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第257回「ソロコンサートの舞台裏と新しいギター表現の挑戦」ギタリスト:伊藤智美さん(前編)
2026-05-10 30:33

第257回「ソロコンサートの舞台裏と新しいギター表現の挑戦」ギタリスト:伊藤智美さん(前編)

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2026年5月のインタビューゲストは

ギタリストの伊藤智美さん

春の光のような温かな音色で多くのファンを魅了した3月のソロコンサートの舞台裏から、音楽の原点である岐阜県下呂市でのエピソード、そして今まさに踏み出そうとしている「新しいギター表現」への想いまで。智美さんの音楽の本質を紐解いていきます。

◆ 目次

()-オープニング

()-伊藤智美さんのソロコンサートについて

()-MCについて

()-出身地・岐阜県下呂市から受けた影響

()-新しいギター表現に挑戦しようと思ったきっかけ

()-エンディング

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◉伊藤智美さん プロフィール

1992年生まれ。岐阜県下呂市出身。

アコースティックギターで、どこか懐かしい景色を想像させるような優しいメロディーを奏でるギタリスト。2024年1月、3rd ALBUMとなる『PRIMARY COLORS』のリリースとともに、音楽とアートを統合した独自の表現を展開。2025年11月にはマキシシングル『HIDAMARI』2026年3月にカバーアルバム『原風景』を発表。ソロ活動のほか、ハンドパン奏者の立花朝人とのユニット「MIO-美音-」でも活動。下呂市ふるさと観光大使。

→伊藤智美 オフィシャルサイト

感想

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サマリー

ギタリストの伊藤智美さんが、自身のソロコンサートの舞台裏や音楽的ルーツ、そして新たな表現への挑戦について語る前編。3月の初のホールコンサートはチケットが完売し、大成功を収めた。コンサートでは、自身の演奏に合わせて自然の映像を映し出す演出や、和紙作家である奥様とのコラボレーションも披露された。意見の相違は多いものの、役割分担を明確にすることで、夫婦での共同制作を成功させている。ギターという楽器の特性を活かし、ソロでもユニットでも、その場の状況に応じた立ち位置を考えながら演奏している。また、自身のルーツである岐阜県下呂市の豊かな自然が、音楽制作に大きな影響を与えていることを明かした。都会に出てきたことで、故郷の自然の良さを再認識し、それを表現することへの恥ずかしさを乗り越え、自身の音楽に取り入れるようになった経緯を語った。特に、日本の童謡をアコースティックギター一本で表現したカバーアルバム『原風景』は、その集大成とも言える作品となった。

