ありがとうございます。
今日のね、テーマがあります。和文化ビジネスに収益化が必要な本当の理由。稼がないと伝統は途絶える。
そうですね、今日のテーマ。普段の和文化が今、工芸品などが絶滅危惧種になっているじゃないですか。
レッドリストね。
例えばお着物なんかそうなんですけど、この織りができる人は、この染めができる人はもうこの人で最後なんですっていう職人さんが実はたくさんいるんですよね、日本には。
これができる人最後でこれに続く人いないんですか?ってみんな思うんですけど、なぜ続く人がいないかっていうと、収益化ができてないからなんです。
それで食べれないからなんですよね。なんか水江さんはそんな方をたくさん見てきた、見ていらしたんですよね。実際に取材に行かれてたんですか?水江さんは。
お話しに行っていたっていうのはあるけど、ほんと最後の押し取り、そしてモデルが80歳過ぎてます。お手伝いませんみたいな。もう落ちていく一方っていう。
ただこう作ってるものを拝見すると、え?っていう素晴らしいものを作られている?これどうやって?っていうような。
私なんかもうほぼご福業界が多いんですが、例えば天秤でアシュラ像とか書く先生がいらっしゃるんですが、その先生もお弟子さんがいらっしゃらないで先生が最後なんですが、
それなりのお値段で売ってはいるんですよ。ご福屋さんがこの方が最後ですっていうことを売りにして売られているから。
でも実際にその方にいくら入るかっていうと、聞いてびっくりなんですね。とてもそれだけでは生活ができない。
私ですね、プロフェッショナルの定義みたいなのを私持ってるんですね。プロフェッショナルってどういうことですか?ってよく聞かれるんですが、
私にとってプロフェッショナルとはそれだけで家族が養えることなんですね。生活、それだけで生活できる。
大体これいくらぐらいか皆さんあるかもしれない。それぞれ違うかもしれないけど、その人が家族を養える。これがプロフェッショナルだと私は思っているので、とてもそこには追いつかない値段なんですよね。
なんでこうなっていったんだろう?なんてふうには思うんですが、そうなった背景とかって水江さんは何かご存知だったりされます?
私工芸の職人さんとばかりなんですが、結局日本人が使わなくなっちゃったんですよ。そういった工芸品をお家で。
うるしんのお茶碗とかお茶だったら、お茶をお家で立てるっていうことをしない。着物も日常的には着ない。だから買わないんですよ。だから売れない。売れないから生活できないじゃないですか。
だから見世門の言うプロじゃないっていう定義になるから、そしたらそこをすごうとかレシーディしようって人いないですよね。そうですね。だからなくなっちゃう。
で、一定数そこを大事だなと思って使っている人だけの世界のものになるっていうことですよね。そうです。例えばうるしんのお椀とか。お椀ね。
日本の伝統工芸を扱う見本市みたいのがあると、まあまあの値段で売られていて、そのファンたちがいっぱい集ってたりとかするんですけれども、そこを大事だな、つなげていこうっていう人が少ないっていうことがあるんですかね。
だから集めてる人はそれなりの数いらっしゃるんだと思うけれども、日用品かって言われるとそうじゃない。ない。日常的に必須のものじゃなくなっちゃってるっていうところなんだと思うんですよね。
なるほどね。江戸時代だったら当たり前でみんなが使ってたものだから、もう本当に私たちが普段日常的に使っているものと同じ感覚だったはずなのに、それが今はコレクターの集めるものになっている。置いて眺めるものになっちゃったりとか、だから必需品じゃなくなってるっていうところ。
確かに100均に行けば100円でお椀がありますもんね。ありますよ。しかもその上ね、犬がね。水江さん家はワンコがいますね。そうなんです。トイプだと聞いて、体はちっちゃいけど声は大きいんです。
大きい犬を飼ってそうなイメージが水江さんにはあるんですけど、勝手な思い込みでしたね。っていうワンコの声から脱線しましたが、そうやってこの和文化、和の工芸が日常品じゃなくなったっていうところ。
一人だとなかなかね、力不足も、私なんかもずっと力不足を感じながらやってきて、
