1. 絶望カフカの何者かになりたいラジオ
  2. #51 熟達のフェーズに合わせて..
2024-04-02 15:42

#51 熟達のフェーズに合わせて自分を変化させていく

『熟達論』為末大/熟達にはフェーズがある/次のフェーズにいくには?/

BOOK 沼 RADIO

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絶望カフカの何者かになりたいラジオ、この番組は元アスリートのカフカが日々の絶望と些細なヒントをお送りするラジオです。
最近の絶望は、靴下がびしょびしょです。 さて今回はですね、タメ世第三の書かれた熟達論をテーマにお話していきたいなと思っております。
皆さんは自分の頭で考えるのが大事だ、と言われた経験ありますか? あるいは
考えるな、言われた通りにやってみろ、と言われた経験終わりですか? これ僕はどちらも言われたことがあります。
自分の頭で考えるのが大事だから、考えろ。 あるいは
まあとにかく考えなくていいから、とりあえずやってみろ、と。 でタメ世第三はですね熟達論の中でこの2つの考え方は
矛盾していないんだと。 どういうこと?って思われると思うんですけど、矛盾していないんじゃなくて
必要な段階が違うだけ、というふうに言ってるんですよね。 つまり自分の頭で考える段階がある。
言われた通りにやってみる段階もある。 こんなふうに何かを習得する際に
必要な何かのフェーズみたいなものがあるんじゃないか、というふうに思って それを言語化したのがこの熟達論になるんですよね。
つまり何かができるようになって、できるようになることで自分自身が変化していく。 その自分自身が変化していくフェーズを熟達のプロセスというふうに言ってるんですよね。
そして本章の中で熟達のプロセスは 遊ぶの言う
型 見るの感
そして心の心 空の空
言う 型 感 心 空 のこの5つのフェーズに分かれている。 そんなふうに言ってるんですよね。
前置きは長くなったんですが、僕も競技を通してこの感覚めちゃくちゃわかるなーって思っています。
そして僕自身はずっと3つ目の段階、感のフェーズをずっと彷徨っていたなというふうに思っています。
まあ何のこっちゃわからないと思うので、これから詳しくして説明していきたいなと思っています。
タメセイさんはですね、学び続けるということはただ才能があるだけでも性格が良いだけでもダメだった。
というふうに自らの競技人生を振り返って言ってるわけですね。 そして技能を高めるとともに自分を変化させる必要があるのだというふうに言ってるんです。
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先ほど言ったフェーズに合わせて自分自身を変化させなければ 熟達できないというふうに言っています。
これ本当にその通りだなというふうに思います。 プラトンとか行き詰まりみたいな伸び悩みみたいな風に言いますけれども
そんな風になった瞬間に自分自身を変化させる必要があるんですよね。 今までの自分とは違う自分にならなければその次のステージには進めない。
なんか僕自身競技者としてずっと考え続けてきたテーマであり、それを見事に言語化してくれてるなというふうに思いました。
では簡単にですね5つの段階について説明していきたいなと思います。 第一段階は言う、遊ぶですね。
すべては遊びから始まるというふうに言っています。 つまりですね熟達のプロセスは自らを変化させる必要があるんだけれども
まず最初に遊びから始まっていくことが大事というふうに言ってるんですよね。 遊びが成立するのは本当でありながら虚構でもあるという状態をその場で形成するみんなが暗黙に了承しているから
というふうに言ってるんですよね。 ちょっと難しいんですけれども本当でありながら虚構でもあるという状態
これってなんとなくわかるような気がしませんか? 例えば小学校の休み時間でドッジボールをしている瞬間本当にそれが
真剣勝負でありながら嘘の瞬間でもあると。 まあボールが体に当たってしまったら死んでしまうっていう虚構でもありながら
なんかそれをどこか本気で信じているような瞬間でもある。 その状態を形成するみんなが暗黙に了承している
だから本気になれるし本気で遊べるということですよね。 小学生の休み時間ドッジボールという例を出しましたけれども
そんなような気持ちで何か遊ぶように何かに取り組む。 なんかそんな瞬間って皆さんは終わりじゃないですか
その子供心に帰った遊び、遊ぶ心、遊び心をまず最初に感じるべきだというふうに言ってるんですよね
まさにタメセさんは心の中の子供を守りきることが大事。 そんなふうにも言ってます
そしてUを超えた先にあるのは第二段階型ですね これは何か無意識にできるようになる技能を
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まず土台のように積み重ねていくことが大事。 そんなふうに言ってます
考えるな言われた通りにやってみろの段階ですね そしてこの遊びを発展させるためにもUの次に型があるというふうに言ってます
型はとりあえず丸飲みするしかない。 そんなふうにもタメセさんは言ってます
そして次のフェーズは感ですね これは部分関係構造がわかるようになるフェーズというふうに言ってます
つまり自分の頭で考えるのが大事なフェーズでもありますね そしてこの感のフェーズでは型を手に入れたことによって土台が形成されている
だから別のことに注意を向けられるようになる そして世界の解像度が上がって内部の構造がわかってくる
つまり観察力が磨かれてくるフェーズというふうに言ってるんですよね これすごくわかるような気がします
僕は長らくランニングをやってきたんですけれども ただ走るだけで楽しくてタイムが伸びて面白かった
段階を経て ひたすらに同じ練習をこなしていくフェーズを経て
なんで足が速くなるんだろうなんで足が速くならないんだろうということを考え続ける フェーズに来る
まさにこの感のフェーズだったなぁというふうに思います そして4つ目心
