2023-11-15 13:26

山根小雪のBrush Up

日経エネルギーnext編集長 山根小雪
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毎週水曜日のこの時間は山根小雪のBrush Upです。さあ山根さん、今日はどんなニュース、話題でしょうか。今日はスカイマークをやりたいと思います。
この間、日曜日のサンデーウォッチで、私ゲストでゲストコメンテーターに出てたんですけども、
会社テイメントっていつものコーナーでですね、スカイマークを取り上げてました。スカイマーク今、定順効率ナンバーワン、とにかく遅れない航空会社。
2055年に経営破綻をするんですけれども、それを乗り越えたと。現場力磨き上げて頑張ってますよ、というストーリーを紹介したんですよね。
今日はちょっと切り口を変えて、航空業界の競争という視点でですね、スカイマークの話をしたいと思います。
ちょうど1週間前にですね、静岡の物流会社の鈴代という会社がですね、スカイマークのヒット株主になるというニュースが飛び込んできて、
昨日株式取得してヒット株主になったんですね。なので今日この話をしたいと思うんですけど、ちょっと本題に入る前に私とスカイマーク。
夏休みの作文みたいなタイトル何なんですか?私とスカイマーク?
私とスカイマークは非常に深い繋がりがありまして。
私、福岡と東京二拠点生活も10年やってるんですよね。
コロナになる前は在宅勤務もできなかったので、毎週行ったり来たりしてたんですよ、東京と福岡。
平日は東京で、週末は福岡。ずっと往復してたんですけど、移動は全部スカイマークなんですよ。
へー、じゃあヘビーユーザー。
ちょっとざっと計算したんですけど、たぶん1000回くらい乗ってると思います。
桁違うな。
西鉄バスよりもはるかにスカイマークの方に乗っているのに福岡線は。
それもなかなかレアケースかもしれませんが、でも数ある選択肢の中でもスカイマークを選んだっていうことですよね。
とにかく安いんですよ。
マイルはたまらないけれども、目の前の現金が大事なので、とにかく安いスカイマークを使っている。
そして、よく安い航空会社って言うとLCCを思い浮かべると思うんですけれども、LCCとスカイマークってちょっと位置づけが違うんですね。
どう違うかっていうと、スカイマークは住宅手荷物、荷物預けたりするの無料なんですよ。
JALやANAと同じように。それから座席の指定も無料なんですよね。
LCCって言うとすごくシートが狭いだけれども、面白いこともない。
ちょうどJALとかANAとかのいわゆるフラッグシップキャリアと言われるような航空会社とLCCの中間を狙っている、それがスカイマークなんですよね。
実際日本の航空業界においてスカイマークっていうのはものすごい重要な企業なんですよ。
別に私が1000回乗ってるから言ってるわけじゃないです。
日本の航空業界でスカイマークっていうのは1998年に羽田福岡間で初めて路線を飛ばして運行開始するんですけども、実は35年ぶりの新規参入だったんですよ。
35年ですよ。
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戦後ほとんど誰もやってなかった、JALとANAしか飛んでなかった日本の空にスカイマークが飛んだ。
設立したのはHISなんですね。沢田さんというロール作りをいただいて、福岡から飛んだので福岡の方々にとってはすごく親しみの深い会社かなというふうに思います。
やっぱり35年ぶりに新規参入を果たしたことに何が起きたかっていうと、価格がドーンと下がった。
JALとANA、2社いるときはお互いで横目を見ながらあんまり競争しないで、2社でシェアを取っていったわけですね。
スカイマークはJALとANAの半額の値段で航空券を販売しました。
この半額の賞金が凄まじくて何が起きたかっていうと、すぐにJALとANAが値下げついづいしていったんですよ。
今でもJALとかANAも安い航空券ありますよね。変更できないけどすごく早く買うとか。
早めに買うと安く買えるよとかね、バーゲン的な。
あれはまさか言ったわけじゃないですよね。
だから競争っていうのは、どれだけ私たち消費者にとって効果があるかっていうことを空の世界で体感させてくれたのがスカイマークなんですね。
なるほど。
競争は大事。競争がなかったら値段っていうのは下がらないんですよ。
スカイマークその後、顕著に成長を続けていきます。
かなり良い状況で行くんですけれども、次のチャレンジは国際線だっていうことで、
2011年ですね、世界最大の旅客機のエアバスA380っていうの6機買ったんですよ。
これ日本の航空会社で初めてだったんですよね、380買うっていう。
なんととってもニュースになったし、一機300億だったので、1800億円の巨額投資になりました。
これはスカイマークにとって大チャレンジだったわけですよ。
国内だけじゃなくて海外も飛ばそうっていうことですね。
ただタイミングが結構悪くて、ちょうど買った翌年にアベノミクスが始まるんですよ。
安倍政権が発足して。
アベノミクスは国内の輸出企業に対してプラスに働くようにということで、円安ドル高政策を打つわけなんですよ。
そうすると海外から買ってきた航空機、そして国際線飛ばそうと思ってたいろんな経費がどんどんどんどん加算でしまって、
大きな赤字になってしまって2015年に経営破綻をするわけなんですね。
その後は再生ファンドのインテグラルという会社が入って経営再建を進めていきます。
この過程の中で定時運行率ナンバーワンの話が出てくるし、
かつてスカイマークって言ったらオレンジ色のポロシャツですごくラフなCAさんたちがサービスをしてくれていたんですけども、
今はすごい懐かしいですよね。
今は普通のCAらしいワンピースを着て黒いパンプスを履いてやっていて、
普通の航空会社としてやるべきことをきちんとやっていくっていう時代を続けてきたなと思います。
そしてちゃんと経営も改善してきましたね。
もちろんコロナで非常に厳しかったんですけれども、
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今週月曜日に決算があって、ここでは黒字化を達成していて、今ちょうどこの回復期にあるというところです。
インテグラルはついに経営再建の最終フェーズということですね。
株式の手放すというタイミングがやってきました。
どうなるのかなと思ったら、鈴代だったんですよ。
鈴代という企業の名前っていうのがあまり馴染みがないんですけど。
鈴代ってどんな会社って言ったらね、表現としては清水のオオヤブンなんていう言い方されるでしょう。
それは土地柄とちなんでってことですか。静岡でしたっけね。
土地柄なんですけどね。いわゆる地域財閥ですね。静岡の巨大企業です。
清水エスパルスも支援してますし、グループ売り上げ高5000億円。だけど上場してません。
社長はね、代々鈴木佳平さんって名前です。
え、初心者?