オープニングとソロコンサートの成功
こんにちは、番組ナビゲーターの伊藤由美子です。
藤由美子のCozy Spaceへようこそ。
Cozy Spaceとは、日本語に訳すと、居心地の良い場という意味になります。
この番組では、居心地の良い場とは何かということをテーマに、あなたらしくいられるちょうど良い場所を見つけるためのラジオ番組です。
毎回素敵な方々にインタビューさせていただき、ついつい夢中になってしまうことや、個性を活かして自由に生きること、そして日々気持ちよくいられるヒントなどをお伝えしていけたらと思っています。
伊藤由美子のCozy Space第257回、2026年5月のゲストは、ギタリストの伊藤智美さんです。
伊藤智美さんへのインタビューは、第257回と第258回の前半・後半に分けてお届けします。
伊藤智美さんへのインタビュー前半は、ソロコンサートのことや、出身地、岐阜県下路市に住んでいたときに受けた影響などをお話ししていただいています。
では早速、伊藤智美さんのお話をお聞きください。
コンサートの演出と奥様とのコラボレーション
今日は、ギタリストの伊藤智美さんにお越しいただきました。
よろしくお願いします。
まーすって、ちょっとテンション上がりました?
あげめでいきます。
あげめでいきます?ありがとうございます。
ね、春だしね。
今、収録させていただいているのが4月の上旬ということで、
3月の終わりにですね、智美さんの初のソロコンサートということで、ホールコンサートを行われたばかりですよね。
その際はありがとうございました。来ていただいて。
そうですね。
ちょっとね、行かさせていただいたんですけどね。
その時のお話もね、ちょっと聞きたいなと思ってね、今日来たんですけど。
ありがとうございます。
はい、ホールコンサートもソールドアウトということで。
おかげさまで。
満席で。
ありがとうございました。
本当にね、僕しか出ませんっていうことでね、今回。
僕しか出ませんで。
ソロということで、完全にね、コンサートっていうことだったんですけど。
でも、智美さんのバックにいろんな自然の動画が流れていったじゃないですか、大きな映像とともに。
あの映像とともにギターを弾かれてたので、なんかね、映画を見ているような雰囲気で。
この何時だかな、結構時間も長くやってらっしゃったじゃないですか。
結構長くなってしまいましたね。
長くなってしまったんですか。
途中休憩ちょっとありながらも、2時間半近くあったような気がするんですけど。
2時間、そうです。2時間余裕ですぎて。
すぎてますよね。もともともう少しコンパクトな予定だったんですか。
あの、ちょっと調子に乗って喋りすぎて。
そうなんです。でもMCもとっても良かったと思うんですけど、やっぱり。
なんか黙々とね、惹かれるよりは途中途中なんかね。
多分ファンの方は特にお話も聞きたいんじゃないかなと思ったので。
長く感じなかったんですよ。
それはもうありがたいです。
やっぱり動画とかも一緒に見れるから、あの工夫がすごく私良かったなって思っちゃったんですけど。
ありがとうございます。
あの動画は富見さん撮影されたんですか。じゃなくて他の方。
半分以上は僕が自分で撮ったもので。
そうなんですか。
もう一つは、お知り合いの岐阜県の職員をやられてた方が、趣味で岐阜県の春夏秋冬を撮ってたみたいで。
一回僕のフォレストっていうアルバムが、岐阜県の春夏秋冬を思って作ったアルバムがあるんですけど、
それに合わせて映像をつけてくれたのがあって、
それをあまりにも綺麗な映像だったんで、他にも使わせてくださいということで今回使わせてもらって。
そうなんですね。
もうぴったりだったと自負しております。
自分とか見てるこちら側からしても、ギターの素敵な音色とともに自然の風景が移り変わっていくのがとても心地よかったんですよね。
良かったです。
富見さんとその方とのいろんな動画が入ってたっていうことですね。
奥様もコンサートにも携わっていらっしゃって、和紙作家っていうことで。
そうですね。今回は和紙に限らずいろんなものを作るんですけど、
3月28日のコンサートに日本のショーカーのギターのカバーアルバムを出させてもらって、
