00:00
日替わりコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ。毎週火曜日は日経BP、日経エネルギーNext編集長の山根小雪さんです。
山根さん、おはようございます。おはようございます。
イベントはお疲れ様でございました。楽しかったですね。本当?良かったです。
何ですか、観客の席の熱々ぶりが。温度高!熱!みたいな感じでしたよね。本当。
本当に温かく出迎えてくれて、みなさんも楽しんでもらえて、そして出演者のみなさんも楽しんでもらえて、何よりです。
面白かったです。何か、隙法外言っちゃったような気がします。
そんな山根さんに、大分県は文五高田市のラジオネーム、私は山根さんのファンです。
マジですか!
皆さんお疲れ様でした。大好きな山根さんの竹を割った喋りを生で聞けて、お会いできて感激しました。
次回はお話できたら嬉しいなというメッセージや、
北九州市の野良林くらりんさん、今日は山根崎さん出演の火曜日ですね。
先日のトークイベントで山根さんのお話を生で聞き、やっぱり興味津々のお話でした。
経済と聞くと、なんだか難しそうって思うんですが、山根さんの話は大変聞きやすく、分かりやすく、楽しく聞けます。
今後も興味津々な、そして楽しく分かりやすい経済、待っています。
最後に、一緒に参加した主人が山根さんを見て、「綺麗な人やん!」と目をキラキラさせていました。
正座して。今日は正座して放送をやっています。
本当にありがとうございました。
嬉しいですよね、こういうメッセージがね。
めっちゃ嬉しい。何ですか、最後の一言。
あと、え、私竹割れてる?
竹割れてません。
竹は割れてない。
割れすぎてるぐらい割れてます。
いやいや、竹はくっついてる。
いやいやいやいやいや。自覚なし?
自覚はないですね。でもめっちゃ嬉しいな。嬉しいです。
こういう反応があるのも、ラジオならではっていうところもあるかなと思いますけどね。
いつも聞いてくださってて、あのイベントにも来てくださってて、竹割れたのを確認してくださった。
割れてる。
でも本当に、やっぱね、普段はラジオを通じて、お声で配聴してるっていう方も多い中で、
ああ、こういう方で、こういう風に喋るんだ、改めて、なるほどな、みたいな実感が。
テレビで喋る時より、もうちょっと竹割れちゃいましたよね。リアルの場だとね。
そうそう。テレビとラジオ、それぞれ違いはありますからね。
そんな中、楽しみにしてる山梨さんのコーナー。
今日はどんなお話を。
今日、私、朝4時起きです。
これは中東情勢絡むってことですかね。
はい、さすがに私も本業が日経エネルギーネクスト編集長なのでですね。
もう現有LNGがどうなるかっていうのは、本業の取材対象なのでですね。
実は昨日やっぱり夜の段階で、私的にすごく、ああこれはやばいと思ったのが、
カタールのLNGの生産施設がドローン攻撃で破損があったかどうか、設備がどうなったかちょっとわからないんですけども、
03:00
そういうことがあって、カタールでのLNGの生産が止まったという話があったので、
これはやばいと、どうなるだろうと思って、ものすごい背筋が凍るような思いをしてですね。
それからやっぱりちょっと今日朝早く起きて、海外のニュースとかを見てたんですね。
今日、七時台に飯田康幸先生もこの話をされていたので、ちょっと総括しながら続きの話をしたいなというふうに思います。
飯田先生がおっしゃってた通りですね、土日に攻撃あって、週末マーケット閉じてて、
原油価格の上がりはそんなに大きくなくて、マーケットは比較的冷静に受け止めていて、
ベネズエラの時もそうだけれども、比較的早期に今回の攻撃は収束していくんじゃないかというふうに見ているじゃないか。
私はその通りだと思います。原油価格意外と上がっていなくてですね。
原油については、日本はもちろん中東からほとんど買っているんだけれども、石油ショックの時からの教訓で、
もう50年かけて備蓄の仕組みを作ってきていて、
昨日高市首相も254日分備蓄ありますというふうに言っていました。
世界全体で見ると、世界中でみんな石油は備蓄しているんですよ。
だいたい10ヶ月から12ヶ月分、世界で使う分の油は備蓄されているというふうに言われているので、
この油がなくなってしまう、手に入らなくなってしまうということはやっぱりあまり考えにくいですし、
油というのはものすごく激しくビジネスでやり取りされている商品なんですよ。
