1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 814.【宇宙兄弟】物語の軸「月..
2022-12-30 18:19

814.【宇宙兄弟】物語の軸「月面天文台」でもリアルさにこだわる!【公式コラボ】

第4弾はシャロン月面望遠鏡の建設秘話!小惑星シャロンを見るために必要な能力と、建設を進める天文台の能力の差にも

真正面からぶつかる真摯な姿勢が宇宙兄弟の魅力であると再認識させてくれる最高の話が聞けました。


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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております宇宙話。今回が最後となります、宇宙兄弟コラボ第4弾というところで、
7年8年編集担当をやられている中山さんをゲストにですね、宇宙兄弟のストーリーの根幹となる月面での活躍、そしてそこで作られる天文台をしっかりとリアルに届けていくには、
現実の課題から飛躍しないようにどれだけリアルに宇宙空間を描くかっていう、宇宙兄弟の哲学みたいな部分が垣間見える素敵なエピソードをお話しいただいておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
3、2、1、イグネーション、スペース、ジャパン、佐々木亮の宇宙話。
もう一個気になっているエピソードって、シャロン、あれですか、気になってるとか好きなエピソードって月面天文台作るとこですか?
そうですね、衝撃だったんですね。入って担当になって打ち上がるじゃないですか、むったが。
むった本当に月に行くんだ、じゃあ月で何するんだろうって思ったら、天文台作るってことは書いてあるんですけど、どうやって作るか全く決まってないんですって言われたんですよ。
また無茶な注文が。
その時に私は結構その宇宙兄弟の読者として、シャロン月面天文台に行きたいっていう情熱で動いてた人むっただよねみたいな、そこが決まってないとはまさか思わなかったので、衝撃を受けました。
で、こんな大事な漫画の根幹となるような建設を考えていかないといけないってことがもうめちゃくちゃプレッシャーが自分の中であって、失敗できないという。
確かに軸ぶれちゃうな。
それでもそこからは、しかもいつもお話で監修してくださってるジャックさんの方の専門分野では全くないので、国立天文台に問い合わせをしまして、平松さんがアルマ天文台をやっていたのを別の企画でお見かけしたので、それで平松さんに連絡取ってみたっていう形でした。
そうなんだ。
そういう意味で印象に残ってるというのは、苦労したので印象に残ってるのかもしれない。
その苦労がでも、もう自分の人生では味わえないような感動で、作品の中で帰ってきたので、建設をずっと始めてから10巻くらいかけて建設が完了したじゃないですか。
03:09
はい。
その分の年数ずっと天文台の建設を漫画の中でやっているので、その期間ずっとそのことを考えていた分、もっと作中だと多くの方とか長い期間、ことがあってやっと完成したことなんですけど、私にとっても同じような気持ちがあったので、めちゃくちゃ感動しましたね、点灯式は。
僕あれ読んでるとき、たぶん月面にアンテナ建てるみたいな方針出たときに、そういうのでいくんだっていうふうに普通に思ったのと、
そうなんですね。
と、あと、僕あれが実際に計画されているような内容の一つだって、宇宙兄弟読んで初めて知って。
はいはいはい。
あのエピソードを知ってから、将来計画みたいな話をどっかで研究会かなんかで聞いたときに、月面に本当にそうやってアンテナ建てるやつって電波天文学っていう分野なんですけど、それを月面で展開させようとしてる計画があるみたいなのを聞いて、やっぱ宇宙兄弟すげーと思って。
その時って漫画読んで調べたりもするんですか?なんか、宇宙兄弟で書かれてたら、今やってるのかなとか。
いや、当時は調べてなかったですね。調べてなくて、こういうアイデア確かにあるよなーぐらい目を持ってましたね。たまたま他の研究会で裏付けが取れたみたいな。
もともとあったものをやってくれてたのか、私の方では全然わかってなかったですね。
多分あったんだと思いますね。それを元に平松さんが考えてくれたのかもしれないですね。
そうですね。
今あの、学びになりました。
実際のが結構、あとなんか、宇宙空間に出ていかないとできない天文学って結構あって、それこそあの月面に作るからこそ意味があるっていう側面もあったりとか、
あとは、それこそ僕、その国際宇宙ステーションずっと関わっててみたいな、あのバックグラウンドがあるんですけど、あれも宇宙空間に出ないと見れない光を見るために人工衛星だったり宇宙ステーションになんか装置が搭載されててとかみたいな感じで、
