1.「HRBP」の流行と乖離した実態
バズワード化するHRBP: 近年の人材・エージェント界隈や求人票において、「HRBP」という肩書きが頻繁に使われるトレンドがあります。
日本の人事界隈での浸透度: 日本では本来のHRBPの意味が正しく浸透しておらず、人事担当者の間でも「出た、HRBP(笑)」と揶揄されるような曖昧な言葉になっている現状があります。
2. 「名ばかりHRBP」が増加している背景
実態は従来の人事: 「HRBP」を謳っていても、その実態は離職率の高い部署の穴埋め採用や、従業員からのクレーム対応といった従来の人事・労務業務であるケースが多く見られます。
採用目的の「お飾り」: それにもかかわらず、求職者からの見栄えを良くしたり、上位レイヤーの魅力的なポジションに見せたりするために、採用戦略上の都合で「HRBP」という言葉を使っている企業が散見されます。
3. 本来のHRBPの役割と高いハードル
本来の役割: 事業部門(ビジネス側)と人事部門の橋渡しを行い、事業戦略に連動した人事戦略を実行することで、部門の収益最大化に貢献することが本来の役割です。
人事出身者には困難: 事業と人事の両方を横断的に理解する能力が求められるため、純粋な人事畑のみを歩んできた人材には非常に難易度が高いポジションです。
事業側との認識ギャップ: 一方で、事業側の人間は「HRBP」という言葉自体を知らないことが多く、人事側との間に大きな認識のギャップが生じています。
4. HRBPを真に機能させるための解決策
事業経験者の登用: 理想論としては、事業部門側での実務経験がある人材を人事側に配置転換し、HRBPとして育成することが有効です。
泥臭いコミュニケーション: それが難しい場合、人事部が事業部門の責任者や現場と徹底的にコミュニケーションを取り、現場の解像度を高める連携を地道に行うことが不可欠です。
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