NASAの予算削減の影響
NASAの予算削減が大幅に行われる。それの影響で、月火星の探査はめちゃめちゃ熱量上がっていくが、
やっぱ他のところかなり寂しくなっていっちゃいそうっていう、そんなところ。昨日に引き続きちょっとね、喋り足りない。
もうNASAの予算が減りすぎていて、これからどうなってしまうんだろうっていう、ちょっと心配なお話をしていこうと思いますので、
このあたりニュースで見て気になっている方、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに天文学で白紙号を取得した専門家の
亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。 本日でエピソードが1667話目を迎えてますね。
基本的には1話完結でお話ししているので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
本日の配信も、本日の収録も、Xのスペース、そしてYouTubeライブ両方でお届けさせていただいておりますので、
ぜひね、X、YouTube登録両方ともよろしくお願い致します。 そんな中で、昨日から今日にかけて、
昨日のエピソードもしっかり聞いてくれたでしょうか。 1回でね、1話完結で、みんなには簡単に伝わるように作ってはいるもののですね、
まぁやっぱり、あのー、なんでしょう、話し切れなかったところは多くて、特に今回のトランプ政権の
NASA周りの予算削減は結構いろんなトピックが絡んできそうで、ひぃーって感じなので、ぜひぜひちょっと昨日の続きと思って聞いてください。
はい、ということで、今回もトランプ政権が2026年の会計の予算案として提出した内容から、いくつかピックアップしてお話ししていきたいと思います。
昨日もお話ししましたが、宇宙関連に関する予算っていうのががっつり減っていくような動きを見せているこの予算案の傾向ですが、
昨日お話ししたところで言うと、月探査の中とかアルテミス計画で使われる予定であったスペースローンチシステム、SLSとかオリオンカプセル、このあたりの停止、
そしてゲートウェイの終了っていうところをお話しさせていただきました。で、予算案のホワイトハウスからの資料を見てみると、他にもいろんなお金が
減らされておりますね。まずわかりやすいところで言うと、国際宇宙ステーションの予算削減、これが5億800万ドルの削減ということで、これは宇宙ステーションがそもそも寿命を迎える
2030年にその終了のフェーズを迎えていくっていうので残り5年になってるわけなんですけど、そこに対して今運用コストってやっぱりアメリカが結構払ってる部分ってあるんですよね。
で、これをどんどんどんどん商業的なアプローチに移行していくっていうのを2026年より加速させていこうねっていうお話が出ております。これはでももう今はね、
今も結構民間に委託して使える部分はどんどん使っていく、使わせていこうねみたいな。で、お金回していこうねみたいな話とかが出ているので、
それが加速されていくイメージだと思っていけばいいかなと思いますね。 ただ、ポイントとしては宇宙ステーションに飛ばしていく宇宙飛行士だったりとか
貨物の飛行っていうところは2026年はこれまでのような流れにはならないかなというところで、がっつりそこが減っていくっていうのは考えて、
構えておかなきゃいけないポイントになってきますね。 ただ、空間自体を無駄に置いておくっていうことじゃなくて、
NASAが使わない分を民間が払い出しながらいろんな人に間口を広げていく、そんな動きっていうのをやっていく
っていう中での話ではあると思うので、宇宙ステーションを使うようなチャンスっていうのがなくなるわけではないっていう。
ただNASAとしての取り組みが減るっていうようなところは結構ちゃんと考えておかなきゃいけないポイントかなと思いますね。
で、あとはですね、やっぱ僕としては気になるのは
航空宇宙とか宇宙科学とかそういったところですね。
多分それこそ研究所の閉鎖だったりとか縮小っていうところががっつり提案されてるっていうのが事前に出てきましたけど、
スペースサイエンスの部分、ここはなんとさっきの宇宙ステーションのところが5億ドルの削減だったところに対してですね、宇宙科学に対する削減額で言うと22億ドルなんですよ。
22億6500万ドルの削減が提案されています。
で、この中には結構びっくりなの一つは2030年代に火星からのサンプルリターンっていうのを進めようとしているミッションですね。
これはお金がかかる割に火星から持ってきてどうなるっていう、まあなんか多分そこが言われているところですね。
まあ確かにわからなくはない。そしてこれもまたトレードオフの話ではあるんですけど、今回のヨサアの中では全部が減ったっていうよりは月火星に人が行く友人探査っていうところは変わらずむしろ増額されて強化されているっていうポイントなんですよ。
で、それをガーって進めていくのに対して、ものだけを持って帰ってくるミッションに対してお金をがっつり払うっていうのをそんなに押し進めていく必要ありますかっていうようなところの話がされているっていう感じですね。
まあこれ火星のサンプルリターンのミッションが代表例としては出てますけど、他にもね、いろんな人工衛星ランドサットって言われる、宇宙から地球の観測をするっていう衛星の見直しが挙げられていたりとか、
あとは、後進の若手に対してお金を振り分ける教育プログラムですね。スティームエンゲージメントとかも縮小廃止の対象になっているっていうような、結構そこが大きいところにはなってきそうですかね。
