じゃあ、今はいくらぐらいなのかと言いますと、今は茶道教室ですね。
よくあの、なんていうんだろう、この区民会館とかでされていて補助が出ているタイプのものはもうちょっとお安かったりするんですが、
個人のお宅に習いに行く場合は茶道教室は、例えば月2回ぐらいで8,000円から1万2,000円とか、場所を借りてて1万5,000円とか、そのぐらいが相場かなと思いますね。
あとは書道教室、うちの近所にあるんですけど、子供が8,000円です。
何回行っても月8,000円なんです。
雲を見たいですね。
そう。週2回とかじゃなくて、3回行っても8,000円みたいな書道教室があります。
まあまあ子供があふれてます。で、大人は1万円だったと思います。
通い放題1万円。
きつけ教室、これすごい幅広いんですが、きつけ教室は私もともときつけ教室で講師もしてましたんで、すごく詳しいんですが、
習い始めたのが20歳の時ですね、私30年以上前に東京で、普通のね、いわゆるね、言っていいのかな、博美とかさ、僧道とかいろいろありますが、大手のきつけ教室が、最初の3ヶ月間だけ月4,000円なんですね。
その後だいたい1万円ぐらいになっていく、そんな時代でした。今も実はそんなに変わらないです。
最初は、最初は着物も無料で貸し出し、で3,000円とか4,000円です。そんな月謝でやっていけるわけがなくて、ね、ですよね。
で私たち、ね、あの、きつけ教室のこう、世の中的な相場ってどのぐらいなんだろうと思って調べてみたら、数字が出てこなかったですもんね。
そう、ない、なんかもう統計がないんですよね。でもそれって、例えば1回着物教室、きつけ教室行ったらどれぐらいかかるんですか?今日のレッスンは何時間?1時間とか2時間とか区切って教える?
そうです、2時間ですね。2時間ね。で月4回通う?月4回、毎週1回通う。東京都の最低賃金っていくらでしたっけ?
1,000、いくらでしたっけ?1,500円でしたっけ?ね、ね。なんかそう考えるとすごくおかしくないですか?
うん。きつけ教室の先生、その大手のきつけ教室の講師をやっていた時って、時給じゃないですもん。生徒さん一人頭いくら?って。ぶっちゃけますよ、今は違うと思いますけど、200円とかですよ。
ここに触れてるでしょ?
ここに触れてる。だから時々言ってくる人がいるんですよ。これおかしいでしょ?って。
そうすると、あ、そうですか、じゃあおやめくださいになるんですね。
そんなにその、きつけを教えられる人っていうのはたくさんいるってことですか?やめていいって言えるってことは。
うん。えっと、きつけ教室できつけ系を教えられるようになるためのコースがあるんですね。
すごいね、面白いシステムで、習うじゃないですか。最初4000円だったのが、だんだん値段が上がってくるじゃないですか。今度は教えられる、教えるためのコースが出てくるんですね。
えー、先生になるための?
そう、先生になるための。ここは1万円ぐらいでしたね。で、今度教えるためのコースが出てきて、最初は無料で教えなきゃいけないんですよ。
え?
そう、無料で3回ぐらい教えて、3クールぐらい教えて、初めて4回目からちょっともらえるようになる。
へー。
だから、きつけ教室は面白くて、私も実は月に1回だけ東京の日本橋できつけ教室をやってるんですが、なんて言うんだろう、切られるようになりたいだけの人は6回で切られるようになるんです。
うん。
私6回しか教えないよって教えてるんですが、なんか、きつけって切られるようになっても、切り続けられるようにはならないんですね。
どういうこと?
すごい面白いんですよ。あの、1回切れる、きつけ教室に帰って切られるようになるとするじゃないですか。
でも、きつけって普通の生活とは何の関係もないから。
確かに。
1回離れるとまた切られないようになるんですよ。
じゃあ自転車と違うんだ。自転車は1回乗れるようになったら何年空いても乗れるけれども、きつけは空いたかいちゃうと、もう1回始めからというか。
そうです。
そうなんだ。
きつけもそうですね。まったく初めてよりはいいかもしれないけど。
うんうんうん。
なんですよね。だから、なんか、すごく大事なことは、もう1回切られるようになったら、月に何回かでも切る環境を作ることが大事だとは思うんですが、
まあ、あの、きつけ教室に関して言うと、なんて言うんだろうな。あの、きつけ教室に来続けてるのに、ずっと切られない人がすごい多いんですね。
えー?
