1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 464. 日本が牽引するX線天文学..
2022-01-11 13:41

464. 日本が牽引するX線天文学の新たなトビラ

僕が所属していた理研の研究室が参加している世界規模のプロジェクト!

間近で見ていた研究が、とうとう宇宙へ!

こんなに嬉しいことはない!取り上げるのを忘れて申し訳ない。。。


ソース

https://www.yamagata-u.ac.jp/jp/information/press/20211208_01/


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということで、今日の本題を紹介いたします。今日の本題は、2021年の12月10日に打ち上げに成功した、
日本も関わっているX線天文観測器、IXPEというもののお話をしていきたいと思っております。
ちょっとものすごく難しい言葉がたくさん乱立したかなと思うんですが、簡単に言えば、日本もがっつりと研究に参加している世界的なプロジェクト、
天文的なプロジェクトのお話をしていきたいと思います。 これ、なんで今日紹介するかというと、実はこのニュースって去年の時点でしっかりと
把握はしていたものの、取り上げるのをすっかり忘れていたことを思い出しまして、このしかも世界中を巻き込んだ巨大プロジェクト
なんと僕がいた理科学研究所の研究室が日本のメインで関わっているというところで、これはやっぱり紹介しておかないとまずいなというところで
遅ればせながら、1ヶ月ぐらい遅れてしまいましたけど、このお話をしていこうかなと思っております。
今回はそのX線を使って宇宙を見る、今回打ち上がったIXPEっていう新たな天文観測器がどういうようなことを明らかにしようとしているのか
そんなところまでをがっつり紹介していく、ちょっとニッチだけど面白いお話をしていこうと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
はい、ということで毎日恒例の緊急報告させていただきたいなと思うんですけど、本日は1月11日になってますね。
昨日1月10日は科学ポッドキャストの日っていうところで、毎月何かこう科学関連のお話だったりしていきましょうみたいな日として
僕が一緒に活動させてもらっている科学系ポッドキャストのみんなといろいろ動いていたりするんですね。
で、これの後押しをしてくれるっていうところで、Appleポッドキャストでも今ホーム画面のところで科学系ポッドキャストの特集していただいております。
なのでぜひ興味がある方は覗いてみていただいて、いろんなチャンネル聞いてみていただけたら嬉しいですね。
で、特に今サイエントークっていうチャンネルがもう本当にあの勢い爆発中というかものすごい勢いで進んでいて、今は朝日新聞ポッドキャストとのコラボエピソードっていうのがガツンと出たところで、
日本全体で22位っていうところまで上がってきているっていうところがあります。
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で、科学ポッドキャストっていうところでなんか僕は結構頑張ってあのランキングがあって上げていったんですけど、そこから他のチャンネルもどんどん上がってきているっていう、今科学ポッドキャスト戦国時代というか、
であとはそもそも科学チャンネルいろいろ面白いのあるんだよっていうのが認知され始めたっていうところが出てきてるんで、ぜひですねあの宇宙話を気に入ってくださっている方であれば
再演トークとか、あとは別の科学系ポッドキャスト、たくさん面白い番組あるので聞いてみていただけたら嬉しいなというふうに思っております。
とにかくですね2022年は最先スタートを科学ポッドキャストで切ることができたので、この調子で2022年大波乱を巻き起こしていきたいというか、一つ大きな波を科学系から作っていければなというふうに考えてますんで、
なんかまあコラボとかいろいろしつつ、僕だったり再演トークだったり、そもそも科学系全体の動きだったりっていうのを覗きに行ってみていただけたら嬉しいなと思っておりますので楽しみにしていてください。
はい、ということでまあいろんな投資していただいたりっていうところで、今科学系熱いですよっていう話させていただきましたが、
僕もしっかり宇宙の話、今日もしていきたいと思います。今日紹介するのは昨年2021年12月の10日に打ち上がった
アメリカ時間だと3日かな?3日じゃねえや、9日かな? X線天文衛星IXPEというもののお話をしていきたいと思っております。
今日紹介するのは打ち上がった人工衛星の話なので、これからどういう科学的な成果を残していくかだったりっていうところが非常に重要になってくる
今後新しい研究成果出てきて、何なら世界中を揺るがすような研究結果出てくる可能性十分にある
そんな人工衛星になってるんで、未来のお話もしつつ、こういうところがX線天文学重要だというお話をさせていただこうと思っておりますので、よろしくお願い致します。
今回この話題を取り上げようと思ったきっかけっていうのは、もうすごくシンプルで、僕自身今年の去年か
去年の3月まで理科学研究所の研究室に所属していたんですね。そこの研究室がメインで関わってる。
なので僕自身は別のプロジェクトだったから、今回のには直接は関わっていないんですけど、研究室内でアメリカとかと一緒に進めているこのプロジェクトが動いていることは目の前でいろいろ見ていたんですね。
で、それがようやく打ち上げ成功したっていうところで、本当に非常に嬉しいニュースだったなっていう感触があります。
で、そもそも僕がやっていたのはX線天文学って言って、宇宙から飛んでくる、また星が出しているX線を観測するっていう分野だったんですね。
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X線ってあのレントゲンで使うあのX線なんですけど、あれ実は宇宙から結構いろいろ飛んできていて、
