大西宇宙飛行士のミッション
2025年3月以降に宇宙に滞在する大西拓也宇宙飛行士、一体宇宙空間で何をするのか、こちらについてお話ししていきたいと思います。
今回は日本人宇宙飛行士で、宇宙滞在中は船長を担当することにもなっている大西宇宙飛行士。
宇宙飛行士は宇宙の中で様々な設定されたミッションだったりとか実験を遂行していく、そんな仕事になっているんですね。
ただ宇宙にいるだけではないと。
じゃあ一体どんなことが計画されているのかっていうところを改めて整理していこうと思っております。
人によって実験の内容が違って面白いので、こちらはぜひ注目してください。
それでは行きましょう。
改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしています。
今日のエピソードが1601話目ですね。
昨日1600回エピソードを更新させていただいて、いろんなお祝いのコメントをいただいて、ものすごい良い気持ちになりながら1日を過ごさせていただきました。
本当にありがとうございます。
いただいたコメントとかは後で公開させていただこうかなと思うんですけど、
その中で1つね、あの…
惑星直列っていう言葉がいくつかコメントでいただいたんで、こちらだけ先に紹介しておこうかな。
本日ですね、2月の28日金曜日、2025年の2月の28日なんですけど、赤子が鳴いてますね。
2月の28日には、惑星直列っていう現象が起きます。
結構前にね、ぐり太郎さんとかリスナーさんでよくコメントくれる。
あとは今回記念エピソードでみゆきさんからいただいたんですけど、これど…
どんなんなん?みたいな話なんですね。
もしかしたらニュースで見かけた人もいるんじゃないかなって思っていて、
惑星直列、これなんか惑星が一直線に並んですげーっていう話なんですよ。
簡単に言うと。ただその一直線って何なのかっていうと、
まあ簡単に言ったら、同じ場所、同じような場所に惑星がたくさん見れるっていうそんな現象のことを、
これ惑星直列って言います。だから、惑星がまっすぐ奥行きがあって並んでいるような状態のことってところですね。
今日は、今日の日没の直後、夕方に土星、水星、水、金、地、地球はここか。
火星へ、木星へ、土星、天皇星、海洋星の7惑星が空に成列すると。
しかも、目視できるのは水星、金星、火星、木星ですかね。近いからですね。
なので、一箇所に見えるっていうところ。
たまたま、軌道のタイミング的に一直線にほぼ並んでいる。ほぼですよ、ほぼ。
別にちょうどぴったり一直線になってしまうみたいな、そんな感じでもないですね。
で、その並ぶタイミングで、星同士の重力がとかっていうのが、
昔は結構言われてたらしいんですけど、何年か前に似たような惑星直列の話の時に、
そんな気にするようなものではないじゃないですか、みたいな話をどっかでした気がするんですよね。
とにかく今日の夕方、日没のタイミングすぐに太陽が落ちていった方向を見ていくっていうのが、
結構いい感じかなと。西の方向ですね。ちょっとみんなチェックしてみてください。
ちょうど移動の時間な気がするんだよな。見れたら見たいなと思ってます。
ということで、早速本題に行きましょうか。
宇宙ステーションでの実験
ということで、今回お話しするのは、ISSSへの長期滞在が決まっている大西宇宙飛行士一体宇宙で何をするのか、
こちらについてお話ししていきたいと思います。
今年2025年の3月以降のタイミングで、約半年間の国際宇宙ステーションへの滞在っていうところが想定されているんですね。
大西宇宙飛行士がISSSの船長として任命されて、ミッションの責任者ですよね。
そういった中で宇宙での実験に取り組んでいくと。
今回は4名の宇宙飛行士で宇宙ステーションでの滞在を行うというので、男性2名、女性2名。
そして大西宇宙飛行士が船長で、NASAの女性宇宙飛行士が2名いて、
ロシアの宇宙飛行士が男性1名いるというような、そんな登場メンバーになっているみたいですね。
宇宙飛行士の人たちっていうのは、宇宙ステーションに行くのが目的ではなくて、
行った中で、その中で実験を行う、宇宙でしかできないことっていうのをやって、
