月の裏側の研究
技術が進歩していって、月の裏側まで人類は到達できるようになりました。 月の裏側の地下の砂は表側の砂よりもサビにくい。
表と裏の酸化度合いを比較した研究が出てまいりましたので、こちら紹介していきたいとおもいます。
ぜひ最後までお付き合いください。いきましょう。
改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で白紙語を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日のエピソードが1785話目ということで、基本的には1話完結でお話ししています。
気になるところからぜひぜひ聞いてみてくださいね。 今一応運営しているポッドキャストが3番組となりまして、
運営ではないか、一つは参加ですね。 9月1日から始まりましたカジユウキのつきない話、日本放送でポプラ社プレゼンツでお送りしておりますが、
アップルポッドキャストでね、日本全体のランキングを見たら、宇宙話は最近はだいたい
70位から100位ぐらいをフワフワといるような、日本全体で100番目ぐらいには聞かれてるみたいなことですね。
嬉しい限りなんですけど、今見たらですね、ポプラ社プレゼンツカジユウキのつきない話、日本放送からお届けしているものが83位。
そして宇宙話が82位というところで、何か運用している番組、参加している番組がですね、こうやって何か日本の上位で並んでるっていうこの状況。
ちょっと半端なく嬉しいですね。 これがどんどんね、つきない話に抜かれていきつつ、宇宙話も引っ張ってもらえるような、そんな形でお届けできたらいいかなと思っておりますので、
ぜひぜひ皆さん、どっちの番組も聞いてくださいね。よろしくお願いします。 ということで、じゃあ早速本題に行きましょうか。
今回お話しするのは月の表と裏で錆びやすさが違うのか、そんなお話をしていきたいと思います。
月っていうのは、そもそも到達するまでにかなりのハードなハードルがあるんじゃないかというふうに思われているところから、
最近は人類は結構月にいろんなものを送っていくことができるようになっているわけですね。
そんな中で、世界で一応月にたどり着くことができているのは5カ国。
日本、アメリカ、ロシア、中国、インドという形ですね。
そんな中で唯一月の裏側までの地表に降り立つことができているのが、中国の定画6号になるんですね。
定画6号の研究結果っていうのが最近めちゃめちゃ出ていて面白くて、今回ネイチャーに掲載された論文がですね、
月の裏側と表側の酸化度合い、つまりどれだけ月の表面の土、鉱物というのが酸素を含んでいるのか、
つまり錆びているのかみたいなことですね。酸化還元度合いっていうのを比較して測った研究を行いました。
中国っていうのはこの月の裏側に行った定画6号に対して月の表側にたどり着いた定画5号っていうのがあります。
酸化度の測定方法
なので自分たちの国の中で自分たちの取ってきたサンプルでその比較ができるっていうのは結構面白い状況なわけですね。
で実際に大阪万博とか行って中国のパビリを行くと2つのガラスの箱みたいなのが置いてあって、
一応表側の石、裏側の石みたいな感じが比較してみれるんで結構万博行く人はおすすめです。
でまぁそんな中でこの中国が表と裏の酸素、酸化度合いっていうのを調べました。
でどういうふうにやったかで言うと、岩石に含まれる鉱物の中っていうのを見ることで酸化度合いっていうのを
測ることができるというところなんですね。
具体的にはスピネルって呼ばれるものの中にあるバナジウムの状態を見るとか、
あとは奇跡っていうね、これも鉱物ですね。輝く石って書いて奇跡の中にあるユーロピウムと呼ばれる元素。
元素とバナジウムという元素ですね。の入り方から読む方法。
まあこの2つっていうのがあって、この2つを見ることで酸素がどっちがどれぐらい酸化しているかっていうような酸化度合いっていうのを測ることができるんですよ。
このね酸化度合いのことを酸素フガシティ、オキシゼンフガシティって言うんですけど、フガシティっていう言葉がもうこれ以外で聞いたことない。
研究の中で聞いたことあるぐらいしかなくて、一般的に使われるのかなフガシティって言葉。
