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2024年6月12日、始まりました佐々木亮の宇宙話。 本日はJAXAがめちゃめちゃ力を注いでいるXtend天文学のミッション、
XRISMの活躍、最近一体どんな感じになっているのか、こちらを紹介していきたいと思います。 最近、速報論文が世界中に向けて発信されてたりとか、
あとは、その速報論文を出したチームがあるんですね。 トランジェントサーチチームという。
2024年6月12日、始まりました佐々木亮の宇宙話。 本日はJAXAが力を入れているXtend宇宙を見るミッション、
XRISM。このXRISMが出していた世界向けの速報論文。 このあたりを中心に最近のXRISMの動きっていうのを紹介していきたいと思います。
今回発見したのは、スーパーノヴァ超新星爆発ですね。 これを軸にXRISMの中のトランジェントサーチチームっていうのがどうやって動いているのか、
こんな感じのお話をしていこうと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。 ということで、改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、 毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1341話目を迎えるというところになっております。 基本的には1話完結でお話ししておりますので、気になるトピックからぜひぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
前回前々回はブラックホールのお話しさせていただいております。 ブラックホール好きの人ね、たくさんいるかと思いますのでこちら要チェックです。
ということで毎日恒例の月齢紹介です。 本日6月12日は満月に向けてかなり月が満ちてきたなぁというそんな状態ですね。
まあなんか昨日とかが結構三日月っぽい綺麗な感じ。 実際三日月はもっと前なんですけど、次の6月22日に向けて満ちていく中でいい感じにこう
クロワッサンっぽい形が見えてたんですけど、 まあ次6月14日にですね半月を迎えるのでまあそこに向けてかなり月の姿が
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くっきり見えてきているそんな日になってくるんじゃないでしょうか。 ぜひですね夜空見上げてみて
綺麗に見えたらSNSとかで教えてくれたら嬉しいですね。 昨日は僕めちゃめちゃ綺麗に見えました。
なんか月が雲がかかった状態でもすごい明るく見えるぐらいなんか昨日は光量が 多かった気がするんですよね。
だいたいこういうのは気のせいなんですけど、まあでもそれぐらい綺麗に夕方とかは 雲もなく見えてたしっていう感じでしたね。
皆さんの感想ぜひぜひお待ちしております。 それではじゃあ早速本題に行きましょうか。
今日はクリズムの活躍に関するお話です。 ということでですね
今回紹介するのはX線観測衛星クリズムの活躍のお話です。 サイクリズム、まあなんかポッドキャストの中でも何度も紹介してきているので
実際そんなになんかこう全く知らないよっていう人は少ないのかな。 けどまあ太陽フレア
がバーってなってて、そのタイミングで宇宙話見つけてくれたよっていう人からするとね、 なんだクリズムってっていうふうに思うかもしれません。
クリズムっていうのはJAXAが月面着陸機スリムと一緒のタイミングでロケットで打ち上げた X線観測衛星になるんですね。
X線観測衛星、宇宙から飛んでくるX線を捉える。 でなんかこれって僕たちの目で見えない光なんですよ。
僕たちの目で見える光っていうのは本当に一部しかなくて、 目に見えない光でいうと電波みたいなのがあったり赤外線みたいなのがあったり紫外線とかね、
いろんなのがある中でX線を見ると。 でこのX線で宇宙を見る意義っていうのが簡単に言うとめちゃめちゃ暑いところか、
めちゃめちゃ速く動いているところからX線が飛んでくるので、宇宙の中でもかなり極限状態を見れるっていうのがX線天文学の特徴の一つになっています。
X線天文学の歴史ってまぁだいたい60年とかなんですけど、 名を挙げたタイミングとかで言うとブラックホールを観測的に、
これブラックホールなんじゃないのっていうことに成功してたりとか、そういうパワフルな天体ですね、ここにかなり
相性がいいというところで、宇宙って結局もすごい温度、何千万度とかっていうのもあるから、そういう意味でX線天文学ってかなり重要な立ち位置を担っているよねっていう話がありますね。
で、なんか日本とかアメリ…日本、アメリカ、ヨーロッパがこれまでのX線天文学の歴史をかなり支えてきてたんですけど、
最近は中国も打ち上げ始めて、インドも打ち上げ始めてっていうので、なんかこう月面探査っていうところで名前が出てくる主要な国が、
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それの裏側でしっかりと天文学を突き進めていこうっていう中で取り組むのもX線天文学だったりするので、
まあ、世間的にそこまで注目度が集まってないけど、今注目しておくとかなり宇宙通になっていける、そんな内容だと思うんですね。
で、そんな中で世界発信の速報論文を投稿するサイト、The Astronomers Telegramっていうのがあるんですね。
これ通称業界ではエーテルって呼ばれていて、僕ももう何回も書きました。
もうね、で、これ何かっていうと、本当世界中の天文学者たちが結構、今見るべき天体こんな面白いのあるよっていうのを投稿する、
うーん、なんて言うんでしょうね、掲示板みたいな速報論文サイトみたいな感じなんですよ。
で、これ、その掲示板みたいなすごいお手軽なものかと思いきや、間違った情報とか投稿するとすぐ赤バンされるし、
