渦潮の観測成功
宇宙から人工衛星で、海にできる渦潮をうまく捉えることに成功しました。
これによって、地球全体の海洋循環に、小さな渦潮たちが大きく貢献しています。
そんな研究結果が出てきましたので、こちらを紹介します。
ぜひ最後までお付き合いください。
改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日でエピソードが1649話目ということで、明日で1650ですね。 1700話に向けて
100話のうち半分が過ぎていったみたいな 早いですねはいということで日々すげー早く時間が過ぎている感じがしますが
まぁ頑張ってやっていきましょうよろしくお願い致します ないということでですね
じゃあ本題いきましょうか昨日か昨日のエピソード話しておくと 早草ミッションで行ったリューグーとか
あとはアメリカ版の早草が行ったベンヌっていう小惑星の表面で岩石を AI で見つけるっていう結構面白い取り組み出ていたのでこちらは要チェックかなと思います
あとはめっちゃ評判良かったのはおとといの万博のエピソードですね ぜひ
万博の宇宙一体どんなところが変わっているのかぜひぜひチェックしてみてください ということでじゃあ早速いきましょうか本題に
今回お話しするのは宇宙からの目人工衛星で渦潮を見ていくと面白いことがわかる そんなお話をしていきたいとおもいます
こちらねえっとネイチャーと言われるまあ非常にインパクトの強い論文雑誌の 8カバーストーリー
っていうところはあのに出ていたもので海流の動きを人工衛星で見ていった時に データ処理しっかり加えて観測データつぶさに見ていくとちっちゃいスケールこれまで
見たことないスケールのを 渦の形っていうのが検出できてでこれを地球全体で見ていくとかなり
大きな役割をその小さいサイズのものが大きな役割を担っているということが傾向 として見えてきたそんなお話をねちょっとしていこうかなと思っております
はいで今回の研究に使われたのはスウォット swot スウォットと呼ばれる
8地球観測衛星になりますアメリカが2022年に打ち上げた人工衛星になっていて 地球全体規模の表面の水の高さを調査する
そんなミッションになっています 海だけじゃなくて河川だったりとか湖
あとは貯水池だったりとかそこらへんにある水とかの状態も踏まえて 宇宙から観測することによって水資源の調査管理だったりとか
頭気候変動だったりとかねそういったところをまあ調査していくというような感じ になっているみたいです
でこのスウォットは8 人工衛星で地球の周りぐるぐる回っていて
一周821日で一周するようなそんなえっとあの 軌道を一周するようなそんな8動き方をしているもの地球の周りを一周じゃなくて
地球の周りを一周チェッシュかはいっていうような感じのものですね はい
で8 表面の水を観測するどういうことかっていうと原理としてはそのレーダーみたいレーザー
光線みたいなのを発する 装置を持っていて地上に対してレーダーをピピピピピピって送ってそのレーダーで
送った光が反射して帰ってきた時にその時間 さっていうところを見ながら表面の凹凸だったりとかもちろん高さとか
そういったところをあの調査できるようにしているそんな人工衛星なんですよ なのでまぁ簡単に言うと光飛ばして帰ってきて1秒でした
みたいなが1光年じゃないですかけど近いものそれの半分の距離にいたら 1秒でその
1光年は1秒じゃないねすいません1秒で光が帰ってくるっていうところ半分の距離 になったら0.5秒で帰ってくるからその
ある対象に対してこっちの方が校舎の方が近いとかそういったところを いい当てることができるっていうのが
今回のこの装置の特徴でこういったアプローチの人工衛星というのは結構多いです こうやってあのレーザー当てるっていうものね
でこれに対して写真を撮るっていうものと2パターンあるのが地球観測衛星の特徴の 一つになっています
で今回このスウォットっていうのはえっとサーフェイスウォーター 表面の水ですね
&8オーシャントポロ トポログラトポトポグラフィーかはいというところでえっとトポグラフィーは
えっと地形ですね 水の地形と表表面の水をとにかく見ていこうというそんな人工衛星の
ネーミングになっています その人工衛星使って2022年に打ち上げられてから観測が行われてきていて
小さな渦潮の影響
うんと一応こう 21日でグルグルグルグル回りながら
いってえっと90%のその表面の を地球の表面というのを観測することができるような軌道をとっていると
でその人工衛星のデータを使ってこれまでにどんなことが行われてきたのか まあ過去別の衛星も含めなんですけど
海洋の海の動きに大きな影響を及ぼす スケールの渦っていうのはよく研究されてきたんですよ
だいたいこれがえっと100キロ級から大きさで言うとね100キロから300キロぐらいの 渦の大きさ
円形の渦の大きさを持っているもので超でかいですよね僕らが想像するような あの
ナルト大橋とかああいうところで あの下にくるくるしているようなものってせいぜい多分数十メートルとかだと思うん
ですよ それに対して数百キロっていうような巨大な渦の構造っていうのが実は海の中には
結構たくさん見られると でこの渦っていうのが結局はその海の中の水の循環だったりとか
あのそういったところをしっかりとつかんでいる 海にとっては重要な役割を担っているというふうに考えられているんですが
それよりも10分の1ぐらい小さいもの 10キロメートルから100キロメートルぐらいの渦の大きさっていうのは
えっとまあそもそもサイズが小さいっていうところそして 地球全体で観測しようと思ったら人工衛星で観測するしかないんだけど
その大きさがちっちゃいからなかなかこれまで正確に評価することができなかった そんな中で今回スウォットのデータを使うことによって
地球の海全体のこの胴体を例のない 詳細さで明らかにすることができるようになったっていうような感じですね
