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この時間は日替わりコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げる、ブラッシュアップ。毎週火曜日、この時間は今月から。日経BP、日経エネルギーNext編集長の山根小雪さんです。今日は東京にいらっしゃって、リモートでのご出演になります。山根さん、おはようございます。おはようございます。はい、東京におりますよ、今日は。
なんかあれでしょ、駅構内にある、あまり福岡では見かけませんが、電話ボックスのような形の箱型のリモートワークができるスペース。そうそう、あれにいます。今日はですね、ちょっと東京でも仕事があって、途中の乗り換え駅の、駅のですね、JRの駅は各駅にあるんですけども、こういう箱型ですよ。
もともとは、新幹線の切符買ったりとか特急の切符買ったりするような窓口、定期券買ったりとか、あの窓口がもうほとんどみんな、交通ケアシーを使ったりして、ネットで何でも予約するようになって、なくなってるんですよね。ない駅が多いんですよ。そこに、商売熱心のJRがですね、箱をずらーっと並べて。私、ちなみに今、これ5個あるんですけど、この部屋。多分1個しか空いてないですね。周りもみんなもう8時。
へー。それだけ需要があるってことだ。
はい。ですね。だから、移動の間にオフィスに行かないでも、こういう箱が、いろんな会社がやってるんですよ。オフィスビルのロビーのところにたくさん並べてたり、こうやって駅に並べたりするところがあって、はい。これを結構使ってます。
1時間でね、1000円ちょっとぐらいなんで、まあちょっとそんな安いわけじゃないんですけども、でもね、やっぱりその間にオンラインでミーティングができるわけだからすごく便利。グローアップ出れるんだからすごく便利。
そういうところにいてもできるからっていうのは、やっぱりインターネットの環境が普通に使えてつながってるからいいですけども、こういうのがひとたびサイバー攻撃に遭うと大変になるわけですよね。
そうなんですよ。なんて上手な繋ぎ方なんでしょう。ありがとうございます。
今日の本題に。
はい、今日の本題はランサムウェアの感染で止まっていたアスクルの話題をですね、やりたいなというふうに思うんですけども。
ここのところですね、この間一回ランサムウェアってどういうものかっていうのをお話ししたと思うんですけど、
セキュリティの弱いところから入り込んできて、企業の中にあるいろんなファイルとかデータとかを暗号化して使えないようにして、システムをぶっ壊して去っていくハッカー集団がいますよ、みたいな話なんですよね。
最近だと朝日ビールが一回やられてですね、その後すぐにアスクルがやられて、これ一回やられるとシステムを完全に壊していっちゃう。
データを暗号化したりシステムを使ったりするための鍵みたいなものを壊したりとかしちゃうからですね。
実際はその障害が起きるとかそういうレベルじゃなくて、もう全部システムを作り変えないと復旧できないような恐ろしい攻撃なのがランサムウェアなんですよ。
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アスクルの場合はですね、今日なんでアスクルを取り上げるかというと、先週ですね、ウェブサイトでのアスクルっていういわゆるメインのウェブサイトの受注を再開したので、ちょっと過去の経緯を踏まえてお話をしたいなと思うんですけども、
これもうすごいめちゃくちゃ大変で、今そのシステムが全部ぶっ壊されちゃうって申し上げたんですけど、攻撃受けたのは10月の19日なんですよ。
今は12月の9日ですよね。
もうなく2ヶ月経とうっていうタイミングですね。
ウェブサイトの受注再開まで45日かかっています。
一応ですね、再開したとは言うものの、これね、全部手作業でなんとか動かしますよって話なんですよ。
この物流の世界っていうのは、ものすごくいわゆるデジタル化DX、物流DXなんて言葉を使うこともあるんですけども、ものすごいいろんなロボットだったりとかシステムを駆使しながら、
もう何千万種類っていう商品を注文を受けてから、すぐに奔放して発送して翌日までに届く。アスクルって明日来るのアスクルですかね。
やっぱりその企業に対して、ボールペンとかコピー用紙とかから始まって飲み物だったり、それこそ結構業務で必要な専門的なものだったり、そういうものを明日届けますよっていうことを売りでやってるわけですよ。
なのでものすごい巨大な物流倉庫を持っていて、その中が猛烈に自動化されていて、それこそ荷物を納品業者が納品してきたら、納品したものが自動でバーって棚にしまわれていって、
注文が入ってきたらその注文に従って、人が一個ずつ商品を取ってきて梱包するなんてもんじゃなくて、
ロボットが入っている、物が入っている箱を梱包する人の前に持ってきてくれて、人はそれをピュッと取って箱に入れるみたいな、
本当にちょっとだけに人手があって、あとはほとんど自動化しているみたいな最新鋭の倉庫をたくさん持ってて運用しているのがこういう会社なわけですよ。
ランサムウェア、ハッカー集団は何を攻撃したかというと、倉庫管理システム、WMSなんて言うんですけども、
倉庫を管理している、まさに入荷から梱包、それから出荷、配送みたいなところを管理しているシステムを攻撃したわけなんですよね。
なので、アスクルは今最新鋭の、アスクルの物流倉庫っていうのは、国の審議会でどれだけロボットを入れて、どれだけすごいことをやっているかっていうのが紹介されるような超最新鋭の倉庫なわけですけども、
それが使えない状況になってしまっているってことなんですよ。
心臓部分ですよね。
そうなんですよ。だからウェブで注文は今回できるようになってきているんですけれども、
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この報道を見るとですね、バーコードをOCRで読み取って、人が梱包して、それを人が佐川急便とかの伝票を貼って出してるみたいなね、報道があったりするわけですよ。
なので、戻ってきた。12月45日だって一応、アスクルっていうメインのサイトが動くようにはなったんだけども、本格復旧は12月中旬以降。
本格復旧っていうのはこの倉庫管理システムっていうのが動いてからっていうことになります。
めっちゃ大変なんですよ。
ただ、やっぱりこれ朝日ビールの時もそうだったんですけれど、朝日ビールもビールの注文が、
普段はね、ピッピッピってこうやってお店とかもネットで注文入れて、そこにもう自動でバーって裏で配送されてくるみたいな感じだけども、
そういうわけにいかないから、ファックスや電話で注文を受けて、紙の伝票でさばいて、配送みたいなことになってるわけなんですよね。
それでもやっぱりビジネスを止めないっていうことがめちゃくちゃ大事で、
やっぱりビジネスって止めてしまうと売り上げがまずゼロになっちゃうんじゃないですか。
例えば朝日の場合だったら、ずっとビール、お店で居酒屋さんとかでの売り上げとかっていうのは朝日がずっと一番だったのに、
キリンに周囲を取られるわけですよ。今取られちゃってます。
だけどなんとか続けようということで、紙やファックスや電話の原始的なやり方でカバーするけど売り上げは激減する。
アスクルの場合も11月の単月の売り上げは95%以上減少してるんですよ。
95%減少!?