うん。
それは、どうしてでしょう。
切られてる自分が好きなのかな。あとは、細かいことを教えすぎるんですよね。
なんか、ここは何センチ?ここはこう。あなたのここがいけない。ここがどう?とか言うと、外にとてもまだ着ていけませんみたいになっちゃうんですよ。
あー、綺麗に着れてないみたいな。
そう。で、ずーっと通う。やっぱり、こう、器用な人って、本当にすぐ切られるようになるんです。あとは、こう、切羽詰まってる人。
今度、ビューティーコーステストで自分で着なきゃいけない人とか。
はい。うん。
期日が決まってるから、切られるようになるんですよね。
うーん。
だけど、そうじゃない、なんとなく着ていきたいな、みたいな人は、切られるようにならないんですよ。
うーん。
で、ずーっと生徒さんを確保し続けることができるんです。
喋れるようにはさせない英会話学校みたいな。
そう。
笑
怒られちゃうかもしれないけど、そうじゃないスクールもたくさんあると思うんですけど。
もちろんね。
ね。こういう要素が、まあまああるんですよね。
えー、知らなかった。
どれだけ長い間、生徒さんを確保し続けるか、みたいなところが、やっぱり大事に、教室を運営していく上では大事になってきて、
その間に、えーと、販売会とかね。
うーん。
着物を買っちゃったりとか。
そうやって収益を上げているからこそ、細かいルールを教えるからこそ、どんどん狭まってきてるような気がするんですよね。
うーん。
これはダメ。よく着物ポリスってあるじゃないですか。
あー、うんうんうん。
なんか、あなたこれはダメよ、とか言われた人とかね、いらっしゃるじゃないですか。
はいね、いますね。
いますよね。
それってやっぱり、ある程度の知識を得たからこそ、それを伝えたいみたいな、ローバシーというか。
うーん。
があるんじゃないかなと思うんですよね。
なるほどね。だからこう、自由がどんどん奪われていく、着付け教室みたいな。
着付け教室みたいな。なんか、教室ってなんか、日本の教室事業って多かれ少なかれ、なんかこういう要素があるんじゃないかなって思うんですよね。
その着付け以外、例えば稼働とか茶道とか、あのー、茶道歴50年。
茶歴50年ですよ。
茶歴50年のね、三重門。
三重門。
多分その辺お詳しいと思うんだけれど。他もそうですか?
茶道は、あの、着付けって、着られたらはっきり言っておしまいじゃないですか。
うんうん。
あの、茶道とか稼働とかって、終わりがないんですよね。道がつくのって。
とにかくこう、幅広い、この四季折々の幅広い道具があって、やり続けるから、これは終わらないですよね。
だから、茶道、稼働は、先生がどれだけ魅力的かっていうところが近い気がする。あの、大事な気がする。
なるほどねー。
えー。そっかー、私この間あの、オフィスで、お茶をね、立ててくださった方がいて、
うん。
で、もうほんとにおいしく立ててくださったんだけれども、その方が、まだ私通ってるんです。
うん。
お教室に行っておっしゃる。
え?こんなに上手に立ててくださるのに。
うん。
だからその、卒業がない。
えー、ないです。
例えば、私師匠がいるんですけど、お茶の師匠。
20歳で出会ったんですね。
一目惚れです。ある茶会で。
なんかこう、子供の頃から茶道をやってて、大嫌いでやめてやるって思ってたのに、東京の池袋の五穀寺の茶会で、
ほんとにこんな人がいるんだっていうぐらい、もうなんかキリッとしてて、かっこいい。
この先生になりたいって言って、20歳で門を叩いて、今ね、それから30年以上経ってるので、師匠80代です、今。
現役です。
現役。
です。ですが師匠は、家元直属の僧匠っていうのがいるんですね。
この方たちは僧匠は、全員男性なんですけど、男性で大学卒業された後、20年間ぐらい修行をされて僧匠になって、
全国にお稽古しに行くんですけど、私の師匠はそこで学んでるんですよ。
だから師匠も何十年もそこで習い続けてる。月に一回。
