ManaのWebクリエイターカフェ。WebデザイナーでWebクリエイターボックスを運営しているManaです。
この番組では、Webコンテンツ制作で役立つ知識やノウハウ、キャリアのお話をしていきます。
今回のテーマは、Webデザイン、プロへのステップ〜です。
長年、私の地元でもある広島でWeb業界を盛り上げてくださっている方とのお話になります。
それでは、今回のゲストを紹介します。IAI株式会社代表の藤本勝美さんです。
藤本さん、簡単に自己紹介をお願いします。
藤本です。私は、医療種からこの業界に入ったんですけども、製造業とか保険の営業とかして、この業界に入ってきて、
僕自身は学校に行かずに、ずっと独学で勉強してこの業界に入って、結構そういうところでも苦労したところも多いので、
ぜひそういった話もできたらいいなと思っていて、あとは広島で長年勉強会などのイベントもずっとやっています。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。では今、軽く説明もあったんですが、キャリアについて聞いていきたいと思います。
もともと製造業、保険業といろんな異業種にいらっしゃったってことなんですかね。
そうですね。20代前半の頃はそういう感じで、全然違う職種にいました。
なるほど。それで何かウェブ業界に興味を持ったきっかけっていうのはあったんですか。
やっぱり物を作ったりとかするのにも、パソコンを使って何かをするっていうことがすごく興味を持っていて、
例えば保険の営業だとですね、形がないものを売らないといけないんですけども、基本もう人にまず仲良くなるっていうことが大前提で、
年齢関係なくお会いして、まず自分を知ってもらって、そこからこれどうですかっていう感じで進めるんですけども、
それでもやっぱりあんまり保険業って好きになられないというか、保険に入れたいから近づいてきたんだろうみたいになるんで。
僕もそれで結構苦労しまして、ひたすらに20代前半は友達作りとか、人の輪を広げることをずっとやってきて、
やっぱり嫌われる仕事をしたくないなと思いまして。保険に今やられている方が悪いわけじゃないですけども、
実際に保険が活躍するときは病気になったり亡くなったときなんで、本当にそういうときに感謝されることもあるんですけども、
こういう、もともとパソコンが趣味で、家でインターネットとか見たり、ゲームの情報とか調べたりしてたんですけども、
こういうホームページってどうやって作ってるんだろうっていうのを調べていって、
これが目に見える形になって、お客さんが喜ぶものができたらすごく楽しいだろうなというところからスタートしていきました。
自分でいろいろ調べたり人に聞いたりしながらですね。
そうなんですね。じゃあ全くの異業種への転向という形になったので、不安とかはなかったですか?
やっぱりどこまで自分が通用するかっていうのは不安だったので、やっぱりそういう最初はEC系のやられている会社さんに勉強しながらでもいいんで、ぜひ働かせてくださいとバイトから入りました。
そうなんですね。今なんかチラッとゲームのサイト見てたとかいう話してたんですが、そういったゲームとかアニメとかもお好きだということなんですかね?
そうですね。昔はそこまでじゃないですけど、今になってようやくサブスクとかもすごく見やすくなってるんで、それを一生懸命見てますけどね。
で、そうやってインドア派かと思いきや、なんか私とも共通の趣味である自転車も乗られてますよね。
そうですね。マナさんのほうがもっとガチ勢だと思うんですけど。
いやいやいや。何年?同じ自転車黒森でしたっけ?
僕、分かる人には分かる黒森という懐かしいやつですね。
ですよね。それずっと乗ってるわけですもんね。
そうですね。ロードレースを今メインでやってます。
前回も淡路っていう淡路島一周150キロイベントがあったんですが、それも参加されてね。
そうですね。
ちょっと私動画で見たんですけど、激坂ポイントが3つぐらいありませんでしたっけ?
そうなんですよ。もうかなりやばい登り坂がありますんで。
で、インドア派かと思いきやアウトドアもしていると。
そうですね。そこはバランスは取れてるんじゃないかなと思います。
そうですよね。そんな藤本さんと知り合ったきっかけ、ちょっと前後しちゃったんですが、知り合ったきっかけが藤本さんが開催していたイベントでしたっけ?
そうですね。CSSナイト。
そうですね。CSSナイト。2016年のだったかなと思うんですが、そちらで初めてお会いしてっていう感じでしたよね。
はい。もちろんマナさんのことはずっと知っていたんですけども、前は海外にいらっしゃって、で、僕がいろいろプロフィール見てたら、まさかのクレ出身だということに。
もし広島に帰ってくることがあったら、ぜひこういうことやってるんで、出てくれませんかっていうのを先に1回連絡してたんですよ。
そうだそうだそうですよね。
で、帰ってこられたタイミングで、もうこのCSSナイト9回目ぐらいの時に、僕が実行延長としてやってたんで、よかったら世界に通用する、広島にいながら世界に通用するウェブ制作の話でやってもくれませんかと。
そうだそうだ。ありましたね。懐かしい。懐かしいですね。
もう既に2016年の話なんで。
7年も前ですね。そこからちょこちょこイベント、勉強会だったり、先月もイベントというか飲み会。
そうですね。今飲み会は続けてます。
はい。広島でウェブ業界の方を集めた飲み会みたいなのが月1ぐらいで開催していらっしゃいますので、そこにちょっとカゴ出してっていう感じで、今回オファーになったと。
そうですね。
という形ですよね。で、広島でですね、長年ウェブ業界を見てきた。で、今は講師も9年くらいですかね、されてらっしゃるんですよね。
はい。
はい。そこでウェブ業界だけでなく、スクールについてもお話を聞けたらなと思うんですが、広島のスクールってぶっちゃけどんなです?