宇宙空間に出る必然性があるからこその計画がそのままこう作品に落とし込まれてるみたいなのは普通にすごいなっていう。
06:07
その天文台に関しては、目的になってたので、目標家になってたので、実際に宇宙に月の重力、空気がない状態で立てたときに何のメリットがあるのかも最初はわかっていなかったです。
衝撃ですよね。
いや、わかんないですよ。
それを伝えると。それは私もあんなに必死にむった立てるって言ってたけど、小学生シャノンを見たいからっていう理由が書かれてたんですね。でも立てようとしてたのが、それこそ電波形式の望遠鏡だったじゃないですか。
だから文系の人たちが見たいと思っているのって目で視認することだから、電波の説明しないといけないとかそこら辺が後で出てきたんですね。
しかも小学生シャノンを見る程度であれば光学望遠鏡を質のいい光学望遠鏡を月に立てることで見ることができるという風になって、じゃあなんで電波望遠鏡を見ないといけないんですかね。そこもちょっと大変だったところでしたね。
いや、そうですね。確かに確かに。
でもそのおかげで光学望遠鏡も立てられましたし。
そう、黄金のやつ立てたのも。
黄金のやつ立てました。で、そこもやっぱりそういう時に都合よく電波望遠鏡で小学生シャノンを見ようとかはならないんですよ。
それって事実に反してるじゃないですか。だから漫画的に都合がいいからそうしようって本当にならなくて、じゃあ小学生シャノンをシャノンに見せてあげるために光学望遠鏡を立てるって話になるのが私が宇宙兄弟の好きなところです。
あーなるほどなるほど。
宇宙話。
あれ月面に電波望遠鏡を立てるのは全然違う科学の目的になっちゃうから。
はい。
あ、そうなんだ。めっちゃいい。
逆に全然違う科学の目的が、勉強したので立てるときに。
でそれをやっぱりこういう意義があるっていうのを教えていただいたところは小山さんがすごくいい形で描いてくださって、
特に平松さんが何度もおっしゃってて、私も印象に残ったのが、自分が生きてる間には成功を見れるようなプロジェクトじゃないっていうところ。
天文学の世界は今やっていることが実際に見れずに生涯を終えてしまって、でも数世代先の人がそれを叶えてくれるっていう話をしてくださって、
09:05
そういう話を本当の研究者の方にこうやって聞けると、そこが漫画の中で芯になるというか。
はいはいはい。
ストーリーになるので面白いですよね。
そうですね確かにシャロンみたいな感じで、自分の人生をかけて一個のミッションを実現させるかしないかみたいなところで、
動いてる人たくさんいたり、周りにもいたので、そこがたぶん確かにリアルに描写されてるんだなって今話聞いててめっちゃ思いましたね。
そこが小山さんのやっぱりすごいところだなとは思います。
あーそっか確かに。すげー。
佐々木さんとか小山さんとか例えばが取材していくと、佐々木さんもやっぱりちょっと変なところ、変って言うとあれなんですけど、
佐々木さんだからこその視点とかこだわりとか、毎日なぜ、毎日更新って言っちゃっていいんですかね、そういうレベルでやってますよね。
そういうことをしてるのかの背景の奥底にある理由とかに長くお付き合いしてたりとか、2,3時間すごく話を聞くとたどり着くじゃないですか。
そこまで聞けたらすごくいい取材になったなと思って、漫画に何か生きる題材になるかもしれないとか思いますね。
わー編集者すげー。超かっこいい。
めちゃくちゃ聞くモードになったら、タッチは逆転して私質問ばっか始まる。
そうなんですね。その取材のとこ見たいなー。
面白いかもしれないですね。崩壊取材みたいなのも。
いやそうですよね。多分なんか今結構そういう制作、僕が結構制作の裏側とかの話を見たり聞いたりするのが好きなタイプなんですよ。
映画とかもメイキングを結構ちゃんと見たいタイプというか。
でもメイキングですら、もう半分出来上がった状態で動いている人たちの状況だから、そこをなんか深めていこうとすると、
多分取材レベルのところが気になってくるなーって最近は思ってて。
だから物を作ってる人とか、作っていってるみたいなところの過程を、
なんか少しでも今回こう話してる中で聞ければと思って。
いろいろ聞かせてもらったんですけど、そろそろちょっとお時間というところで、
最後15周年を迎えた宇宙話、あ、すみません、15周年を迎えた宇宙兄弟。
これからどんなことがあるよとか、宇宙兄弟の話を最後していただいて終わろうかなと思うんですけど。
12:04
宇宙兄弟が2022年12月6日で15周年を迎えたので、
その際にですよ、小山中也さんが15年間ありがとうございます。
完結間近、描ききれるように頑張りますっていう発表をしました。
あー、見ました見ました。
見ました、びっくりして。
びっくりして?
