太陽系の理解
私たちが住んでいる太陽系をしっかりと理解していこう。僕たちはどうやってこの太陽系ができたところに生まれてきたのか、そんな歴史に対してアプローチするために、日本はハヤブサ、ハヤブサ2というミッションを飛ばしてきました。
アメリカが実施したアメリカ版ハヤブサ、オシリスレックスが採取してきたサンプルを見てくると、ハヤブサ2で見つけた研究結果と共通する部分がかなり多くありそうという、そんな研究結果が出てきましたので、こちら紹介していきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。それじゃあ行きましょう。 改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
はい、ということで今日でエピソードが1786話目ですね。 まあ最近は月の話ばっかりしてましたが、
まあそろそろ他の話でもいいかということで、月以外の話もどんどん入っていきたいと思います。
なんか1週間半もね月の話ばっかりしてると、月以外の研究っていうのが結構たくさん出てきてるんですよね。
これが宇宙開発のスピードの速さの面白さでもあるので、まあまあ月ばっかり話してないで他の話もしていこうかなというところになってます。
とはいえ9月の1日から始まりましたカジユウキの月内話ですね。 ポプラシャプレゼンツでお送りさせていただいている日本放送ポッドキャストの番組になってるんですが、
まあこちらは月の話ばっかりするので、ここで知ってくれた人にもね、ポッドキャスト宇宙話楽しんでほしいなということで、
まあ月曜とか火曜ぐらいは月の話にしばらくはしていこうかなと思いますが、月以外の研究の話もどんどんしていきましょう。
はいということで一つコメントをいただいております。リプリスナーネームイプシロンさんから頂きました。昨日のエピソードについてですね。
りょうさんこんばんはいつも興味深い放送ありがとうございます。 今日の月の酸化度合いの話でちょっと気になったのですが、
裏表一箇所ずつの調査だけで表面裏面全体の性質と考えていいのでしょうか。 地球で考えてみれば三陸沖の石とエアーズロックの石の比較で北半球と南半球の性質を
論じているようにも見えるのですが、それとも月は地殻変動も大気もないから話が別なのでしょうかということでありがとうございます。
いやもうおっしゃる通りです。はい素晴らしい着眼点ですね。 昨日の話では月の裏と表の比較っていうところを今日お話ししたんですよ。
でそうすると片方の方が錆びやすいみたいな酸化しやすいみたいな話なんですけど、 これをね完全に表面と裏面の性質で分けていいのかというとそんなことないですね。
月は球体ですし表と裏大きいですし。 ただあのインパクトが大きい理由としてはそもそも
表と裏月のまあ僕らから主観で見た時の表と裏ですけど それを比較するっていう研究がそもそもできてなくて
で表と裏を比較してみたら結構違いありそうじゃん もしかしてこれって表と裏全体の性質なのかもしれない
まあそういうのはこれからどんどん出てくるけどね みたいなところなんですよね
立ち位置としてはだからなんかそのそういう研究が幕を開けたっていうところのなんて 言うでしょうね
のろし的な論文というかというところになっているんでこれから 月の開発がどんどんどんどん進んでいったタイミングでこういったのが出てくるんじゃないかな
と思います はいということで素敵な鋭いコメントありがとうございました
オシリスレックスの成果
それでは早速本題いきましょう 今回お話しするのはアメリカ版ハヤブサミッションで持ち帰られたサンプルを見てみると
ハヤブサ2とアメリカ版のハヤブサは同じような研究結果を得られてきたんじゃないか そんなお話です
2023年にNASAから打ち上がった探査機オシリスレックス 宇宙話も結構前にですねここらへんで youtube を始めたときかな
なんかオシリスレックスのエピソードが結構頭の方にあったようなイメージはありますね そう宇宙話youtube のチャンネルもあるのでぜひぜひチェックしてみてくださいね
であのこのオシリスレックスこれは小惑星のベンヌっていうところに サンプルを取りに行って帰ってくるっていうミッションを持っていたものになってるんですけど
これは簡単に言うとアメリカ版ハヤブサミッションですね ハヤブサ2とあってオシリスレックスが誕生したというような感じです
これはもちろん日本のお家芸みたいなところでもあったので 日本も国際協力結構がっつり入って
まあ太陽系のいろんな太陽系の中にある小惑星を見に行こうと でこれ繰り返し宇宙話では話してるんですけど