作品集にもなってて、11曲ある1曲ずつに和紙で作品を作っていただいて、
僕のギターと和紙の作品をまとめたっていうのを発売したんですけど、
当日もショーカーを3曲くらい演奏しながら、作品も一緒にスクリーン出しながら演奏させていただきました。
この間奥様とコラボができてるっていうのはすごいですね。共同作品にできるっていうのが。
もうありがたい限りですよね。
そうですよね。やっぱりそういった他の人のアーティスティックなものが入ると、
よりその世界が広がるっていうところがあるかと思うので。
なかなか視覚と、僕の場合は耳の部分が強いので、他の部分を表現したいものを補ってくれるというか、
プラスしてもらってるっていうのは必ずあると思います。
そうでしょうね。
ライブのフライヤーも奥様が入っていただいて、作っていただいたりとかもしてるんですよね。
そうですね。今回の3月28日のフライヤーは作ってもらいました。
アーティストとしての夫婦の共同制作とギターの役割
そのあたりで、今の夫婦の話から入っていっちゃったんですけど、
意見の相違みたいな、喧嘩するとかそういうことあんまりないんですか。
意見の相違はめちゃくちゃあります。
それはアーティストとアーティスト同士ですもんね。
わかりやすいのが、絵を描いたり、僕もしたりするんですけど、
全く真逆で、向こうは淡い色とか和紙を使ったりした柔らかい感じです。
僕は抽象画みたいな、色をバーってやったりする。
全く真逆なので、意見の相違は必ず起こります。
それをうまく融合させていくポイントってあるんですか。
融合というか、どこに寄せるかってことは最初に決めておいて、
これはお願いします、これは自分でやります。
そういうことですね。
2人で同時に何か作るってわけではないから、
そのあたりは最初に役割分担を決めておくって感じなんですか。
基本的にどちらかが主導権を握って何かをやるっていう風にしてますけど。
そのほうが良さげな気がしますけどね。
必ず夫婦だろうと、意見の構えというか、
明日へこうしたいと言ったんですけど、
これはお願いしますっていう風にしたほうが結果うまくいくっていうか、
作品としてもっていうのはあると思うので、
様々ですね、逆に言えば。
そういうことですね。
今言われたように、お願いしますって言って、
例えば任せるってことじゃないですか、相手に。
自分はこれやりますって言って任せてくださいっていうことになると思うんですけど、
それっていうのは、
トモミさんの場合、ソロでも活動されてますけど、
ギタリストっていうのはやっぱり伴奏だけ入るとか、
またハンドパンやってらっしゃる橘さんとミオっていうコラボのユニットやってると思うんですけど、
それも同じことが言えるんですか。
そうですね。
ゼロ、100ではないんですけど、どの場所でも、
ソロだと自分が100%ですけど、
他の方とやる時は、曲とか場合によって変わるんですけど、
自分の今いる立ち位置的なのは、
一応少し考えながら、
弾くのか出るのかは考えながらやってますし、
考えてやってくれる方と一緒にやってるんでね。
相手もね。
全員前に入れて大失敗みたいなことは、
基本あんまりないですね。
そのあたりもバランス感覚が、
皆さんちゃんとされてる方と一緒にやってらっしゃるってことですか。
バランス感覚もですし、
ギタっていう楽器がどっちにも、
あっちにもこっちにもいけるので、
バランスをとれるかなと思って、
そうですよね。
そういうのも考えながらやってたりします。
本当にメインにもなるし、
脇役にもなるしっていう楽器だから、
そのあたり本当に聞きたかったんです。
どうされてるのかなと思って。
ライブブッキングとかして、
ジョイントとかしてもらったりするんで、
いろいろそのあたりも興味があったので聞きました。
そういう以下ほどにもできる楽器ではあるんですけど、
逆に言うと、
例えばバイオリンとかっていう楽器は、
単音だし、メインを張る楽器じゃないですか。
後ろにいるって言うとオーケストラみたいになっちゃうんですけど、
ギターでやってるとどうしても後ろにいることも多いんですけど、
3月のライブは、
1つ100%自分っていうのも含めての表現をしてみたかったので、
あれを開催したっていう経緯もあります。
