今日は、先にお詫びをしておきます。お伝えできる論文が、ありません。
でも「無い」ということ自体が、今日いちばんお伝えしたい答えです。うわさに流されないための足場を、8分でお渡しします。
科学は、わからないことをわからないと書き残せる仕組みです。
- ✅ エッジングとルーインドオーガズムは別物という言葉の整理
- ✅ やり方や効果を測った査読論文はゼロ本だった
- ✅ だから「感度が上がる」も「体に悪い」も、どちらも言えない
- ✅ 射精は放出と射出の2段階からなる脊髄の反射(背景)
- ✅ 不応期の仕組みもまだ確立していない
- ✅ 合意・痛みで中止・回数を競わない、という3つ
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参考文献・関連リンク
今回のエピソードで参考にした研究です。いずれも「関連が報告されている」という段階のもので、因果を示したものではありません。
- Problematic pornography use and novel patterns of escalating use (2024) — Addictive Behaviors。性的な文脈で「edging」が学術論文に現れる数少ない例。ただし、いくつかある消費パターンの一つとして名前が挙がっているだけで、やり方や効果を調べたものではありません(横断研究のため因果は言えません)。
- Evolving ideas about the male refractory period (2013) — BJU International。射精後の不応期について、仕組みはいまも議論が続いており、直接的な実証データは限られていると総説されています。
- Physiology and Pharmacology of Ejaculation (2016) — Basic & Clinical Pharmacology & Toxicology。射精は放出と射出という2相が同期した脊髄反射で、腰部の「射精の脊髄ジェネレーター」がタイミングを統括し、セロトニンが鍵となる役割を果たすと総説されています。
- Behavioral Therapies for Management of Premature Ejaculation: A Systematic Review (2015) — Sexual Medicine。stop-start法・squeeze法を含む行動療法の系統的レビュー(10試験・521名)。全試験でバイアスリスクが不明とされ、薬物への上乗せ効果は0.5〜1分程度でした。
▼次に聴くなら
- 次回は「早漏の基準は何分なのか」——日本の全国調査の数字をお話しします。
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夢野アートは、元風俗嬢・夢野カナエのリアルな体験談と、性科学・セクシャルウェルネスの知識をもとに、性のお悩みや快感の仕組みを明るくわかりやすく発信するブログ・ポッドキャストです。
「快感を科学する」をテーマに、あなたの毎日が少し楽しくなるヒントをお届けします。
【ご注意】
本エピソードは、性に関する一般的な情報提供を目的としたもので、医学的診断や治療を目的としたものではありません。
寸止めのやり方や効果を検証した査読論文は、現時点で見当たりませんでした。したがって「効果がある」とも「体に悪い」とも申し上げられません。ネット上で見かける両方の主張は、いずれも根拠を示せていません。
相手がいる場合は、必ず事前に話し合ってください。途中でやめる行為は、合意がないとただの拒絶になります。やめる合図を先に決めておくこと、痛みや不快感が出たらやめること、回数を競わないことをおすすめします。
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