一人一人の先生方の収益化のサポートしたり、海外に輸出して、何とか販路を見つけようとか、いろんな活動をしてきたんですが、
水江さんのこれからの試みみたいなの、私聞いて感動したので、ぜひ紹介していただきたいんですが。
水江もんがやっていることは思ってもなんだけれども、収益化の土台みたいなものを作りたいのは、何を基準に価値を判断しているかっていうところなんですよね。
例えばダイヤモンドだったら国際基準みたいなのあるじゃないですか。
ワインだったらパーカーポイントだったりとか、ホテルは星がついていたりとか、そういうので私たちって判断しますよね。
ここは5つ星だから高い、すごくサービスが行き届いているはずだとか。
でもこの工芸の世界に関して言うとないんですよね、そういった評価基準が。
確かにないですね。
私たちはわかんないじゃないですか。100均の有田焼きと本物の有田焼きって並べられたらちょっと自信ないなみたいな。
そこに評価基準を作るっていうことを私たち今やっているところなんですね。
私この話を聞いて感動したんですよね。そんな考え方があったか。
これ日本文化にどっぷり使っていたらその発想がなさそう。
わかる人にわかってもらえばいいみたいなところがあるんですよね。
でも広くわかってもらいたいじゃないですか。逆転の発想かもしれない。
誰かが高く評価している、何かの機関が高く評価しているから、なんでそんな評価なんだろうっていうところから入っていけば理解が進むし、
納得しようっていう矢印になるから、そっちのベクトルに向かっていけば全然わからない位置からじゃなくて、100のところからブレイクダウンしていくみたいな風にものを見ることができるはずなんで、
そういうアプローチ。本当第三者の強みとか言ってるんですけど。
本当に素晴らしいと思う。日本のものづくりの商品って世界のマーケットで並んだときにやっぱりもう全然違うオーラを放ってるんですよ。
それをわかる人だけわかってくれればいいじゃなくて、ちゃんと説明できないものにちゃんと数値をつけてくださるっていう、そんな嬉しいことはないんじゃないかなって私は思ってるんですよね。
ありがとうございます。期待してます。ありがとう。
すごいですよね。発想もすごいけど、それをちゃんと、和文化ってどうしてもそうなればいいね、そんな日が来るといいねっていう、どっちかっていうと諦めの文化が大きいような気がするんですよね。
諦めと満足みたいなことを大事にしてる人もすごい多い気がするんですよね。こんなことはいずれ後から話したいと思うんですが、この精神性については。
なので、そうやって一石を投じてくださって、それをちゃんと行動に移されているところが私感動して、ぜひ一緒になんかやらせてくださいって言って、
今日記念すべき第1回目なんですけれども、こんな感じで、稼がないと伝統は途絶えるんだよっていうことはすごい伝わったんじゃないかなと思うんですよね。どうですかね。
私、稼がないとっていうか憧れにしていきたいなって思ってて、和文化に携わる人たちが子供たちの憧れの存在になっていく。
確かに。ありますね。将来になりたい職業ランキングに、ユーチューバーとか公務員とかいいんですよ、いても。
でもそこに、例えば刀鍛冶の職人とかもいいんじゃないかなって。いいと思う。
刀鍛冶の職人とか清家職人とか。宮大工とか。
そうです。やっぱりそれになるためには、稼げてないといけないしっていうところかな。
憧れの大人がいるって大事なことですよね。
そうなんです。かっこいいな、あれになりたいなっていうところに、一つでも二つでも入ってほしいって思っている。
わかるなぁ。話はずれるんですけど、私、2年半だけOLをやっていた時があって。
その時の上司がすごく嫌な人で、当時の私から見てすごく嫌な人で。
細かく言うといろいろあるんですけど、この会社でいくら頑張ってもこのぐらいにしかなれないんだと思ったんですね。
それが会社を辞める大きな理由だったりしたんですね。
憧れの人がいるって、自分の業界とか自分の近くとかにいるってすごく大事なことだと思うんですよね。
そう。だから憧れを作りたいなって思います。
それが和文化の職人であってくれたら、そんな社会ができるとめちゃくちゃいいですね。
本当にそう思います。