2025年のうちに実施される、太陽系の初期に作られた物質を国際宇宙ステーションの中で再現する、この実験についてお話ししていきたいと思います。
隕石だったりとか、ハヤブサで持って帰ってきた小惑星のサンプルなどを分析して、太陽系の歴史をひも解こうとしているんですが、その中でもやっぱりまだまだ解明できないところが多い。
そこで初期の宇宙の環境っていうのを再現してあげて、その中で星たちはどうやって生まれて、どうやって作られていくのか、これを国際宇宙ステーションの中で再現してあげようという研究がスタートしようとしています。
一体どんな取り組みなのか、日本の宇宙飛行士大西さんが取り組む内容なので、要注目です。それでは最後まで楽しんでください。
改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしています。
今日でエピソードが1602話目を迎えてますね。 基本的には1話完結でお話ししてますので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
はいということでまあ1600話を超えて まあここからまた加速して頑張っていきましょうという意気込みマックスな状態でやっていこうとしてますね。
昨日2月の28日あの惑星直列見れました? 僕はね残念ながら見れなかったですけど、結構
まあ天気も良かったし、いい感じに見えるところ多かったんじゃないかなと思いますね。 ただなんか見れたよっていう報告もあんまりなさそうだったんで、もしかしたら微妙だったのかもしれないですね。
はいということで楽しめた人はぜひぜひ感想とかも教えてくれたら嬉しいですね。 なんか最近天体のなんかこういうイベントをちょくちょくあって楽しいですね。
なんか宇宙話で喋ってるから多く感じるのか、 でもなんか昔よりも増えてきているような気がする。
その一般的に周知される量が増えてきている。 まあこれは宇宙開発がめっちゃ身近になってきている結果なのかもしれないなっていうなんか
前向きな捉え方ができるような気がしますね。 いやー楽しみ楽しみ。ということでじゃあ早速本題いきましょうか。
今回お話しするのは2025年のうちに実施される太陽系の初期を再現して、 太陽系がどうやってできてくるのかという歴史に迫る研究を紹介していきたいと思います。
これ今話してと思ったんだけど僕昨日違う話するって言ってましたよね。 半導体の話するって言ってたなぁと思ってすっかり忘れてた。
ちょっと明日喋ることにします。 こんぐらいあれなんですよ。本当にその日に喋りたいなーって思ったことを喋っているのでこうなって
しまうんですけど、まあまあこれがあれですね。 続けるコツですね。はいじゃあ行きましょうか。ということでじゃあ今回お話しするのは太陽系の歴史をひも解く研究です。
これまでにハヤブサとかハヤブサ2、あとは最近実験結果出てきた アメリカのオシリスレックス、これもアメリカ版のハヤブサミッションみたいな感じですね。
このあたりで太陽系の歴史をひも解いていこうという研究が結構盛んに行われています。 それに加えてよく行われている実験で言うと
隕石を分析して 小惑星の中の物質っていうのがどういう風になっているかっていうのを研究する。
まあそういったアプローチもありますね。 とにかくそういった感じで隕石っていうのは小惑星が地球に落ちたもののことを指すので
その小惑星を探査して、小惑星の中には太陽系ができた当初の情報っていうのが ある程度含まれているというふうに考えられているんですね。
地球の中とかそういった他の惑星の中とかだと 溶岩活動というかマグマみたいな感じで一旦ドロドロに溶けて
太陽系の初期に一旦すごい熱みたいなのの影響を受けた後に また別の熱の影響を受けたりとかそういったので結構初期の情報っていうのが
別の何か外力によって上書きされちゃうみたいな そんな感じでつまり地球を掘って掘って掘っても地球の歴史は出てくるんだけど
それ以前の太陽系全体の歴史っていうのを紐解くとかは結構難しいから 小惑星を探査しに行くっていうそういうアプローチを取るんですよね
これがどんどんできてきているんですが その中でもやっぱりまだまだ解き明かせていないこの情報っていうのがたくさんあるんですね
特にこれまでのその隕石の中に含まれている粒子とかっていうのを見ていっても ある謎っていうのが常に残り続けると
何かっていうと例えば隕石見ますよね 隕石っていうのは大気圏に突入して地球に飛来していくと
で隕石の表面っていうのはこの大気圏にぶつかった時の 熱とかでバーって溶けて状態が変わっちゃうんですって
けど内部っていうのは大気圏の影響を受けないで 太陽系初期の状態を保っているというふうに考えられてるんですね
