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20260617 山ドクターの北杜らいふ 
2026-06-19 12:36

20260617 山ドクターの北杜らいふ 

低周波治療器は効果があるの?

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サマリー

国際山岳医のぺこまが、低周波治療器の効果について解説。筋力アップに関しては、エビデンスはあるものの、一般人がトレーニングとして使用する意味はほぼない。疲労回復については、プラセボ効果の可能性もあるが、本人が気持ち良いと感じれば利用する価値はある。痛みの軽減に関しては、医療現場でも使われるが、根本的な痛みの場合は病院での治療を推奨。最終的に、疲労回復における気分の良さを重視するなら使用を肯定する。

はじめに:YouTuberとしての目標と企業案件
山ドクターの北杜らいふ、国際山岳医のぺこまです。 北杜市明之町に住む北杜診療所医師のぺこまが、登山の魅力、応急処置のヒント、健康の秘訣など、楽しく真面目にお伝えします。
この番組は、社会福祉法人緑樹会北杜診療所の提供でお送りします。 こんにちは、ぺこまです。
今日は久しぶりにバケットリストの紹介しようと思うんですけれども、YouTuberとして活躍したいという思いがありまして、目指せ登録者100万人というのが目標になっているんですけれども、
今は8000人ぐらいなんで、まだ100倍以上増やさなきゃいけないということで、とても大変なんですので、ぜひこれをお聞きの皆さんもYouTube登録していただきたいんですけど、
三角いいとかで検索すれば出てくると思いますので、ぜひ三角いちぺこチャンネルっていうチャンネルなんですけれども、ぜひご視聴ください。
先日、初めて企業案件をいただきまして、どんなものかというと、低周波治療器っていうのがあって、それをレビューしてくださいっていうふうに言われたんですね。
低周波治療器って何かっていうと、電気を流して筋肉がピクピクって動くようなやつ。
あれがクライミングとか登山のパフォーマンスアップにいいんじゃないかみたいなことを、ぜひこのYouTubeチャンネルで取り上げてくださいみたいな連絡が来たんですよね。
とはいえ、これはとてもいいものですなんていうのをなかなか言えないというか、一応医者とか科学者としてはある程度エビデンスを持って、こういう使い方ならいいんじゃないでしょうかとか、そういうサジェスションをさせていただきましたので、
ぜひチャンネルを見てほしいんですけれども、今日はその一部をご紹介というか、その低周波治療器って本当に効果あるのかなみたいなことをね、ちょっと自分なりの考えをお伝えしていこうかなと思います。
低周波治療器とは?期待される効果
まず低周波治療器って何かっていうと、皮膚の上になんかパッドみたいのを貼るんですよね。
で、貼って微弱な電気を流すことで、なんか筋肉を無理やり動かして、なんかいいことあるんじゃないかみたいなものですね。
よくCMとかでもあるかなと思うんだけど、腹筋とかに貼ってピクピクってやってトレーニングになりますみたいな、そんなようなものなんですけれども。
一応ね、この低周波治療器ってどんな効果があるかっていうと、まず筋力アップ、それから疲労回復、それと痛みの軽減、大きく分けてこの3つに対して効果があるんじゃないかなって言われているようなんですね。
なので、この3つについて本当に効果があるのかというかね、どういう使い方すべきかみたいなことをちょっと1個ずつお話しさせていただこうかなと思います。
筋力アップ効果の検証と一般利用の是非
まず筋力アップについてなんですけれども、筋力アップはね、これエビデンス論文調べると結構意味があるっていう論文ちゃんと出てくるんですよね。
なので、あれによって筋力アップできるんだっていうことなんだけど、これね、ちょっとやっぱ注意が必要で、まず論文に書かれていることとしては、できる限り強い、耐えうる限り強い刺激を与えると効果があるかもぐらいな書き方なんですよね。
じゃあ、できる限り、耐えられる限りの刺激を与えるって、それ結構痛いというか、多分まず相当不快だと思います。
まあ、そもそも普通の市販のね、そういう低周波治療器でそれだけの刺激を与えられるのかどうかっていうのもちょっとわからないですし、っていうことなんです。
でも、じゃあそれで筋力アップできるならぜひやりたいですっていう人もいるかもしれないですよね。
だけどやっぱりね、それはお勧めしないですね。
っていうのも、そもそもこれを筋力アップとして使うための研究がどうしてされているかっていうと、病気とか怪我とかでそもそも動けない人に対してこれを使うことで筋力を維持したりとかリハビリテーションの効果があるっていう使い方なわけですよね。
だから自分の意思で筋肉を動かせる人がこれをやる必要はまずないと思いますね。
筋力って単なる筋収縮の話だけじゃなくて、神経とのつながりとか自分が思ったように動かすみたいなところにすごく意味があるわけで、本来は目的とする運動をやることが最も合理的なトレーニングになるわけです。
だからクライミングあればクライミングをすることが最も合理的なトレーニングだし、登山であれば登山をすることが最も合理的なトレーニングなんですよね。
それに対してこの低周波治療器を用いて筋肉を無理やり収縮させるっていうのは非常に非合理的なトレーニングって言えますよね。
なので一般の人がこれをトレーニングとして使う意味はほぼないと言い切っていいんじゃないかなと思います。
疲労回復効果の検証とプラセボ効果
あとは、じゃあ疲労回復と痛みの軽減についてはどうなのかなっていうことなんですけれども、それをご説明する前にここで1曲聴いていただきましょう。
BEAZ でウルトラソウル。
やっぱりテンション上がる曲ですよね。
低周波治療器でトレーニングなんかせずに、ちょっと外に出てトレーニングしようっていう気分になるような曲でいいんじゃないかなと思います。
