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週替わりのコメンテーターによる解説で、日々のニュースを掘り下げていきます、ブラッシュアップ。毎週水曜日は山根小雪のブラッシュアップです。
山根さん、今日はどんな話題でしょうか?
今日は、海にぷかぷかと浮かぶ巨大風車、浮体式洋上風力発電って言うんですけれども、このですね、浮体式洋上風力発電に関してのスクープですね、昨日日経電子版に朝載りまして、昨日、今日ですかね。
今朝の紙面は、今日ですね。
今日ですね、に載ってるんですけれども、これ、住友商事の企業連合ですね、20社ぐらいが連合を組んで、この海にぷかぷかと浮かぶ、二体式洋上風力の基幹部品を量産しますよ、というニュースなんですよ。
で、二体式洋上風力って言われても、そりゃなんじゃ、という方がまだまだ多いと思うのにですね、今日はちょっとこの、ぷかぷか浮かぶ巨大風車について、
ちょっと基礎から、今回のニュースの意味も含めてですね、お話をしたいと思います。
もちろん風車ですから、我らが北九州市も関係してますよ。
そうですよね。
で、二体式洋上風力発電、お二人ご存知ですか?
いいえ。
教えてください。
文字から想像することしかできません。
浮かんでるんだろうなぐらい。
浮かぶ体の式って書きますね。
洋上風力発電っていうのは、海の上に立っている風車のことなんですよね。
はい。
で、実は洋上風力、海に立てる風車には着照式っていう、床につくタイプと、二体式っていうぷかぷか浮かぶ二つの方式があるんですよ。
はい。
で、普通の洋上風力発電で多分イメージされるのは着照式というもので、で、海底にですね、風車のタワーの基礎をですね、前にぶっ刺すわけですよ。
で、海底に固定して海の上に立たせた風車のことを着照式の風力発電、洋上風力発電と言います。
はい。
ただですよ、海底に基礎ぶっ刺すわけですから、深さがね、あんまり深くなっちゃうと無理なんですよ。
ああ、もう何百メートルなんていうのも大体ですもんね。
そうそう、日本海溝の海底にね、基礎を刺すなんて無理じゃないですか。
無理無理無理無理。
だから大体ですね、水深50メーター、60メーターぐらいまではこの海底に固定するタイプでいけるんですけれども、それ以上はできないんですよね。
でも海はすごく広いですよね。
歌い出そうかと思いまして、今。
広いですよね、大きいな。
で、海の奥、上だったら騒音がしようと巨大な風車がブンブン言おうと警官がとか言う人もいませんから、ものすごい可能性があるわけですよ。
だけど水深が50メーター、60メーターっていったら遠浅だから、そんなの日本にはちょっとしかないですよね。
そうですね。
ヨーロッパなんかは結構遠浅の海ってたくさんあったりするんですけども、日本の場合は結構こう海岸線から離れたらすぐにドーンと深くなる。
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じゃあどうするよと。よし、風車を海面に浮かべてしまえ、というわけなんですよね。
そういう発想なんですね。
そういう発想です。これざっくり言ったらね、湯呑みの中に立っている茶柱、茶柱って縦にぷかぷか立つじゃないですか、あれを海の上でやるみたいなもんです。
へー。
逃されていったりしないんですか。
そうなんですよ。
固定はするでしょ、さすがに。
こんなことできるのかなと思う。
できるんですよ、これが。すごく簡単に言ったら、海の上に浮き輪みたいなものを浮かべます。これ二重って言いますね。浮き輪みたいなものをぷかぷか浮かべて、その上に風車を立てて。
風車は海面から250mとかありますよね、巨大なやつ。ぷかぷか浮かぶ浮き輪100mとかあるやつですね。
そこからアンカーで地下に固定するんですよ。船を渓流するが如く。浮き輪の上に立てた風車が流れていかないように海底に紐でくくりつける。
じゃあ下には杭を打つとかそういうわけじゃないんですね。
はい、いっかり降ろすんですよ。
いっかり降ろすんだ。
それで波が高い時とか倒れたりなるってことがない。
初めて聞いた時はこんなの絶対無理だよなって感覚的に思いますよね。
安定感に欠けるんじゃないかって思ってしまうんですが。
でも200mとかを超えている巨大な風車が傾く角度は5度以内。
そんなに安定してない。
そうです。これは浮き輪がぷかぷか浮かぶ力が強いので。
完全に浮いているわけではなくて風車のタワーの部分が中空のコンクリートで中が開いていてそこに水が入っていて重心自体は海の中に入るっぽいんですけども。
浮き輪の形がいろいろなのでどんなやり方かっていうのはちょっといろんなパターンがあるんですけど、とにかく大丈夫。
確実に茶柱の状態を海上で作ることができます。
すごいな。僕らちび足ついて陸上で生活しても傾きが10度くらい傾く時ありますけどね。
あるある。
何なら倒れる時ありますけどね。
逆に逆らわないで波に任せてっていうところで逆に安定させるでしょうね。
任せようそれは。
これは夏の水難事故防止みたいな話になってきましたけど。
一番初めに日本でこの二重式の実証授業をやった時の話、当時取材したことあるんですよ。
本当に海の上にピタッと立つのかどうか想像すると夜も眠れないって環境省の担当の方が言ってました。
技術的にはそういうものだって分かってるんだけどでも本当に立つの?みたいな。
機場での理論と実際とは違うってことがよくあることですからね。
やってみるまでは。
実際は立つんですよ。
やっぱ立ったんだ。
