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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル!
おはようございます、こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、
分かりやすくザクバラにお話ししていくチャンネルです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
最近はマイクを持って歌うことがハマっています。
前は広告の紙をくるくる巻いて、それをぐにゃって折り曲げて、マイクっぽく持って歌っていました。
昨日は倉庫の中から大きめのおもちゃを持ってきて、
ちょうどそのおもちゃの一部が、先端が丸みがあるんですよ。
ただ、それ自体がめちゃくちゃゴツくて、丸いところはごく一部なんですけれども、
そのおもちゃを抱え込みながら口になんとか持ってきて、
アンパンマンを歌っていましたね。
かわいいから。
布団の上でくるくる回りながら、おもちゃを抱えながらそれを口に持ってきて、
必死に歌ってたんで、奥さんとにやにやしながら録画してました。
こういうのは本当に後でいくら見返してもいいもんですね。
ということで、今日頑張っていきたいと思います。
今日お話しする内容は、3つのコツシリーズですね。
そこそこ溜まってきたかな。今第6弾、7弾ぐらいな気がするんですけれども、
今日も有名な中国詩をやりたいと思います。
王観策、領収詩ですね。
ではまず詩文から読んでいきます。
葡萄の美酒、夜光の灰。
飲まんとほすれば、美は馬場に模様す。
陽亭左上に伏す、君笑うことなかれ。
古来聖戦、幾人か帰る。
ではどういった内容かですね。
味の良い葡萄酒を白玉の杯に組んで飲もうとすると、
馬場では美話を掻き鳴らして、凶を添える者がいる。
酔い潰れて砂漠の戦場に倒れ伏しても、君よどうか笑わないでくれたまえ。
昔から戦いに出た者が、一体幾人無事に帰れたであろうか。
いやこれも本当にあの、とても有名な有名な漢詩だと思います。
そうですね、とりあえずは先に吟じましょうか。
そこからなんとか3つにポイントを絞ってお話ししていきたいと思います。
りょうしゅうし
おうかん
葡萄のびしゅん
やこはい
のまんとほすれば
びわ
馬場に
もよす
よて
さじょうにふす
きみわろこと
なかれ
こらい
せいせん
幾人か入る
希少転結の理解
じゃあこんな感じになっているんですけれども、なんとかですね3つにポイントを絞ってお話ししたいと思います。
めちゃくちゃこれ悩んだんですけどね。なんか絞っても絞っても4つぐらいにしかならなかったんですけど、頑張ってお話ししたいと思います。
まずあの大前提としてですね、これ言っている4つのポイントありそうなんですけど、大前提としてですね、これは本当に構成を希少転結の構成はですね、めちゃくちゃに理解すべきなんですよ。
葡萄のびしゅん、やこのはい、これはもう物とかお酒とかにクローズアップされている場面ですね。
そこからのまんとほすればびはばしょうにもようす。ここはもうめちゃくちゃ楽しい雰囲気なんですよ。もうやんややんや酔ってるところですね。
よてさじょうにふすきみわろうことなかれ。このあたりでもへべれけな感じになっていてですね、なんかパタッとなっているような感じ。ちょっとあのここから場面が切り替わっていくんです。
で、こらいせいせんいくにんかかえる。ここでこの前半との対比がですね、最後で一気にしまってくるというところになるんですが、この希少転結をですね、まずあの理解しないとこの詩文をきれいに吟じるようなことは絶対にできないんですね。
ここまで言ったらどうしよう。これが一つ目になるのかな。なんかそんな気がしてきますね。そうえーと、希少転結の構成の違いをちゃんと理解するということですね。これがまず一つかな。これに一つ入れると何言おうかな。本当に悩ましい。
そして二つ目、二つ目ですね。二つ目ですね。どうしようかな、どうしようかな。美は場上に催すですね。美は場上に催す。ここの美は、ここのふわっと上がって場上に催す。
そのあたりからもうすでに飲んでるんですけれども、ここでこの楽しい雰囲気がある意味ピークに来るんですよね。もう美はでシャカシャカ、ジャガジャガわかんないですけど、弾きながらうまいのってまあいろいろ楽しんでる。歌ったりしている。そんな感じをここで出せないとですね、楽さがこの後に出すことができない。