ホールでソロでやるのが初めてってことですね。
だからあの時は、
誰かを呼んで一緒にやるっていうのももちろんあったんですけど、
それを全部なくして、
最初から最後まで全部一人でやるっていう風に決めてやってましたね。
だから初めてのそこは挑戦だったってことですよね。
自分を100%出すっていう。
あの規模でっていう意味では私もそうでしたね。
初のホールコンサートでの挑戦とMC
だからMCもね、
先ほどお話ありましたように入っていたと思うんですけど、
すごく好感が持てたんですけど、
MCのお話の感じが自然で、
自分をすごくかっこよく見せることもなく、
かっこ悪くもなく、
すごく好感を持てるなっていうね。
話すことって内容っていうのはある程度は決めてたんですか?
一応決めてたんですけど、
結構カチャカチャでしたね。
その時の出たとこ勝負のところもあったんですかね?
一応この曲はこういうのってあったんですけど、
大事なこと言ってなかったりとか、
泣けちゃってたりとか、
余計なこと喋ってたりとか、
いろいろあったんですけど、
好感が持ててたらよかったかなと。
そうですね。
その自然な感じがよかったのかもしれないですね。
僕もMCがあんまり喋るとダサいかなとか、
喋れないかなみたいなのは昔あったんですけど、
いつからかちょっと諦めて、
自分のままでいくって感じですか?
それが多分すごい好感を持てたんだと思うんですけど、
私の印象としては。
いつからか諦めて、
自由に始めましたら、
自然とできるようになったと思います。
そうなんですね。緊張とされてました?
緊張しかしてなかったです。
そうなんですか?
今回はもう大丈夫かなって。
本当ですか?
緊張感バリバリでした。
MCからもちろん演奏から全部ですか?
最初から最後まで?
最初から最後まで。
そんな風に全然見えなかったですね。
わかんなかったですね。
落ち着いてやってる感じのイメージでしたけど。
そう見えたならよかった。
内心バクバクがいっぱいありました。
でもそれっていうのはトモムさんだけじゃなくて、
プロのギタリストとしての緊張との向き合い方
いくらプロの方でも、
やっぱりある程度緊張感は絶対ありますよね。
必ずあると思う。
だって見られてるわけですからね。
いろんな、たくさんの人から。
緊張感が完全になくなったら、
それは逆に良くないと思う。
そうですね。
やっぱりちょっと違うものになっていっちゃうと思う。
そこへの向き合い方がそういうことですか?
ってなっちゃうかなと。
そうですね。
どう向き合うかっていうのは、
いつも考えたりします。
いろんな方が言ってるけど、
本番前とかだと、
すごい話しかけないでくれみたいな。
シュートしたいからみたいな。
ボクサーみたいにタオルをこうやって、
頭からかぶってみたいな人もいますけど、
僕は全然いつも通り、
しゃべりかけてもらっても全然大丈夫。
普通的にちょっとヘラヘラしてるところが本番前。
自分をリラックスさせるためにってことですか?
めちゃくちゃ緊張してるんですよ、昔から。
この前もちょっとおっしゃってましたよね。
愛知機体分野の芸術に来ていただいたちょっと前に。
めちゃくちゃ緊張でもうすぐカチカチになっちゃって。
それをどうしたらいいかなって思って、
普段以上に普段みたいに過ごすっていう風に。
意識して。
本番やんなきゃってじゃなくて、
本番ね、じゃあ行きますみたいな。
ところが今のところ、
僕の本番前の一番いい塩梅のところ。
いい塩梅で、
そこでステージに上手くいくっていう。
それは人それぞれだと思うんですけど。
旗から見ると本番前の人全然緊張感ないなって。
多分そんな緊張するイメージがないかもしれないですね。
あるんですけど、実はそういうところもちょっとあったりするっていうのは、
裏を言うとありますね。
裏を言うとありますね。
そうなんですね。
ギター演奏の魅力と自身の成長
コールコンサートの時にもいろんなコンサートライブやってらっしゃると思いますけど、
曲もオリジナル曲で何曲もあって、
癒される曲が多いですね。
それもありますけど、
リズミカルなギターもバッチリ弾けて。
弾けてって。
何者だろうと思って。
今、プロレスに弾けてとか言って。
ギターを習ってるんですよ。