ただ先日話した通り、地球の大気っていうのはそういうX線みたいな危険な、見てえなとか言っちゃいましたね。
噛んだだけなんですけど、X線みたいな危険な放射線っていうのを遮ってくれる効果があるんですね。
X線ってずっと浴びれてたら良くないっていうところで、ちゃんとレントゲンの時は部屋を空かれてたり、技師さんがいたりするわけなんですけど、
そんな中で、つまりX線を捉えたいってなったら、宇宙まで行かなきゃいけないんですよね。
で、X線を出す天体ってどういう天体なのかっていうと、これそれこそ強い光出すんだと、超新星爆発っていう
あの星が進化していった最後の大爆発だったりとか、あとはみんな大好き、ブラックホールだったりとかっていうところになります。
で、ただそういった、例えばじゃあブラックホールっていうところに注目していった時に、ブラックホールがどういう向きで回転していて、どういうふうにものを吸い込んでいってるのかっていうのが、今まで明らかにされてなかったんですよ。
これどういうことかっていうと、何年か前にブラックホール自体の写真を撮るみたいな研究結果が出たの、覚えてますかね。
あれっていうのは、たまたま地球規模の望遠鏡を仮想で作ってあげて、ブラックホールを写真を撮ってあげたっていう非常に面白い研究だったわけなんですけど、
あれで対象になった星って比較的近いブラックホールで、なおかつ地球規模の望遠鏡をセッティングしなきゃいけないっていう、もう
特殊な条件が揃いに揃って出せた研究結果なんですよね。
で、そうなってきた時に、じゃあ他のブラックホールってどうなのか、実は宇宙空間の中ではもう本当に数えられないぐらいブラックホールたくさん見つかっていて、そんな中で
ブラックホールっていうのを写真を撮る以外で、どういう向きのブラックホールが存在しているのか、
つまりブラックホールがどういうふうにものを吸い込んでいてっていうところの情報を掴むのが難しかったんですよね。
そんな中で今回打ち上げられたIXPっていう衛星は、そのブラックホールがどうやってものを吸い込んでいるかっていうその向き、角度みたいなところを明らかにしたりだとか、
そういったことができる。あとはブラックホールの周りで強い重力だったり、あとは磁石の力、磁場っていうところで歪められた、特殊な時空が歪められた空間っていうところまで観測できる、非常に
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SFチックというか、本当に遠くの細かい構造を見ることに特化した人工衛星なんですね。
なので簡単に言えば今までの人工衛星でできなかった、そしてこういうのできたらいいな、遠くのブラックホールの形わかったらいいなとか、
歪んでる時空が見えたらいいよなって思ってたことを具現化させる、そんな衛星になっているのがこのIXPEと呼ばれるものですね。
じゃあどうやってそのブラックホールの向きだったりとか、あとは歪んだ空間を捉えるのかっていうところで言うと、ヒントは雪山にあります。どういうことなのかっていうと
偏光っていう言葉、皆さんご存知でしょうか。偏りのある光と書いて偏光っていう言葉があるんですけど、例えば雪山とか雪
化粧された空間を見たことある方は結構いるかなと思うんですけど、雪に反射した光ってものすごく眩しくないですか。
眩しいですよね。で、それをどうやったら綺麗にくっきり景色まで見ることができるかっていう時に、例えばスキーのゴーグルだったりとか、
あとは釣りをやっている方、水面が綺麗に見えるようなもの、あとはカメラやっている方もそうかなと思うんですけど、偏光グラスって呼ばれるもの
をつけたことはあるんじゃないかなと思うんですね。 これ是非、もし偏光っていうのを実感したことなかったら、お近くのメガネ屋さんとか
あとはサングラス屋さんとか行ってみても、この偏光っていうワードはものすごく注目度の高い、結構これ買ったら間違いないですっていう
サングラスで置いてあったりするので確かめていただきたいんですけど、光っていうのは波なんですよね。
で、その波が言ってしまえば偏ったある一つの情報を異常に強く持った偏った光っていうのを飛ばしてくることがあると。
で、その光の偏りを捉えてあげようっていうのがこのIXPEなんですね。 その光の偏りをX線に特化して見てあげようっていうのがこのIXPEの状況で、
つまりスキー場、あとは釣りをしている時の水面でギラギラ光っているものを、ある方向の光だけ獲得する特殊なレンズみたいなものを使って、光を観測することによって
まるで何も見えなかった遠くの宇宙にあるブラックホールの向きを明らかにしてあげようっていうような研究を宇宙空間でやってのけようとしてるんですね。
つまり偏光サングラスだったりとか、あとは偏光のゴーグルだったりっていう動作を宇宙空間でやる、なんかこう身近なものだけど非常に最先端なことを行うのが今回のこのIXPEっていう研究です。
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で、X線天文学の中でこの偏光っていう情報を見るっていうのはもう最大の課題としてずっと残ってたわけですよ。
そういったところを今回明らかにして、日本が牽引し続けてきたX線天文学で新たなドアを開こうとしている。
で、そういった面白い研究結果がどんどん出てきそうっていうところで、今後もこのIXPEと呼ばれる人工衛星についてはいろいろ続報を皆さんにお届けしていこうと思ってますので、ぜひまた楽しみにしておいていただけたらと思います。
もしかしたらこうやってこの研究に関わっている方を実際に呼んで、こんだけ面白い成果出そうですみたいなPRもしていただけるかなと思うので、そういったところも楽しみにしてください。
ということで今回は日本も関わっているX線天文観測器、新たに打ち上がったIXPEとは何なのか、そしてそれがどんなことを明らかにするのかっていうお話をさせていただきました。
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それではまた明日。さようなら。
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