00:00
この時間は日替わりコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ。
水曜日は日経BP、日経エネルギーネクスト編集長の山根小雪さんです。
山根さん、おはようございます。おはようございます。
さて今日はどんな話題でしょうか。
はい、今日はね、アンケートでも出てましたけど、高市さない自民党新総裁ネタを、自節柄、この話をやろうかなと思います。
はい、私は鈴木哲夫さんみたいな政治が専門ではないですし、政治の話はですね、裏金議員の投票どうよ、何なのよという気持ちはありますが、
ここはあくまで私の専門分野のエネルギー政策の話をしようかなというふうに思います。
はい、ぜひお願いします。
まあもうなんかですね、州開けたら、さなえのミックスなんて言葉が出てきて。
そうね。高市トレードとか言われたりとかね。
そう言われちゃってますね。
はい、防衛宇宙核融合、この辺りのキーワードのですね、株価上がってます。
例えば三菱重工だったりとか、核融合ね、透け川電気工業なんていう会社も国内でですね、上場してる会社があったりするんですけども、株価17%も上がったよと。
で、今ちょっとこの核融合って言葉を言ったんですけれども、高市新総裁がですね、
かねて核融合ってかなり熱烈に推しているエネルギー関連技術なんですよ。
で、今日はちょっとこの彼女が一体どんな考え方を持っていて、どんなエネルギー政策についてですね、これまで言及をしてきたのか。
これは総裁選の時もですね、いろいろと発言があったので、それをご紹介しながら、その実現性はどうなのかというところをですね、お話ししたいなというふうに思います。
はい。
ちなみに先に言いますが、高市さんは原子力とか核融合を非常に推しているんですけれども、なかなか直近は厳しいぞっていうものを推しているので、その時間軸も合わせて聞いていただけたらなというふうに思います。
はい。
はい。でですね、高市さんと言えば保守、強行保守っていうふうに言われますよね。
で、安全保障重視です。あと積極財政なんていうキーワードがよく聞かれるのかなというふうに思います。
なのでですね、経済だったり食料だったりエネルギーだったりとか、いろんな安全保障にですね、たびたびこう強い危機感を示すというような発言をしてきているんですよね。
エネルギー関連で言うと、例えば化石燃料を持っている国に頭を下げる外交をいつまでも続けていいはずはない、なんていうことを言ったりですとか、日本の場合化石燃料はすべて輸入に頼っているので、この燃料を確保しないと経済が回らない状態。
なので、どうしても持つものを持たざるものの弱さがあるよね、そんな外交を続けちゃいけないんだ、なるほどね、と思いますよね。
それから、エネルギー持久率100%を目指す、絶対にできる、なんて発言もあります。
これは総裁選に出馬した5人の候補の中でも、エネルギーに関する発言は非常に高しさが多いんですよね。
03:05
このエネルギー持久率100%を目指す、絶対にできるっていう発言については、ぜひ目指すべきだと思うし、できるかできないかっていうのはやっぱり政治家の意思が非常に大事なので、これも私は前向きに受け止めるべきだなというふうに思いますが、実現性っていうのはどうなのかっていうところにちょっと移っていきたいと思うんですけれども、
エネルギー持久率100%を目指す、絶対にできるって言うんだけど、それいつなんよって話なんですよね。具体策としてエネルギーで言及されているのは何かっていうと、原発の再稼働と核融合の推進、それから小型モジュール炉、SMRなどの核心炉の推進などに限られているんですよね。
再生可能エネルギーについては、あんまり発言していないんですよ。奈良の鹿の外国人の話のエピソードなんかと並んで、中国製パネルはいかがなものかっていうことは言っているんですけれども、一方でペロブスカイト電池は薄くて曲がるやつですね。国内企業が開発でリードしてるんですけれども、これはぜひやるべきだという言い方をしていて、それぐらいなんですよ。
なので、再生可能エネルギーにはポジとかネガっていう発言はあんまりない。他についてはなくて、この原発再稼働、核融合推進、小型モジュール炉、SMRっていうところに結構閉じているんですよね。核融合と小型、原発再稼働はまあまあそうだよねっていう感じなので、これはやってくださいよということなんですけれども、じゃあ核融合と小型モジュール炉ってどんなもんなのって聞いたことあります?この2つ。
ちょっとピンとこないですね。
うん、ですよね。というわけでちょっとプチ解説をさせてください。
お願いします。
まずSMRっていうのはですね、ちっちゃい次世代原発です。これはですね、例えば関西電力が今度三浜で新設する原発もいわゆる次世代原発というですね、福島第一原発事故みたいなことが起きないように安全性を非常に高めた構造を持っている原発。
で、これをですね、大体大きさで言ったら4分の1から20分の1ぐらいにちっちゃくすると、SMRっていう小型モジュール炉って言われるものになります。で、このSMRっていうものになると突然、スタートアップとかガーファムとかの話がいっぱい出てくるんですよ。
で、これはアメリカでですね、かなり投資熱が高まっていまして、建設計画も実はたくさんあるんですよね。で、例えばマイクロソフトの創業者のビル・ゲイツが出資してたりとかですね、ガーファム自身が出資してるケースもあるんですよ。
これどういうことが背景にあるかっていうと、アメリカではですね、ガーファムが兼ねて事業はクリーンな電力でやりますっていう方針を掲げていて、アップルだったりマイクロソフトだったりグーグルだったり、こういう人たちはみんなですね、再生可能エネルギーを大量に買ってきたんですよ、今まで。
06:04
