Web3時代における研究活動はどのように進化していくか
お考えをお聞かせください
はい、ありがとうございます
実はMITにいた時代から
結構新しいお金の出し方だとか
それと研究のやり方っていうのは色々みんな実験していて
もちろん学位がもらえるっていうのと
大きいお差がもらえるとか
あと優秀な学生がいっぱい見つけられるっていうので、大学っていうのは引き続き多分存続していくと思うんですけども、
なかなか大学でできないもの、例えば分野がまだちゃんとできてないとか、ややフリンジーだとかっていうのは比較的に早くスピンアウトして、
で結構アメリカだと事前事業で、それこそイーロンマスクだとかそういうお金持ちがファンディングするスタートアップだとか、
それともっとフィランフロピーで寄付しているもので結構お金が集まる
例えばAIの分野だとオープンAIっていうのは
これは大学の外にできている研究機関とか
いろいろ起きていると思うんですけども
ただオープンAIなんかはかなりやっぱりディープラーニングとお金がかかるので
組織化が必要なんですけども
お金がかからないものは意外に大学からスピンアウトして
そういう意味で柔軟に動くと思うんですけども
ただ中長期的にはDAOでお金を集めて、それを管理するということができるかと思いますので
ただ日本っていうのは意外に国とか結構体制が資金を持ってたりするので
アンテルペナーとか個人がたくさんお金を寄付しているアメリカに比べて
少しお金の流れはもうちょっと時間がかかるかなっていう気はするんですけども
でも僕もすごくこのリサーチのためのこういうDAOだとか
それを大学の中にあるものもそうなんだけども、大学と外の研究者はどうやって巻き込むかとか、
あとは千葉高大でやった学歴証明書のプロジェクトの延長で、もう少し大学の外でいろんなそういう証明書だとか、
官僚証明書だとかそういうのもできることによって、学歴にちょっと近いところをもっと民間側でいろいろできるとか、
あと最後やっぱりジャーナルっていうのがあって、そのジャーナルにパブリッシングするっていうのは、
もう一つのステータスと学術ネットワークに重要なんだけども、
このジャーナルの引用、サイテーションっていうのが一つのコレンシーに通過みたいなもんなんですけども、
そのもうちょっとジャーナルの外の、例えばGitHubのコミットとかメイリングリストでの引用とか、
ビットコインなんかまさにそうですよ、論文の世界じゃないので、
そういうところの関係性とかステータスを少しトークンで可視化することによって
またそういう学術っぽいものが学校の外で広がることがあると思うので
この辺ぜひ一緒にやっていきたいと思います
次のお便りは五郎さんからです
株式会社がDAO化するとよく聞くようになりますが
僕的には株式会社は株式会社として
DAOはDAOとして別物だと思っております
理由は株式会社でビジネスをするときに意思決定を民主的に行っても
責任の所在がないと案だけが出て実行する人がいなくなると思っています
ジョイさんはどうお考えでしょうか
はい、そういう意味でいうと株式会社の株主が責任取っているわけでもないので
会社は会社でマネージメントがいて、それを実行するスタッフがいて
で株主に決議してもらいたいものを株主総会で決議すると
DAOって実はそんなに変わってなくて
DAOもやる人もいるし
で案外DAOが何を決めるかというと
この社長の給料の設定だとか
この人雇っていいかどうかとか
でもDAOもちゃんとマネジメントとかオペレーションがいるので
実行する人も必要なので
DAOのメンバーたちが責任取らなきゃいけないものもあるけれども
株式会社みたいに何をダオの決議にするかっていうのも別にダオで決められるので
そういう意味で言うと多分本当に株式会社みたいなほとんど同じで株主総会の代わりにトークンで投票するというのもあれば
かなりフラットでチームになってみんなが乗ってかかってやる
例えばLinuxとかWikipediaみたいな世界っていうのも実はあり得ると思うんですよ設計として
そこには責任を取る人はいるけれども、そこはもう少しボトムアップでできるというのもあるので、
多分これは組織論でどういうシステムでどういうリーダーシップがあって、
それでどうやってみんなに投票なりなんなりで決議に参加させて、
そしてどうやってうまくいくかというのは組織によって違うと思うんですよ。
そういう意味でいうと、株式会社でできるものは多分DAOではできるので、
あんまりそこは分ける必要はないんじゃないかなと思います
はい次のお便りはネコプディングさんからです
私は将来の地域ニーズの担い手解決策の一つとして
ディスコードでのデジタルコミュニティに可能性を感じており
地域ダオの構築を検討しています
地域ダオの設計にあたり
コミュニティ住人が同じ方向を向くための視心やビジョンが重要になると思いますが
それらの検討のタイミングは最初から固めるべきなのか、
それともアジャイル的に運営と同時進行で柔軟に決めていくのがいいのでしょうか。
また、コミュニティ構築にあたり、取り決め事項のような基礎となる設計図があればご教示いただきたいです。
はい。
コミュニティっていろんなコアがあって、
コアがこの人間関係のこの人たちは一緒にいるのが好きなので
ソーシャルがメインだっていうコミュニティもあれば
みんなが同じミッションで集まったコミュニティもあれば
たまたまここに一緒に住んでる
これはもう逃げられない世界で
これは例えば地域なんかよくあるんですけども
これはどっちかというと政府みたいなガバナンスになるので
だからわざわざ集まった
たまたま集まった
もう出前的に集まってるっていうのによって
多分ガバナンス全然違うと思うんですよね
だからその何のためにこの人たちが繋がっていて、そうするとどうするか。
多分地域なんかだと結構多様な人たちをどうやって一緒にうまくこう行くようなコミュニティを作るかっていうのって、
ずいぶん違うと思うんですよね。
で、そこの大きなコミュニティのダオが例えばあって、そこの中にサブダオ、そのダオの中にダオを作って、
そのダオの中のダオは例えばゴミをきれいにしようっていうミッションみたいなもつっていうのもあるので、
いろんなタイプのDAOが重なるということはあると思うんですけども、
ただそもそもこのDAOのみんながなぜここにメンバーになっているかということをベースにきちっと最初、
何のためのDAOなんだろうみたいな話をする必要があるし、
それをちゃんと文字にしてみんなでシェアするということはとても大事だと思いますので、
そこはそうだと思うんですけども、ただ一個ずつのDAOはいろいろ種類があると思います。
そしてブログにリンク貼りますけれども、
DAOってconstitution、憲法みたいなのをみんな書くので、
いろんなDAOのいろんな憲法を分析したレポートがあるので、それを貼ります。
で、たぶん自分たちが似たようなことをやろうとしているDAOの憲法を読んで、
それを、なんかコクピページじゃないけども、そこからヒントを受けて自分たちで書くっていうのも一つのパターンかと思います。
11月4日にデジタルガレージの New Context Conference の23回目が行われます。
今回のテーマは "Designing Our New Digital Architecture" で、
これからWeb3だとかDAOの設計とかガバナンスとか、
インターネットのアーキテクチャについていろいろ話をします。
そして、New Context Conferenceでもおなじみのハーバード法学部の教授、
それとCreative Commonsの創業者のローエンス・レスグが来て、
Web3時代のガバナンスの話をします。
それとPleaser DAOの創業者とトップのエムリー・エインも来て
コンテンツビジネスだとかDAOの運営とか投資についてもお話しします
ぜひPTXでサインアップしてください
今回は無料です
NCCとデジタルガレージでGoogleしてください
はい、今週はここまでです
それではまた来週
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