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2022-11-24 14:58

【詩吟ch】こんなビブラートやしゃくりは不要です<夏の夜>

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夏の夜 / 江馬細香
雨晴れて 庭上竹風多し
新月 眉の如く繊影斜なり
深夜 涼を貪って窓掩わざれば
暗香 枕に和す合歡の花
---
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00:01
詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、分かりやすくザックバランにお話ししていくチャンネルです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
私は昨日、遠出で疲れていました。
今日、僕も奥さんも娘も若干疲れているというか、そんな感じです。
うたうたしていると、うんちが漏れてしまったとか家の中にいるんですけど、それでわたわたして、またうとうとしていたらですね、
僕がミルクをやっても全然飲んでくれないんですけれど、奥さんがミルクをあげると、素直に受け入れたりしてね。
それでようやく、奥さんから落ち着いたところで僕に娘を渡されてですね、時間かけてミルクを与えていたんですけれども、結局最後は全部吐いちゃってですね。
いやー全然、今日は本当に何も何か生み出せていないなぁというか、まあでもこういう、こういうもんなんでしょうね。
ということで今日は若干疲れておりますけれども、元気よく収録していきたいと思います。
さて、今日お話しする内容ですけれども、こんなしゃくりやビブラートであれば必要ないと、そういうような話をしていきたいと思います。
詩吟においてですね、何年かやっていると、やはり詩吟の大会で賞を取る方っていうのはですね、
だいたいビブラートとかしゃくりですね、こういうものが結構取り入れている方が多いんですね。
いわゆる技巧派と言いますか、技がちゃんとたくさんできているというところなので、ついついですね、私もしゃくり入れたい、ビブラートやりたいという気持ちになります。
僕も本当にまあそれはまさしくですね、多文に漏れず、僕もそんな感じでしたね。
ビブラートもしゃくりも早くやりたいんだというところがあったんですけれども、まあそれもですね、今となってはどちらも身につけることはまあそれなりにできましたが、
一周回ってですね、逆にまあそういうこんな状態であれば、逆にビブラートやしゃくりなんかなくてもいいというような学びがあったんですね。
それを今日は一つご紹介、一つというかまあ3つ4つぐらいかな、ご紹介したいと思います。
ビブラートっていうのはこうですよね、こういう形ですね。
しゃくりっていうのは、この裏声にちょっとひっくり返るような、そういうやつですね。
03:01
まず一つ目ですね、そもそも音がずれている、音が合っていない、そういう状態のビブラートであればですね、そんなのはもう本当にいらないんですよ。
もうやるべきことをまずできていないんですね。音程が正しくない、こういう状態であればビブラートは本当にいらないということです。
骨組みと肉付けで死銀は成り立っているというところなんですけど、骨組みがガタガタになっているところで、このビブラートとかしゃくりっていうのはいわゆる市場表現の一つに入ってくるんで、肉付けに位置してくるんですよね。
なので骨組みができていない段階でこういうものを入れても意味がないと、本当に意味がないですね。死銀の大会においても原点の方が明らかに多くて、あまりプラスにならないということになります。
そして2つ目なんですけれども、2つ目はですね、常に揺れ続けているビブラート、これも必要はないんですね。
例えばこうですよ。
本来でダメな例が、
こんな感じですね。
正しいのは、
この違いわかりますかね。
ビブラートっていうのはあくまで装飾なんですよ。装飾。
なのでその飾り立てる、元になるものがないといけないんですね。
この場合元になるものが何かというと、
まっすぐの声です。まっすぐの力強い声。これにちょっと装飾を添えるというものがビブラートという位置づけになるんですね。
なのでこの最初から揺れている状態っていうのは、飾り立てるものがないのに飾りばっかりついている状態。
だからもうよくわけがわからないということ。
そして常に揺れていると、聞いている人も本当の正しい音ってなんだろうという不安定な気持ちになります。
基準がないからですね。
なのでビブラートっていうのはまずまっすぐな音があって、それに飾り付ける意味でちょっと添える。
そういう位置づけになります。
そして3つ目ですね。
3つ目は尺利に関してなんですけれども、
尺利も音がずれているっていうのはもちろんなんですけれど、
ダメな尺利っていうのは声が弾いている状態ですね。
力が弱いと言いますか、声が弾いている状態の尺利っていうのは本当にこれはもうみっともないのでやらない方がいいです。
そうやれるかな?こんな感じですね。
通常の尺利であればこんな感じです。
夜川を
06:02
こういう尺利になりますね。
これがダメな尺利っていうのはこんな感じです。
夜川を
これ難しいな。
こういう声が後ろに弾いている状態で裏声になっている。
こういう尺利のやり方っていうのはめちゃくちゃカッコ悪いんですよ。
僕前結構やっていたんですけれど。
尺利ってこの一瞬裏声を入れればいいんだっていう、こういう勘違いからですね。