なるほど。僕も今実際だから、メインで行ってるところがなぶきっデザイン専門学校というところで、ウェブ系に入りたい人を教えるっていうところをやっていて、今9年目になっていて。
あとは職業訓練校と、たまにデジタルハリウッドの広島校にも出入りしてるんですけど、最初は、デジタルの方はもう最近はあんまり呼ばれてないんで、昔はよくワークショップとかやってたんですけど、基本はそんなにどこの学校も変わらないんですよ、レベルは。
ああ、そうなんですね。
卒業した時点でそんなにめちゃくちゃできるかって言われたら、そのカリキュラムは一緒なんで、ほとんど。
あとちょっとワードプレスができるかどうか。
はいはいはい。
ポートフォリオをワードプレスで使ってできるか、デザインがめっちゃいいか、個性が見えるかっていうぐらいの差しかないです。
なるほど。なんかウェブ業界って東京しかないみたいなイメージもあったりすると思うんですが、そうでもないってことですかね。
じゃあ学ぶ内容だったり、最終的な成果っていうもので考えると、そこまで地方と東京での差はない感じですか?
もちろん東京で卒業生で目立ってる人とかは、すごく僕も目に入ってきますけど、そういう飛び抜けた人じゃなければ、普通に広島でももちろんある程度勉強したら就職できるし、会社でもちゃんと育てる文化があるところは採用が決まったり全然しますんで。
じゃあ長年勤めていらっしゃって、先生の質みたいなのはどんなです?
なるほど。
やっぱ先生によって教え方が違うとか、熱意が違うとかいうことは出てくると思うんですが、その辺はいかがですか?
スクールもですね、お客様商売なので、そこは一生懸命、専門学校だととにかくまず来てくださいっていうところはすごく優しく言います。
とにかく単位が取れないと卒業できないし、一応そこは他の生徒と一緒にしないといけないので、まず来てからとにかく頑張ってやろうねみたいな感じで優しく。
たしかに18歳とか19歳くらいの子なんで、そこをまずステップ上がらせて、あとはやる気を見てる感じなので。
そうですよね。大人に教えるのとは違って、メンタルの管理とかっていうのが難しいかもしれないですよね。
そうですね。で、さっきの先生のことを言うと、僕たちももちろん成績で生徒評価しますけど、先生側もずっとこう全部ヒストグラムみたいなのでチェックされるんですよ。
ああ、そうなんですね。先生同士がってことです?
生徒から先生にへの評価がきます。
なるほど。
で、熱意があるか、教え方がいいか悪いか、分かりやすいかどうかっていう。僕はだいたい授業スピードが速すぎるとか、分かりにくいとか言っていつも言われるんですけど、熱意だけはマックスあるんで。
ああ、そうなんですね。
最高評価極中の4.9ぐらいは熱意ありますんで。
ああ、そうなんですね。熱意が強すぎて、トップが来てる感じなんですね。
そうですね。
そうなんですね。でもそうやってお互い評価し合うっていうシステムはいいかもしれないですね。
そうですね。
なるほど。では長年ですね、9年くらいウェブ業界を見てきて、そうやってスクールで教えてきて、何か変化っていうのは感じられますか?
やっぱりこの業界が、ウェブ業界自体がとても早い気がしていて、教える、勉強しないといけない内容も使ってるソフトもすごく様変わりしてるなというふうにすごく思っています。
そうですね。だから教える方も勉強し続けないと教えられないですし、何なら生徒さんの方が最近はこっちが流行ってるんじゃないですかみたいなことを言ってくる方もいらっしゃるので、その辺が難しいかもしれないですね。
そうですね。最近だったら、XDとフィグマどっちを勉強したらいいんですかとかも答えられないといけないんで。
ですよね。それがね、SNSでもちょこちょこ話題になってたりして、あれもうXD勉強するんじゃなかったっていう声が聞こえたりとか、あれでもフィグマもそうなるんじゃないかみたいな声も聞こえたり、難しいですよね。
そうですね。
ではそんな藤本さんから見た、この生徒は伸びるなっていうような人っていますか?
やっぱりですね、長年ずっと見てきて思うのが、すごく分かりやすいのが、例えば休憩時間に入ったりするときに、今だったら90分で一コマなんですけど、90分の間に終わって10分休憩があると。
その90分でちょうどキリが悪い作業とかがあったときに、そのまますぐやめてしまうって休憩に入ってすぐスマホをいじることもいれば、先生こういうとこは分からないんですとか、一生懸命やって続けて、で休憩しなくていいって言ったら、いや全然いいですと。
で、それを何回も繰り返しているんで、すごくやっぱり差がついてるなと思います。本当にスッキリやってるのか、やらされてやってるのかっていうのが、すごく見ていって分かるなと思います。
たしかにそれはありますね。何なら授業聞いてます?みたいな生徒がいらっしゃったり。私も生徒だった頃もありますし、生徒だった頃にちゃんと聞いてた授業と聞いてなかった授業もあったりするので、あまり批判はできないんですが。
そういったところを講師側から見たら、差が出てくるだろうなっていうのは大きいですよね。
そうですね。
大人になってからもそうなんですが、休日に勉強してる方かそうじゃないかっていうので、また大きく差が出てくると思うので、好きじゃないとできないことではあるんですが、そういったところが見られてるよという感じですかね。
分かりました。ではあとですね、勉強会とかイベントをずっとされてるっていうお話を冒頭からもしてるんですが、この勉強会を行ってる理由っていうのは何かあるんですか?