ただここに来て、生成AIのバブルが起きてですね、もうデータセンター作っても作っても作っても足りないっていう状況で、アメリカはとにかく電気が足りないという状況なんですよ。で、アメリカのですね、いろんな州で、もうガーファムは自分たちのデータセンターの電気は自分たちで確保してください。
もう電力会社とか今の電力インフラではとてもじゃないけどあなたたちにあげる電気ありませんみたいなことが言われるぐらい電気が足りないんですよね。生成AIやっていくために。で、そのためにガーファム何やってるかっていうと、早期に廃炉になった原発を復活させて電気を買おうっていうプランをやっていたり、このSMRに投資して自分たちでちっちゃい原子力発電所作ってやってこうよみたいなことを考えてるんですよ。
再生可能エネルギーは大量にやる。もうめちゃくちゃやってるんだけどそれでも足りない。でもCO2を出す電気を使うっていうのは自分たちの主義主張に合わないので、SMRやろうということで。よくちっちゃいからコストが安いとか、ちっちゃいからどこにでも置けるとかって話言われるんですけど、高井さんもですね、地下にSMRを置くっていうことを発言してるんですけど。
ちっちゃいから安いっていうよりは、こういういろんな背景で投資熱が加熱していて、大きい次世代原発は何せ作るのが大変だからですね。よりもちっちゃい方がなんとなく切り口も新しくてやりやすいだろうということで盛り上がっていると。
これね、いつぐらいなのよって話なんですけど、やっぱり結構先になります。アメリカでも2030年代にできるかなできないかなみたいなところで、日本で導入するとなったら関西電力のミハマーが2040年代半ばとか40年代間に合うか。
ここから原発作ろうと思ったら調査やって地元を置いとって、作るのにも10年何年みたいな感じだからですね。そんな目先の話じゃないです。今電気が高くなっているとか、今中東情勢が不安でもしかしたら天然ガスが来なくなるんじゃないか、原油が来なくなるんじゃないかみたいな議論は本当に2020年代の話なんだけれども、この話は2030年代40年代の話ということになります。
核融合になるとこれもっと先になります。核融合って原子力とちょっと対比させるとわかりやすいんですけど、原子力は原子核を分裂させて核分裂反応を起こすんですよ。核融合は原子核を融合させる核融合反応を起こして、この反応が起きるときにエネルギーがドカーンと出るんですよね。これを使います。
ただ核って、原子核ってプラスの電荷を持っている。プラスの電気を帯びてるんですよね。これを融合させるってプラスとプラスを融合させるんですよ。磁石ちょっとイメージしてほしいんですけど、プラスとプラスってくっつかないじゃないですか。
反発しますよね。
09:00
反発する。これをどうやってくっつけるかっていうと、なんと1億度の温度にしてくっつけます。
1億度。
想像が及ばない高さですね。
想像が及ばない世界。太陽がやってるんですよ、核融合。風神像のエネルギーを発しています、太陽ね。
どうやってこんな1億度なんか地上で作るのって言ったら、ものすごい磁場を作って、磁場の中でプラズマを起こしてみたいな話なんですけど、この設備を作るのにベラボーに金がかかります。そしてまだ実験段階。
国際協力でイーターっていうの聞いたことないですか。国際核融合実験のフランスで今作ってるんですけども、イーターっていうのがあります。
核融合を国際協力でやろうとしてるんですけど、当初8500億円ぐらいでできるって言ってたのが、今一応4兆5000億円まで設備費用が膨らんでいます。
これぐらいまだまだまだどうやって安定して核と核をくっつければいいのか。くっつけるために使ったエネルギーが出てくるエネルギーよりも多かったら意味ないじゃないですか。
あとくっつけるために使ったお金がものすごい高すぎたらみんなの電気代安くなったりしないですよね。確かにこれは本当にうまくいったら夢の技術なので、なのでこの国際協力で進められているんですけれども、まだ開発段階スタートアップとかもあるんですけども、
2030年代半ばに実験炉を作りたいみたいなフェーズなのでですね、商用化は2050年代以降になるでしょうというふうに言われています。というわけで高市さんのエネルギー政策って原発再稼働以外は直近できるものってまだないんですよね。核融合かなり熱意を持っていろんな科学技術担当省時代なんかにもですね戦略作ったりしてやってるんですけれども、
当面どうするのって日々の話なのでですね、ものすごいいろんなエネルギーの話っていうのは問題が多いんだけれども、どうするのっていうことに対しての言及は実はないに等しいっていうことなんですよね。
なので保守の立場を取っていて、エネルギー安全保障に強く言及しておられるので、今こうやって国際関係がすごく不安定化していて、日々の化石燃料を調達、価格の高騰リスクなんかも払っていて、これちょっと上がったら電気代もガス代もめちゃくちゃ上がっちゃうわけですよ、ガソリン代もですね。
ここ数年でガスと電気補助金5兆円使ってます。ガソリン合わせると13兆円の補助金をばらまいてきていて、こんなこと繰り返せないじゃないですか、13兆ですよ、たった数年で。だからこういうことにならないようにエネルギー自給率100%目指すって素晴らしいスローガンを掲げていらっしゃるからですね。
もうちょっと直近のところでもこのエネルギー安全保障に即したようなですね、政策を骨太に打ち出してもらいたいなということに期待したいというふうに思います。
12:06
はい、ということで今回は高市さなや新総裁のエネルギー政策について解説していただきました。山里さんありがとうございました。ありがとうございました。
ガールズパンチ×少女隊の×ラジオ隊
×少女隊の春野きいなと青井梨奈です。
RKBラジオでお送りしているガールズパンツ×少女隊の×ラジオ隊はポッドキャストでもお楽しみいただけます。
ラジコ、スポティファイ、アップルポッドキャスト、アマゾンミュージック、YouTubeミュージックで×ラジオ隊と検索してフォローお願いします。