つまりこの自分の魅力を出すことができないんですね。いかにこの美は場上に催すである意味なんというかな。歌を歌う時に口角を上げたりするんですよ。明るく歌う時には口角、この唇の両端をちょっと上げるぐらいに明るい感じで楽しい感じで、ここの美は場上に催すというのを、このちょうど揺り上げもありますし、中回しはですね、なんかあのふわふわしたちょっと力強さというよりは明るい感じを出すことにもこの中回しは向いているんですね。
美は場上に催す。催すもですね。ここも催すとガツンと行くんではなくて催す。明るい楽しいんですよっていうのをこの美は場上に催す。ここであの出す必要があります。
これでもう二つ目か。二つ目ですね。もう言いたいことはいっぱいあるんですが。で、そうですね。で、最後やるべきところは、古来聖戦幾人か帰るですね。聖戦幾人か帰るかな。
幾人か帰る。ここの大揺りです。ここの大揺りはですね、ここで覚悟を決めたような感じ。切ない感じ。悲しい感じ。やっぱ覚悟を決めた悲しさっていうのがあった方がいいと思うんですよね。
聖戦、ここで幾人かとここの揺り上げから大揺りに行くという流れではなくて、ここで揺り止めのから一気に大揺りに来るというこの幾人か。ここでですね、あの感情の覚悟の強さというものがビシッと入ってくるかと思います。
なので、この幾人かをさらに哀愁漂う形でしっかりと吟じてこそ、美は馬上に催すと幾人か帰るの対比がですね、効いてくるんですね。だからこれをもし仮に馬上に催すのは楽しい感じで幾人かをやるとですね、こんな感じになっちゃうんですよ。
覚悟の表現
こんな風に明るいふわっとした感じにやっちゃおしまいなんですね。このギャップを見せないといけないのでこっちはもっと真剣に、別にさっきも真剣にやってるんですけど、真剣さを出す必要がある。
なので、聖戦幾人か帰る。この音の丁寧さ、力強さ、音の動きの激しさ、そして主音にもビターッと戻していくような感じですね。この辺りを意識していくことで、この最後のところはしっかりと締めることができる。
ここが締まればですね、前半との環境のギャップを示すことができて、とてもいい場面の変換に富んだ両趣旨ができると思います。
なのでまとめるとですね、まず一つ目はこの希少転結のシーンの変化をですね、よく理解しましょう。
そして二つ目は美は馬場に催すで明るく楽しい雰囲気を醸し出しましょう。口角を上げましょう。
三つ目は聖戦幾人か帰るのところで覚悟の決めた悲しさというものをしっかりと出していきましょうということになります。
本当はいろいろ言いたいところがいっぱいあるんですけども、頑張って絞ってこの辺りになるかと思います。
本当にですね、これは言葉にするだけで素晴らしい詩なんだなっていうのがよく伝わってくるものなんですけれども。
こういうのは唐の時代なんですね。そう今古典ラジオでそう唐の時代の不足点を聞いてるんですね。なんかあの結構面白いんですよ。
中国の歴史が今頭に入りつつそう考えてる。
ではではでは、それも踏まえてですね、もう一度吟じて終わりたいと思います。
領収詩
王冠
葡萄のびしゅ
やこはい
のまんとはすれば
びわばじょうにもよす
よてさじょうにふす
きみはろこなかれ
こらい
せいせん
いくにんか
いかがでしたでしょうか。
今日はちょっとスマホの置く場所が近かったかもしれなくていつも以上に音が割れてしまったら申し訳ないですね。
いつも真正面に置かないようにしてるんですよ。
車の中の極力端っこの脇とかに置いとかないとですね、結構音が割れちゃったりするんですが。
iPhone16であればきっとうまいことやってくれると信じて、今日はそれで収録しております。
あとはそうですね、近々電子書籍をようやく執筆を開始しようかと思ってます。
AIを使いながらですね、今までいっぱい文章も書いたり音声配信してるんで、そのあたりでなんとかこそわてしながらの隙間時間でですね、ちょっと執筆も急ピッチで進めていきたいかなと、今自分に言い聞かせているところです。
本当にやりたいな、やりたい、やりたい。
ちなみに電子書籍の第1弾ですね、詩吟の教科書初心者編というものは出版しております。
電子書籍なので購入したらすぐその場で読むことができるという内容になっておりますので、よければぜひぜひそちらも読んでみてですね、レビューも書いていただけたらとっても嬉しいです。
よし、では詩吟の魅力を発信する、今日は金曜日か、次は月曜日の発信になると思いますね、よろしくお願いします。
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネルどうもありがとうございました。バイバイ!