すごいな。
私も僧匠稽古に時々行くし、師匠にも習う。そして小学生に教える。近所の小学生に教えるっていうことをやってます。
稽古で。
学ぶことは終わらないんですよね。
まさに道ですよね、道っていうのは。
道、そうですね。
ってことですよね。だから終わりがないし、学び続けられるっていう、ワクワクする道のはずなんだけれど、今日のテーマもあるけれど、何で儲からないかっていうところ。
この職人というか和文化が落ちる思考停止と家元制度の罠みたいなのをテーマにさせていただいたんですが、
家元制度っていいところもあるんですよ。こうやって一つの伝統文化をたくさんの人に伝えて、またそこからたくさんの人に伝えるみたいな認定行使制度みたいな。
一つの思いをずっと繋いでいくっていういいところもあるんですが、確かに思考停止させてしまう部分もあるんですよね。
それってこれを守ろう、正しく伝えようっていう枠にはめるからですか?思考停止っていうのは。
トップダウンのそんなものだっていう感じですね。師匠からこれ黒だって言われたら、白でも黒。
作動ってものすごいたくさんの道具があって、それ一つ一つで扱い方が違ったりとか、作法が変わったりとか、順序が変わったりとかするんですけど、
誰でも人間だから忘れたりするわけですね。師匠が間違えたりもするんですよ。
でも絶対に師匠には恥を欠かせないっていうルールがあって、絶対師匠がそうやったらその日はそうなんですよ。
その日はそう。
師匠がこれは丸々だって言ったら三角三角でも丸々ですね、になるんですね。
考えちゃいけないんですね。そうなんだって信じるみたいなね。
だから長い間私、なんでこうなのっていうのを考えたことがなかったです。
着付けに関しても、これこんくらいって言われたんです。何センチとかじゃなくて、これこんくらい。
これはこんくらいって、例えば帯結びの垂れる部分、これこんくらいとか。
それを目で覚えてたんです、私たちは。
あとここはこうするのって言われて、なんでって聞かなかったんですね。
でも10年経って、えー、なんでこれこうするか分かったりするんです。
それはやっていく中で自分で発見する?
やっていく中で自分で発見する。今は時代が変わったので、なんでですかって聞かれます。
何センチですかって聞かれます。5センチから7センチですって言うと、どっちかにしてくださいって言われます。
そうなんだ。
なんかお料理教室みたいですよね。弱火ってどのぐらいの弱火ですか?みたいなね。
あー、確かにね。
でもそれは好みとその方の体型とか、着付けに関して言えば。で、変えていくものなんですよね。
それを目で学べってことを師匠は教えてくれてたんだと思うんですよ。
いいところ、ポジティブな側面としては、この脈々と言葉にできないものを伝える文化があったわけですよね。
特に茶道は句伝って言って、書いてはいけないものがあるので、それを感覚として教えるっていう、これ素晴らしい文化だと思うんですね。
反面思考を停止させるんですよ。
考えない。
そう、だからことを稼ぐってなっちゃうと、思考を停止していると、師匠より高い値段はつけられないようになる。
そういうことですか。なるほどね。どうしたらいいんでしょうね。
どうしたらいいんですよね。
これはでも自分で自分の価値を見つけていくしかないですよね。
まさにそう。
私もそうでした。長く木付けとか茶道とかに携わっている人ほど、この根付けができなくなるんですね。
携わった期間が短くて、これ伝えたいっていう人は、ダンって値段をつけられるんです。
そして素晴らしいビジネスを展開してくださってるんですね。
でも業界からは敵対しされてます。っていう構造がなんとなく出来上がったんではないでしょうか。
きっとそうですね。
でもやっぱりそこで生き残っていくというか、しっかり稼いで生活ができる状態じゃないと、残していかなきゃいけないものも残らなくなってしまうから、
