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今回は、2025年のコナンの映画の舞台になる野辺山宇宙観測所。 ここから出てきた研究結果として一つある
ブラックホールみたいな、ものすごくコンパクトな天体。 この天体が吹き出すジェット。このジェット構造が宇宙の
形成の中で面白い役割を担ってきている。 そんなお話が出てきたので紹介していきたいと思います。
単純に、映画でこの施設に興味を持ったっていう人がいたら、 その人たちに向けて、こういう科学的な研究もやってるんだよっていうところを伝えたい。
あとは、いつもの宇宙話の雰囲気ってこんな感じだよっていうのが伝わればいいかなと思っておりますので、 ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに天文学で博士号を取得した
専門家の亮が毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。 今日でエピソードが1522話目を迎えております。
基本的には1話完結でお話ししているので気になるところからぜひぜひチェックしてみてください。 ちなみに前回は、前回前々回がさっき話しましたけど、
名探偵コナンの映画、2025年の春に公開されるやつが、 長野県の宇宙観測施設、延山宇宙電波観測所っていうところなんですよね。
なのでその施設がどういうものなのかっていう話なんですけど、 まあ科学研究をするための施設なんで、できれば科学研究の話がしたいなというところで今回は、
そこの施設から出てきたブラックホールとかそういうのに関連する研究ですね。 お話ししていきたいとおもいます。
ということで今回お話しするのは、ブラックホールとか周りの星を吸い込むような星が 吹き出すジェット構造と呼ばれるものに関するお話をしていきたいと思います。
今回お話しする話では、宇宙ジェットっていうのが、 宇宙空間に漂っている塵とかガスとかをお掃除する役目がある。
掃除というか、そこら辺に落ちている塵とかガスを集めて、 星が作れる環境っていうのを生み出してくれる役割を担っているっていう、そんな病像がこの延山の観測によって明らかになったというところでお話ししていきたいと思います。
今回の話は、みんな大好きなブラックホールとかそういったところからスタートしますね。 ブラックホールみたいな重い星で周りのものをガンガン吸い込んでいくっていうような天体ですね。
こういう天体のことをコンパクト天体って呼ぶんですよ。 ブラックホールとか中性子星って呼ばれるものとか、こっちは結構マイナーですね。
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たまにこのブラックホールっていうのは、 高性とペアになってぐるぐるぐるぐるお互いの周りを回り合っているような状態、
これ連星系っていうものを作り上げていきます。 この連星系っていうのを作っていったときに、この
高性、ブラックホールみたいな天体回っている周りの星からガスがどんどん剥ぎ取られていって、 その剥ぎ取られたガスがブラックホールに吸い込まれていって、吸い込まれていくタイミングでこの光を放射する。
で、そこからX線とかがバーって出るよみたいな話があって、 そのX線を捉えたことによって人類っていうのは理論的にしか予測されていなかったブラックホールの実際の存在っていうのを観測として明らかにしたっていうのが実は歴史としてはあるんですよ。
で、なんかこの発見っていうのがされたのがX線天文学っていう僕が専門で研究をずっとやっていた分野ですね。
この間クリズムの話したとこもまさにそれ。 だからブラックホールの観測的な証拠を得たっていうところから歴史が始まったっていうようなそんな分野なんですよ。
ただ今回の延山天文学、延山観測所っていうところは このX線で見るんではなくて天体を電波で見るっていうものですね。
で、この電波で見れるのってどういうところかっていうと今回のそのX線連星と呼ばれる 周りの星を吸い込みながら輝いているブラックホールとかの星。
この星が 吸い込まれて全部落ちていくのか全部吸い込まれていくのかっていうとそうではなくて
吸い込みきれなかった天体ってそのガスとかっていうのを一部外に向かって細く絞られた ビームみたいな形でブワーッと飛ばすんですよ。
イメージとしては土星の輪っかとか考えてみましょうか 土星の輪っかみたいな感じで真ん中にブラックホールがあってその周りに土星の輪っか
みたいに円盤みたいなのができる。 でその円盤に対して垂直方向
だから円盤を突き抜けるような形というか縦方向に 両方にジェットがバーって飛んでいくっていうようなそんな構造っていうのがまあよく見
られるんですよね。でこれは吸い込んでいったこのガスとかそういったところを 全部吸い込むっていうところじゃなくて別の方向にエネルギーが働いてそういう
事象になっていると。 でこれまでの研究ではその吹き出したジェットこれ宇宙ジェットって呼ぶんですけど
この宇宙ジェットっていうのがまあ外側に物を吹き飛ばしていくことで周りの環境を 変えていくと
で今回はその近くに例えば 生化物質その星の材料となるようなガスとかチリとかそういったものがあると
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このジェットの影響を受けてなんかこう 押しギュッと押し詰められて密度が上がって星が生まれやすくなるっていうそんな状況が過去の
研究で見つかってたんですけど これって本当にどこでもそうなのかなっていうので今回延山天文台のともう一つ別の
観測所っていうのが同時に観測をしてそのジェットの先にある物質たちを でそれでその物質たちがどうなってるのかっていうのを観測してあげた
でそうするとなんか単純にそのジェットがギュッと押し詰めて 分子運と呼ばれる星が生まれる現場っていうのを作っているのかというと
実際押し進めているんだけどでかいその分子運の塊みたいなのを作り上げるっていう よりはなんかもっとあの細かい塊をたくさん作るみたいな形になったらしいですね
つまりジェットでギューッと押し込んで一つの大きい塊を作っているわけではなくて 今回の研究で周りにある細かいガスとかも含め全部ジェットがこう掻き集めてきて