ちょっとすいませんスケジュールの音が鳴っちゃった というのであの今回新しい衛星を使うことでそしてデータを分析することで今までちゃんと
見ることができなかったサイズの小さい渦まで見ることができるようになったと でこのサイズの小さい渦っていうのがたくさんある中でその
海中の密度 だつまり渦ができると渦が回るから何かこう周りに波みたいな密度の違いを生み出しますよね
でもあの渦ってあれみたいな感じじゃないですか
銀河とか銀河とかも結局は真ん中に天体があってそのそいつがぐるぐる回って周りの 星も一緒に回転して渦巻き状のものを作るだから渦巻き銀河とか言ったりするんですけど
天の川銀河とかもその円盤作って渦も巻いてみたいそんな感じですよね それの海バージョンみたいなのが宇宙からの目で見えていてでその中には
星の材料がたくさんあるみたいな銀河の場合で言うと海で言うと波がこう発生した時の 波の密度が高いところと薄いところっていうような凹凸みたいなところもしっかり綺麗に見えて
くるわけなんですよね そういう凹凸を見るに適したのがスウォットだからこそその渦の特徴として出てくる
密度の違い波の違いっていうのを捉えてこういったちっちゃい 今回渦を検出することができたんですよ
でこのあの ちっちゃいサイズの比較的これまで研究されていたものに比べて小さいサイズの
あの渦たちの動きっていうのは非常にこう 全体に対して与える影響が大きいとつまり従来考えられてた以上に
人工衛星の役割
今までメインで研究されてた大きい渦より渦より渦だけじゃなくてその小さい渦が 地球の海洋循環を促進するようなそういう役割を担っている可能性が非常に
高いというような研究結果が得られたっていうことなんですね これやっぱ宇宙からものを見るっていうところが
一番の武器になる人工衛星だからこそできるって感じですね 人工衛星は
地球の周りを定期的なペースでぐるぐる回っているからこういった 渦ってどこにできるんだろうとか全体で渦ってどういう分布でいるんだろうみたいな
そういう 1個細かく帳を見るんじゃなくて全体傾向を時系列も含めて知ることができるって
いうのが人工衛星なんですよ 同じ場所を同じペースで定期的に同じ精度で観測してくれる
例えば空から見ようとしたら飛行機でもいいわけだし あとはドローンとか飛ばすっていうのもいいんだけど
そこにわざわざ迎えに行かなきゃいけない 迎えに行って観測しに行ってる間に違うところでまた何か違うのが起きた時の
確率を計算するとなんかすごい高い確率とかの可能性も出てくるわけですよ つまり見逃している可能性をちゃんと評価できて
でなおかつ宇宙から定期的あの一定のレベルで常に結果が返ってくるっていうのは 人工衛星の強みであり特徴なので
なんかこう人工衛星って無駄なのかなっていう頭の中のイメージはちゃんと排除した 方がいいかなと思いますね
まあ宇宙話好きでそう思う人いないかもしれないけど 人工衛星なんて無駄だよねっていうのはこういう研究とか
あとは研究に限らずこういう人工衛星のデータって事業に生かされたりするんで まあそういった意味で有用であるっていうところをちょっと頭の中に入れ
とくとなんかこう宇宙活用っていうのが表面的じゃなくちょっと 奥行きを持って知ることができるんじゃないかなと思いますね
アフタートークとリスナーの反応
はいということで人工衛星の強み感じてもらえてたら嬉しいです ということでアフタートーク行きましょう
はいアフタートークです えっとですね昨日の
17時から東京MXっていう関東のローカルのテレビ局のところなんですが 僕が宇宙を解説するっていうお仕事で出演させていただきました
僕はねちょっと昨日は外に出ていなきゃいけない仕事だったので今日この後あの t バーで公開されているものを見させていただこうかなと思ってるんですが
ちょっとねぜひ皆さんも気になる方はティーバーで 5時に夢中東京MXの5時に夢中ぜひあの昨日の回聞いてみて見てみてください
ないあのあんまりビジュアルが出てあのなんかこう 手振り手振りで人に説明してるってあんまり見ないと思うのでいい
なんか感覚違う感覚の宇宙話が楽しめるかもしれないですね あとはなんかこう映像とか効果音とか入っているとやっぱちょっとワクワクして
なんかポップな感じで見れるじゃないですかそういったなんか宇宙話との違いっていうの を楽しんでくれたらいいですねよろしくお願いします
はいということでもう一つじゃあいただいているコメントを紹介していきたいとおもいます リスナーネームシューさんからいただきました
ちょっと前のエピソードかなということでいつも楽しく配置をさせていただいています このラジオを聞きながら本を読んでおります
おーなるほど 宇宙あれかなやっぱり宇宙はすごいかなきっと特設のコーナーに本が置いてありました
なかなか買うタイミングがなく買えませんでしたがやっと買いました毎日読ませて いただこうと思いますいつもありがとうございますといただいてまーす
いやーいつもありがとうございますこっちのセリフですよ聞いていただいて本当ありがとうございます そして本手に取ってくれて嬉しいです
やっぱり宇宙はすごい引き続きねなんかこういろんな方に買ったよーとか手に取ってます 読んでますみたいな話とかしてもらえるの非常に嬉しいなと思ってるんで皆さんも
もしまだ手に取っていただいてない方はお近くの本屋さん多分で大体手に入ると思います たくさん展開していただいているのでぜひ一冊
お手元に持っていただけたら嬉しいです はいということで今日は以上にしましょうかあの昨日のエピソードで5月9日にある
オフラインイベントのあの紹介もしておりますのでぜひそちらもチェックしてみてください 概要欄にリンク貼ってあります
はいということでもし感想とかありましたら x のハッシュタグ宇宙話 インスタグラムなどなどそういったところで呟いていただけたらエゴ刺して見つけに行きますので
よろしくお願い致します それではまた明日お会いしましょうさよなら
