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日替わりコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ。
TOTOユニットバス受注停止の衝撃
火曜日は日経BP、日経エネルギーネクスト編集長の山根紗友希さんです。
山根さん、おはようございます。
おはようございます。
久しぶりに喋った人みたいになってるけど。
もうちょっと頭の中ナフサでいっぱいすぎて。
いやいや、もうちょっとね、中東情勢もう本当に不透明すぎて。
で、始めましたね、影響。
ついに分かりやすいやつが出てまいりました。
私たちのあの会社か。
そうなんですよね、エリアでね、とうとう。
はい、ユニットバス。
受注停止日系でも今日一面にバンと出ておりますけどね。
昨日午後ですよね、田羽さんと。
あーこれヤバいニュース出ましたねってやり取りしてから。
あれからもう一気に隠し追いかけて。
はいはいはい。
もうSNSなんかもう大騒ぎですね。
なんだ大丈夫だって言ったのに大丈夫じゃなかったじゃないか。
いや大丈夫じゃなかったんだよ最初からみたいなですね。
だから言ったじゃないかっていうね。
今日はなので、とうとうのユニットバスの受注停止のお話を含めて、
NAFSAって何なのか、それから高市首相が大丈夫だ大丈夫だって言ってきた部分でもあるんですよね。
その大丈夫って何だったのかっていうことも含めてお話したいなというふうに思います。
ナフサ不足の連鎖反応と産業への影響
とうとうの件ですけども、なんでユニットバスの受注が停止になったかっていうと、
浴室の壁とか天井にフィルムを装着するための接着剤とか浴槽のコーティング剤に入っている溶剤の不足ですね。
有機溶剤。
なるほど。
ちょっと前からシンナーが足りないみたいな話とか、シンナーの値段が75%値上げになってるとかですね。
そういう話あったんですけれども、この有機溶剤も石油から作るんですよ。NAFSAから作る。
それでもうとうとうは原材料調達の見通しについて目処が立たないということで、ユニットバスの受注を停止したんですね。
とうとうって皆さんご存知だと思いますが、リクシルと並ぶ重設、日本ツートップのうちの一つですよね。
このリクシルなんですけども、リクシルもとうとうの発表を受けて、もう自助努力の範囲を大きく超えるというリリースを出してまして、
この先受注だったりとか量に制限をつける可能性がありますよということを発表しています。
それから同じくユニットバス製造しているクリーンナップとか高原スタンダードですね。
こういった会社も値上げの可能性がありますよとか、どうなるかわからないというコメントを出してますね。
これユニットバスってすごくわかりやすい製品で、とうとうのユニットバスがみたいなすごくインパクトのあるニュースだから皆さんわーってなったと思うんですけど、
このNAFSAから作る製品ってものすごいたくさんあるんですよ。
ざっくり言ったら、樹脂、ゴム、合成繊維みたいなもの、それから保養剤なんだけども、
ぐるっと私たちの生活を見回してみると、もうあちこちにプラスチックの使われてないものなんてほとんどないんじゃないのみたいな感じだし、
ゴムが使われてないものないんじゃないなと思うし、今回のユニットバスのこのニュースで思うことは、
やっぱり接着剤とかコーティング剤なんていうものは、もうありとあらゆる場所に使われていて、こういうものができないと、
かわし物、私たちが購入するような製品っていうのは、どこで止まるかわかんないというような状況ですね。
今回やっぱりユニットバスで出てくるので、じゃあユニットバスができなくなったらどういうふうに産業に影響が出てくるかなんですけど、
分かりやすいのは、本当に建築業界ですよ。建設現場。
ホテルとか?