地球科学のところも11億6千万ドルの削減っていうところになっている感じですね。これがさっきのランドサットっていうところになっています。
予算案の長期化と影響
そうですね。まあそうやって大きくいくつか題目としては出てるんですけど、あとはミッションサポートとしてNASAセンターの運用施設に対するの合理化っていうところが進められていくとか、
宇宙科学のところで言うと、前に話が出ていたNASAの研究所っていうのも、やっぱこれ予算が出てこないと人も入れられないし、そうするとそこで雇っていた人っていうのも切られなきゃいけないし、そうするとそんなに設備必要なんですかって言って、
研究センター自体の存続とか、それ自体の縮小とかね。実際に僕もあったんですよ。前回のトランプ政権のタイミングの時に僕はアメリカにいて、この予算が、これ予算ね、あくまで案なので、ちゃんと日本の国会とかみたいに議会を通さなきゃいけない。
けど、それを通す通さないっていうのが長期化する可能性、やっぱ今回も結構あるんですよね。で、当時もありました。2018年から2019年のタイミング。この予算の話ではない、また別の予算会議の話なんですけど、そういうのがあって、予算が決まるまでに従来予定よりも1ヶ月伸びましたと。
次の期の認証が取れるみたいな、新年度の認証が取れるまでに1ヶ月ちょっといざこざがあって通りませんってなったらどうなるかっていうと、NASAの施設だったりとか、その政府施設は基本的には全部シャットダウン、これガバメントシャットダウンって呼ばれるんですけど、そういうのに実は見回れました。
あれはね、僕の初めての完全強制リモートワークって感じ。アメリカの本当6畳1間みたいなところに住んでたんですけど、そこの部屋から仕事をする以外方法はない。基本的には9割5分ぐらいの人は研究所に行けない。
だけどその現行のミッションで運用のためにどうしてもとか、あと1年後のミッションスタートに合わせて何か装置を作ってて、ここの1ヶ月遅れたらもうその全部終わるみたいな、そんな人たちには一応施設開かれる。けどそれ以外の人たちはIDカード見せても入れないみたいな、そんな感じでしたね。
なら今回もなんかそういう流れ一部でできるんじゃないかなとか、思っていたりはするぐらい結構大きい変化ですよね。いやー、困ったもんですね。
そう。で、だからそうやってその予算が下りなければ結局は政府機関なので、そこで例えば機械を動かす。そもそも一定電気を使う。その間に使った電気、もし予算通らなくてその分の予算なかったら君たちどうすんの?払えんの?みたいな、そういう話とかにも発展してしまうから止めるみたいな。
そんな感じなんですよね。なので、今回の削減された際には結構そのお金分、施設の利用だったりとかそういったところに大きく関わってくるので、これが本発表されるタイミングっていうのは結構注視していかなきゃいけないかなと思いますね。
で、この本格、正式に完全版というか決定版というのが、完全版か、完全版の予算が出るのが5月の末下旬になっていて、で、そこから多分議会とかそういったところの話になっていくのかなと思います。ちょっとそこだけね、僕は政治に疎いのでステップはちゃんと把握できてないんですけど、そんな感じになっていきそうというようなかなり大きく動きそうですね。
僕がいたあのゴダードスペースライトセンターが縮小、解体されてしまうっていう雰囲気が事前には出てましたが、ここからどうなっていくのかは心配しながら見ていきたいなと思っております。
日本における影響の懸念
そんな感じで、昨日今日に渡ってアメリカのトランプ政権の2026年度の予算案、特に宇宙開発周りですね、この辺りでどういう風になっているのかっていうのをまとめてお話しさせていただきました。
はい、じゃあアフタートーク入っていきましょうかね。
はい、アフタートークです。もう怖くてしょうがないですね。今日みたいな話は。
はい、なのでぜひ皆さん、日本もね、これが日本にどう影響が出るかっていうのは実際マジでわかんないんですよね。
っていうのも、一応こないだほら、純レギュラーのヒロに出てもらった時にも、日本は一応独立で計画を立てて予算を組んでいたりするから、一旦大丈夫だよねとは言いつつもですね、今回の予算の削減の中では、
いつ日本人が月面着陸するっていうのもNASAと共同で握っていたりするところが、いつ動くかわかんない。なくなっちゃうかもしれないし、逆に増大するかもしれないとかね。
そういった感じになってくるので、日本への影響が出そうなものがあったら、なんか追加でちょっと緊急とかでね、配信とかで話させていただくこともあるかもしれませんね。
いやーどうなっていくんでしょう。悪い影響が出ないことだけみんなに願っていきましょう。そんな感じでちょっとゴールデンウィークですが、かなりアメリカは別にゴールデンウィークではないので、バタバタしたニュース出てきました。
みんなもちょっとね、ジジイみたいな感じになってくるんで。今日、昨日か、この音源からすると、がっつり次回作の本について書いてたんですけど、ごめんなさい。喉がすげー痛いです。
次回の書籍を書いていたんですけど、やっぱこのあたり、話の引きとしては、書こうかなーって思っていたところが、無しになるような流れっていうのもちょっと見えてきそうなんで、本とか書きながら結構いろいろ修正していかなきゃいけないかなというような、そんなところですね。
やばい、めっちゃ喉痛くなってきた。なのでちょっと一旦今日はこれで終わりにしていきたいと思います。
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それではまた明日お会いしましょう。さよならー。
