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首切りサイクルの方からなんだけど、ひょっとしてこれが一番面白いんじゃないか? まだねこそぎラジカルを残してるけど。
ちゃんとミステリーやってた頃だから。
初見の人も楽しませるエンタメみたいな意味では、ここがもうピークだったんじゃないかっていうぐらい、あれちゃんと面白いじゃんってなったね。面白かったね。
君、一回読んでるはずなんだよね。
一回読んでるはずなんだけど、全く覚えていなくて。サバンの子っていうのは印象にあったんだけど、他にも未来が見える人とか、いろんな天才たちが、絵描きとかさ、料理人とかいろいろ集まっててやってたから、そういう人たちも記憶に残ってなきゃおかしいはずなんだけど。
全く、もちろん展開も謎もトリックも覚えてないしね。本当に新鮮な気持ちで読み直しましたよ。
くびきりサイクルは料理人の人がかわいそすぎてさ。
料理人の人はね、本当に巻き込まれというかね。
巻き込まれた、本当に感覚が本当に正常な人だから。
そうそうそうそう。
あとの人たちが異常だからね。
最後の最後にね、人類最強が出てきてさ、またさ、ちょっと料理がうまいだけのみたいな感じのこと言われて。
そう、凡人なんだよ。
かわいそーと思って。天才って言って言われたのに。
そう、あの世界においてはね、ただただ美味しい料理を作ってくれるだけの人だからね。
腹っ端しながらバキバキに追われてるからかわいそう。
まあね、謎解きも程よく楽しいし、
ああそういうことか、みたいなのもあるし、それが終わった後のまたどんでん返しもあるしね。
あ、え、こわ、みたいな。
あの仕掛けとかもとっても面白かったんで。
これが一番面白いな、6つぐらい読んだのか。
最初が一番面白い。
はい。
なりましたね。
まあ相川潤さんをちょっと先に知っちゃってるから、ちょっと待ってました感は自分の中で生まれちゃったけどね。
最後に出てくるっていうところで。そんな感じでね。
うん。
びっくりサイクル読みましてね。
はいはい。
得意マジカルもつい数分前に読み終わって、何がびっくりしたかっていうと、
まあ中盤までやっぱりその前作のサイコロジカル同様さ。
あれ、まだ何も起きないみたいな感じで。
立ち上がりがね、これこいつも遅いのかっていう感じでやってたけど、まあ中盤に事件が起こるんだけど、
そこの固め打ち感がすごいというかね。
ちょっと笑っちゃったね。
うん。
そこの固め打ち感がね、良かったですね。びっくりしたね。
そんな詰め込むみたいな。
これはこれでそのやっぱり前作の溜めて溜めてみたいな。
うん。
何も起きねえなっていうのから、そこをあえてね、読者の気持ちをちょっとからかってる感じでやってんのかなっていう感じはしたよね。
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前作の溜めがエグすぎたからね。
そうそうそうそう。で、今回もやっぱ溜めんのかーって思ってさ。
で、首切りサイクルなんか程よい感じで事件が起こって、あれも実質2件3件と事件が起こっていくけどさ、
まあテンポが良かったわけじゃん。円溜め感あったんだけど。
まあ今回は極端だろうみたいな。っていうのが中盤にあってね。
はいはい。
でまたさ、これもう伏線なのかね、キツネ面の男の人が出てくるでしょ。
なんかラスボスっぽい感じだと。でまたわけわからんこと言ってるみたいな感じだよね。
弱いは強いだ、強いは弱いだみたいなさ。
また言ってんなーと思ってさ、適当に読み飛ばしながら行くんだけど。
途中で、いかにもラスボス然とした怪しいキツネ面の男がさ、
俺の座右の銘は?つってさ、
面白き、こともなきよう面白くって言ったんだよ。
コウヘイ君だね。
急にすごいラスボスだと思ってたものが、途端にこいつくだらねえやつなんじゃねえかって思い出しちゃって。
これ逆なんだよ。
だから、その風潮ってこれに感化されたやつが言い始めてる感はある。
そっか、そっか。
なんなら諸質がここだぐらいの。
ぐらいの勢い。
ぐらいの、最近言い出してる人はここが元ネタだよみたいな。
そうそうそう。
いやだったらまあ、ねえ。
原点だからね。
コウヘイ君もその人たちの一部なわけだから。
そうよ。俺は今回初読みだからさ。
散々世の中でそれが擦られてきた後に、ここの場面でラスボスっぽいやつがそれを言ったことで、うわダッサってなったわけじゃん。
なんか急にしょぼく見える。
ここでそれが出したところのヤバさがね、あるシーンなんだけどね、実際。
この人の、なんだろうこの謎の人物って思ってたら、どういう人かっていうのがポロッと出たけど、そこと繋がるんだみたいなね。
だからそこはまた続きが気になっちゃうところだとは思うよね。
あと毎回やっぱり入院してるよね、イーちゃんは。
やらなくていいことやっちゃってね。
全部そうなんだよな。
俺の心にけじめつけるために怪我することが多いから、彼は。
で、あの看護師さんがちょっとレギュラーっぽくなってきてるわけだよね。
キスネメンの男はさ、ご飯食べるときは普通に外すから。
え、外すんですか?