例えば家とかを建てます。ホテル建てますってもう受注してます。職人さんも確保してます。お客さんに納期も約束してます。金額ももう契約しちゃってます。
物が来ない。そしたら納期は遅れますよね。お金借りて事業回してますよね。資金繰りも悪化しますよね。だって完成しないからお客さんからお金もらえないから。
職人さんたちは確保してるからお金払わなきゃいけないですよね。で、納期はどんどん遅れ、お金はどんどん出ていってしまい、っていうことが起きるわけですよ。
こういう那覇が目詰まりを起こすことによって、那覇から作る製品が供給されなくなって、その製品を使ってビジネスをやってる人たちのビジネスが立ち行かなくなって、っていうことがずっと連なってくる。
本当にチェーンみたいにね、連なってるんだなって実感しますね。
桜井チェーンとはよく言ったもんだと。
はいはい、本当に。
ということですね。なので、このとうとうの話っていうのは氷山の一角だし、これからどんどんどんどん出てくるだろうなというふうに思います。
実際にもう溶剤だったりとか、そういったもの、例えばあとは塩ビの缶、塩化ビニールでできてる缶だったり、管だったり、あとは断熱剤だったりとか、建設関連だけでも相当なものの値上げが行われているし、
値上げしてるってことは、この先にもう値上げじゃどうにもなんなくなって受注停止っていう話が控えてるわけですよ。
なるほど。
ナフサとは何か?その重要性と供給構造
でと、ナフサって何ですかって話。一応おさらいしましょうか。
まあそうですね。
ね、おさらいします。ナフサは原油から作るこういう化学基礎原料の原料、原料の原料です。
ナフサっていうのは、原油っていうのはそのまま使うわけではなくて、製油所で、前もここで話しましたっけね、温度をかけて、沸点の違いを利用しながら複数の物質に分けていきます。
重油になったり軽油になったり、燈油になったりガソリンになったり、その中にナフサがあるってことですね。
で、ナフサは、そもそもやっぱりナフサからどういうふうに使うかっていうと、ナフサをナフサクラッカーっていう設備を使って、今度はエチレンとかプロピレンっていうような物質にするんですよ。
はいはい。
このエチレンとかプロピレンがプラスチックだったりゴムだったり、そういったものの原料になるんですね。
で、エチレンとかプロピレンっていうのを輸入するのは結構大変なんですよ。扱いにくい。じゃあ安いし液体だったりするし、これを輸入してくるとすごくコストがかかって無駄だなっていうことになるので、エチレンとかプロピレンっていうのは基本的にナフサから2本で作ります。
じゃあナフサになったものを輸入するっていうケースもあるってことですね。
なのでナフサを輸入してるんですよ。さっきの原油からバラバラにします。バラバラにするものの中にはジェット燃料だったりとかガソリンとかかなり単価が高く売れるものがあるんですよ。でもナフサっていうのは安いんですよ原価がね。
なるほど。
そうすると国内で必要なナフサの量に合わせてものを作ると設備の割合が合わなくなるんですよね。
なるほどね。
ガソリンとかジェット燃料とか高く売れるもの、それは余ってもしょうがないからそこにぴったり合わせてナフサは安いから輸入しちゃおうと。そうすると石油生成設備の効率が良くなってビジネスとして合うようになる。
なるほど。
なのでナフサはかなりの量を輸入しています。その輸入元は中東なんですよ。
でこれがまたこれ難いですね。
もう一つ問題があって、ナフサは韓国や台湾とかもみんな輸入してるんですよ、中東から。サプライチェーンです。韓国や台湾でナフサからエチレンやポリプロピレンを作って、エチレンやポリプロピレンからいろんな樹脂製品や有機溶剤やゴム製品を作って、それが日本に輸入されてくる。
すでにLG科学のナフサクラッカー、ナフサからエチレンやポリプロピレンを作る設備はもうナフサが足りないからって言って止まってしまってるんですよ。
国内のナフサを作る設備も稼働率を下げてます。作る量を減らしている状態なんですよね。これがナフサが足りてるって言えるのかっていう話ですよ。
ほんとそうですね。
なので国内に来るものがたとえ足りたとしても、アジアのナフサを輸入している国々がナフサを輸入できなくなる。もしくはナフサの価格は戦争前の2倍になってるっていうことなので、ナフサのコストが上がり、そこから作るエチレンやポリプロピレンのコストが上がり、そこから作る製品の値段は当然上がり、ナフサが足りなければ製品も足りなくなる。