中心をつかみ自在になるフェーズ 肩を手に入れて構造がわかるようになると徐々に漠然としたまとまりではなく
ここを抑えればうまくいくというピンポイントの点を見つけられるようになる これが芯の段階ですね
肩を手に入れて構造がわかるようになると徐々に漠然としたまとまりではなくてここ ピンポイントで抑えればうまくいくという点を見つけられるようになるフェーズと言っていますね
この角となる部分が芯になると まあ
ランニングとかスポーツの例で言えば余計な力みとか硬さみたいなものがだんだんと取れて きて自分らしさみたいなものが見えてくるフェーズ
なのかなというふうに思います ここだけを抑えれば自分はいいんだと思えてくる
そんなフェーズなのかなというふうに思っています そして最後のフェーズ 空ですね
芯では自分らしさって何だろうみたいなことを考え まあそれを実践してきたわけですけれども最後空になると自分自身すら忘れる
そんな段階になります 体に意識を明け渡すことで肝のような部分を大事にしてくる
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そしてそれは論理を超える そしてゾーンのような状態になっていく
そんなフェーズになっていると言います 空では体に意識を明け渡すためにどうしても言葉が邪魔になる
というふうにもタメセさんは言ってるんですよね この感覚もなんとなくわかるような気がします
なんか僕自身はフルマラソンを走る経験が何度かあったんですけれども フルマラソンの最後の場面本当にきつくなってくる
35キロとか40キロ以降って 言葉が邪魔になってくるんですよね
言葉を考えていると体が思うように動かない もう体に意識を明け渡して
その瞬間瞬間にもう夢中になる 意識を明け渡すしか
もう体は前に進まないそんな状態になってくるんですよね その瞬間では空に至れたのかなっていうふうにも思います
まあ以上長くなってしまったんですが熟達のプロセス 言う、語、感、心、空
それぞれのフェーズがあってそれぞれの課題がある 自分が今どのフェーズにいるのかそれを知ることが大事なんだ
そんなふうにタメセさんは言ってるわけです さてさてここまでお話ししてですね
実はですね僕対談のラジオでやっているブックノマラジオで この熟達論を取り扱ったことがあります
その時岡さんは3級だったのでナオミさんというゲストの方と コンさんと僕とで熟達論についてお話しているんですよね
後でリンク貼っておこうと思うんですが その時に僕はスポーツの例を挙げて熟達論のこの5つのフェーズのうち
どのフェーズを まあずっとやってきてここのフェーズがもうちょっとできれば良かった
そんな風な話をしているんですよね そして僕はスポーツで引退を迎えてビジネスの領域で今頑張っていると
ではスポーツの領域で得られた熟達のプロセスがビジネスの領域に横展開できているのだろうか
そんなことを今回は遅くなったんですけれども話していきたいなと思っています スポーツの世界ではですね
一通り言う方感深く 経験できたのかなというふうに自己評価としては思っています
その中で 勘の領域をずっと彷徨っていたなぁというふうにも思うんですよね
まあうまくいかないことが多かったので 部分関係構造がわかるために自分はどうやったら足が速くなるんだろうか
何が足りないんだろうか 考えすぎではないだろうか
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なんかそんなことずっとぐるぐる考え続けていたし自分に足りない部分って何なんだろう みたいな形で探求していった部分っていうのは非常にあったんですよね
まあそれでなかなか深夜空に至れなかったっていう部分もあったんですけれども 一方で今自分がやっているビジネスの領域ではどういうフェーズなのかなぁということを改めて考えてみたんですよね
そうすると今はようやく肩から肝の領域にやってきている ちょっと移行しているそんな風なイメージも湧いてきたんですよね
ただそれはひたすらに肩をやり続けてきた まあ言ってしまえば膨大なルーティンワークを全力でやってきた
から肝に移行してきたという部分が非常に大きい部分があるなぁって思っています 肝に至ることで
まあ時間配分だったり そうですねどの程度の集中をすればいいか
どの程度の まあ力の入れ具合でやっていけば
まあ適切かっていうのがわかるようになってくる そしてどうしたら改善できるのかということがわかってくる
まあそれは多分中身がわかってないとできないことなんだなっていうふうに思うんですよね だからまず肩を全力でやってみる
ことが大事 そうすることでまあいつか優に至ったり
真に至ったりするのかなぁなんて思いました まあただそれは
それこそ自分の得意な部分と好きな部分が重なってこそ 優や真に至れるのかなというふうにも思っています
今やっている仕事がそこに至ることができるのかはまだちょっとわかってません でも結局のところこのフェーズという考え方で言うなら
肩をおろそかにしていたら肝や 心や空には至れないということなんですよね
まあ全ては基礎練習が大事だと言ってしまえばそういうことなんですけれども ビジネスでもその通りだよなっていうふうに感じました
まあとはいえねさっきも言ったんですけれども その真や空に至るにはいろんな巡り合わせだったり自分の得意な領域好きな領域
そういうものが重なりあって
いくんだろうなというふうには思っています まあ基礎練習を大事にしながらそういうところも見つけていけたらいいなというふうに思いますよね
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というわけで今回はですね熟達論のテーマに 自分の
スポーツビジネスのフェーズってどこなんだろう そんなお話をしていきました
はいそして次回はお師匠さんとのコラボ対談ということでこの熟達論のテーマにですね
2人でお話ししていきますのでぜひお楽しみにしていってください というわけで今回はお聞き下さりありがとうございました
ではまた
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