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「プロの経営者を雇うな」──10万人組織を官僚主義にしない挑戦
2026-06-24 17:47

「プロの経営者を雇うな」──10万人組織を官僚主義にしない挑戦

100人の会社が1000人へとスケールするとき、たいてい組織は硬直化する。だからシリーズBを超えたあたりで、VCは「プロの経営者を入れよう」と勧める──。けれど、ある巨大企業のCEOの答えは正反対です。「プロの経営者を雇うな」。良い組織とはこういうものだと訓練されてきた人ほど、官僚的な仕組みを「良いもの」として作ってしまうから、というのがその理由です。

前回に続き、米国の著名VC Sequoia Capital のポッドキャスト『Long Strange Trip』から、バイエル現CEOビル・アンダーソンの回を取り上げます。アスピリンを生んだ160年以上の歴史を持つ、従業員10万人超の巨大企業。前回が組織「構造」の作り替えだったのに対し、今回はその裏側にある「人とカルチャー」をどう設計しているかを見ていきます。アマゾンが5人から5万人まで同じ人たちで組織を率いてきたという例、「伝道師か傭兵か」という問い自体を採らない人材観、90日ごとに最も一緒に働いた同僚が「0・1・2」で評価する仕組みと、その評価を報酬から切り離す理由、そして肩書きを「禁止することもまた統制だ」という視点まで。朝倉自身の四半期サイクルでの実践とも重ねながら議論しています。

▼ 今回のトピック

「プロの経営者を雇うな」──VCの常識(シリーズB後の“格上げ”)への反論

アマゾンが5人から5万人まで、同じ人たちで組織を率いてきたという例

問題はマネージャー個人ではない。「良い組織とはこういうもの」という訓練が官僚化を生む

「伝道師か傭兵か」では考えない──環境さえあれば、人は情熱を持てるという人材観

90日サイクルの評価:最も一緒に働いた同僚が「0・1・2」だけで評価する

ピア評価と報酬のあいだに「壁」を設ける理由──評価が“武器”になり、取引が始まるのを防ぐ

1万2千人超の削減、その大半が管理職。従業員は10万人超から約9万人へ

肩書きも組織図も「禁止も強制もしない」──禁止すること自体が、ひとつの統制になる

「野放し」にはしない:無秩序は、独裁と政治を生むから

アウトプット(もっと売る)ではなく、アウトカム(顧客が本当に必要とする性能)で目標を置く

これからのリーダーへの助言:後継者は社内から(ただしナンバー2を安易に選ぶな)/多くの人に話を聞き、部下を信頼する


▼ 参考情報

スピーダスタートアップ情報リサーチ

https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/


Sequoia Capital『Long Strange Trip: CEO to CEO with Brian Halligan』(ビル・アンダーソン回)

https://sequoiacap.com/podcast/bayers-bill-anderson-turning-a-168-year-old-tanker-like-a-speedboat/


Trooper Salute

https://open.spotify.com/intl-ja/track/55Kl6ZGDnxIcKVg3GBNAKr?si=f60a8ba4b3ac4c88


オープンチャット「This is令和スタートアップOC」

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