タイタンの雲の観測
土星にとっての月、タイタン。このタイタンという星にある 雲の帯流、雲の動きが立体的にどういうふうに動いているのか。
星の低いところから高いところにかけて、雲が移動していく姿っていうのを観測で捉えることに成功した。
そんな技術力光る研究結果出ていましたので紹介していきたいと思います。 是非最後までお付き合いください。それでは行きましょう。
改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の
亮が毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。 はい、今日でエピソードが1819話目ですね。
はい、中秋の明月、満月となっております。一応今日が、 僕完全に勘違いしてましたね。昨日が満月とか言ってたけど今日か。
あーなんかいろいろ勘違いしてましたね。1日ずれてたかもしれません。 あ、違うんだ。いいんだ。
何言ってんでしょうね。はい、ということで一応7日、本日ですね。 7日の12時ぐらい、正午が満月ぐらいなんですけど、まあそれに一番近い時って言うと昨日の
夜、前日の夜ですね。 2025年10月の6日というような形になります。
一体、皆さんはどれぐらい見えたのか。なんか、Xの宇宙話っていうハッシュタグのポストにめっちゃ満月の写真上げてくれてるのを見たので、
これはね、いい感じにみんながこう、ポッドキャスト、そして月を軸に繋がってくれてんじゃないかなと思って、僕はめちゃめちゃ嬉しかったですね。
はい、まあ今日もちょっと土星にとっての月の話なので、楽しんでもらえるんじゃないかな。
中秋の明月の写真撮ったよっていうのあったら、もうガンガンガンガンSNSに、できればハッシュタグ、宇宙話つけてポストしてみてください。
はい、見に行きますんでお願いします。 ちなみに僕は見えなかったです。
曇ってたんですよね。 昨日は見えたんだけど、今日ダメでしたね。
悔しい。 ということで、あの写真で見せてくれたら、とりあえず月見した気分にはなれます。
団子も食えなかったしね。なんか忙しかったな、今日。 さあ、仕事は仕事じゃないや、ポッドキャスト本編入っていきましょうか。
今回お話しするのは、土星にとっての月、タイタンで見られた夏の終わりの雲の動き、そんな話をしていきたいと思います。
今日はなんか頭が回ってない、舌が回ってない感じがしますね。 まあやっていきましょう。
土星にとっての月、土星の衛星、タイタンですね。 タイタンの季節は地球の30年がぎゅーっと1年になったみたいな形ですね。
1年間で季節が変わっていく周期が30年ということです。 で、今はちなみに北半球の夏の終わりです。
なんかオシャレですよね。他の星でも北半球の夏とか言うんだ、みたいな。 地球でも北半球が夏の時、南半球冬で、みたいなのあるじゃないですか。
オーストラリアではサンタさんがサーフボードに乗ってやってくるみたいな。 まあそんなことで一応ちゃんと北半球は夏だよね、みたいなのがあるわけですよ。
で、そんな中で北半球は夏の終わりを迎えている。 で、探査機、土星の探査機でいうと有名なのがカッシーニっていうのがありますけど、
カッシーニも2017年まで稼働していたっていうところから、 最近の空の状況ってもうわかんないんですよね。
なんか僕的にもカッシーニって結構新しい衛星の雰囲気を感じるんですけど、 なんなら宇宙話聞いてくれてるあなたは私より年上の方の可能性が非常に高いので、
そう考えると、みんななんかまだカッシーニ現役の雰囲気とかもちょっと出てるんじゃないかなと思うんですね。 そう、けど2017年に運用終了してるんですよ。
だから今の空の雰囲気っていうのがわからんというような状況です。 そんな中で研究チームはジェームスウェップ宇宙望遠鏡という宇宙の果てを見ようとするものすごく目のいい望遠鏡と
結句望遠鏡というのを使って2022年から2023年の タイタンを観測すると。で、これで観測することによって空の価格と天気がどう動いていくのかというところを測定しに行きましたという感じですね。
で、そうするとこれわかったことっていうのはまず一つこれ面白いのが 北の方向にある湖の上で雲がグワーッとできる
なんて言うんでしょう。大流の動きっていうのが見えたんですね。 これが2022年の11月から2023年の7月の観測で
北半球の中緯度から高緯度あたりに雲が出て、で、それが時間とともにの高度が上がっていく
大流が起きたっていうところの証拠を観測的に得たと。 これはね、あのジェームスウェップ宇宙望遠鏡に乗っている望遠鏡の種類
いくつかとこの欠久望遠鏡っていうところを組み合わせることで、なんて言うんでしょうね。
その光で見えるタイタンの大気の高さみたいなのが違うんですよ。 望遠鏡を変えると見えるもの見える対象が違うみたいな。