でこの物質の中でもなんか いろんななんかこう四角く固まっているもの丸く固まっているものみたいな
なんかあの棒状に固まっているものみたいなのがあるんですって 丸は分かんねーな
あってでその物質の中の棒状に固まっている 冠石棒状冠石コンドリュールっていうものがあるんですよ
もうなんかすごいですよねなんかいっぱいな棒状で冠石でコンドリュールみたいな あのまぁ一旦なんかその棒状に固まった石があると冠石とかはなんか聞いたことありますよね
あの 冠石は中学校の理科の時間とかに
覚えた気がするなんかすごい今の時代だと なんかモラル的にどうなのみたいななんか語呂合わせで覚えた気がする
まあいいやあんま言わないとはいということでまあその とにかく棒状の冠石みたいなのが含まれていると
でこの棒状に固まる冠石っていうのは 材料になっていく物質っていうのが一回全部溶けて
で溶けてそれが冷却されていって出来上がるっていう風に考えられているんですよね でこれは地上でそういう石の固まり方の再現ができているから
そういう風に考えられていると 棒状のものっていうのは冠石の結晶が棒状に成長しているもので
でなんかこの形っていうのを 実際に1回溶かして固まっ固めていくみたいな作業っていうのが地上ではできたらしいん
ですよね そうけどその冷却の条件が違ったりすると実際にその棒状にならないでなんか
丸っぽくなってしまったりすると あのなんか周囲にバーとなんか周囲の物質とセットで形成されるんだけど
その形が その実際の地上の実験でやると棒状のものがなんとなくできるっぽく見えるんだが
コンピューターのシミュレーションで宇宙の環境を再現した後にやろうとすると またちょっと違う形で形成されると
ここになんかギャップがあるらしいんですよ 地上ではこうでも宇宙空間で作られるコンピューターシミュレーションでやるとこうみたいな
あれ同じ条件なのになんでそこ合わないんだろうみたいなそういう パラドックスとかまでは言わないですけど
実験と コンピューターシミュレーションの間に大きな差異が生まれてしまっている
これがなんでなんだろうっていうのがわからないからこれも宇宙で 低重力環境でなるべくその宇宙の状態の中で実験を行ってあげればその条件
っていうのが詰められるんじゃないかと つまり地上の実験とコンピューターシミュレーションの2つのアプローチでわからないものに対して
第3の手を取ることによってその その間に隠れている何か一つ新しい要素っていうのを見つけてあげようっていうのが今回の
研究ですね 特にその
全部溶けた後にどういう温度で冷えていけば作られていくのかみたいなその温度の条件 ここが重要になってくるっていうのでこのパラメーターを今回寄せに行こうとしている
って感じみたいですね 実験データをさらに
いろんなアプローチで増やしていってコンピューターシミュレーションの精度を上げていって 宇宙の歴史を紐解いていこうとするっていうなんか
突発的に宇宙でこれができたらいいっていう感じじゃなくてもうできることをやったん よみたいなできることはやったんだけど
やっぱここがわかんないで宇宙でやればこのパラメーターが調整できるんだきっと っていうので多分研究提案出してそれが受け入れ
る価値があると判断されて今回このミッションに採択されているわけですね ならなんかこう
一丁一石の思いつきの研究とかではないっていう点がやっぱり面白いポイントだし 世の中のその小惑星を探査することで太陽系の歴史を紐解くっていうところに
貢献の できるその大きな潮流に乗ってるっていうのもなんか世の中へのインパクトが強いって認識される
ポイントの一つだったと思うんですよね こういう科学研究の提案みたいなのって
まあ研究自体の価値みたいなもそうなんだけどやっぱりその 自流みたいなのも結構重要だったりするんですよ
ねあの 僕が科学研究費とか取れたり取れなかったりとかっていうのは結構あってねまさに
なんか今日とか3月の1日のタイミングで研究者たちの国の研究費が取れた取れなかった みたいなのが sns とかでバーって上がってるんですけど
あれってやっぱ取れるのってめっちゃ倍率も高かったりするから大変なんですよ でじゃあそれどうやって審査されるのかっていうともちろんあの
フラットには見るんですよめっちゃフラットには見るんだけどこの分野でこれぐらい お金まこうかこれぐらい
分配しようかみたいな決まっていくんですよねでそれが例えば国の戦略だったりとか そうあの最近ものすごく調子のいい分野だそれこそ ai とか
そういったところによっていると予算の分配の量っていうのが増えるんですよ だからこそ
まあこう選ばれやすくなるっていうのもあるのでなんかこう 自流に乗っている研究っていう側面は意外と重要なんでこのあたりはちょっとね頭の
