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2023-09-27 29:30

6-1. 「推し」や「推し活」、どうしてこんなに大ブーム?消費者心理が変わってきたんだ。【好き】

今回の問いは、「なんで、好きなの?」。

まずは最近よく耳にするようになった「推し」という言葉が気になる。


マンガ『推しの子』のブームも、アニメ主題歌『アイドル』(yoasobi)の躍進も止まらない。

「推し」をもって生きることはますます一般的になってきた。

もとはモーニング娘。のファン間で通じるオタク用語だった「推し」は、AKB48の台頭にともなって広く浸透したらしい。そして今ではもはやライフスタイルの一種として定着しつつある。


この変遷の背後には、コンテンツ消費者が即座に発信者にもなれるSNSプラットフォームの出現があった。

コンテンツ消費はそのまま自己表現にもなり、自分の居場所を持つことにもつながる。


モノ消費の時代から、コト消費、応援消費へ。

社会や経済の変遷と、「推し」ブームのつながりを考えます。


・編集部の推しは、百恵ちゃんと、バーバズーと、霜降り明星の同期ハコ推し。

・「推し」は倫理を支える「神」的存在?「推し」は予定?

・SNSで、消費者が発信者に。消費財は表現財に。

・応援消費は東日本大震災以降、定着してきた。

・推し活で愛情が循環する社会?


<今回登場する本のリスト>

●『推しの子』(赤坂アカ(原作)、横槍メンゴ(作画)/集英社/2020)

●『人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた』(横川良明著/サンマーク出版/2021)

●『推しエコノミー 「仮想一等地」が変えるエンタメの未来』(中山 淳雄 著/日経BP/2021)

●『応援消費 社会を動かす力』(水越康介 著/岩波書店/2022)

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