくよく言われております。
そこで生まれた言葉が、「素読百遍」という言葉があります。
素読、素読とも呼ばれるんですけれども、素人の字ですね、素の状態になるのが素ですね。
それを読む、百遍、百に変、お辺路さんとかの変かな、というのがありまして、
とにかく百回詩を読みましょうという言葉ですね。
百回読んでいればだんだんと読み方がわかってくる。
まずは百回読みましょうという言葉、それが素読百遍です。
それほどに素読、詩をただ読むということが大切だと言われております。
ではではでは、それを読むことでどういう意味があるのか、もう少しご紹介していきます。
読むというのはこういうことですね。
弁聖祝祝、夜川を渡る。これ詩吟で言えば、弁聖祝祝、夜川を渡る。
これが詩吟になるんですけれど、こういうふうに練習するんじゃなくて、本当にですね、ただ読むだけなんです。
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弁聖祝祝、夜川を渡る。これをひたすらに言っていく。これが素読百遍。これを百回やりましょうってことですね。
まあそれを言うことで、まあとにかくどういったところを意識していけばいいのかという話ですね。
何にも考えない人、何にも考えずに素人の方に、じゃあもうとりあえずこれ詩を読んでみてくださいよっていうふうに指示するとですね、こうなるんですよ。
弁聖祝祝、夜川を渡る。戦兵の暁に見る大河を擁するを。こんな感じになるんですね。
まあむしろこんなまだわかりやすくもないかな。弁聖祝祝、夜川を渡る。こんな感じになるんですよ。
ただですよ、それではもう作者の伝えたい意図が伝わらないんですよ。意識すべきポイントは1、一言一言、一つの言葉言葉を丁寧に話すこと。
アクセントを大切にすること。言葉と言葉の間、間合いを意識すること。この3つですね。
言葉を丁寧にアクセント。ここですね。これを意識するんです。まずわかりやすいのは一言一言丁寧にですね。
弁聖祝祝じゃなくて弁聖祝祝。まず慣れないうちはこれほどにもう一言一言大切に言っていく必要があると。
そしてもう一つがアクセントですね。今の言い方はもう無アクセントと呼ばれていて全くもうアクセントが入っていないんですね。弁聖じゃなくて弁聖弁聖。
2音目のんから上がるんですね。祝祝じゃなくて祝祝祝祝この2音目から上がる。そして上がったらそのまま同じ音でキープする。
ここまでを意識するんです。弁聖祝祝夜川を渡る。これほどに丁寧にやっていく。そしてこういうふうにやるとだいぶあのロボットがやってるみたいな感じになってしまうので何回も読んでいくうちにですね自然な言い方を学ぶということです。
なので最初のうちは弁聖祝祝こういうふうにやればいいんですけれどそれをだんだんと自然に滑らかにやっていく。弁聖祝祝夜川を渡る。
こういうふうに流れるように文章がつながるようにでも丁寧さを忘れないというふうに意識していく。これをですね細かく意識しながら100回やっていくことでより自然な形にできるんです。
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その状態で節調をつけていけば美しい弦になりますよという教えですね。だから須読100遍という言葉とても大切でよく言われています。
ただ僕もそんな100回もできていないんですけれどやはり本当に詩弦の上手い方というのはもうの節調に入らない時点で言葉を読んだだけでこの人は上手いってやっぱ分かるんですね。
それほどに言葉を大切にしている詩を大切にしているということです。詩にはもう作者の入れたい風景とか心情を凝縮してあるんですね。
だからそれを表現するには一音一音を大切にしていかないといけないということで今回詩弦は声を出すだけじゃないんです。
読むところがめちゃくちゃ大切なんです。須読100遍という言葉があるんですよということをご紹介しました。
今回はこういう一面で終わりたいと思います。
詩弦の魅力を発信する詩弦チャンネル。今回は以上となります。どうもありがとうございました。
ばいばい
07:11

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