中で理解しといてくれたら嬉しいかなと思いますね 今回のこの今日話した実験っていうのは一応2025年の3月以降に
あの船長として国際宇宙ステーションに当長期滞在するミッションを抱えている 大西拓也宇宙飛行士が宇宙で行う実験の内容になっているのでここらへんはねぜひぜひ
注目してもらいたいポイントかなと思いますね 打ち上げのタイミングでまたここらへん振り返っていこうかなと思うんでぜひぜひ楽しみに
しといてください ということでじゃあ今回は太陽系の初期の状態初期の
惑星形成っていうのがどうやって行われたかを宇宙ステーションで 解明しようとするそんな実験の内容をお話しさせていただきました
明日明日は昨日予告してた通りで半導体の話しましょうか いやー完全に忘れてたな
でもこれね僕好きな話なんでぜひぜひ明日も注目してみてくださいよろしくお願い致し ます
アフタートークいきましょうはいいかがでしたでしょうかね すっごい嬉しいコメントが1個来てるんで紹介させていただきましょうリスナーネームむっちゃんさんから
いただきました 何回か送ってくれてますね
量産こんにちは無事受験が無事終わりました そしてやっとやっぱり宇宙はすごいが読めますありがとう
今日は筑波のジャックサにも行き興奮が覚めません 今日の話とは別の質問になるんですが天文学者で宇宙に行った人いますか
また宇宙兄弟のように月に天文台ができたら天文学者が宇宙に行く機会も増えるの でしょうか
量産のおかげで受験を乗り越えられたと言っても過言ではありませんありがとうございますと 嬉しいなぁいやほんと受験お疲れ様です
むっちゃやばいなぁ 嬉しすぎるまあここからねあのまだまだ受験をしてでなんか行きたいところに行けた
時とかにその先でじゃあ宇宙のどういうのできるとか多分 たくさん可能性とか広がっていると思うんでまたねなんかこういう選択肢とってきてるよとか
教えてほしいんですよね で天文学者で宇宙に行った人っていうのはなんかアメリカとかにはいるって聞いたことありますね
なんか結構昔の宇宙飛行士ですけど1990年になる前とかそのぐらいのタイミングで あの宇宙に行ったジョージネルソンっていう方とかはあの
天文学で博士号とかを取っているというようなそんな方だというふうに聞いています ねまあ日本にはいないかな
でえっともう一つもらってた質問だと宇宙兄弟のように月に天文台ができたら 天文学者が宇宙に行く機会も増えるのかで言うと
うーんと 微妙なとこですね僕多分ノーだと思うなぁ
なんか月の天文台ができて天文学者が宇宙に行く必要があるのかで言うと結構微妙な ところで
そういう設備をどうやって設計するかとか こういうことをしたら僕たちが叶えたい科学ができるんだよねみたいな
そういうのを提案することは天文学者できるけどじゃあそれを設置する工事だったり とか
微調整の部分っていうのはまあ他のエンジニアの人とかがやったりすることが多かったりもすると思うんですよ
もちろんねなんかその場に行って運用するっていうのがめちゃめちゃ 重要になってくればあると思いますね
あとあのチリとかの赤玉砂漠にあるアルマとかも現地滞在されている 国立天文台のスタッフの方とかもいるのである程度重要だったりはしますが
どうなんだろう なんか
運用コストとかを考えたら もしかしたら必ずしも必要ではないって判断されるかもしれない
それだったら他のスペシャルスキルみたいなのを持っている人がいて なんかここらへん異常あるっぽいからって言って地球から
リモートで調整させるみたいなところの方が現実的な気もするんで どうなることやらって感じですね
まぁちょっとはいくのかな そのぐらいの感じだと思います
いやまぁとにかくねこれあれかなむっちゃんは天文学者になって宇宙飛行士になりたいですかね
いやそれもそれで面白いと思うけどなんか宇宙にもう 宇宙でメンテナンス人の手でしないとダメなものが作れるみたいな人もめちゃめちゃいいと思うんで
ちょっとねむっちゃんがここからどういう宇宙人材になっていくか
もうすごい人になっていったら宇宙話やっててよかったなってなりますよね
いやありがとうございますとにかく受験お疲れ様ということで これからも
受験が終わったからまぁ宇宙のはいっかって言って宇宙話なしにせずに日常の中に溶け込ませ ておいてください
ということでじゃあ今日は以上にしていきましょう 今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャスタープリでフォローフォローボタンの近くにある
星マークこちらでレビューください 書籍やっぱり宇宙はすごい sb 新書全国の書店だったりとかアマゾンで発売しておりますので
こちらも要チェックでございますポッドキャスターと合わせて楽しんでください それではまた明日お会いしましょう
さよなら