さて今日は低周波治療器、皮膚にぺたってパッドを張って電気を流すことでなんかいいことあるよねっていう器具なんですけれども、
それの効果についてお話をしていっております。
3つの効果が期待されていて、1つは筋力アップ、次が疲労回復、そして痛みの軽減なんですけれども、
筋力アップについては効果があることはある程度わかっているけれども、一般の人がやる必要は全くないでしょうという話を前半させていただきました。
次に疲労軽減ですね。
登山の後とか運動した後に疲れた時にこれを使うと疲労が回復するのかということなんですけれども、
疲労って言ってもいろんな意味合いがあると思いますが、ここでいうところはやっぱり筋肉の疲労みたいなところで、
これもある程度意味があるっていうことは言われています。
筋肉をピクピクって収縮させるわけですよね。
そうすると血流が良くなって老廃物が排除されて生きやすくなるっていうメカニズム。
なんとなく納得感はありますよね。
なので使うのはとてもいいと思いますし、実際使ってみると効いてる感じはするんですよね。
疲れが取れたな、すっきりしたなっていう感じがするので、いいんじゃないかなと思います。
とはいえ、エビデンス的に見るとよくわかんないっていうのが結論ですね。
いいかもしれないけどよくわかんないよねぐらいな感じですね。
だったら意味ないのかというと、そうでもないと思うんですよ。
考え方としてはお風呂に入る程度の話と一緒と思えばいいと思います。
お風呂に入ることで血流が良くなって疲れが取れてる感じがして気持ちがいいですよね。
なんだけれどもお風呂に入ることが本当にパフォーマンスアップにつながってるかどうかっていうと、
そのエビデンスもそんなないんじゃないかなと思います。
ちょっと今回はそこはちゃんと調べてないんでわかんないんですけど、
お風呂に入って気持ちよくて疲れが取れてっていうのと同じように、
この機械を使うことでなんとなくスッキリして疲れが取れてる気がするっていうので十分なんじゃないかなと思います。
そのエビデンスがないから意味がないっていうことではないんですよね。
いわゆるプラセボ効果っていうものがあって、
気持ちいい気がするっていうことでプラセボって言ったりするんですけれども、
なんか結構プラセボだから意味がないみたいな論調の人もいるかもしれないですけれども、
プラセボっていうのは意味があるんですよね。
本人が気持ちいいと感じている、本人が疲れが取れたと感じているっていうことにとても意義があって、
それによって翌日も頑張ろうっていう気持ちになるし、
他のコンディショニング、例えば睡眠とか食事とかのコンディショニングもちゃんとしようという前向きな気持ちになれますよね。
それによって結局パフォーマンスが上がるって可能性は十分ありますので、
この疲労回復っていうことに対する生理学的意味があって、
本当にパフォーマンスが上がるかっていうのはよくわからないけれども、
実際に気持ちよく感じるという意味はあるんじゃないかなと思います。
痛み軽減効果の検証と医療機関受診の推奨
最後が痛みの軽減ですね。
痛みの軽減っていうのも、これもなんとなくエビデンスがありそうな雰囲気ですね。
プラセボじゃない可能性が考えられるぐらいの言い方なんで、
つまりプラセボかプラセボじゃないか議論があるぐらいの程度の話なんで、
明確なエビデンスがあるとは言えないんですけれども、
でもやっぱり痛みの軽減につながる可能性はあるということで、
実際に医療現場でも使われたりしているので、価値がないわけではないでしょう。
じゃあ痛みがあるときにこれを使うのはいいことだよねっていうことなのかというと、
それもそうではない気がします。
痛みがある。
その痛みによって、例えば日常生活だとか、
自分がやりたいアクティビティ、登山とかクライミングとかが制限されるのであれば、
それは病院に行くべきです。
病院に行ってその痛みなりなんなりの相談をして、
それに対する治療を行うべきであって、
この低周波治療機でやるべき話ではないと思います。
多くの論文は、そういう病気、
例えば変形性膝関節症とか、
そういう痛みを伴う病気に対して、
これを使うことでどうなっているかという研究をされているんですよね。
だからそういう研究対象の人たちは、
病院に行って治療を受ける対象の人たちなわけですよね。
なので、痛み軽減という意味合いが、
一般的なクライマーとか登山者とはちょっと違うと思うんです。
普通のちょっと痛いよね、別に日常生活もできるし、
アクティビティもできるけど、なんか痛いみたいなのは、
まあ、疲労軽減の範疇に入れて考えて、
なんとなく痛みが収まった感じがするみたいなね、
そっち側で考えればいいんじゃないかなと思います。
なので、痛みを取るということに対して、
これを使うというのはあんまりいいアイディアではないでしょうね。
まとめと番組からのお知らせ
痛みを取る、本当に痛くて行動に制限があるのであれば、
病院に行ってくださいということになるんじゃないかなと思います。
なのでまとめると、筋トレ効果に関してはありそうだけど、
これを利用する意味はない。
痛みの軽減に対しては病院に行ってください。
で、疲労回復に対しては、
プラセボかもしれないけれども、
本人が気持ちいいと思えば使ったらいいんじゃないかな、
ぐらいが結論になるかと思います。
さて、ヤマドクターの北斗ライフでは、
皆様からのご感想やご質問を募集しています。
FM八ヶ崎公式ホームページのお問い合わせフォーム、
もしくは私個人のインスタグラムにもお問い合わせフォームを準備しておりますので、
お気軽にコメントしてください。
それではまた次回のヤマドクターの北斗ライフでお会いしましょう。
ヤマドクターの北斗ライフ
この番組は、社会福祉法人緑寺会北斗診療所の提供でお送りしました。
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