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この時間は日替わりコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ。
毎週水曜日は日経BP、日経エネルギーネクスト編集長の山根小雪さんです。
山根さん、おはようございます。
おはようございます。
さあ、今日はどんなニュースになりますか?
今日はこの間田畑さんとお話ししていたときに、最近のデータセンターの話になったじゃないですか。
はい、はい、はい、そうそう。
で、今どき問題話してほしいなというありがたいリクエストをいただいたのでですね、今日は、
新たに、ちょっと久しぶりに、だいぶ前にですね。
3月にね、東京でっていうね。
そう、一回データセンターの建設に反対運動が起きてますよっていうことをお話ししたんですけども、
これね、反対運動だけじゃなくて、実はデータセンターの建設は今全国的にラッシュなんですけど、
なかなかうまくいかない課題が山のようにありまして、今日ちょっと改めてこのお話ししようかなと思います。
はい、きっかけちょっとこのデータセンターの話で、九州で最近ちょっと話題だったのは、
くるめにJR九州が新しいデータセンターを建設しますよっていうニュースがですね、ちょうど10月末ぐらいに出てきました。
で、九州だと他にも糸島にアメリカのAPLっていう会社が作りますよっていう話とかですね、ニュースいろいろあるんですよ。
で、どういう課題があるのっていうとですね、実は最近日経新聞なんかで見出しに出てくるのは、データセンター建設10年待ちみたいな話があるんですよ。
なんか人気のパンみたいな。包丁が手に入るの10年待ちなのよみたいな。
九州といえばやっぱ包丁ですよね、10年待つのはね。
なんですか、なんでそんなに10年待ちなんていう状況が。
10年待ちなんでかっていうと実はね、これ電力インフラの問題なんですよ。
なるほど。
はい。で、ちょっとこの10年待ちの話をするとですね、これは実は東京で起きている話、東京エリアですね、で起きている話なんですけれども、
日本で言うとですね、データセンター銀座って呼ばれるエリアが千葉県院財市にあるんですよ。
Amazonとかですね、そういったガーファームのデータセンターなんかがものすごいやって、データセンター立ちまくって固定資産税爆増してみたいな街なんですよ。
で、院財で今新しいデータセンターを作ろうとすると、10年はかかるということを東京電力パワーグリッドが言ってるんですね。
これ東京電力パワーグリッドってどういう会社かって言うと、東京エリア、東京都と周辺の都道府県ですけど、
九州電力のエリアみたいな感じで、東京電力がかつて独占していたエリア、ここで電力インフラを運営している会社が東京電力パワーグリッドなんですよ。
この電力インフラ、この話はまた今度別にやりますけど、電力自由化のインフラはちょっと別の会社がやるよう、独立した会社がやるようになっているのが東京電力パワーグリッドという会社がやってます。
東京電力パワーグリッドは、変電所だったりとか、電柱とか鉄筒とか、そういうものを保有して運用しているんですけれども、
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データセンターをつなごうとすると、データセンターって死ぬほど電気使うんですよ。大きい工場ぐらい使うんですよ。
電力のインフラって発電所に近いところの電線はすごく太くて、お家とか近くなってくると細い電線になってきますよね。
だからデータセンターを作るときは太い電線につなぐ必要がまずあります。でも太い電線にはもうすでに電気がたくさん流れてるわけですよ。
太い電線の中に新しいデータセンターが使う分の電気を流す空きがないとつなげないんですよ。
でも引済なんてデータセンターだらけなんで、電線の中パンパンなんですよ。
そうすると新しい変電所を作らなきゃ、新しいぶっとい電線を作るためのトンネルを掘らないとできませんみたいな話になるんですね。
これはやっぱり電力インフラを増強するっていうのはものすごい金と時間がかかることで、
今なかなか東京エリアではそういうことができなくなってきてるんですよ。
実はデータセンターっていうのは日本にあるものの9割が東京と大阪の2大都市圏に集中しています。
なんでかっていうとデータセンターは人がたくさんいるところのそばに置きたいっていうふうに事業者が思うんですよ。
これはなんでかって言ったら、例えば生成愛でChatGPTとかGeminiとか使おうとします。
チャッピーみたいな、田畑祐輔グローアップのコーナーの名前を全部教えてとか聞くとするじゃないですか。
チャッピーはすぐ返事をしてくれるから嬉しいわけです、我々は。
でもチャッピーが返事するのに1分、2分かかったらどうします?
もういいや、自分で調べようとかね。
大平 じゃないですか。遅延っていう通信に遅れが生じる状況はやっぱりサービスとして成立がしないんですよね。
データセンターの距離が使う人のいる場所から遠くなるとどうしても遅延が発生してきちゃうんですよ。
なので人がたくさんいるところにデータセンターを作りたいというふうになります。
さっき冒頭ちょっと言った、アメリカのAPLっていう会社が糸島にデータセンターを作るっていうニュースが出たときは、実は糸島から福岡市内にものすごいぶっとい送電線があってそこにつなぎ込むことができます。
つまり福岡は人がいっぱいいるから福岡にいる人たちが使えるので糸島にデータセンターがあったらいいねっていう話なんですよ。
じゃあ人が全然いない企業がたくさんいない場所にデータセンターを作ったらそこは遅延の問題ばっかりになっちゃうじゃないですか。
だからどうしても大都市圏優先になるし、次に作るのは福岡の近くにしよう、札幌の近くにしよう、仙台の近くにしようっていうことになっちゃうんですよね。
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でもそういう大都市圏っていうのはまず土地が高いじゃないですか。飽きてる場所もないですよね。
さっきの千葉県飲在市で10年待ちって言われたような電力インフラが足りないっていう問題がまずあるんですよね。
しかも最近やっぱり新しいデータセンターを作る人たちっていうのは生成AIの事業をやってる人たちが多いんですよね。
これは実は半導体の人たちも同じなんですけれども、新しい領域のビジネスをやる人たちは事業に使う電気はクリーンな電気でやりたいっていうふうに考えるものなんですよ。
だからCO2を出さないもの、再生可能エネルギーや原子力発電所の電気が使える場所に立地したいってなるわけです。
かつて熊本にKSMCが来た時も、なんで九州なのかって言ったら原発が再稼働していて再生可能エネルギーが山のようにあって相対的に電力の料金が安いからっていうのが非常に大きな理由だったって言われてるんですよね。
なので今実は北海道は再生可能エネルギーがすごくあって、止まり原発は再稼働してないですが、止まりが再稼働すると北海道はかなり電気が余るぐらい多くなると言われているので、
ラピダスという半導体の会社、それから再生可能エネルギーを使いますよということを謳っているデータセンターの立地の計画がいっぱいあるんですね。
でも問題はやっぱり人は東京に一極集中してるわけですよ。どうするよという話で、ここで新しいキーワードをご紹介します。
ちょっとマニアックですが、ワットビット連携っていうキーワード、聞いたことありますか?