全然練習しないんで。
本当にすごいなって思っちゃうんですけど。
これも知り合いの音楽家の方とたまに喋ることがあるんですけど、
一応プロですって言ってやってる方に、
上手ですねとか上手いですねって言うと、
失礼に当たるんじゃないかって言われることがあるっていう風に。
私は失礼かなと思っちゃった。
いやでも、何歳になっても褒められたら嬉しいよね。
素直に私は思ってるんで。
素直に思っていただいてる気持ちが一番嬉しいよねって。
そうですか。
なってるのでありがとうございます。
そうですか。よかったです。
ギターを習ってるからこそすごいなって思えるっていうか、
全くやってなければわかんないじゃないですか、この感覚は。
4年やってるんで、
先生は本当にわかりやすく教えてくれるんですよ。
その場に行って練習するって感じなんですけど、
本当に先生のおかげで続けられてるのはあるんですが、
やっぱり練習しないと上手くならないなって思いながら。
でもそうやってね、
トモミさんなり他のラジオのゲストの方とか、
その関係の方でね、
本当にプロのギタリストの人の音を直に聞く機会が多いので、
もうね、乖離しちゃって自分のギターと。
あまりにも世界が静かに過ぎて、
同じギターなのに楽器は。
やっぱりこう奏でる人が変わると、
なんでこんなに音が変わるんだろうっていうね。
そこは本当に思ってるんですよ。
自分で曲も作られるってことなんですけど、
故郷・岐阜県下呂市と自然からの影響
出身が岐阜県のゲロ市っていうことで、
自然豊かなところだと思うんですよね。
自然豊かですね。
自然しかない。
自然しかない。
そうですよね。
だからそのあたりの育ってきた環境が、
曲にもやっぱり影響してるようなことも、
他にはネット上にも書いてあったりとかされたので、
そのあたりってゲロでの生活で、
影響を特に受けたなっていうこととか、
物やことっていうのはどういったものがあるかなっていうのを
ちょっとお聞きしたかったんですよね。
物っていうか、
僕がいろんなギタリストの方の音とか見てて思うんですけど、
例えば僕の知り合いに一人、
アメリカで何十年も過ごしてて、
日本に戻ってきたすごいカントリーギターが
上手い方がいらっしゃるんですけど、
その人の音を聞くとやっぱり質度が低いんですよね。
アメリカの空気を感じるっていうか、
顔はめちゃくちゃ日本人だし、
日本語も喋るんですけど、
その人が見てきた、感じてきた音とか、空気とかっていうのは
やっぱり音に出るなと思って、
やっぱり田舎から、自然が多いとこから育った人と、
ずっと都会とかで過ごした人だとやっぱり
質度が違うかなっていうふうに思ってて、
それは良い悪いではなくて、
個々の特徴だと思うんですけど、
僕の場合だと特に質度が高いっていうか、
というところも過ごしてたし、
今の話だと、影響っていうと、
僕の父親が山とか自然に関わる仕事をしていた人なので、
そうなんですか、木こり?
木こりではないですけど、
ゲロに行った理由も、
岐阜大学の施設があって、
そこにすんごい小さい時に、
3歳くらいの時に行ったっていうのがあって、
そこからずっとゲロで過ごしてたんですけど、
その関係もあって、林業関係というか、
森に関わる方の先生をしてたので、
そうなんですね。
なので、自然とそういうとこに連れてかれてたというか、
なので、それが当たり前だったっていうのがあって、
それが僕の根源的なところにあるかなと思って、
そういうものって今は名古屋の方面に住んでますけど、
そういうものって一回帰りたくなったりとか、
ああいうとこは良かったんだなみたいな、
住んでる時はカエルがうるせえなとか思うんだけど、
住んでるときはね。
そういうところも実はすごく体の中にある音だったのかなって思って、
そういうものを、音楽をやる上で特に歌もないので、
そういう景色とか音を表現するんだったら、
やっぱり自分の根源的なものを出した方が非常に自然かなと思って、
そういうものもあって、
自然に寄り添えたらいいなっていう曲とか音は目指してはいいので、
やっぱり育ってきた、そのままの、
事柄っていうよりは自然に染み付いた質度とか音とかが、
そのまま出てるんじゃないかなと、今は思ったりはしてますね。