めちゃくちゃ売ったり買ったりが激しい商品なので、
価格の変動は多少あるにせよ。備蓄もすごくあるし、価格変動も大きくなさそう。
私がちょっと震えたLNGなんですけれども、
LNGについては、備蓄が3週間しかないからやばいんじゃないか。
これはね、その通り。これ実は結構やっぱり私はやばいと思っています。
井田先生がおっしゃってたのは、日本が買っている中東からのLNGはそんなに多くない。
これ本当その通りで、カタールが一番多いんですけれども5%。
オーストラリアだったりインドネシアだったりアメリカからかなりの量買っているので、
実際に中東から来る量は大して多くないんですよ。
でも私はLNGの今回のカタールのニュースを見たり、LNGの状況を見て、
これはまずいなって思っています。正直言うと。
どういうところなんですか。
今日そこを解説したいなというふうに思います。
まずですね、さっき原油が手に入らなくなることはないだろうって言ったんですよ。
価格が上がるかどうか。これ2つの側面で見なきゃいけなくて、
資源の話はまず供給途絶が起きるかどうか。
日本に輸入する原油や天然ガスが来なくなっちゃうかどうか。
それから来るんだけど価格がめちゃくちゃ上がっちゃうんじゃないか。
この2つの論点で考えなきゃいけなくて、
供給が止まるっていうのは本当によっぽどのことですよ。
グローバルで取引されているものなので、買える。何らかの形を。
06:00
要は金をたくさん出せば買える。
日本の場合はLNGって何に使っているかっていうと、都市ガスがまず。
3割4割ありますね。
残り6割7割は電気を作るための発電所の燃料として使います。
都市ガス止まったらどうします?サイブガスからある日。
いやいやいや。困りますよね。
オール電化じゃない限り。風呂は入れない。
お湯は出ない。
なっちゃうじゃないですか。
そんなことはやっぱり許されないですよ。この日本において。
じゃあ電気。天然ガス火力止まると。
実は吸収電量がそんなに多くないです。
電気の全体の15%ぐらいを天然ガスで作っているんですけれども、東京とかだと45%ぐらい。
結構なウェイント閉めてるんですね。
なので電気止まるなんてありえないじゃないですか。首都圏で電気止まる。福岡だって電気止まる。ありえない。
だから供給途絶は絶対に起こさないように、国も電力会社もガス会社も、間に入っている商社や石油元売り会社みんなも必死でやります。
ただ値段が高くなる可能性はあるよねっていうことですね。
私がさっきカタールの生産設備が止まるのはやばいって言った理由なんですけど、日本がカタールから買ってるのは5%だけ。
でも世界の天然ガスLNGの実は20%をカタールが生産してるんですよ。
この20%はホルムズ海峡を通ってきます。
ホルムズ海峡を通っているLNGはほぼ全てカタール産。2割のLNGがホルムズ海峡を通っていて、
カタールが生産を止めてしまうと、全部止まってるかどうか不明ですけど、2割は。
世界の2割が止まるっていう感じですね。
バスッと止まります。
先物価格っていうのは、この先いくらになるかなってマーケットの人たちが思い描きながら想定している価格なんですよね。
実際に私たちが電気やガスで使っているLNGの値段、天然ガスの値段っていうのは電力会社やガス会社が購入している値段なんですよ。
ここにはやっぱり違いがあります。
先物の値段で買ってるわけじゃないんですよ。
あんなに変動するものを買ってるわけじゃなくて、例えば10の量を買おうと思ったら、日本の場合だったら今は7割とか8割は20年とかの長期の契約で買うって約束をしています。
そうじゃないと、もしかして先物が安くなったり値段が下がったり変動するかもしれないけど、変動よりも安定的に買うことが大事だから。
だから電力会社やガス会社は長い期間で買うわけなんですよ。
でも残り2割ぐらいは本当にこんなにたくさん使うかどうかわかんないよねとか、例えば今だったらカーボンニュートラルとかもあるからいずれいらなくなっちゃうかもしれないよねとか、
もしかしたら温暖化で気温が上がっちゃってエアコンとか使わなかったら発電所で燃料を使わなくてもいいかもしれないよねとか、そういう変動要因があるわけですよね。
なので全部を20年単位の契約で買うわけじゃなくて、一部分はすごく短期的な取引、スポット取引とか短期取引って言われるもので買うんですよ。
09:06
このここはもうすぐに値段が変動します。先物価格とほぼ同じような値段で買うことになります。