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我々の感覚は立たないんじゃないかと思ったら失敗になっちゃうんだけど大丈夫なんです。
大丈夫なんですね。
ちょっとですねこの日経のニュースに戻るとですね。
墨友商事や日記など約20社、造船会社とか鉄工メーカーとか入ってるんですけど。
この人たちが二重式のこのぷかぷか浮かぶ浮き輪の部分ですね。
二重の部分を作るよっていうニュースなんですよ。
まだねこのねぷかぷか浮かぶ二重の部分を量産してたくさん作れるような体制を持っている企業っていうのは世界にまだないんですね。
そこに船面をつけようと。
そうなんですよ。
でもさっき申し上げたように深い海に浮かべるには二重式になるんですよ。
今の洋上風力っていうのは海底に基礎をぶっ刺す着想式がメインですけど。
これからどんどんどんどんそのカーボンニュートラルね立つ炭素化とかを進めて気候変動対策やろうとかって言っていく中で言ったら二重式がいずれ主流になるだろうって言われてます。
2040年とかになったら。
まずは陸地から近いところに着想式で立てていって立てる場所がどんどんなくなってくるのでどんどんどんどん沖合に出ていくと。
そうすると浮かべるタイプに変わっていくわけですよね。
そうすると浮かべるタイプを浮かべられる場所は無限とは言わないですけど無限近いほどあるのでこれは絶対に伸びていくぞというわけでニュース今回のニュースにつながっているっていうわけなんですよね。
実は岸田政権は立つ炭素をやりますって言ってるわけですよ。
岸田さんどこ行ってもGXGXグリーントランスフォーメーションって言ってますよね。
この岸田さんのGXの戦略の中には二重式養生風力っていうのはバッチリ書き込まれていますね。
これから日本が重点的に頑張るべきテクノロジーとしてバッチリ書かれているので。
この二重部分の量産技術をどうやって誰が開発していくのかっていうところはこれはグローバルの巨大の熾烈な競争の物体になっていくっていう感じだと思いますね。
どれぐらい日本政府がこの風車を養生風力を増やそうとしているかっていうのを数字で言うと結構すごくてですね。
2030年までに原発10機分、2040年までに原発45機分増やすという目標を掲げているんですよ。
45機までいったらもう原発いらないですよね。
そうなんですよ。すさまじい目標値が立っててですね。
まだまだ全然2030年の目標にも届いていないんですけれども、ここはエネルギーを確保する、電気を確保するっていうクリーンな電気ですね。
部分もあるけど、やっぱりこの風車の産業の部分で日本がやっぱり戦っていきたい、製造業が頑張っていきたいんだっていうメッセージもあってこういうことになっているわけなんですよね。
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まだまだ世界ではイギリスがちょっと先に進んで商用の発電所を作ってたりしてますし、中国とか韓国も巨大な二重式の発電所の開発計画があるんですよ。
深々浮くものなので、例えば海上油電で使うような海上の構造物だったりとか、船を作る技術を持っているようなところっていうのがすごくアドバンテージがあるんですよね。
日本もやっぱり造船とか鉄鋼とかっていうのは強いじゃないですか。
なので巨大造船所なんかをいっぱい持っている韓国なんかはもうここは絶対やりたいぞということで猛烈に来ているので、
韓国であんまりやられちゃうと、韓国から日本近いですから、日本に持ってこられちゃうからここはなんとか日本企業頑張ろうよというところなわけなんですよね。
韓国に近い港といえば、そして北九州市ですよ、我らが。
そうですね。今は北九州も洋上風力やってますけど、あれは着床式なんですよね。
北九州は着床式の洋上風力をあそこの港から出荷する、いろんな巨大な部品、200mとかの羽とかですから、それを持ってきて猛烈に重い部品を取り扱って、普通に港に置いたらぐすぐすっと港が崩れ落ちるような重さなんですよ。
なので、それを強化する岩壁を作ったりしてですね。部品のヤードだったり、試験設備だったり、メンテナンスだったり、そういう洋上風力にまつわるサプライチェーンをあそこに作ると。
ものづくりの町だから、彼らの資産を生かして。そういうことを東日本大震災にも前からずっとやってきたんですよね。
付帯式はもちろんやりますよ。
響奈田で着床式の産業拠点を作ろうとしてるんですよ。東地区で作ろうとしてて、今度西側に隣接するエリアに付帯式の産業拠点も作ることにしてます。
東地区が着床式、西地区が付帯式ですね。
この間、付帯式もちゃんとやってきますよって、我らは西地区でやりますよっていうのは、北九州市の竹内市長が定例会見でも話をされていて、着床から付帯にマーケットが広がっていくので、ここは取りこぼさないようにやっていくと。
東アジアの一大産業拠点を目指していくよっていうことを発言されてるんですよね。
韓国には負けらんないぞと。つい日本地図の周りだけ見ると、日本の話だけになっちゃうんですけど、ちょっとそれを世界に広げていくと、韓国は日本からとにかく近い。
そして風車めちゃくちゃやる気ありますから、ここは北九州市も、韓国の街には負けないように頑張っていくよという宣言済みです。
ここまで今日は養生風力発電の不体識量産というニュースについて解説していただきました。山根さんありがとうございました。
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