「ネット上にいるのは、全員が人間だ」——オンライン広告というビジネスは、長らくこの前提の上に築かれてきました。ところが、いまやウェブトラフィックの半分以上はボットによるものだといわれます。相手が本物の人間かどうかを確かめること自体が、新たな価値になりつつある。そんな時代を象徴するプロダクトが登場しました。
今回は、米ビジネスインサイダーが報じたニューヨーク発の企業「EarnOS(アーンオーエス)」を題材に取り上げます。同社のアプリ「ero」は、ユーザーが“本物の人間として”ブランドのコンテンツに関わった事実を暗号技術で証明し、その対価を受け取れる仕組み。ブランドは「実際に人間が関与したとき」だけ費用を払う——広告のお金の流れを逆転させる発想です。AIによって「人間であること」自体に値段がつきはじめた現在地と、その裏に潜む過渡期ならではの論点について話しています。
▼ 今回のトピック
・「ネットの半分以上はボット」——“全員が人間”という広告の前提が崩れた
・EarnOSとアプリ「ero」の仕組み:人間の関与にだけ報酬を払うモデル
・zkTLSという暗号技術:プライバシーを明かさず「実在の行動」だけを証明する
・報酬はステーブルコインで支払われ、現実世界でも使える設計
・総額1,850万ドルの調達:1kxがリードし、Coinbase Ventures・Circle Venturesらが参加。Verona(旧XION)からの非希薄化の戦略投資も含む
・元ウーバー幹部ハリソン・ケネディの参画と、米・英・加・豪4カ国での正式ローンチ
・「インターネットは良くなる前に、もっと悪くなる」——CEOフィル・ジョージの予測
・AIオペレーターによる電話営業など、“ボットの氾濫”が日常を侵食する近未来
・人に見られるか、AIに読まれるか——広告の価値はどちらに宿るのか
・「人間であることの証明」は本当に最適解か:過渡期のサービスとしての見立て
▼ 参考文献
VCナイト2026
https://4s.link/ja/vcnight2026
スピーダスタートアップ情報リサーチ
https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/
This 'anti-bot' startup wants to pay you to interact with brands. Read the pitch deck it used to raise $18.5 million.
https://www.businessinsider.com/earnos-funding-pitch-deck-brands-advertise-humans-ai-bots-2026-6
オープンチャット「This is令和スタートアップOC」
https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default
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