だからホルムズ海峡が事実上の封鎖です。タンカーが通れませんって言った瞬間に値段がバカーンって上がります。
原油の先物はそんなに上がってないんですけども、欧州のガスの先物は5割上がったんですよ。
アジアで取引するLNGの先物価格は4割ぐらい上がってるんです。
この4割の上昇分は日本に来るLNGの長期契約じゃない2割の部分に反映されてくるわけです。
どうなるかっていうと電気やガスの料金が上がるんですよね。
上がるときに燃料費調整額って聞いたことありますか。
電気とかガスの料金っていうのは元々電力会社やガス会社が決めている料金だとこういう資源価格の変動を吸収できないからということで
飛行機でいうサーチャージみたいに変動する調整項目がついてるんですよね。
ここがものすごく上がる可能性がある。
なのでよくテレビとかで来月電力何社が電気料金何割上がりますとかって言うじゃないですか。
あれは別に料金の単価を変えてるわけじゃないんですよ。
料金の単価は携帯電話会社みたいに固定で決まってるんですけど
この燃料費調整額が資源価格の変動によって増減して資源の値段が上がると電気代が上がるってことになるんですけど
この上がり幅が今回の件で大きくなる可能性がかなりあると思います。
あとカタールのLNGの施設が一体どれぐらいのダメージを受けていていつ再開するか全然わからないので
これがすぐに再開してくれれば世界の2割のLNGがなくなっちゃうってことはないんですけど
でもここが長引くとそもそもの供給量が2割減った状態で
LNGっていうのはガスのプシュっていう機体のガスをマイナス162度にしてジャボジャボの液体にしてタンカーで運ぶんですよ。
使うのは天然ガスが出てこない国なんですよ。
一番使うのは日本と韓国と台湾と中国。
だから中国とかと猛烈な争奪戦をすることになって大体このパターン買い負けるんですよ。
中国がぐわっと買いに来る。スピードも速い。値段が上がる。
日本が確保できるルートがあったとしてももっとその値段よりも上で買うよなんて言われたら
日本じゃなくてその相手を選ぶってこともあり得る?
この8割の長期契約の部分は価格が固定されてるんですけど
2割の部分はいつもマーケットで買ってるんですよ。短期のマーケットで。
短期のマーケットもここのとこずっと安かったんですけど
12:00
これはここが急にブワーって値段が上がって
ライバルが中国だったりするわけです。
買い負ける可能性がある。
買い負ける可能性がある。当然中国は高値で買うよって言ったらバーって上がってるわけじゃないですか。
量もドーンって持って行っちゃったら
え、うちも欲しいんですよ。いや中国は買って行っちゃったよみたいな。
マネーゲームになっちゃうとちょっとね。
それはなかなか厳しいじゃないですか。そこがやっぱり値上げになる可能性がある。
あとは電気料金で市場連動型って言われている料金メニューを使ってらっしゃる方
それから企業の料金メニューの中に市場調整項という項目が入っている方は
この燃料費調整額以外の理由だけじゃなくて
ここも上がる可能性があるのでまずはご自身の。
ちょっと明細みたいな。
はい。吸収電力が家庭向けでは市場連動メニューやってないので
ただ法人向けはやってるからですね。中小企業の方とかお店の方は
ちょっと気をつけて見ていただいた方がいいかもしれないです。
はい。ということで今のホルムズ海峡自律上封鎖という状況ですけども
それに伴うエネルギーどうなっていくのか解説してもらいました。
山根さんありがとうございました。ありがとうございました。
日経BP、日経エネルギーネクスト編集長の山根紗友希さんでした。
落語家の立川翔子です。
一週間のニュースの中から気になる話題を題材に
新作落語をお送りしているポッドキャスト番組
立川翔子のニュース落語。もう聞いていただきましたか?
政治家の問題発言や動物たちの微笑ましいエピソードなどなど
落語の世界でお楽しみください。
Apple、Spotify、Amazonの各ポッドキャストで
立川翔子で検索してフォローお願いします。
またYouTubeでも聞くことができますよ。
さらに生放送でいち早く番組をチェックしたい方は
ラジコでRKBラジオ立川翔子キーサイトを聞いてください。
毎週金曜朝6時半から10時まで生放送中です。
さらにこの立川翔子ニュース落語は本で読むこともできます。
お近くの書店、ネット通販でお買い求めください。
本と音声両方で立川翔子のニュース落語。
どうぞご引きに。
立川翔子のニュース