びっくりして、あの、完結間近って言うんやんみたいな。
ははは、そういうことか。いや、思いました、それめっちゃ。
初めてじゃないですか、そんなこと言うの。
そう、どっかでなんか見逃したかなと思ったぐらいさらっと言ってたから、あ、終わるんだって思って。
そう、なんか、たぶんさらっと言いすぎてうまくこう、なんだろう、コップニュースになってもいいようなぐらいの衝撃でしたけどね。
確かに確かに。
もう読者にも伝えてもいいぐらい自分の中で終わりの映像というか、もうすぐ完結だっていうふうに書いてるってことじゃないですか。
そうですね、確かに。
もうすぐ完結するので、完結してから読もうとか、ちょっと読んだけど止まってたって方がいたら、ぜひこのタイミングでまた宇宙兄弟にハマってもらえたら嬉しいなと思ってます。
楽しみ、それ。
連載で読むの一番楽しい。
言っちゃったんだ、あれ。
言っちゃいましたね、びっくりしました。
連載のほうがやっぱり。
連載で追って読むってすごい面白い体験だと思ってて、それこそ佐々木さんがそういう読み方で宇宙兄弟一番楽しんでもらってるのかもしれないですけど、
学生の時に読んで、そこから自分の社会的な環境がコロコロこうどんどん前に進んでいく中で、NASAでも読んじゃったりとか、読み方も変わっていくじゃないですか。
年齢もだし、自分の知識も増えて。
そういうふうに一緒に並走して読むのが一番連載漫画って面白いと思ってるので、
たぶんマジカっていうこのタイミングでも宇宙兄弟だったらまたこの1年とかで感じることとか変わっていくので、
変わりそう、確かに。
ぜひその感じを体験してもらいたいなと思います。
連載で読むの面白いっていうのは佐々木さんが一番言えるかもしれないですね。
そうですね。
人生が大きく変わっているので。
変わっていく中での読み方の違いと、その堅持の職場がわかるみたいな小ネタがありつつ、読み返した時の面白さっていうのは全然違うんで、
確かに今の時点で一回みんなに追いついてほしいですね。
ちょうど今3月まで150話無料で公開してるんですね。
オミックデイズっていうサイトで。
15:02
なので15巻分ぐらい無料で読めてしまうので。
じゃあそれを概要欄に貼っておいて。
ありがとうございます。
皆さんにまずは今の話のある程度のところは無料の範囲で追いつけるんじゃないかなっていう気がするんで。
追いついて、追いついて僕が最新刊発売された時にどんな熱量で喋るかを楽しんでほしいです。
収録日、そうですねもう今週発売ですね。
そうですね。
楽しみですね。
一人でワクワクしてます。
ちょっと宣伝が違いましたけど。
いやいやいやありがとうございます。
もう僕が宇宙の研究開発を進めるきっかけをくれた宇宙兄弟とこんな形でコラボができるとは本当に思ってなかったんで、
すごい夢みたいな時間を過ごさせてもらいました。
ありがとうございました。
ありがとうございます。
一番厳しい目をしてるはずの知識のある読者である笹木さんが宇宙兄弟を面白いって言ってくれてるのがすごい安心しました。
本当ですか。
ありがとうございます。
本当に楽しませてもらって最後まで頑張ってください。
頑張ってくださいって言われるんですけど応援してます。
裏話が楽しく話せる軽な場だと思うので宇宙兄弟の技術面の。
もしよかったらこれからもこういうところ気になったとかもっと深掘りしたい場所あったら呼んでもらえると嬉しいです。
ぜひお願いします。
マニアックな話をしたいので。
笹木さん監修してくださった方が宇宙兄弟の細かいところを思いっきり喋れるかもしれないですね。
確かに確かに。
うわーそれやりたい。
お願いします。
ぜひぜひお願いします。
やらせてください。
ありがとうございます。
ということで今回は宇宙兄弟の編集を担当されている中山さんに来ていただきました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
ということで念願だった宇宙兄弟コラボ4弾組でお届けさせていただきました。
実は本当はこれ2本とか3本の予定だったんですけどもう話してるのが面白すぎて僕が止まらなくなってもう4本できるぐらいの音源になってしまったというところで余すことなくお届けさせていただきました。
いやー宇宙兄弟やっぱいいですね。
これを編集しながらもう1回読みたいなって本当に思ったのでぜひ皆さんの読んだ感想だったりとかそういったところもぜひお届けいただけるとまた監修の方と話すっていう第2弾第3弾とかいろいろお届けできると思うのでぜひお声寄せてください。
18:00
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
18:19

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