じゃあ自分の本当に内側に持ってるものをそのまま表現してるってことですよね、
シンプルに。
そうですね。
それ一番無理がないかなと。
無理がないですよね。
でも、自然なものだから出せるっていうのはあるんですけど、
自然表現への気づきと表現への挑戦
人によってはそこにまずいいとか悪いんじゃないんですけど、
気づかない場合もあるし、
それを表現するのが恥ずかしいとかっていう人もいるかもしれないんですけど、
そのあたりどうでした?
それは僕もやっぱりあって。
そうですか。
やっぱりありふれたものってありがたみを感じないじゃないですか、きっと。
そういうのをきっかけとしては、
この名古屋とかいわゆる都会の方に出てきて、
そういうのが良かったんだなって、
自分の体に合ってたんだなみたいなのを感じることができたんですけど、
それを表現するようになったのにも、
ここ数年だと思って。
そうなんですか。
もともとあったんですけど、
それを表現する機会も自分の意思もあんまりなかったと思うので、
ある種今言ってたちょっと恥ずかしいというか、
出す必要もないかなっていうのが心の底にあったかもしれないですね。
でも一曲作ってみるかって思って。
ふと思ったっていう感じですか、きっかけ的には。
そうですね。
ふと思ったというか、自然にこんな感じかなって。
じゃあこんな感じかなって。
ちょっとやってみようかなっていう感じで。
強い意思は全くなくて、
それこそさっき言った自然に出てくるものっていうので、
作った曲が3月28日も演奏しましたけど、
アンコール前の一番最後に演奏した
思い出の中でっていう曲があって、
でもそれを演奏するように遊びでみたいな人に聞いてもらうときに、
あ、なんか情景が見えるねみたいな風に言われて、
こういう表現をしてもいいんだなって人に気づかせてもらった時があって、
じゃあそれでもいいじゃんっていう。
合ってるかもしれない自分にっていう風に思って、
自分の中ではありふれてたものを表現してもいいんじゃないかっていう風になっていきました。
そうなんですね。
アルバム制作と新たな表現への挑戦
オリジナルアルバムも2019年ホレスト、2024年プライマリーカラーズ、
2025年ひだまり、最近2026年の原風景ということで出してると思うんですけど、
それはどの段階からの話なんですか。
それはホレストとか。
じゃあ2019年のホレストからってことですね。
それが一番表現しようと思って、
そのアルバム自体が春夏秋冬。
ありましたね。
それが岐阜県のゲロというか自分の故郷の春夏秋冬を音にした、
ヴィバルディン式っていうのがありますよね。
あれみたいなの作りたいなと思って、組曲を作りたいなと思って作ったのと、
さっき言った思い出の中でっていう曲が入ってたりとかで、
これをなんとか表現しようと思って作ったアルバムが、
ホレストって2019年に出したアルバムからですね。
そうなんですね。今もその流れが続いてますよね。
その流れはもちろん続いてるんですけど、
28日はそれとはまた別の表現をしようということで、
今まであまりやってこなかったアップテンポな感じとか、
機械をめちゃくちゃ使った曲とかも新しい表現として挑戦はしてみたいですね。
それが一番緊張の原因だったんですけど。
そっか、いろんなことにね。コンサート1個の中にいろんな挑戦があったからっていうことですね。
日本の童謡カバーアルバム『原風景』
でもその2020年、最近の芸風系が日本の消化ということで、
赤トンボとかシャボン玉とか、みんなが知ってる曲をまたソロのギター1本で表現していると思うんですけど、
それを作りたかったっていうようなことをおっしゃってたと思うんですが、
いつ頃からそういうものを今のこのアルバムにするまで、いつからそういうふうに思ってらっしゃったんですか。
コロナに入ったぐらいかなと思ってて、
別にコロナがあったからというわけではないんですけど、
僕の音を聴いて、そういうのが合うんじゃないって言われることがすごく増えた。
そうなんですね。
ホエストっていう19年に出したアルバムからだと思うんですけど、
そういう音が合うんじゃないって言われることがものすごく増えたというのですね。
さっき言った、自分の音には質度多めかなっていうのがあったんで、