裏声を出すときって少し声を引くと言いますか、前に出している声をちょっと引いて上に持っていくとかそういうイメージがあるんですけれども、
そういうような出し方の尺利っていうのは本当にカッコ悪いんですね。
力が抜けているんですよ。
せっかく力強い弦で相手にぶわーっと押し込んでいきたいのにそこにひょこっと後ろに弾くもんだからですね。
この力強さが一気に抜けていってもう骨抜きのような状態ですね。
そういう弦になってしまう。
しかもこういう弾いた状態の尺利っていうのは音がずれる結構大きな要因にもなりますので、
こういう弾くような尺利をやってしまうぐらいであればもう一層のことをやらない方がいいということです。
あと4つ目ですね。4つ目、尺利。
尺利はですね、やりすぎ。やりすぎている尺利はもういらないということですね。
やりすぎているもの。
これは聞いてもらえばわかるんですけど、
やりすぎている場合こんな感じですね。
こんな感じかな。
大分めちゃくちゃ無理やりやりましたけれど。
本当に大会に行くとですね、そこそこいるんですよ。
いや尺利ができるようになった。嬉しい。嬉しい。みたいな感じですね。
もう出せるとこ全てに尺利を入れていくという感じですよ。
尺利もですね、あくまで肉付けです。
史上を表現するための一つの手段であるので、表現することが目的なんですね。
尺利ができた。尺利を見せたいっていうのは目的が違ってくるということなので、
尺利を多用するっていうのはよくないです。
この5つ目に入るんですけれども、ビブラートにしろ尺利にしろですね。
コントロールできていない、無意識で出てしまうようなビブラートや尺利。
これもやらない方がいいですね。
たくさん出てしまうというのは自動的に出ている。
無意識的に出ている。そういう状態です。
ビブラートにおいても、1個目か2個目かにかかるかもしれないんですけれど、
常に揺れてしまう。
09:00
これは無意識的に常に声が揺れてしまう。
こういう状態であれば、まだ使う段階じゃないということになります。
あくまで道具なので、道具を意識的に使えないということであれば、
それはもう危険な状態ですね。
調理するものがうまく調理できないということになりますので、
このビブラートにしろ尺利にしろ、無意識的に出てしまうということであれば、
一層のことは使わない。
今日はそういう状態になるのであれば、全部使わなくていいから、
本当に基本に忠実にビブラートなし、尺利なし、まっすぐと音程が正しくて、
発声も発音も綺麗で、アクセントも丁寧で、
そういう弦をまずしっかりと作り込んでいくということですね。
そこからやった方が、詩弦の大会においても間違いなくこちらの方が点数が高いです。
下手に尺利を入れて他の骨組みとかがガタガタになるぐらいであれば、
本当にやらない方が良いと。
僕はもう、2,3年前の自分に本当にこれは言い聞かせたい内容なんですよね。
本当に自分はできている。尺利もビブラートもできている。
どうやってやったら先生から、無しでやりましょう。
とりあえずビブラートも尺利も無しで、全部無しで吟じてみましょう。
しばらくそれでと禁止と言われました。
それほど良いんですね。できるようになったら嬉しいんですけれども、
諸刃の剣で本末転倒になりかねないので、
今日お話した内容、くれぐれも気をつけるようにしてみてください。
よし、ではですね。
今日はこちらの方を吟じていきたいと思います。
絵馬最高作、夏の夜ですね。
雨晴れて、堤城、畜風往し。
新月、眉のごとく、千円斜めなり。
深夜、涼を貪って、窓覆わざれば、
暗香、枕に酔わす、眠の花。
夕立ちの雨も上がり、庭先には竹の葉をそよがせる風がしきりに吹いている。
空には新月がまるで眉のように細く細く斜めにかかっている。
夜更けになっても、涼を求めて窓を閉じずに置いておくと、
どこからともなく、眠の花の香りが漂ってきて、私の枕に溶け込むようであると。
本当に関東、昨日めちゃくちゃひどい寒い雨だったんですけど、
今日はすっかりと晴れてですね、この日、真夏ではもう全然ないんですけれども、
ちょっとこの詩を吟じたいと思います。
夏の夜、絵馬最高。
雨晴れて庭上、
12:09
四苦五苦、
往し新月、
眉のごとく、
千里斜めなり、
新夜涼むさぼって、
窓をあざれば、
あんこ、
枕に和す、
眠の花、
いかがでしたでしょうか。難しいですね。
この静かな、結構女性的な、細く美しく静かな吟なんでしょうね。
いやー難しいなぁと。
ただ僕も吟じながらだんだん眠たくなってきたんで、
静かさはいい感じに表現できたんじゃないかなと。
吟じていながら眠くなるっていう。吟じながら悪みが出るときもちょっとあるんですよね。
ないかな、他の人ってないのかな。
ということで今日はちょっとこんな感じにしておきます。
いつもコメントくださっている方本当にありがとうございます。
なかなかコメントできないわという方もですね、本当に一文だけでもいいのでいただけるとめちゃくちゃ嬉しいです。
また本当に詩吟の教室とかですね、先生の言っていることがよくわからないとか、こういうところでつまずいたとか、そういったこともですね、うまく言語化できていなかったとしても、
とりあえずコメント欄に書いていただければ、僕なりにですね、なんとか言葉たくさんで回答したいと思いますんで、リクエストやご相談どしどしお寄せください。
では今日は以上となります。詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネルどうもありがとうございました。バイバイ。
14:58

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