図書館と新刊本屋の違い
1325を5回に1回、シミポタとは離れた話もさせていただいておりますが、 最近、本に関わることを考える機会が多くて、
こんな話をしていたというか、聞きましたし、その後話をしたんですけれども、 図書館が全国にたくさんあります。実は調べてみると、大阪には
各国、24区に、1個ずつ、区の図書館というのがあるんです。大阪の公立の図書館があるんですけれども、
東京は区の中に3つとか4つとか、すごいたくさんあるんですよね。 じゃあ、東京の方が本に接する機会が近い、距離が近いのかというと、大阪には私設図書館とか、
そういったものもたくさんありますので、全体でいうと、本に接するエリアというか場所でいうと、大阪の方が若干近いんだそうでございますが、
いろんな本屋さんを含めまして、図書館、私設図書館、学校図書館、いろいろあるわけでございますけれども、
本というのがどういう役割を果たすのかということを、最近考えることが多いわけですよ。
新刊本屋さんに行くと、新しい本を買いに行く。その買いに行ったついでに、隣にあった本にちょっと心動いてしまったり、
たまたま平積みしてあった本に心が動くみたいな、そういう宝探し的な、やっぱりそういう発見がある、出会いがある、そういう場所でもあるんかなというふうに思いますし、
図書館は平等にたくさんの本が揃えられていますし、探すことができて取り寄せすることができるかと思いますので、
そうやって探し出すとか、借りていくとか、調べるとかいうことに使われるのかなという思いでいうと、ちょっと同じように本が並んでいるけど違うかなと。
図書館には、図書館の決まった並べ方、分類がありますので、新刊本屋さんのように自由に並べることはできません。
施設図書館の特異性
そのまた間にある私設図書館というのは、これまた、何でしょう、時計が好きすぎて時計の本ばっかり集めていますとか、
ケーブルが家具が好きすぎて家具の本ばっかり集めていますとか、そういうふうにやっている私設の図書館もあれば、
街のにぎわいを作りたいなというふうに思って、そうやって本を集める場所を作っています、みたいなことをやってらっしゃる方もいらっしゃるわけです。
同じ本でも使い方が違うんだけど、本そのものは変わらず。
何が違うのかというと、並べている人が違うんだろうなってすごく思います。
どういう思いでその本をそこに並べているのかがやはり違う。
本は読まないよりは読んだほうがいいと思いますし、読んでほしいなと思いますし、僕は読みたいなと思うんですけども、
読ませたいなという本を並べている場所と、自分が読んで好きやねんと思って並べているのとは全然意味が違うなというふうにすごく思いました。
どっちがいいとか悪いとかではないですよ。読ませたいと思う本を並べるのがある意味図書館かもしれません。
売りたいと思う本を並べるのが本屋さんかもしれません。でも読んで、これは面白いっていうその物語を、趣味を、そういう思いを共有しようということで並べているのは私設図書館なのかもしれませんね。
だからちょっとずつ本の使い方がやっぱり違う。それは人の思いが違うということのような気がしています。
取り留めのない話ありがとうございました。シミボタとは関係ありませんが場作り、居場所みたいなことで考えていました。
