賢者タイムは短くできる?|縮めるより、焦らない段取りへ
2026-08-23 11:44

賢者タイムは短くできる?|縮めるより、焦らない段取りへ

賢者タイムは、短くしようとするほどしんどくなります。この回を聴くと、あの時間を「縮める対象」から「先に段取りを決めておく時間」に置き換えられます。

「賢者タイム」という言葉には、体の話(不応期)と気分の話(行為後の落ち込み)が混ざっています。今回は体のほうを軸に、分かっていることと、今日から変えられる段取りを10分でお話しします。

標準の時間が無いということは、比べなくていいということでもあります。


▼この回の持ち帰り(今日からできること)

  • いましんどいのが「体」か「気分」かを分けて見る。分けるだけで打つ手が変わる
  • 他人の平均ではなく、自分が戻るまでの時間をざっくり知っておく(2時間なのか、半日なのか)
  • 2回目を前提にしない。年齢とともに見積もりのほうを更新する
  • 相手がいる場面では、同じ刺激を続けずに触れ方を変えるか、話す時間にする(会話を求めない人もいるので決めつけない)
  • いちばん実用的な一歩=終わったあとにやることを、始める前に用意しておく


▼科学のほうで分かっていること

  • 不応期=射精後に次の勃起・射精・性的興奮が一時的に抑えられる時間。医学では気分の落ち込み(PCD)とは別の現象
  • 健康な男性を広く集めて標準時間を出した調査は、探した範囲で見つからない
  • 実際に時間を記録した研究(インド・204人・4週間の自己記録)では、早漏の悩みがある群のほうが不応期が長かった=著者自身が「これまでの理解と反対」と記載
  • ただし、ばらつきが平均と同じくらい大きく、一般人口の基準値ではない
  • 年齢との関連は報告されているが、「何歳で何分」という表は存在しない
  • 「プロラクチンが原因」は確定していない。下げると主観評価は上がったが、時間の短縮は測られていない=意識や工夫で不応期を縮める方法は確かめられていない
  • 行為のあとの気分の落ち込みは、男性1,208人の国際オンライン調査で「生涯に一度以上」が41%(直近4週間20.2%)。病気の割合ではなく、来る人は珍しくないという意味


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参考文献・関連リンク


▼次に聴くなら

  • 「射精はなぜ気持ちいいのか」の回では、よく聞く説明の出どころを確かめています。


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夢野アートは、元風俗嬢・夢野カナエのリアルな体験談と、性科学・セクシャルウェルネスの知識をもとに、性のお悩みや快感の仕組みを明るくわかりやすく発信するブログ・ポッドキャストです。

「快感を科学する」をテーマに、あなたの毎日が少し楽しくなるヒントをお届けします。


【ご注意】

※番組内で「研究は見つかりませんでした」「文献はありません」とお伝えしている箇所は、収録時点で私たちが調べた範囲での結果です。あとから見つかることもあります。新しい情報が出たときは、番組や記事で訂正します。

本エピソードは、性に関する一般的な情報提供を目的としたもので、医学的診断や治療を目的としたものではありません。

番組で触れたカナエの話は、本人が見聞きした範囲の実感であり、統計や医学的な根拠ではありません。

紹介した研究はいずれも参加人数が少なく、一般の男性の平均値を示すものではありません。動物実験の結果を人間の説明として扱ってはいません。

回復までの時間には大きな個人差があります。標準的な時間は確立されていないため、他の人や数字と比べて判断するためのものではありません。番組内でお伝えしている段取り(自分が戻るまでの時間を知っておく/2回目を前提にしない/終わったあとの用意を先にしておく)は、不応期を短くする方法ではなく、その時間を過ごしやすくするための工夫です。効果を保証するものではありません。

行為のあとの気分の落ち込みの「41%」は、無作為抽出ではない国際オンライン調査(男性1,208人)で「生涯に一度以上あった」と答えた割合です。日本の数字ではなく、病気の割合でもありません。

急な変化が続くとき、痛みを伴うとき、気分の落ち込みが長く続くときは、泌尿器科や、心のことを相談できる窓口などにご相談ください。

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