小惑星を探査しに行く理由っていうのはその太陽系ができた初期の頃の情報を地球とか 他の惑星とは違ってそのまま持ってるんじゃないかというところの見立てがあるから
こそ小惑星の研究っていうのは重要度を増しているわけですよ 太陽系っていうのがじゃあその宇宙の中でどれだけ特別な存在なのか
逆にあのすげー一般的な存在なのかみたいなところってわからないんですよね なぜなら僕たちは太陽系に住んでいて
宇宙の果てとかまで見えるような技術力を得てきているのにも関わらず 太陽系ができた頃のその40億年50億年前の宇宙の状態っていうのを正確に把握できずにいるんですよ
だから地球みたいな環境が偶発的に誕生するんだったのか 初期からその軌道に乗っていたのかとかそういったところに踏み込みきれてないんですよね
っていうところで初期の情報を知っていきたいということでサンプルリターンミッション 小惑星のサンプルリターンミッションというのがガンガン行われるようになったと
でそのオシリスレックスっていうNASAのハヤブサですけど これはベンヌっていうところに行ったんですね
ベンヌはハヤブサ2が探査したリューグーっていう小惑星と比較的似たタイプの小惑星 なんか炭素多めの黒っぽい小惑星みたいな感じ
黒っぽいだって言ってたよな でこれまでのねこういろんな分析とかを見てみるとベンヌの物質っていうのはリューグー
だったりとかそのハヤブサ2が行った小惑星ですね とかっていうようなタイプでこのリューグーっていうのがイブナ型と呼ばれる
小惑星に分類されるんですけどいわゆる同じ分類のタイプである ということがこれまでの研究で明らかになってきているんですね
でじゃあそのベンヌっていうのが実際に細かく見るともっとどういうふうに見えるのか っていうところで持って帰ってきたサンプルをまあ北海道大学の研究チームとか
とあの国際協力チームっていうのが分析した結果ですね 見えてきたのはなんと
このベンヌの中には46億年前のその太陽誕生以前に寿命を得たであろう星 つまり
太陽系ができるよりも前の星が残したであろう物質などが含まれている 一方で太陽の近くでめちゃめちゃ高温に晒されたであろう物質も残っている
まあそれだけじゃなくて 太陽系の外煙部外側
の太陽から遠い低温の領域環境で 生成された
可能性がある氷だったりとか有機物だったりとかまあそういったところがありそう つまり
なんかベンヌめちゃくちゃいろんな要素が含まれてないかっていうところで初期の 太陽系の情報もそうだけどそれ以前の情報だったりとかあらゆるなんかいろんな
ものが混合されているっていうことが今回明らかになったんですよね なんか情報わかりそうでわかんないじゃんって思うかもしれないんですけど
一個明確に面白いなっていうところがあってそれは 実はハヤブサ2が研究していたそのリュウグウっていうのも比較的似た性質を
持っていたりするんですよ つまりこの小はこのタイプの小惑星っていうのは何でしょうこういろんな
歴史を持っていて特にベンヌとかリュウグウとかっていうのは太陽系の遠い領域で 形成されて太陽系に行ってきたっていうパターンも全然あったりするなっていう
そんなところなわけですよね宇宙を旅してきた小惑星みたいな じゃあそういう小惑星が太陽系の中にたくさんあるってことは実はなんかこう
太陽系の形成と外界の影響
太陽系ができてくるときに 単純に太陽ができて太陽の残った材料とかで惑星が作られたっていうだけじゃない
外界との関係性みたいなのもめちゃめちゃ重要なんじゃないかっていうところが見えてくる そうするとなんか太陽系だけ研究しててもしょうがないのかなぁみたいなので
人類が目指す方向っていうのがまたさらに遠くなるみたいなね そんなところであの宇宙っていうのが解明されていく一歩がどんどん踏み
進められているそんなもう物理的に音がしそうなぐらい面白い研究かなというような 感じになっておりますのでぜひぜひ頭の片隅に入れておいていただけたらいいんじゃ
ないかなと思っております そんな感じで今日はなんか喋りすぎた気がしますがいい感じに11分ですね
終わりにしましょう はいということで今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの
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それではまた明日お会いしましょう僕がもう一つやってるポッドキャストチャンネル 隣のデータ分析屋さんの最新話も公開されております
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