はじめに:人類消滅後の地球予測
絶望カフカの何者かになりたいラジオ、この番組は元アスリートのカフカが、日々の絶望と些細なヒントをお送りするラジオです。
というわけで今回は、「人類が消えた世界」という本についてお話をしていきたいと思います。
この本がですね、もしある日人類が突然と消えたら、地球には一体何が起きるだろう、ということを
科学資料とか実地調査などを駆使して未来予測をしたノンフィクションになっているんですよね。
これが非常に面白くて、例えば人類が消えたって言っても、もう何か魔法でですね、いきなり人類がいなくなった設定なんですよね。
飢餓で何か滅びたとかではなくて、急にいなくなった設定だとした時に世界はどうなるのかっていうシミュレーションですね。
面白くないですか。
人類消滅後の地球の変化:数日から数千年
例えばで言うと、人類消滅から数日後、街の排水機能が麻痺し、
街、例えばニューヨークの地下鉄は水没する。
2、3年後、下水管やガス管などが次々破裂し、亀裂が入った舗装道路から草木が芽を出す。
5年後から20年後、木造住宅続いてオフィスビルが崩れ始める。
もし雷が落ちて溜まった枯葉や枯れ枝に引火すれば、街は瞬く間に炎に包まれる。
そして、200年から300年後、激しい寒暖の影響で錆びてボルトが緩んだブルックリンバシのような吊り橋は完全に崩落する。
そして、500年後、ニューヨークはオークやブナの森に覆われ、コヨーテ、ヘラジカ、ハヤブサといった野生生物たちが帰ってくる。
そして、そして、15,000年後、ニューヨークは氷河に飲み込まれる。
そして、そして、30億年後、環境変化に適応した新たな生命体が誕生する。
という、最後に50億年後、膨張した太陽に飲み込まれて地球は蒸発してなくなる、という形になっていてですね、なんかロマンがありますよね。
50億年後、全く想像がつかないスケールではありますけれども、人類が滅びても地球は存在し続け、生物たちは生き続け、
それでも太陽に飲み込まれて全くなくなってしまう、というところ。
そこまで行くとあれなんですけれども、この滅びていく過程が本の中に書かれていて、とても面白いんです。
人間の営みと自然の力
冒頭説明した通りですね、2,3年後でも街は森のようになってしまうという話がありましたけど、
例えば家にちょっと穴が開くだけで、そこから一気に家っていうのは壊れていくそうなんですね。
水道管破裂して街が水に飲まれる。そして温かい場所だとそこから木々が芽吹いてきて森になっていくっていう。
だからそういう意味で言うと、人間が街を作っているのって何となく自然に逆らって、
人間が住みやすいように維持し続けているだけなんだなっていう気もしています。
その他にも、この本は人類がいなくなったと、例えば石油施設はどうなるだとか、
生物多様性の観点から言うとどうなるとか、いろんな観点、場所でどうなるってことがシミュレーションされているんですよね。
あとあれだな、海に何が残り続けるかというと、プラスチック製品が永遠に残り続けるだろうみたいなことも書かれていますね。
原発事故と放射能汚染の脅威
その中で僕は印象に残ったのが原発ですね。原子力発電所。
そもそも原発っていうのはめちゃくちゃ繊細な機械で、人間がかなり精度を高く制御して、
かつ冷却をし続けないといけないというものになっているんですよね。
もしその人間の手が加えられなくてどうなるかっていうと、メルトダウン状態になると。
東日本大震災の時に福島第一原発がHGメルトダウン状態になったというニュースがありましたが、
世界各地でこのメルトダウンが起こるというふうに書かれています。
そうなるとどうなるかというと、放射線が漏れ続けるというのもそうなんですが、
止めても止まらない高温の熱を持った核が地面に落ちて、
地中にどんどん溶けていくという話もあるんですが、実際はそれはないだろうという見解はありましたね。
でも世界各地でそこから爆発し、大量の放射線が巻かれるだろうというふうに書かれていて、
怖いなと思うのと、人類がうまくコントロールをしながら原子力発電所を、
ギリギリとは言わなくても安定した状態に保っているんだなというのを改めて感じましたね。
その付随した情報の中でチェルノブイリの話も出てきました。
チェルノブイリといえば、そのメルトダウンが起きて放射能が一体にあるような状態なんですけど、
動物は放射能があるってわからないので、その習性で戻ってきちゃうらしいんですね。
で、ツバメの研究だと、やはりチェルノブイリ周辺のツバメっていうのは、
寿命が他のツバメに対して短くなっているらしいんですよ。
でもなんかそれでも帰ってくるらしいんですよね。
その習性っていうのも面白い、面白いというか興味深いし、何か危険だけど、
やっぱり習性で戻ってきてしまうんだなっていう余談だったんですけど、そんなふうに思いました。
核廃棄物の長期的な影響と伝達
もう一つ原発関連で書かれていたことが核の廃棄物ですね。
これが核の廃棄物っていうのが放射能を出し続けるんですけれども、
これってどのぐらいで無害化されるかって皆さんご存知ですか?