それで貢献していくみたいなのが宇宙飛行士の仕事だったりするんですよね。
なので僕的には、宇宙飛行士の人がやっている実験の内容っていうのを、
このミッションがスタートしていくタイミングで追うのが結構好きなんですよね。
特に科学実験が豊富に行われます。
なので今日はとりあえず全体的にどんなことをするのかなっていうのを振り返っていく話なんですけど、
気になるところリクエストくれたら、明日明後日のエピソードで深掘っていくっていうのもありだと思ってるんですよね。
宇宙ステーションで一体どんな実験をお日さんは行うのか、一個ずつ紹介していきますね。
まず一つ目は、宇宙空間での火災が発生したときに安全性をしっかり保ちましょうねっていうための、
火災安全性向上に向けた固体材料の燃焼減少に対する重力影響の評価ということで、
簡単に言うと、宇宙空間で物がどうやって燃えるのかっていう実験ですね。
これは日本のモジュールの中に、物を燃やして無重力空間で、それがどういうふうに広がっていくのかっていうのを実験できる装置が置いてあるんですよ。
宇宙ステーションの中は、厳密に言ったら微小重力、ほぼ無重力っていうような状態で実験を行うことができて、
例えば有名なのだと、蝋燭。蝋燭って、普通に地上で火つけてバーってやったら、
水滴っぽい感じで火の形ができるじゃないですか。
けど、宇宙空間に行くと丸い火になるんですよね、あれって。
で、それは燃えて、燃えた時に出来上がる、空気の流れで実は水滴みたいな形が作られているんですが、
その空気の流れも重力によって生み出されている。
なので、無重力になるとその重力の流れがなくなるから、丸く、水滴を空間にポンって置いたみたいな、そんな感じですね。
そういうふうになるっていうような。
じゃあ、物が燃える時どういうふうに広がっていくかっていうのも、やっぱり重力によって変わっていくんだろうというのが、
なんとなく想像できるかなと思うんですけど、そういったところを実際に実験するっていうのが、この研究ですね。
で、あとは、宇宙環境ががんの治療薬の効果に与える影響の解明ということで、
こちら、投薬実験を症状倍を使って行うというところになっていて、
がん治療が無重力だとどういう影響が出るのか。
そして、僕が本の中でもね、やっぱり宇宙はすごいって発売させていただいた本の中でも紹介した、ALSっていう病気。
宇宙兄弟呼んでる人とかはわかると思うんですけど、
シャロンっていうキャラクターがALSっていう病気になって、
で、僕も身内にALSになった親族がいて、
で、まあそういったのがあるので、ちょっと本の中で紹介させていただいたんですね。
で、この宇宙環境のがん投薬実験の先には、そういったALSの治療薬の検証とかも入っているみたいなので、
ここはかなり注目していきたいポイント。
なので、ちょっと数日以内にここは深掘っていこうかなと思いますね。
で、あとは静電浮遊炉を使用した高精度熱物性実験。
これ難しいですね、言葉が。
まあ簡単に言うと、物性実験を行います。
物がどういう性質を持っているのか、無重力の中で。
っていうような研究ですね。
で、この物性実験をっていうのが、一体何が行われるのかっていうと、
今回は初期の太陽系の中、太陽系が生まれるその星雲の中ですね。
この中で作られるような、その惑星の種みたいな、こういう、いわゆる隕石とか小惑星みたいなものですね。
そういったものの物性の実験、つまりそのものがどういうものなのかっていうのを調査する研究とかも行われるという感じです。
どんどんいきましょうか。やばいな。
無重力環境下での研究
で、あとは細胞の重力センシング機構の解明ということで、
これはさっき炎とかも重力の影響を受けて形変わっているようになりましたけど、
僕らの体の中だったりとか植物の体の中にある細胞の中身も、
やっぱ重力下では下に基本的には中の物質が押し付けられているような状態だったりするので、
それが細胞に対してどういう影響を与えているのかっていうのを解明していこうと。
で、これ最終的には寝たきりだったりとか、菌移植とか、
そういった何かの状態になった時の細胞のダメージを緩和するっていうような、