フガシみたいだなっていつも思ってるんですけど、なわけないのにね。というところで、で今回その表と裏の比較の研究が行われた結果ですね。
酸化度合いを示す数値っていうのが、酸素が少なければ少ないほどマイナスの数字を出すものに対して裏側はマイナス1.93で表側はマイナス0.8。
マイナスの度合いが強ければ強いほど酸素が少ないということがわかる。
つまり裏側の方が倍ぐらいこのフガシティのスコアっていうのが低い。
つまりこれは酸素が少ない還元的な状態が作られているというところが今回研究で明らかになったポイントですね。
月探査の未来
裏側の方が錆びにくいと。裏側の地下ですね。
でこれはまあだからやっぱりいろんな研究で出てきているみたいに、月の表と裏の性質っていうのがやっぱり違う。
非対称性っていうところが生んでいる結果なんじゃないかというようなところですね。
月っていうのはもともとなんかマグマがドロドロあるマグマオーシャンっていうのがあったと思われていて、その中の偏った結晶化が発生して表側の方が
酸素が有性になった、酸化的になったっていう風な考え方がされている。
あとは月の初期にあった月に巨大な物体が衝突して、その時に酸素の
酸素の性質がその衝突によって吹き飛ばされてしまった。
だから裏側のマントル、裏側では酸素が欠除した状態で、どんどんどんどん月の今の姿の形成が進んでいった
という説だったりとか、今回の研究ではいろんなものが見えてきたわけですね。 とにかくそこらへんはまだ酸化度合いっていうのが表と裏で違うっていうことが
わかっただけで推測でしかないんですよね。 ただまぁ今回この錆びやすさ錆びにくさっていうのの、やっぱり月っていうのは表と裏で
非対称性がある、この違いがあるっていうところが確認されたのはかなり面白いポイントになってくるかなと思いますね。
そしてまぁどんどんどんどん人類が月に到達していく。 月に人が降り立っていくっていうところを実現していく中で
その月の裏側っていうのの、じゃあ非対称性があるんだったら水がありそうなさそうっていうのも違いそうとか
結構ね、いろんな違いが出てきそうなのでこのあたりが総合的に考えられた上で 月探査っていうのが行われていくのかなと思うとかなり面白いポイントになってくるかな
というところで今回の研究の紹介は以上にしていきたいとおもいます。 ということでじゃあ以上ですね。
いただいているコメントを一つ紹介していきましょうか。 リスナーネーム
こしにわ小説家さんからいただきました。 佐々木さん、いつも宇宙の面白くてためになる話をありがとうございます。
ポッドキャストを拝聴している中で太陽フレア5の文明崩壊を描くというSFのアイデアが浮かび それをもとに小説を執筆しました。すげー
この度エブリスタ、あの小説の機構サイトみたいなところですね。 が書いたSFファンタジー小説がコンテストで佳作に選ばれました。
これもひとえに佐々木さんの宇宙話を聞いてなければ生まれなかった発想です。 心より感謝申し上げます。うら嬉しいですね。宣伝目的になってしまうため作品名は
捨てておきます。これからもポッドキャストを楽しみにしています。 第1話からすべて聞いていた効果ですね。ということで
ありがとうございます。いやーすごいなぁ エブリスタ知ってますよ
で そこでSFファンタジーの小説として佳作と
いやー まあ別に宇宙話のおかげだなんてそんなね
言ってくれて嬉しいですけど もうね
そんなこと言ったら僕だって書けるわけじゃないですか 宇宙のこと知ってたら。だからこれ思うんですよ
小説なんか僕書けなくて小説とかそういったのっていうのはいわゆる イマジネーションの世界というか本当にクリエイティビティみたいなところがめっちゃ輝く分野だと思ってて
そうだから宇宙の知識知ってるからといってなんかできるものでもないから まあ宇宙話がちょっとしたエッセンスになったぐらいでやっぱりこの
こしにわさんのあの全ての努力の結晶だと思いますね 本当におめでとうございます
はいということでいやなんかめっちゃあったかい気持ちになりましたね ポッドキャスやっててよかった6年目も頑張っていきましょう
はいということで5年目に突入した宇宙話ですがこれからも頑張っていくので応援 よろしくお願い致します
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さよなら