これ実は1万年単位で無害化されるっていうふうに言われてるんですね。
でも当然人類がいなくなった後っていうのは、この1万年、人類が生き続けなかったとしても、
動物にも生物にも悪影響を与えると。
だから何かこう、人間の中の一つのプロジェクトとして、
この危険性をどうやって未来の人に伝えるかっていうプロジェクトもあるみたいなんですよね。
それは言語も文化も違う可能性が高いから、
ここは危険なんだ、ここを掘ってはいけないっていう何か不気味なモニュメントを作るとか、
何かストーリーで使えるっていう話が結構真面目に検討されているみたいで、
それが実装されたかされてないかっていうところまでは書かれていなかったんですが、
結構真面目に未来の人に向けて、本当にここは危ないんだっていうことを伝えようとしているっていうのはあるようです。
これはまた余談になるんですけど、日本は、
というかその核の廃棄物の話があったのはアメリカの話で、
地中600メートル近くに掘って、実際に核廃棄物を置いているんですけど、
日本はどうかっていうと、実は6カ所村という場所にその核の廃棄物を置こうと、
地中深くに置こうとして、一時置き、仮置きされている状態で誰も決められないっていうのが現状のようですね。
1万年保管しないといけないということなので、
確かに数世代先でも全然責任の所在がわからなくなってしまうというところで、
決めきれない部分というのはあるんだろうなと想像がつきながらも、
もう後には戻れないもの、それが原子力発電所なんですけど、
を作ってしまっているんだろうなって、それが良いとか悪いとかではなくて、
もうそういうことを人類はしてしまっているんだなというふうに改めて思ったんですよね。
人類が残した不可逆的な影響
なので、この本を読んで思ったっていうのは、
人類が自然を壊してしまったっていうのは、それそうなんだと思うんですけど、
元に戻らない状態っていうのをもう作ってしまっているんだろうなというふうには思うんです。
例えば家であれば、穴が開けば木々が出てきて森化するのかもしれない。
ただ一方で海にはプラスチック製品がさまよい続け、
核の排気物はずっと放射能を出し続ける。
それが地中に埋まり続けている。
核原子力発電所は爆発して、
ツバメがやってきても、ツバメの寿命は縮まってしまうかもしれないっていう。
元に戻らない状態っていうのをもう作っちゃった存在なんだなっていうのは一つ思ってるんですよね。
だからそれでもエネルギーは使い続けないといけないし、
これは社会主義として原発反対とか言ってるわけではなくて、
むしろ原発は僕は動かした方がいいと思っている派なんですけど、
ただそういう状態ではあるんだよっていうのは、
僕自身思っとかないといけないんだなっていうのをこの本を読んで改めて思ったりしました。
まとめと今後の考察
なんだか重めの話になってしまったんですが、
そんな風にエネルギーの話、最近話題になっているので、
ますます僕の頭の中でぐるぐると考え続けていたりします。
はい、というわけで今回は以上になります。
最後までお聞きくださりありがとうございました。
ではまた。