外すんだ、みたいな。
外さないと食えねえだろ、何言ってんだよ。
どうやって食べんの?
人性論を言われて。
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でもなんか外さないで欲しいっていう気持ちもすごいわかるっていうね。
そうだけどさ、じゃあつけてんなよ、みたいな。
顔見れるんだーっていうね。そこ面白かったね。
面白かった。
今回も死なない研究をしてる先生がいるっていう説明をするために、美子子ちゃんとの会話が最初に挟まってるわけじゃん。
階層シーンなんだけど、階層シーンとも言わずに始まるからさ、え?ってなるわけ。
これ、時空が何?この事件はあの海老ツリーハイスクールより前なの?とかさ、混乱しながら読むんだけど。
もしくはなんか生き返ってんのか、みたいな。この作品だったらあり得る、みたいな。
そう言ってたら、ただの階層シーンだったっていうのがあるんだけどさ、そういうのは多かったね、今回は。
結構ここまで読んだ人向けのサービスなのかなっていう感じだったね。
この間が一番くなぎともが怖いのかな。
主人公がやけっぱちになって、なんかもうとどめのようにヤンデレみたいな発言をするっていう。
あなたは私のものなんだから、誰と結婚しようが。
うん、私のものなの。でも、私の手元にいなかったらもう今度こそ無理だ。この月を滅ぼすっていう。
ヤンデレですね。
誰を好きになろうが、誰と結婚しようが、誰と一緒に事をしようが構わない。
けども、私の手元からいなくなると、手の届かないところに行ったらもうダメだって言って。
やっぱやべえ奴なんだなっていうのがわかるよね。
わかる。しかもそれがさ、主人公が精神的に参っている時だから。
そりゃそうだよね。事件が起きて、命からがら一人戻ってきたところだよね。
うん。そういうのって思いながら怖くて。
しかも今回は特に事件が起こるまでの前半、俺はずっと違和感を感じながら、毎回イーちゃんのキャラクターのブレに戸惑いつつは読んでるんだけど、
今回やけにさらにノリが軽いというか、なんならこの女の子のキャラクターたちと上手にイチャイチャできてるイーちゃん。
もうちょっと童貞感を出して欲しかったんだけど、お前そんな奴だったの?みたいな感じになっててさ。
イーちゃんはプレーボーイだよ。
プレーボーイだなと思って、軽いラブコメみたいなノリでずっと行くからさ。
あれ?って思ったんだけど、今回一番ひどくズタズタにやられるっていう、この前半と後半の、
ギャップを作りたかったんだみたいな感じで、後半全くもうやられちゃってるからさ。
別にいつ死んでもいいみたいなすかしたキャラだったのがさ、僕は行きたいみたいな。
追い込まれて追い込まれてついに素直になっちゃうみたいなね。
イーちゃんをそこまで行かせるみたいなさ。
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なかなかの過酷なギャップでしたよ。