面白い。
土根城経営者の中小企業がそのまま巨大化したみたいなイメージ持ってください。
ちょっといくつか有名なエピソードがあるとするならば、
20世紀の初めの4代目鈴木佳平さんが清水港で採れたマグロにシーチキンって名前をつけて、
缶詰にしてアメリカに輸出して、大語り。
ハゴロムフーズ?
ハゴロムフーズにつながってるかわからないんだけども、
静岡は今も缶詰制度第一位なんですね。
あとこの番組で度々取り上げる最低賃金も、実は鈴代が一番最初に始めた仕組みなんですよ。
働く人たちの権利を守るため、生活を支えるために導入したって言われてるんですよね。
今は8代目の鈴木佳平さん。
鈴木佳平さんすごいです。
富士ドリームエアラインズ、FDAを始めた人です。
航空業界にも進出はすでにしていたんですね。
清水エスパルスへの支援もこの会長が決めたって言われています。
11月7日に鈴代がヒット株主になるよってニュースが出た後に、
FDAの関係者が耳に水だったって言ってるんですよ。
スカイマークに知らされてなかった。
社長がびっくりしましたって言ってるんですよ。
鈴代をよく知る関係者の見立てっていうので、今メディアにコメントがいろいろ出てるんですけども、
鈴木佳平さんが強く関わっての趣旨ではないかというふうに言われています。
FDAをやろうと決めて、どんなにうまくいかないだろうと言われても、
地方空港っていうのは地方から地方に飛ぶニーズが絶対あるんだと。
大きい航空会社は業績が上がらなかったらすぐその路線をやめてしまうんだけれども、
僕ら地域の会社は地域の空港から地域に飛ばすこの事業を長く頑張って続けることで
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収益を上げていくんだっていうことを言ってるわけなんですよ。
やっぱりここも地域の経済のことを考えている地元企業ならではだし、
オーナー経営者であって上場していない会社だからこそできることっていう面もあるんですけれども、
私にとってはですね、すごくいいなと思ったわけです。
私はさっき言ったように、スカイマークのおかげで2拠点生活をやっています。
つまりスカイマークが第三極として安さを維持してくれないと、
なかなか東京と福岡を往復するのは厳しいなって思っているわけですよね。
航空自由化の後、参入した会社たくさんあるんですよ。
スターフライヤーだったりとか、エアドゥだったりソラシドエアだったり。
スカイマークも含めてこの会社全部経営破綻して、今は全てにアナの資本が入っています。
アナの資本が入ってしまったら、アナと競争しにくくなるじゃないですか。
スカイマークはインテグラルが出資した後に、なんとか第三極のポジションを守ると言い続けてきて、
アナが今も実はインテグラルの次の第2位の株主だったんですよね。
その競争がどうなるかというと、とても心配していたんですけれども、今のところ競争は維持されている状態。
今度はインテグラルの株式を鈴代が引き取ったわけですね。
そしてアナは第2位のままです。ヒット株主は鈴代。
鈴代はアナと何の関係もありません。むしろJALとコードシェアビーンをFDAが飛ばしているぐらい近しい関係なんですよね。
つまりスカイマークが他の新しかったスターフライヤーやソラシドエアーのように、
アナ参加になって価格競争から遠のいてしまうというポジションにはならないで済むなと。
ということは独自独立の経営が維持されるということですかね。
鈴代という会社、鈴木予兵さんという経営者の今までのFDAに対しての思いなんかを聞いていると、
やっぱり自分たちのポジション、存在感みたいなものっていうのはすごく大事にしている。
地方を飛ばすこと、それからちゃんと消費者のほうを向いて、価格も含めてサービスをやっていくこと。
その経営者がヒット株主になって、JALとアナと同じ道をたどる第3局を作るというふうには思わないので、
そういう意味で言うと、経営再建からの次の一歩というのが良かったんじゃないかなと、現時点で私は強く思っています。
なるほどね。航空業界のジェネリック。
なるほど、確かに。
でもやっぱり競争を生み出していくというのは、今の資本経済は大事なことですからね。
独占過占というのはない。
消費者にとってマイナスになりますからね。独占過占というのは競争がすごく大事だと思います。
今日はスカイマークについてお話しいただきました。山根さんありがとうございました。
日経エネルギーネクスト編集長の山根紗友希さんでした。
卓語家の立川正史です。
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