そういったところにも使える研究につなげていきたいというところみたいですね。
これも面白いですね。
あとは微小重力下におけるシリコンゲリマニウム結晶育成の研究。
これは今の世の中で話題になっている半導体。
半導体の次世代とか次世代ぐらいの活用を目指した研究になっていて、
これも僕めちゃめちゃ好きな話なんですね。
どうしようか、これ明日話すか。
好きなんですよ。
半導体好きな人とかはぜひ明日、半導体好きってイコール株価大好きみたいな人っぽいですけど、
僕はあんまりそういうとこ詳しくないんであれですが、
半導体の話これめっちゃ面白いんですよ。
一体どういうところなのか明日ちょっと話していこうかな。
あとは宇宙ステーションから人工衛星放出するミッションだったり、
宇宙ステーションの外側についている装置の実験を行ったりとかですね、
様々な研究が検討されているというところで、
大西宇宙飛行士の実験もかなり僕的には楽しみな内容が多いなという印象ですね。
これ面白そうだな全体的に。
なんかまだまだ紹介しきれてない部分とかもあるんで、
流れで紹介していきながら、一旦明日はシリコンゲニュマリウム結晶、
半導体に使われる素材の研究というところですね。
これの話をしていきましょう。
リスナーからのコメント
で、まだまだ話したいのはがん治療薬の話と、
あとは小惑星隕石の物性の話。
このあたりなんかどっち聞きたいよーとかあったらぜひぜひ教えてください。
お願いします。
はい、ということでじゃあ以上ですかね。
明日も楽しみにしていてください。
アフタートーク行きましょう。
はい。
前半で結構しゃべっちゃったんであれですけど、
改めて昨日1600エピソードお祝いいただいて本当にありがとうございます。
なんかXでね、1600回って言ったやつも、
すごい勢いでいろんな人が拡散とかしてくれたりして、
ポッドキャストのエピソードの再生数も、
あ、こうやって伸びるんだーみたいなのを、
ちょっとみんながお祝いしてくれてる気分というのをすごい味わいました。
ありがとうございます。
はい、ということで、いくつか頂いてるコメントを読み上げさせていただきます。
リスナーネーム、イプシロンさんから。
赤ちゃんの声聞こえてますかね。
はい。
イプシロンですね。
イプシロンさん。
1600話おめでとうございます。
毎日欠かさず配信するなんて私には想像できません。
これからも楽しみにしています。
B&Bのイベント行くのでサインしてください。
ということで、もちろんです。ありがとうございます。
B&B、3月の4日ですね。
一周、下北沢のB&Bというところで、
本の出版イベントを東京大学の教授の方とトークイベントでやらせていただくことになってますので、
こちらぜひぜひ楽しみにしておいていただけたら嬉しいなと思っております。
よろしくお願いいたします。
あとですね、Xとかでもいくつか頂いてますね。
読み上げさせていただきます。
あ、やばい、くしゃみが出そう。
このタイミングで。
リスナーネームてんてむさんからいつもありがとうございます。
1600回おめでとうございます。
出版前後の盛り上がりが一番目立ってましたねと。
いやーそうですね、あのタイミングはなんか半端ない盛り上がりを見せれて、
僕もポッドキャスト更新しながら毎日楽しかったですね。
みんなとなんか常に繋がってるみたいな感じ。
いやーありがたい。
まあなんかポッドキャストやりながら本書くっていうのは面白いですね。
またチャレンジしたいなと思いました。ありがとうございます。
いろんな方からコメントをたくさんいただいているので、
ぜひみんなXのハッシュタグ宇宙話つけてくれたりとか、
いろんなところで1600回おめでとうコメントくれたら嬉しいなと思っております。
よろしくお願いいたします。
ということで今回は以上にしていきましょう。
今回の話も面白いなと思ったら、
お手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの近くにある星マーク、
こちらでレビューいただけると嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