世界中の天文学者が見るから、めちゃめちゃちゃんと書かなきゃいけないですね。
で、これちょっとで間違った内容とか書くと、もう本当大変なんですよ。信用問題みたいな。
実際、その、例えばこのエーテルっていうのに何か新しい天体、ここで何か爆発起きてますっていうのを、例えば投稿するんですよ。
僕だったら、あのクリズムにもたくさん同じチームの人いるんですけど、MAXIっていう国際宇宙ステーションの装置の運用をやってて、
で、そこで見つけた爆発とかをここに書くんですね。
で、そうすると、この投稿を見て、他の人工衛星運用しているチームの人たちが、「うわ、じゃあ見なきゃ!」って言って、人工衛星の貴重な時間をそっちに注いだりするんですよね。
だから、絶対に間違ってたらいけないっていう。それぐらい厳しいところで、なのでその分評価も高いんですね。ここにちゃんと投稿しているっていうこと自体が。
で、そんな中で、5月の末ですね、クリズムのエクステンドと呼ばれる、
エクステンドトランジェントサーチが、スーパーノヴァ超新星爆発室2024ISSっていうのを観測することに成功した。
そんなエーテルが投稿されておりました。 まあスーパーノヴァ宇宙空間にたくさん爆発ボカボカ起こしてます。
その中で、クリズムもちゃんとその観測っていうのができたよっていうのを報告ですね。 で、この
スーパーノヴァ、爆発の瞬間X線でもかなり輝くので、その爆発を見に行こうっていう、そういう取り組みになっていて、
実際にもうすでに他のアメリカのX線観測衛星が、 スイフトってやつが捉えたものを実際にこっちでも確認しに行くっていう。
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他の人たちがもう確かめたものなんだけど、クリズムのこのエクステンドっていう観測装置が どれだけちゃんと観測できるかっていうのを世界中に向けてアピールする。
そういう意味合いで投稿されたんだなっていう感じですね。 で、このタイトルがクリズムエクステンドトランジェントサーチディテクティブSN2024ISSという風になっているので、
タイトルからもそんな感じがわかりますね。 で、このエクステンドトランジェントサーチ何かっていうと、トランジェント、あんま聞き慣れない英単語なんですけど、
簡単に言うとこの突発電帯みたいなものですね。 偶発的に取れるものになっていて、このトランジェントっていうのを観測するのに、
クリズムのエクステンドっていうのがめちゃめちゃ有用であると。 クリズムのエクステンドって
簡単に言うとものすごく視野の広い X線の観測装置なんですね。
僕たちって夜空見上げたら満月見えるじゃないですか。 満月ってめっちゃでかいですよね。
満月よりも広い範囲をカバーできるっていうぐらいすごいと。 で、そうすると宇宙空間って予想できない爆発とかがたくさん発生するんですね。
そういう爆発がたくさん発生しているから、 ただそれって狙って取れるもんじゃないと。
狙って取れないんだったらどうやって取るかっていうと、 これも確率的にカバーできるものをカバーしていこう。
だから、 例えばなんかこのエリアで宇宙空間全体で1秒間に100発起きてますみたいな、すごいざっくりとした
わかりやすい数字で言ってますよ。 そうしたら宇宙空間全体で100発起きてるんだったら、
宇宙空間の10分の1の範囲見たらなんとなく偶然10個見つけられるだろうなって イメージつくじゃないですか。
で、だからそうするとじゃあクリズムのこの視野だったら だいたいこれぐらいの爆発見つけられるような、みたいなのを
考えながらそういうサーチを行うんですよ。トランジェントのサーチを。 そうすると視野が広ければ広いほど、そういう確率的に
検出されるであろうものが見つかるし、 ただそれをクリズムで見るっていうことで、他の観測衛星では成し得ないような精度の
トランジェントサーチができるようになるっていうので、このトランジェントサーチチーム、 実は僕が所属している、共同研究員で所属している中央大学の
宇宙物理学研究室からもチームに参加しているわけですよ。 だからなんかこうお話はいろいろ聞いていて、いやーこれかなり期待値高いなと思ってるんで、ちょっとこれからもね、
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こういう速報論文とか出てきたらガンガン紹介していこうかなと思っております。 はい、ということで今回は最近のクリズムの動き、
一体どんな感じになっているかご紹介させていただきました。 でね、クリズムの話もっと詳しく聞きたいよーって思ってくれている人いると思います。
そんな中で実はですね、コラボ音源一つ取ってあるんですね。 クリズムチームの東大の教授をやられているバンバさんと収録させていただいた内容がありまして、
子供が生まれる云々でも全然編集ができてないっていう本当に申し訳ない状態なんですが、近いうちこの辺り公開できるかなと思っておりますので、
ぜひぜひ楽しみにしておいていただけたら嬉しいなと思っております。 ぜひご期待ください。
あとはJAXAで打ち上げているMIOっていう、彗星に向かって行っている観測装置があるんですけど、こちらもね、
収録終わっていて、こちらの方が先に出せるかなと思うので、ぜひぜひ楽しみにしておいていただけたらと思います。
なんかコンテンツの幅とかをどんどん広げていってね、業界の人とかにも届くようなそんな内容を作っていけたらと思ってますので、
ぜひぜひ楽しみにしておいてください。よろしくお願いいたします。 今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー、フォローボタンの近くにある星マーク
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