うまくマッチングするんじゃないかなとは思ったんですけど、
その声を直接たくさんいただいたので、
完成して間違ってなかったかなとは思いながら。
いろんな日本の賞歌、素敵な曲いっぱいですよね。
そうなんですよね。
シンプルなんでしょうけど、やっぱり耳に残るものなのかな。
どういうところを意識されました?今回作る上で。
今回の日本の賞歌のメロディってめちゃくちゃ美しくて、
本当そう思いましたね。
あんまりいじらないようにしたいなと思って。
なるほど。
ここはミュージシャンの良いとこ悪いとこ両方あるんですけど、
シンプルな曲をいろいろいじくりたくなっちゃってるなって。
いろんな方の賞歌とか聴いてると、やっぱりジャズになってたりとか、
すごいことになってたりとか。
それはそれでかっこいいものもあるんですけど、
僕のギターでそれを表現するんだったら、なるべくシンプルに。
田舎に吹く風みたいな感じ。
賞歌って自然と一緒で、日本人の中にあり続けているので、
いい曲だなっていうのを通り過ごしても、
毎日食べる白米のような感じになってる。
当たり前にあるものみたいな。
当たり前になってしまっているっていうのが。
でもそういうのって、一回海外に行って、
ご飯、味噌汁ありませんってなって帰ってきたら、
めちゃくちゃ白米ってこんなにうまかったんだって思うときがあるんですけど、
でも日本の賞歌もそういうとこがあったらいいなと思って、
自分の中でもそういう気持ちもあったので、
一番シンプルなところで、
僕の場合表現がギターっていうだけだと思うんですけど、
それで表現できたらいいなっていうので、
作ったっていうのがあります。
ほんとシンプルな構成だなと思いました。
そうです。
満足感っていうよりは、
毎日食べるお米のような。
毎日食べてもお腹いっぱいならないようなね。
それこそBGM的な役割かなって思って。
聴いて、うわーすごかった!満足した!っていうのは目指して作ってます。
流れてたんだって。
でもなんかいい感じだったなっていう風に感じてもらえたらいいかなという風には思ってます。
気持ちよさがずっと耳に残るっていうのは、
精神的にはとても安定してくるので。
音楽家としては印象に残るような、
すごいことをしたいぞっていうのは必ず僕もありますけど。
これはそういうコンセプトですもんね。
それを封印して、
封印して今回はね。
いい感じだったなっていう印象を残してもらえたらいいなって。
そういう感想が起きれば起きろ、よし!みたいな感じ。
感想はないけど、流れてるね、流してるわぐらいが楽しいぐらいだったら、
ある種僕は作ってよかったなと思います。
じゃあいろんなカフェとかで流れてたらいいですね。
そうですね。
ストーカーとかそういう子どもがいるところで流れてくれたら嬉しいなと思う。
そうですよね。残ってった方がいいものじゃないですか。
エンディングと次回の予告
日本のショーカーもね。
そうですね。歌えない子もいるかもしれないですよね。もしかしたら今ね。
そうですね。僕も今回作るに当たって、ちゃんと聞いたことないなみたいな。
そうなんだ。
聞く機会が減ってるのかなって自分に思って思いました。
じゃあそういった意味でもね、このアルバムを残していくっていうのはもう意味がありますよね。
自分にとっても意味があったと思います。
そうですね。先ほどのゲロでお父様がね、山の関係のことをおっしゃってたんですけど、
この前、愛知県にゲスト来ていただいたとき。
伊藤智美さんにご登場していただきました。
次回のインタビュー後半は、ギターと出会ったきっかけや、ソロ活動とユニット活動の違い、
そして智美さんにとっての居心地の良い場についてお話していただいています。
番組をまた聞きたいなと思っていただいた方は、
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新しく配信されたものがスムーズに聞けますので、番組登録をよろしくお願いします。
この番組は音楽事務所ロイスタープロダクションの提供でお送りしました。
それでは次回もお楽しみに。伊藤美子でした。
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