一箇所にキューって集めていったらなんかちっちゃい塊がいくつもできたみたいな でなんかこれイメージで言うとそれこそ今みたい今ぐらいの時期ですよね
落ち葉とかが庭にすごくてまぁうちにはないんですけど実家にもないんですけどあの 想像して聞いてください僕も想像しながら喋ってますよ
あの庭とかに落ち葉がすごいとでなんかよくまあ学校とかもそうか ブロワーもうすごい風強いつでブワーって入って
一箇所に 葉っぱを集めるみたいなことするじゃないですか
そうするとなんかうまーく綺麗に最後まで丁寧にやると1個の塊になるんだけど なんとなくあっち方向に押し寄せとこうって言って
ブロワーをバーって吹いていったらなんかこう 出来方その
落ち葉の塊の出来方ってなんかまばらになっていきますよね あんな感じで宇宙にあるガスとかもこの宇宙ジェットによって
バーっと吐き集められて一箇所なんか近いところに集積はされたんだけど ただよくよく見ると実はものすごく小っちゃい塊でいくつもできていた
まあそういった状況になってるんじゃないかと つまり今までその1個でかい塊ができてそのでかい塊の中で星が
できてっていう風になっていると思っていたんですが 延山が精度高く観測したことによってですね
その細かいガスの塊っていうのがポコポコポコポコできてきているんじゃないかと いうような宇宙空間の新しい描像っていうのが見えてきたんですね
そうしたらなんかその星ができる環境っていうのがそもそも大規模なのか中規模 なのか小規模なのかっていうそのガスの塊の中でできるっていう新たな考えなきゃ
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いけない ステップみたいなのが延山のおかげで見えてきたことによってですね
じゃあこういう条件だったら星が生まれやすい こういう条件だったら逆に星が生まれにくいんじゃないかとか
そういったところにつながっていきそうだというところで まあ延山の活躍としてはブラックホールとかそういった天体が吹き出している
ジェットによって動いていく宇宙空間のガスの動きが まあ今回明らかになったっていうところですね
昨日のエピソードとかでも話しましたけどやっぱりこう天文学の中での 使う光の種類
X線使うのか赤外線使うのかこうやって電波使うのかっていうので 見えてくる観測の対象が変わるんですよ
めちゃめちゃ暑くて早く動いているブラックホールに吸い込まれるようなものを見るの がX線だし
それの影響を受けて動いていくガスの動きとかガスの分布とか そういったのを見ていくのが電波だと
今回の話でも分かる通りX線でまずそういった 吹き出している天体とかそこにブラックホールみたいな天体があるっていうのが分かって
電波でのその周辺の観測っていうのが始まってっていうので 一つ一つの観測っていうのが相互的に成り立っていかないと天文学の発展とか
宇宙を解明していくっていうところできないんですよね そういった意味でかなり重要な位置を担っているのが延山天文台であると
延山観測所ですねっていうところなのでぜひね こんな研究もやってるんだっていうのは頭の片隅に入れておいていただけたら嬉しいな
というふうに思っております はいということで以上ですね
次回はめちゃめちゃ時事的なお話ししていきましょうか 12月の13日から14日にかけて
双子座流星群ピークを迎えますね もう流星群の話は絶対しとかなきゃダメでしょ
しかもやっぱ12月なんてのは夜の天気がめちゃめちゃいい月として有名なので 今回の流星群マジで見たほうがいいです
一体どんな観測条件で一体どういうふうに見ればいいのかそのあたりについてお話し していこうと思っておりますので明日もぜひ楽しみにしておいてください
アフタートークです はいということでいかがでしたでしょうか
なかなかね面白い内容だったんじゃないかなと個人的な思ってますね ということでじゃあコメントを紹介していきたいと思います
リスナーネームごきげんタイムさんからいただきました 昨日のエピソードですねあの僕が山本勘助の子孫ですみたいな話をさせていただいた回です
あのアレス山間って言葉の山本勘助ですよ 感がするといいんでしょうね
はい読ませていただきますまさか量産もコナンファンだったとは天文台の解説とても ありがたいです
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巨大電波望遠鏡もぜひ生で見たくなりましたいいですね僕も見に行きたいな 今年のコナンの映画の脚本が過去に iot だったり
リニアを題材して題材にしている方なので先週の量産の予想が当たっているのでは ないかとワクワクします
半年後の公開が待ち遠しいですねコナンの映画に向けても宇宙話で宇宙の知識を蓄えたい と思いますとコメントいただきましたありがとうございます
焼いたコナンファンここにもいましたね最高ですね そうで僕今回初めて知ったんですけどそうコナンの映画で
過去に iot 製品がなんかハックされるみたいな 事件を中心に扱うときはその時もあれですね人工衛星出てきたんですね
とかリニアリニアモーターカー使うというのこれも結構科学要素が強い っていう中で今回延山天文台になっているので
ねこれおとといのエピソードで話した僕の ネタ予想結構あるんじゃないかなと思うんですよね
なのでぜひぜひ皆さん 答え合わせしに行きましょうきっとここの今聞いてくれている中にも隠れコナンファン
いると思うんでそんな方はコメントとか残してくれたら嬉しいです ということでじゃあ今回は以上にしていきましょうか
をそうだ月の様子紹介していきましょう 本日12月の11日は半月から3日経ちました
そして次の満月まであと4日という形になりますね なのでかなりふっくらした月の姿が見えてくるんじゃないかなと思います
明日は逆三日月となって12月の15日が満月となります なのでちょっとね流星群満月に近いタイミングっていうのは若干バッドタイミング
ではあるんですけど まあまあまあまあ見えるでしょう
10分見えるでしょうということで明日のエピソードも楽しみにしておいてください よろしくお願いします
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さよなら