95%減少。やばいですよね。個人向けの方は99点何%減少。売り上げが。
それがずっと続くわけですよ。今もう45日50日くらいになってきていて、まだ売り上げがこんな激減する状況が続くと。
ランサムウェアっていうのはちょっと我々がコンピューターでうっかり変なウイルス引っかかっちゃったみたいな、
ちょっとなんかおかしくなったけどシステム入れ替えたら治ったよみたいな世界観とは全く違う超やばいものだっていうことを体感しますよね。
アスクルは手作業でやってる理由っていうのは他にもいくつか理由があって、
結構ですね、医療系だったり介護施設みたいなところも使ってるんですよ。
注射の針だったりとか、そういった医療に関わるもの。
そこが本当に困るってなったわけですよね。
なので最初に攻撃されて10日後くらいからこういうところから始めてるんですよ。
わずか37アイテム最初。
しかもいつもだったら例えばコピー用紙とか1つ取っても束1つ運んでくれるけれども、
もうそういう対応できないからもうダンボール箱単位でお願いしますみたいなところから始まって、
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ずっと手作業でコツコツやってきて、
今はアスクルが在庫している商品はやっぱりまだ500、600種類に限られていて、
もともとメーカーさんから直接お客さんに発送していた商品がやっぱり1400万アイテムぐらいあるらしいんですけども、
それについては復旧していると。
つまりアスクル自体が持っている巨大最新鋭倉庫、
全国に数が7か所とか9か所とかあるんですけども、
そこはまだ全然手作業でちょっとしか物が出てないという状況なんですよね。
大変ですよ。
本格的な復旧っていうのはまだまだ先って感じですかね。
一応アスクル的には12月の中旬にもこの倉庫管理システムを復旧させて、
なんとか自力でやろうというようなところまで来てはいるものの、
そこの後ですね、まだ何らのアスクルからの発表はないのでわからないんですけども、
今現場は今年の流行語大賞みたいなことになってますよ。
働いて働いて働いて働いて働いてまいります。
働いて5個ですよ。
働かざるを得ないっていう。
得ない。
物流業界とにかく人手不足が深刻でこの最新鋭の倉庫を作ってやってきているのに、
今はとにかく人手を確保して、
地元自治体とかも協力して、
とにかく人をかき集めて、
それでなんとかちょっとでもやろうということでやっていると。
それこそDX化前の、
俺は昔はこうやって手書きでやってたんだっていう、
ベテランのキャリアの方が現場に出てきて活躍してたりするんですかね。
いやどうですかね。
感覚的には2000年代初頭ぐらいの状況に戻ってるんじゃないかっていうふうに言われてますよ。
だからそれこそ20年前に大活躍だった先輩たちは肩ぶん回してるかもしれない。
でもなんかそんなことやったことないZ世代はつらかろうね。
こんなこんな。
こんな仕事の仕方したことないみたいなことになってるんじゃないですかね。
本当にでもね、この荷物の多い年末、
もう現場の方々のこの辛さ、想像するだけで。
今まであれポチってやればよかったのに、
ここまではってなってらっしゃるだろうなと思いますね。
本当ですね。
本当にシステムっていうのはありがたいもんですよね。
それを守るっていうことも本当に会社としてはすごく大事な一つのミッションになってますね。
もう生命線ですよね。
ここがダメだったら売り上げが95%なくなっちゃうんですよ。
会社としてもう事業が継続できないぐらいシステムは基盤になってるってことですね。
痛感しますね。怖いですね。
気をつけましょう。
気をつけて気をつけられるものじゃないけれど、
こういう世界があるんだということを認識しながら、
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自分たちのビジネスの中でのリスクっていうのを把握して、
何か起きた時どうするかってことをやっぱりちょっと考えておかないといけないですね。
分かりました。
矢原さん、駅からありがとうございました。
ありがとうございました。
駅から失礼いたしました。
ありがとうございました。
ということで、この時間は日経BP、日経エネルギーネクスト編集長の山根紗友希さんでした。
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