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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。今回は、地球みたいな惑星、これからどんどん見つかっていくかもしれない、
そんな予言、予告ホームランみたいなものを、ヨーロッパの宇宙機関が出してきた。 一体それはどういう内容なのか、どういう方法なのか、この辺りをお話ししていきたいと思います。
そして、明日から、科学雑誌の王と言ってもいい、ニュートンコラボ、実施していきたいと思っておりますので、こちらもぜひ楽しみにしておいてください。
詳細は最後にお話ししています。それではどうぞ。
宇宙話。
2024年4月23日、始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1291話目を迎えるというところになっておりまして、 基本的には1話完結でお話ししております。ぜひですね、好きなタイトルから聴いていただけたら嬉しいです。
4月の23日。 ということで、明日満月です。
明日満月を迎えるということで、ただもう満月 しっかりのタイミングって24日の朝なんですよ。
なので、今夜ぐらいが実は満月の狙い目なのかもしれないですね。 ぜひ皆さん夜空見上げて宇宙話も思い出してくれたら嬉しいです。
ということで、じゃあ今回どんなお話ししていくかというとですね、 今回は
新しい太陽系以外の惑星がどんどん見つかっていくんじゃないか。 そんなお話をしていきたいと思います。
これねー、マユツバ的な情報に見えなくもないところからの情報リークなんですよ。 リークっていうか、これ今回紹介するのは
ヨーロッパの宇宙機関イーサーですね。 ここが運用している
人工衛星ガイアっていうのがあるんですけど、このガイアが新しいカタログ論文というのを出すんですよね。
こんな観測したらこういう天体分かりました、みたいなのを出そうとしてるんですけど、 そのタイミングで太陽系外惑星の観測結果っていうのもどんどん明らかになっていくよっていう
そんなお話をしていこうとしているそうです。 でこれなんで、まだ発表されてないですよ。まだ発表されてないけど
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太陽系以外の惑星がどんどん見つかっていく時代に入っていきそう っていうところの理由、この話をし始めた理由、きっかけっていうのが
なんとですね、公式のツイッター イーサーガイアっていうツイッターがあるんですけど、このガイアのアカウントが
Over 5000 exoplanets were discovered so far と言ってるんですね。今まで5000個以上の太陽系外惑星が見つかってきた。
で、Gaia detects plus discovers exoplanets as well って言ってるんで、もっと見つけるよみたいな。
で、それで、But need a sufficiently long time span of observations to distinguish them ということで
まあなんかこう、長い期間の観測を使って、よりそういう太陽系以外の惑星の観測っていうのを やっていかなきゃいけない。そして
Soon with Gaia DR4, Gaia is expected to unveil thousands of new planets って言ってるんですよ。自分たちで。
つまり、Gaiaはそのthousands of new planets をreveal、unveilすると。
つまり明らかにするっていうのに期待されていますというのが公開されています。 やばいですね。もうだから予告ホームランみたいな状態になっていると。
そもそもこれ、太陽系以外の惑星っていうのは今5000個以上見つかっているって今話しましたけど、 どんどんどんどん増えてるんですよ。
そして今も5500とかだったかな。 で、その5500っていう中でも、ここ10年とかで5000個ぐらい見つかってる。
確か。っていうぐらいのペースなんですよ。 だからもうどんどん加速している新領域といえば新領域と、
いうことで、かなり期待されている分野ではあるんですね。
惑星がどうやってできて、どうやって進化していくかっていうのが、そういういろんな惑星の発見によって 統一的に理解されていくと、最終的に太陽系の惑星って
レアな存在なのかとか、そもそも太陽系の惑星ってどういうふうな過程を経てできて、 どういうふうに死んでいこうとしているのか、みたいなところまでカバーできるような、
そんな研究に広がっていったりもすると。 で、ちょっと突飛な話をすると、じゃあ
地球外生命体がいそうなところはどこなのかっていう当たりがつくのもそうだし、そもそも生命体として宇宙にいるこの状態自体が、
ちょっと不思議な状態になっているのかもしれないとかね。そういうところまでわかるのが、このエグゾプラネッツ、太陽系以外の惑星の探索っていうところに繋がっていきます。
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で、そんな背景がありながら、今回そこに対して、もう俺ら超イケイケなデータ出していくよって言ってるのが、