それがどこに何が起きるかわかんないですね。日本の企業は工場をアジアの各国に持っています。当然アジア各国で現地調達で部品や要材を買ってます。それが買えなくなっちゃったら、たとえ日本が代替調達頑張りますって言っても、それは間に合わない。
政府の見解と現場の実態の乖離
ということですね。じゃあ日本は足りてるのかっていう話なんですよ。TBSの報道特集が、ナフサが足りなくなるということを警鐘を鳴らしたわけですね。専門家のインタビューをして、6月にも本当に積むって言葉を使って供給不安が起きるっていうことを言って、これに対して高市首相がすぐにXで足りてるんだっていうことを言ったわけですよ。
ただ高市首相が言ったのは、ナフサと中間原料と末端在庫まで合わせて合計4ヶ月分あるって言ったんですよ。ここ実はちょっと違う。ナフサが足りないっていうことと、ナフサから作るものとその先にナフサから作ったものを足し算して4ヶ月ってちょっと違うんですよ。
それは4ヶ月あるかもしれない。じゃあナフサはどうなのっていうと、私がナフサの取引なんかをやった経験のある取材先の方々にお話をお伺いすると、もう代替調達っていうのはかなり厳しい状態で、5月には今までの戦争前の最大量の3割ぐらいしか確保できないんじゃないかという話もあるわけですよ。
だからここから感じ取れるのは、とにかく政府は今、買い占めに走ってほしくないとか、不安になって経済を冷やしてほしくないとか、そういうことに対してすごく気を配っているというかですね。なのでこの供給不安が来るんじゃないかっていうことは、なかなか許容できないっていう立場を取っているんだなっていうことは、首相のXからも読みとめられるのかなと思うんですが、
実際ビジネスをやっている人たちからすると、すでに物の値段はどんどん上がっており、場合によってはお仕事を続けるのに絶対に必要な材料が買えなくなるっていうことが現実に起き始めているので、そんな能天気なことを言われても、それよりもやっぱりお客さんも含めて状況を理解してもらった方がいいと。
これ今の状態だと、足りてるって政府は言ってるじゃないか、なのにどうして納期が遅れるんだとか、そういうことをお客さんに言われてしまうと説明するのがすごく大変じゃないですか。
だけど、今戦争でみんながすごく大変なんだって言ったら、お客さんもそっかそっかわかった。じゃあ納期はお互いって苦しいから、今はここは一緒に頑張ろうよってなるわけじゃないですか。
だからやっぱり実態を正しく伝えるっていうことがとても大事なので、政府にもそれを求めたいし、私たちはメディアでそうじゃないんじゃないかって叩かれることもあるかもしれないけども、冷静に事態を見ながらファクトに基づいて伝えていかなくちゃいけないなと思います。
でもこうやって受注停止、チェーンでつながってる部分の一箇所が止まってしまうと全体が止まって、そこにまつわる仕事をしてる人たちは、その仕事が止まるってことは働きもできなくなったりとか、いろんなことがどんどん広がってきますよね。
たとえば給料が本当に払われるんだろうかとか、中小企業の方々だったら本当に経営が立ち行かなくなって、特に日本って中小企業の比率がすごく高いって言うけど、高い確か70%とか80%って言うんですよね。
でも大企業が東京とか大阪に集中しすぎてるので、九州も含めて地方はほぼ全てが中小企業なわけですよ。福岡県だって本当に上場してる企業って、たとえば七社会だったりとか、いくつかはあるけれどほとんどが上場もしていない中小企業の企業の人たちが経済を回してるわけですよね。
ここはやっぱりお金がちょっと支払われないことによるダメージはものすごく大きいので、地域経済の影響っていうのは本当に大きく出てくると思います。
正しく知って、正しく恐れるっていうことをね、今ちょっとそういう危機感は持っておかないといけないのかな。不安を煽るつもりはないですけども、正しく知っておく必要があるのかなと思います。山根さんに解説していただきました。ありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間ブラッシュアップ、日経BP、日経エネルギーネクスト編集長の山根紗友希さんでした。
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