敵、味方じゃなくて、正しい、間違ってるじゃなくて、もうちょっと歩み寄り。
本当その通りです。垣根を外して、この思考停止を思考させるみたいな。ここがすごい大事だなと思ってますね。
まさに。そこですね。
茶道教室とか、私30年下者同じなんですよ。
物価は結構変わってますね。
30年同じです。
すごいな。
それを堅くなにうちの師匠は守り続けてきてくれて、かつ、あなたが今までうちに払った月謝を換算すると恐ろしい値段だわって。
恐ろしい値段だわ。ちょっと帯の1本もあなたにあげたくなっちゃったみたいな。
あのですね、師匠がこの教室を続けるために、どれだけの道具を用意して、どれだけ考えて、時間をかけて、
今日のお花を選んで、お茶を選んで、お菓子を選んで、やってきた先生なんですね。
もう今日は一生で、1日しかない、一期一会を大事にしてる人なので、
今日あなたが来ると思ったから、このお花をいけたとか言われたら、休めなくないですか。
休めない。嬉しい。
生徒さんがいっぱいいたので、一回、
昔よくサボった話は前回もしたんですけど、
習い事よくサボる生徒なんですね。私生徒だったんですね。
お茶も20代です。20代って言うと誘惑が多いわけです。
彼氏がいたりとかして。
忙しいですよね、20代ね。
ちょっとお茶嫌だなって思ってしまう時もあるわけです。
でもその時に、うちの師匠、1回連絡しないでサボったことがあって、
そしたら師匠が次の時に、私待ってたんだよって言ってくれたんです。
その時に、めっちゃ怖い先生ですよ、うちも。本当に怖いけれども、
私、ここから離れられないなみたいな感じになりました。
本当に怒ってくれて、かつ、何て言うんだろう、
茶道とか、いろんな習い事そうだと思うんですけど、
どうやってここまで生活してきたかっていうのが見えちゃうわけです。
それが全部バレてるわけですね。
今週は落ち着かないんだね、あなたはみたいな。
そういうのがバレていて、だから私は田舎が富山なんですね。
富山から東京に大学進学と同時に出てきているので、
どちらかというと東京の母みたいな、そんな存在。
多くのお茶の先生がそうだったんじゃないかなって思うんですよね。
これまで茶道とか、茶道、花道、日分とか、お花もそう、花道ってさっき言いましたね。
そんな存在だったんじゃないかなと思うんですよね。
にしては安すぎたなって思ってますね。
だからテクニックだったりとか、
ハウトゥーを教えるだけじゃなくて、もっとメンタル部分だったりとか、
そこまで結びつきができる花道、茶道、道とつくものってきっとそうなんだと思うけど、
そこをどうやって感覚に乗せていくかって言うとすごく現実的になっちゃうけど、
できないんでしょうね、そこが。
木付けなんかでは最近、若い子たちの憧れの存在になっていて、
なんて言ったらいいんだろう、木付け教室なんかはそういう方いらっしゃいます。
それなりのお値段で、憧れられている存在で、っていう方いらっしゃいますね。
花道もまあまあいらっしゃいますよね。
借屋崎さんとか。
あー、そうですよね。
茶道もいないわけじゃないけど、どうしてもこの家元制度の中に入っちゃうと。
ねー、だからそこがもう少し、いろんな方が先生として活躍されている、師匠としてお弟子さんに教えているっていうところが、
価格に全然反映されていないから、いろいろ苦しくなっちゃう。
そうですよね。
まあ、私はみんなが自分が家元になっちゃえばいいのにって思ってます。
だからつまりそういうことですよね。
そうそう、だからそれは、あのー、ハウトゥーはね、教えてあげてください、皆さんに。
はい、皆さんにお伝えしていこうと思います。
お願いします。
えー、来週はですね、あと一歩で勝ちきれない2位の呪い。
なんでしょうね、これ。2位の呪いを解くマインド書き換え術についてお話をさせていただきます。
はい、それではまた来週お待ちしております。
はい、ありがとうございました。また来週。