ガイアっていう人工衛星ですね。 僕はこのガイアには忌々しい思い出があるっていう話をポッドキャストで何度もしてるんですけど、
このガイア、簡単に言うと、星の動きを詳細に観測できるアストロメトリー専用の衛星なんですよ。
アストロメトリーって何かって言うと、位置天文学とか天体の位置を測量する学問っていうのが、このアストロメトリーですね。
天体との距離とかをつかむのもここに含まれるし、あとはこう、星自体の位置がどう変わっているかっていうのも、この学問に含まれるというのが、このアストロメトリーっていう分野で、
このアストロメトリーの中で今最新の衛星がガイアなんですね。 天文学者が汎用的に一番このガイアに触れるタイミングとか、アストロメトリー系の衛星に触れるタイミングっていうのは、
天体との距離感っていうのをつかむために使うのが一番使いがちなタイミングですね。
簡単に言うと、この年収しさっていう、測定するタイミングごとにちょっとずつ星の見え方、イメージとしては、指を目の前、指を顔の前にやったときに、片目つぶってください。
じゃあ、例えば左目つぶって右目で見るってなったときと、右目つぶって左目で見るときって、この指の位置ってなんとなく違うじゃないですか。
で、見える角度も違うと。これの地球バージョン、地球の逆端、端と端で見たときの見え方の違いとか、このわずかな差、このわずかな差を見ながら星との距離感を測定するというのができたりする、非常に性能の高い衛星がこのガイア衛星なんですね。
で、僕は自分が書いている論文の対象の天体っていうのの距離が、このガイアの登場によって一気に修正されて、いやこれまでの結果なんだったみたいなことになって、結構大幅に修正しなきゃいけないタイミングが実はやってきたというのがあったんで、僕はね、このガイアめって思いながら、
けどやっぱガイア衛星、そういう詳細な観測ができるからこそ、この太陽系以外の惑星に対する探査っていうところにも非常に役立つっていうふうに期待されてるし、実際本人たちがこれからそういうデータを出していくって言ってるわけですね。
っていうので、ガイア衛星、本当はこれ2013年の12月に打ち上がって、今までカタログをガイアDR1カタログ、ガイアDR2カタログ、ガイアDR3カタログっていうのを出してます。
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で、僕が対象にしてた天体は、なんだっけ、DR2かな、DR2のカタログかなんかで修正されてて、あぁーってなった記憶がある。
で、これまでに観測した天体の個数が18億天体です。DR3カタログっていうガイアの最新の22年6月に公開されたカタログでは、観測天体の数は18億個となって、観測精度はさらに向上しているということになってるんですね。
だからこの精度を使って、これからガイア衛星が太陽系外惑星をどんどん発見していく、そしてその道の研究を切り開いていくっていうところが期待されるので、ぜひこれは皆さん注目です。
ちなみにガイア衛星元々の設計寿命というか、当初の運用予定は2019年まででした。
ただ、今もうね、プラス3年4年動いてるわけですね。これはもうガイアの観測性能っていうのが、期待を十分満たしているから、どんどん成果出してねっていうフェーズに入っているはずなので、期待値は持っておいていいかなという、そんな見解になっております。
ということで、今回は太陽系以外の惑星の発見が一気に加速するのではないか、そんな研究を紹介させていただきました。
アフタートークです。大大大大重要お知らせをしていきたいと思います。
明日からのエピソードで、昨日もお話しましたが、ニュートンコラボ公開していきたいと思います。
ようやく編集が。公開のタイミングとかもね、再演トークで公開されていたタイミングにちょっとずらそうかなと勝手に思って、このタイミングにしていたっていうのもありますが、明日から2日間にわたって公開していきたいと思います。
これね、かなり面白い感じになってるんじゃないかというところで、期待していただいて全然大丈夫ですので、ぜひぜひぜひ楽しみにしておいてください。よろしくお願いいたします。
何か科学的なところを深掘るっていうのもそうだけど、最近僕、この間週刊プレイボーイでクリズムの特集やったよとかっていう話したじゃないですか。
ああいう記事書いたりとか、収容者のウェブメディアで連載しているとか、いろいろなサイエンスライターみたいな、別に自称したことはないんですけど、
そういうふうに言ってもらうこともたまにあるので、そういう仕事をしていることがたまにあると。
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そんな中で、ニュートンってまさにそういう科学に対する理解を促進するっていう立ち位置としてはもう最強のメディアなわけじゃないですか。
いろいろ教えてよサイエンスライターって何かみたいな、そういうちょっと僕の最近の経験からしか話せないような内容っていうのをね、
俺はお話ししていきたいなと思っているので、ぜひこちら楽しみにしておいてください。よろしくお願いいたします。
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それではまた明日お会いしましょう。バイバーイ。