ワットビット連携
ワットビット連携っていうのは何かっていうと、ワットは電力の大きさを表す単位のワットですね。ビットは通信量を表す単位のビットなんですよ。
電力インフラと通信インフラを連携させようという考え方で、実は政府が今年の2月に閣議決定したGX2040ビジョンという中に、これをやっていこうということと掲げられているんですね。
ワットビット連携っていうのは、このワットはさっき引済士でもうデータセンター繋げなくて困りまくってますって言ってる東京電力パワーグリッドと、ビットのほうはNTTグループのこの連携がやっぱりベースになっています。
もうちょっと詳しく言うと、アイオンっていう技術があってですね。すいません、今日知らないキーワード、マニアックキーワードだらけなんですけど、アイオンっていうのはオール光で作るネットワークのことで、NTTグループが2010、2025年ぐらい前、2010、2009年か、25年経ってないかな。
ちょっとすいません。
15年ぐらい前ですか、2009年とか。
そうですね。20年ぐらい前から作ってるもので、普通の通信インフラっていうのは、光ファイバーと通信機器を組み合わせてるんですよ。インターネットだったりとか、今ある通信のインフラっていうのはそういうものなんですけど、通信機器と光ファイバーを組み合わせると、光信号と電気信号が行ったり来たりするんですよ。
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変換をしながら距離を遠いところに通信のデータを運んでいくんですけど、変換するとそこでスピードが遅くなる。光のスピードはめちゃくちゃ速いじゃないですか、1秒で地球何周みたいな。
だけど、電気に切り替えてまた光にして電気に切り替えてって繰り返しながら長距離を運んでいくので、それが遅延の原因なんですね。
このアイオンとかオール光ネットワークって言われるものは、その中間にある通信機器も全部光の信号を扱えるようにしようという新しい技術のことを言っていて、このオール光ネットワークを使うと、例えば九州においたデータセンターと東京のお客さんが一瞬で遅延なしで繋がるようになるんですよ。
だから、その遅延があるから大都市しかデータセンターを作れないっていう問題が一挙解決する。このオール光ネットワークを使ってデータセンターだったり電力インフラだったりそういうものを連携させてうまくやっていこうよっていうのがワットビット連携なんですね。
さっきちょっと言ったんですけど、電力インフラってちょっと増強しようと思ってもむちゃくちゃ時間と金がかかるんですよ。変電所作ろうとかトンネル掘ろうとか鉄塔を作ろうとか、もうめちゃめちゃ時間と金がかかる。でも実は通信インフラのほうはもうちょっとコストもかからないし時間も短くできるんですよね。増強するのに。
なので、通信の方を解決してデータセンターの場所を遠くに持っていこうよっていうのが今のちょっと新しい動きなんですよね。実は九州では今年の9月の24日に九州電力とIIJっていうインターネットの会社がこのIONを使って通信公開社のQtネットのデータセンターで実証授業をやろうということを言っています。
これうまくやると九州にデータセンターをもっと誘致できるよねっていう話になるし、東北では東北電力とNTTがタッグを組んで、もう実際これでデータセンターを誘致しますっていう動きをしているんですよ。なので、今まで実はデータセンターの話っていうのは九州ではもちろんあるんだけど、この福岡の需要以上には増えない。
でも、こういう新しいインフラの話が出てくると、九州にも東京や大阪の企業が使う、東京や大阪の消費者が使うためのデータセンターができる。そういう局面にありますよっていうことなんですよね。
なるほど。じゃあ、まだまだ九州にも建設ラッシュの波っていうのはまだまだ来る可能性があるってことですか?
田窪 だって九州は東京とかに比べたら土地あるじゃないですか、まず。電気は再燃はまだまだ増やしていけるだろうし、これから北九州とかで洋上風力がバンバン立ってきますしね、動いてくるし、原発だって日本で最も再稼働をたくさんしているエリアじゃないですか。
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今日も給電が、地熱発電ね。
田窪 そうですね。
デフォルトに一連で載せてましたよ。
大平 そうなんですよね。場所があるっていうのは本当に素晴らしいことで、その通信速度の問題さえ解決できれば、九州にまだまだたくさんビジネスのチャンスがやってくるということなんですよね。
NTTはもう本当に20年越しずっとやってきた技術だけど、なかなか日の目を見なかった。でもこの生成AIのブームとデータセンターラッシュで、ついにこのNTTの虎の子の技術が表に出てきて比較的話題っていうことで、今日はちょっとこれご紹介しました。
ありがとうございました。
大平 ありがとうございました。
山根紗友希さんでした。
大平 ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。