暗闇で僕たちがサーモグラフィーって言って赤外線がいっぱい見える 眼鏡みたいなのをつけると、暗闇なんも見えなかったのに僕ら人間が目の前にいたら
その体が赤く浮かび上がるみたいなね。 あれはまさにその人間の目ではわかんないんだけど別の光の種類を使うと見えることが
できるっていう良い事例ですね。 あんな感じの方法をいくつかの光を使うことであの実施することができる。
それによって立体的な雲の動きっていうのを捉えることができるようになるっていう、 まあそういうところですね。
メチルラジカルの発見
これによってまあ北半球にあるそのちょっと北の方のところで雲の大流っていうのが見る ことができたというような形ですね。
これでつまり下からものが持ち上がってくるっていうことですね。 あとはメチルラジカルって呼ばれるものを検出することが成功しました。
メチルラジカルって何かって言うとCH3って略されるんですね。 そうメチルラジカルこれは
タイタンっていうのはあのメタンと呼ばれる物質がめちゃめちゃあるんですよ。
でメタンがめちゃめちゃあるうちにそのメタンに光が当たってその光によってメタンが 破壊された時に出来上がるのがこの
メチルラジカルですね。なのでこのメチルラジカルがあるっていうところを初めて 発見できなおかつ雲の動きで大流があることもわかったと。
であとはCO2とかそういったところも今回 JWST の観測によって明らかになったっていうところで
いろんな範囲でのその物質っていうのを測定することに成功したわけですね。 でタイタンでここに注目する理由面白さで言うと
生命を作り得る環境の中でいろんなもののその大気の情報だったりとかそういったものが 明らかになったっていうところですね。
特にそのメチルラジカルっていうところが見つかったところで言うと メタンからメチルラジカルになってそこから連鎖的に反応して
重めの有機物っていうのが作られるっていう流れが見えてくるんですよ。 重めの有機物って何かっていうと結局は
その生命の山場とかにつながるような物質たちを作れるんじゃないかっていうところの 期待にもなってくるので
ここはねインパクトかなりの強い発見になるんじゃないかと。だから今回紹介してる論文も 実はネイチャーの論文だったりするんですよね。
あとはその昨日ドラゴンフライっていう土星の衛星を探査する NASAのミッションの紹介したじゃないですか。
そのドラゴンフライがどこをどう見ればいいかっていうところの直結情報っていうのも得られたんじゃないかなと思うんですね。
ドラゴンフライ2028年、昨日26年とか言いましたよね僕。 2028年に打ち上げ予定になってるんですけど
どの季節どの地域で雲がどういうふうに育つのかみたいなところがわかってくるんですよ。 だから探査するときドローンなのでプロペラみたいなのがついてて
ドラゴンフライのミッション
運用をどうやって安全に行っていくか、その後どこをどう測定するのかっていうところの 目安ですかねっていうところになってくるのが今回の研究の一部なのかなと思ってます。
なのでこういうふうに今出ている研究結果が今計画中のミッションに直結するような結果っていうのを出してくれるんですね。
じゃあ2028年に打ち上がるドラゴンフライは一体どういう成果を目指していくのか。 現地でのプランニングみたいなところはこういった研究を含めてこれから詰められていくのかなと思うとかなり
ワクワクのポイントになっております。 ドラゴンフライ一体どんなミッションなんだろうみたいなところは昨日のエピソードとかと連続で確かめてみてくれたら嬉しいなと思っております。
よろしくお願いします。はいということで今回はまああの 土星のタイタンですねを見ることででプラス
大竜とメチルラジカル両方を観測することでタイタンの生命の材料作りと空の動き これを一遍に観測することができた
そんな面白い研究紹介させていただきましたぜひぜひ 昨日のエピソードと一緒に合わせて楽しんでみてください
はいということでじゃあ今回は以上にしていきましょうなんねー ここ1年ぐらいタイタンの研究めっちゃあるんですよね
なんか調べて深掘りしてみたらめっちゃ面白いからもう タイタンじゃないわごめんなさい
タイタンの研究めっちゃ面白いけどエンケラドスの研究も結構面白そうっていうところで 明日はちょっと別の
衛星の話をしていきたいとおもいます エンケラドス一体どんな状況で今把握されているのか
お楽しみにしておいてください いかがでしたでしょうか今日は x のスペースを開いてのお届けとなりました
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それではまた明日お会いしましょう さよなら
